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第3章 ケットシー編
35 冷酷な約束
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「族長が捕まったって、どういうことだ!」
「俺は見たんだ。
逃げ出すとき、殿を務めてくれていた族長が、森の奥から飛んできた蜘蛛の巣に絡め取られて連れ去られるのを。
森の奥は暗くて、よく分からなかったが、多分俺たちより大きなモンスターだったと思う。
助けるつもりだった俺たちをジュリアンが——次期族長が撤退だと命令しなかったら、あのまま消耗戦になって、俺たちは今頃……」
この世にいなかった。
言外の言葉を感じ取り、場がしんとする。
マナトはジュリアンが適切な判断を下してくれたことに安堵すると同時に、自分の父親を見捨てる決断をした彼女を慮って同情する。
だが、他のケットシーは別のことが気になったようだ。
「そんなモンスター、今までこの森にいるなんて聞いたことがないぞ!」
そうだそうだという言葉があちこちから上がる中、それを遮る声があった。
「いや……、待て。心当たりがある」
嘘を吐くなといきり立つ村人を止めたのは、老人のケットシーだった。
「三十年ほど前にも、そんなことがあったと婆さまから聞いたことがある。
当時、村の子どもがモンスターに攫われ、それを助けるために向かった者たちが、次々に餌食になったという話を。
頭がよいから、人を攫えば誰かが助けに来ることを分かっておるのじゃ。
そのモンスターの名はハントマンスパイダー——人を喰らう大蜘蛛じゃ」
戦慄に辺りが一瞬沈黙する。
その話を聞いて思い出したらしい、別のケットシーが言った。
「……で、でも倒したって。
確かに、俺もその話を聞いたことあるけど、そう言ってた!
最終的に、名乗り出た一人の男によって村は救われたって」
「ある方法をとって自分が犠牲になることで、じゃがの。
駆除したはずが、子蜘蛛が生き残っておったんじゃろう。今回のことは、それが原因かもしれん」
しん、と再び沈黙が落ちる。
絶望に囚われ始めたとき、誰かが閃いたかのように大声で言った。
「でも、今回はそんな方法を取らなくても、ここに神がいるじゃないか!」
塞ぎかけた雰囲気をその台詞が吹き飛ばす。
マナトに縋るようなケットシーたちの目が向けられる。
(やっぱりそうなるよな、この場合。まぁ、乗りかかった船ってやつか……)
ジュリアンの父親を見殺しにして村を出ても、一生後悔するし。
マナトのステータスなら、たぶんそのハントマンスパイダーとやらにも苦戦することはないだろう。
「分かった。そいつを倒してくればいいんだな」
「いけません!」
だが、マナトを制する声があった。フィーナだ。
「神は私たちの言葉に耳を傾ける必要はありません。
これは私たちケットシー族の問題です。
あなたたち、恥を知りなさい!」
フィーナの弾劾に、ケットシー族が黙り込む。
その沈黙が、フィーナを非難するものではなく、マナトに縋った自分たちを恥じ入るように見えるのは気のせいだろうか。
マナトは唖然とするしかない。
(いやいやいやいや、恥じゃないから!
誰だって、身内が死ぬかもしれないって思ったら、みっともなくても他人に頼るのが普通だって!)
しかも、下手をすれば犠牲になるのは、フィーナの夫で族長であるバーナードなのに。
娘にあんなに執着していたフィーナが、夫に愛情を抱いていないはずがない。
マナトは愛する者がいないから、本当のところはよく分からない。
だが、両親が生きていて、こういう事態が起きたら、それこそみっともなく土下座をしてでも助けて欲しいと言う気がする。
ましてや、その頼る相手を危険に晒すなら遠慮もするが、マナトは100%は言い過ぎでも、ほぼ無傷で帰ってくる自信がある。
ただ問題があるとすれば、行くのが面倒くさいという点だけだ。
そんなに神は偉いのだろうか。
身内を確実に助ける方法があるのに頼らず、マナトが神というだけで断ろうとするフィーナたちの信仰心が理解できなかった。
「気にするな。俺がサクッとやっつけて、バーナードさんを助けてきてやるよ」
「…………」
冗談めかして言ったマナトの言葉が、強く吹いた風に流されていった。
(なんだ、この反応は?)
茶化して言った分、余計に恥ずかしいじゃないかと思っていると、
「私が行きましょう。
ハントマンスパイダーに近づくまでの護衛を、皆さんにお願いします」
「! それは駄目です!
フィーナさまがいなくなったら、ケットシー族を支える者がいなくなります」
「私が言い出したことなのですから、私が行くのが筋と言うものでしょう。
それとも、誰か代わりに行っていただけますか?」
「それは……」
ケットシーたちがお互いを見やる。もちろん、進んで名乗り出る者はいない。
その視線が自然とマナトの隣にいるマシューに集まる。
「ぼ……僕が?」
両親を早くに亡くして一人暮らしで、狩りが下手だから、いなくなっても誰も困らない。
マシューが犠牲になればいい。そんな悪意に満ちた雰囲気が流れ始める。
ガタガタとマシューは恐怖で震えた。
マナトは腹が立ってきた。
人の話を無視した挙句、犠牲になることを前提で語る彼らに。
しかも、その犠牲を無理やりマシューに強いろうとしている。
マナトが怒鳴りかけたとき、決意を秘めた声がした。
「——僕が行く」
覚束ない足取りで、ジュリアンは立ち上がった。
「ジュリアン……。だ、駄目だ、僕が行くよ!」
一瞬、マシューは自分が犠牲にならずに済むと思ってしまったのか、そんな自分に嫌悪感を抱くような様子で、早口にジュリアンに言う。
だが、ジュリアンは首を横に振った。
「……あのとき、僕は族長を見捨てた。それは正しい判断だったと今でも思っている。
でも、もし助けるチャンスがあるのなら、その役目を僕に与えて欲しい。
僕は今度こそ必ず族長を——父を助けてみせる」
誰も何も言えなかった。
胸中に渦巻く感情を抑えながら淡々と喋るジュリアンに。
彼女がどれだけ父親を見捨てたことを後悔しているか、容易に想像できたからだ。
やっと助かったのに、再び死地へ赴こうとする娘に、フィーナが何かを言おうとして、言葉を飲み込む様子がマナト視界の端に映った。
「族長がこの場にいない以上、次期族長候補の僕が代理で取り仕切る。
その僕が、自分で行くと言ってるんだ。みんなには従ってもらう」
「だったら、俺たちも行く!」
数人の村人が名乗りを上げたが、ジュリアンはそれも否定した。
「もし話が本当なら、僕がハントマンスパイダーを倒せなかった場合、また誰かが捕まって同じことの繰り返しになる。
だから、みんなにはここで待っていてほしい」
「俺は納得がいかない」
全員が説得されて、ジュリアンが犠牲になるのが決定しかけたとき、マナトはそう言った。
「マナト……」
名前を呼んでくるジュリアンに腹が立った。
「そんな昔話に踊らされて、犠牲になるって?
確認もしてないのに、なんでそんなこと言えるんだ!
本当だったとしても、戦えるやつが全員でいけば勝てるかもしれないじゃないか!」
「それはできないんだ、マナト。
族長代理として何よりも優先させないといけないのは、村を存続させることだ。
そのために、一人が犠牲になれば済む話なら安いもんだ」
「ジュリアン。本気で言ってるのか?
それで犠牲になるのはお前なんだぞ!」
「——もちろん」
言葉とは裏腹に、目は恐怖に揺らいでいた。
バーナードが次期族長候補として自覚が足りないと嘆いていたことを思い出す。
(本当にそうだったら、どれだけ良かったか)
行動も言動も族長に申し分ない。マナトがどんなに説得しても、決意は揺らがないだろう。
なら——
「俺はついていく。最初から一人ででも行くつもりだったんだから」
「マナトどうか分かって」
「分かるか! 俺はケットシー族じゃないから、命令したって無駄だ、ついてく!」
(ジュリアンが死ぬと分かっていて送り出すことなんて、俺には出来ないんだからな!)
さっきジュリアンが怪我をして死ぬと思ったときの恐怖は、もう二度と味わいたくない。
マナトの目の届かない場所だったら死なれてもいい、なんて薄情な気持ちは持ち合わせてなかった。
こんなに人間的な感情を持っていたとは、数週間前の自分だったら信じられないだろう。
自分は淡白な人間だと思っていた。人に無関心で、誰が好きだの嫌いだの、そう言う益のない話には思ってもいない綺麗事で対応する。それで人が離れていこうとも構わない。
そういう人間なのだと。
だが、たった一日でそれが覆されてしまった。
これほどマナトに積極的に関わってくれる相手は今までいなかったのだ。
失うわけにはいかない。そう意気込んで言ったマナトに、
「——約束」
「?!」
「覚えてる? 僕のお願い一つ聞いてくれるって約束したよね。
——ついてこないで」
「……………卑怯だぞ」
そんなことを言うつもりはなかったのに、マナトの口からぽろっと出た。
ジュリアンだって、約束を持ち出さなければ、マナトがついてきてしまうから仕方なくそう言っただけだ。
全てはマナトを心配してくれているからに他ならない。
「うん、分かってる。僕は……卑怯だ」
いつもだったら怒るくせに、全てを飲み込んで泣きそうな顔で頷いた。
そうさせた自分に吐き気がする。
「! もう勝手にしろ!」
マナトは怒鳴ると後ろも見ずに駆け出した。
彼女の傷ついた顔が脳裏に焼き付いて離れなかった。
「俺は見たんだ。
逃げ出すとき、殿を務めてくれていた族長が、森の奥から飛んできた蜘蛛の巣に絡め取られて連れ去られるのを。
森の奥は暗くて、よく分からなかったが、多分俺たちより大きなモンスターだったと思う。
助けるつもりだった俺たちをジュリアンが——次期族長が撤退だと命令しなかったら、あのまま消耗戦になって、俺たちは今頃……」
この世にいなかった。
言外の言葉を感じ取り、場がしんとする。
マナトはジュリアンが適切な判断を下してくれたことに安堵すると同時に、自分の父親を見捨てる決断をした彼女を慮って同情する。
だが、他のケットシーは別のことが気になったようだ。
「そんなモンスター、今までこの森にいるなんて聞いたことがないぞ!」
そうだそうだという言葉があちこちから上がる中、それを遮る声があった。
「いや……、待て。心当たりがある」
嘘を吐くなといきり立つ村人を止めたのは、老人のケットシーだった。
「三十年ほど前にも、そんなことがあったと婆さまから聞いたことがある。
当時、村の子どもがモンスターに攫われ、それを助けるために向かった者たちが、次々に餌食になったという話を。
頭がよいから、人を攫えば誰かが助けに来ることを分かっておるのじゃ。
そのモンスターの名はハントマンスパイダー——人を喰らう大蜘蛛じゃ」
戦慄に辺りが一瞬沈黙する。
その話を聞いて思い出したらしい、別のケットシーが言った。
「……で、でも倒したって。
確かに、俺もその話を聞いたことあるけど、そう言ってた!
最終的に、名乗り出た一人の男によって村は救われたって」
「ある方法をとって自分が犠牲になることで、じゃがの。
駆除したはずが、子蜘蛛が生き残っておったんじゃろう。今回のことは、それが原因かもしれん」
しん、と再び沈黙が落ちる。
絶望に囚われ始めたとき、誰かが閃いたかのように大声で言った。
「でも、今回はそんな方法を取らなくても、ここに神がいるじゃないか!」
塞ぎかけた雰囲気をその台詞が吹き飛ばす。
マナトに縋るようなケットシーたちの目が向けられる。
(やっぱりそうなるよな、この場合。まぁ、乗りかかった船ってやつか……)
ジュリアンの父親を見殺しにして村を出ても、一生後悔するし。
マナトのステータスなら、たぶんそのハントマンスパイダーとやらにも苦戦することはないだろう。
「分かった。そいつを倒してくればいいんだな」
「いけません!」
だが、マナトを制する声があった。フィーナだ。
「神は私たちの言葉に耳を傾ける必要はありません。
これは私たちケットシー族の問題です。
あなたたち、恥を知りなさい!」
フィーナの弾劾に、ケットシー族が黙り込む。
その沈黙が、フィーナを非難するものではなく、マナトに縋った自分たちを恥じ入るように見えるのは気のせいだろうか。
マナトは唖然とするしかない。
(いやいやいやいや、恥じゃないから!
誰だって、身内が死ぬかもしれないって思ったら、みっともなくても他人に頼るのが普通だって!)
しかも、下手をすれば犠牲になるのは、フィーナの夫で族長であるバーナードなのに。
娘にあんなに執着していたフィーナが、夫に愛情を抱いていないはずがない。
マナトは愛する者がいないから、本当のところはよく分からない。
だが、両親が生きていて、こういう事態が起きたら、それこそみっともなく土下座をしてでも助けて欲しいと言う気がする。
ましてや、その頼る相手を危険に晒すなら遠慮もするが、マナトは100%は言い過ぎでも、ほぼ無傷で帰ってくる自信がある。
ただ問題があるとすれば、行くのが面倒くさいという点だけだ。
そんなに神は偉いのだろうか。
身内を確実に助ける方法があるのに頼らず、マナトが神というだけで断ろうとするフィーナたちの信仰心が理解できなかった。
「気にするな。俺がサクッとやっつけて、バーナードさんを助けてきてやるよ」
「…………」
冗談めかして言ったマナトの言葉が、強く吹いた風に流されていった。
(なんだ、この反応は?)
茶化して言った分、余計に恥ずかしいじゃないかと思っていると、
「私が行きましょう。
ハントマンスパイダーに近づくまでの護衛を、皆さんにお願いします」
「! それは駄目です!
フィーナさまがいなくなったら、ケットシー族を支える者がいなくなります」
「私が言い出したことなのですから、私が行くのが筋と言うものでしょう。
それとも、誰か代わりに行っていただけますか?」
「それは……」
ケットシーたちがお互いを見やる。もちろん、進んで名乗り出る者はいない。
その視線が自然とマナトの隣にいるマシューに集まる。
「ぼ……僕が?」
両親を早くに亡くして一人暮らしで、狩りが下手だから、いなくなっても誰も困らない。
マシューが犠牲になればいい。そんな悪意に満ちた雰囲気が流れ始める。
ガタガタとマシューは恐怖で震えた。
マナトは腹が立ってきた。
人の話を無視した挙句、犠牲になることを前提で語る彼らに。
しかも、その犠牲を無理やりマシューに強いろうとしている。
マナトが怒鳴りかけたとき、決意を秘めた声がした。
「——僕が行く」
覚束ない足取りで、ジュリアンは立ち上がった。
「ジュリアン……。だ、駄目だ、僕が行くよ!」
一瞬、マシューは自分が犠牲にならずに済むと思ってしまったのか、そんな自分に嫌悪感を抱くような様子で、早口にジュリアンに言う。
だが、ジュリアンは首を横に振った。
「……あのとき、僕は族長を見捨てた。それは正しい判断だったと今でも思っている。
でも、もし助けるチャンスがあるのなら、その役目を僕に与えて欲しい。
僕は今度こそ必ず族長を——父を助けてみせる」
誰も何も言えなかった。
胸中に渦巻く感情を抑えながら淡々と喋るジュリアンに。
彼女がどれだけ父親を見捨てたことを後悔しているか、容易に想像できたからだ。
やっと助かったのに、再び死地へ赴こうとする娘に、フィーナが何かを言おうとして、言葉を飲み込む様子がマナト視界の端に映った。
「族長がこの場にいない以上、次期族長候補の僕が代理で取り仕切る。
その僕が、自分で行くと言ってるんだ。みんなには従ってもらう」
「だったら、俺たちも行く!」
数人の村人が名乗りを上げたが、ジュリアンはそれも否定した。
「もし話が本当なら、僕がハントマンスパイダーを倒せなかった場合、また誰かが捕まって同じことの繰り返しになる。
だから、みんなにはここで待っていてほしい」
「俺は納得がいかない」
全員が説得されて、ジュリアンが犠牲になるのが決定しかけたとき、マナトはそう言った。
「マナト……」
名前を呼んでくるジュリアンに腹が立った。
「そんな昔話に踊らされて、犠牲になるって?
確認もしてないのに、なんでそんなこと言えるんだ!
本当だったとしても、戦えるやつが全員でいけば勝てるかもしれないじゃないか!」
「それはできないんだ、マナト。
族長代理として何よりも優先させないといけないのは、村を存続させることだ。
そのために、一人が犠牲になれば済む話なら安いもんだ」
「ジュリアン。本気で言ってるのか?
それで犠牲になるのはお前なんだぞ!」
「——もちろん」
言葉とは裏腹に、目は恐怖に揺らいでいた。
バーナードが次期族長候補として自覚が足りないと嘆いていたことを思い出す。
(本当にそうだったら、どれだけ良かったか)
行動も言動も族長に申し分ない。マナトがどんなに説得しても、決意は揺らがないだろう。
なら——
「俺はついていく。最初から一人ででも行くつもりだったんだから」
「マナトどうか分かって」
「分かるか! 俺はケットシー族じゃないから、命令したって無駄だ、ついてく!」
(ジュリアンが死ぬと分かっていて送り出すことなんて、俺には出来ないんだからな!)
さっきジュリアンが怪我をして死ぬと思ったときの恐怖は、もう二度と味わいたくない。
マナトの目の届かない場所だったら死なれてもいい、なんて薄情な気持ちは持ち合わせてなかった。
こんなに人間的な感情を持っていたとは、数週間前の自分だったら信じられないだろう。
自分は淡白な人間だと思っていた。人に無関心で、誰が好きだの嫌いだの、そう言う益のない話には思ってもいない綺麗事で対応する。それで人が離れていこうとも構わない。
そういう人間なのだと。
だが、たった一日でそれが覆されてしまった。
これほどマナトに積極的に関わってくれる相手は今までいなかったのだ。
失うわけにはいかない。そう意気込んで言ったマナトに、
「——約束」
「?!」
「覚えてる? 僕のお願い一つ聞いてくれるって約束したよね。
——ついてこないで」
「……………卑怯だぞ」
そんなことを言うつもりはなかったのに、マナトの口からぽろっと出た。
ジュリアンだって、約束を持ち出さなければ、マナトがついてきてしまうから仕方なくそう言っただけだ。
全てはマナトを心配してくれているからに他ならない。
「うん、分かってる。僕は……卑怯だ」
いつもだったら怒るくせに、全てを飲み込んで泣きそうな顔で頷いた。
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