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第1章 新世界創造
7 神の仕事ってプログラマー?
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真人と女神ルキナは、白い空間から、部屋に転移していた。
部屋は真人の一人暮らしの1DKの家によく似ていた。それもそのはず、真人の記憶を抜き出して再現したらしい。
広くしたりすることも自在にできると言うので、快適な創造ライフを過ごすためにも、後で変更してもらおうと思う。
大体、本物の真人の部屋と同じ物が置かれていたが、一つだけ違う物もあった。
それが、パソコンだ。
真人は、帰って寝るだけの生活を送っていたので、携帯しか持ってなかった。
だが、この部屋にはデスクトップ型のパソコンがドンとローデスクの上に置かれている。コードは繋がっていない。
「これで君の世界を創造するんだ」
まさか、デジタルの波が神の世界にも及んでいたとは。
神なんだから、もっとこう祈りか何かで神聖ちっくにできないものか。
気分はゲームプログラマーだ。
「でも俺、プログラミングなんてやったことないけど……」
「大丈夫、初心者設定にしてある。数列ではなくコマンドから選択すればいいようにしてある。
その分、ある程度の制約はすでにかかってしまっているから、次回、自由度を上げたければ、自分でプログラミングすればいい」
「へぇー。次回なんてないけど、助かる」
寝て過ごしたいだけなのに、二つも世界を作るなんて、自分の首を絞めるようなものだ。
俄か神さまなので、新世界創造への抱負もない。勉強しなくて済むから、純粋にありがたかった。
「で、どうすればいいの?」
「とりあえず座れ」
「あぁ、うん」
二人とも突っ立っていたので、真人は言われるがまま、ローデスクの革製の座椅子に座る。
そのすぐ横にあるベッドに、一瞬目がいってしまったのは、長時間労働ゆえの渇望なのだから仕方ない。
無意識に電源のスイッチを押す。
許可も得ないで押してしまい、しまったと思ったが、起動音はせず画面は真っ暗なままだった。
「あれ、つかないんだけど。どうしたらいい——んんっ?!」
振り返ろうとした瞬間、ローデスクと座椅子の間に割り込んだ女神ルキナによって唇を奪われていた。
部屋は真人の一人暮らしの1DKの家によく似ていた。それもそのはず、真人の記憶を抜き出して再現したらしい。
広くしたりすることも自在にできると言うので、快適な創造ライフを過ごすためにも、後で変更してもらおうと思う。
大体、本物の真人の部屋と同じ物が置かれていたが、一つだけ違う物もあった。
それが、パソコンだ。
真人は、帰って寝るだけの生活を送っていたので、携帯しか持ってなかった。
だが、この部屋にはデスクトップ型のパソコンがドンとローデスクの上に置かれている。コードは繋がっていない。
「これで君の世界を創造するんだ」
まさか、デジタルの波が神の世界にも及んでいたとは。
神なんだから、もっとこう祈りか何かで神聖ちっくにできないものか。
気分はゲームプログラマーだ。
「でも俺、プログラミングなんてやったことないけど……」
「大丈夫、初心者設定にしてある。数列ではなくコマンドから選択すればいいようにしてある。
その分、ある程度の制約はすでにかかってしまっているから、次回、自由度を上げたければ、自分でプログラミングすればいい」
「へぇー。次回なんてないけど、助かる」
寝て過ごしたいだけなのに、二つも世界を作るなんて、自分の首を絞めるようなものだ。
俄か神さまなので、新世界創造への抱負もない。勉強しなくて済むから、純粋にありがたかった。
「で、どうすればいいの?」
「とりあえず座れ」
「あぁ、うん」
二人とも突っ立っていたので、真人は言われるがまま、ローデスクの革製の座椅子に座る。
そのすぐ横にあるベッドに、一瞬目がいってしまったのは、長時間労働ゆえの渇望なのだから仕方ない。
無意識に電源のスイッチを押す。
許可も得ないで押してしまい、しまったと思ったが、起動音はせず画面は真っ暗なままだった。
「あれ、つかないんだけど。どうしたらいい——んんっ?!」
振り返ろうとした瞬間、ローデスクと座椅子の間に割り込んだ女神ルキナによって唇を奪われていた。
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