53 / 88
第六章 花の記憶
(53)花の記憶 その1-4
しおりを挟む
それから克也と優菜は綾女に、幼少期に綾香とあったことを話す。
「そうだとすると、お姉ちゃん、まだ相当若かったよね」
「そうね。まだ入店したてだったかな。優菜ちゃんと涼くんのお父さんに頼まれてたのよ。おかげで三人とはすごい仲良くなったんだけど」
「そうだったんですね。自分、全然思い出せなくて……」
克也は頭をかきながら綾香に頭を下げる。
「ふふっ、じゃぁ、今度、思い出させてあげよっか。」
「あ、それ、ナイスアイデア!」
綾香の言葉に優菜が乗る。
「来週、ちょうどいいんじゃないかな。みんな集まるし」
「うんうん。それ、わたしも見たいかも」
「わたしも興味あるわー」
愛子と綾女も綾香のアイデアにノリノリだ。克也はそんな女性陣の様子を見て苦笑いしながら拓美を抱きかかえる。
「拓美くんも参戦なの?」
「そのつもりなんだけど、それによってはもしかすると……」
優菜が不安要素を口に出す。
「ほら、あれ系のホテルだから厳しいかも」
「そっか……。しっかり頭から抜けてたよ」
愛子もそれに気がつくと、難しそうな顔になる。
「もし、ダメだった時のこともちょっと考えておこう。せっかくだし」
綾女がそう提案すると、一同がうなずく。
「いいアイデアでたら連絡取り合って、話し合おっか」
「そうだね。その方向でいこう」
そう話しながら、優菜と綾香は立ち上がって、帰宅の準備をする。
「じゃ、遅くならないうちに帰るね。また連絡するよ」
「うん。私もいろいろ考えてみるよ」
そして、優菜と綾香は拓美の準備を整え、三人に手を振りながら帰宅していった。
「ふぅ。さてっと、わたしも片付け終わったら帰るね。昨日今日とありがとうね。すっごい楽しかったよ」
そして、食卓などの片づけが終わった綾女も程なくして帰宅し、ようやくふたりの時間が訪れる。
「昨日今日と、すごいバタバタだったねー」
愛子はちょっと疲れた表情を見せる。
「楽しかった分、なんか一気に気が抜けて、身体の力も抜けちゃう感じだね」
克也もソファーにもたれかかりながら同じように、若干疲労の表情を見せる。
「今日は早めにお風呂入って寝ようか。明日からお仕事だもんね」
「そっか。先週のこともあるし、今日は早めに寝よう」
「うん。じゃ、お風呂沸かしてくるからちょっと待っててね」
「その間に布団用意しておくよ」
それからふたりは早めに入浴を済ませ、寝床に着く。
「さすがに今日はもうできないよぉ……」
布団をかぶりながら愛子は克也に言う。
「僕も、もう無理かな。明日のこと考えると……。ね」
「うん。明日は起こしてあげるよ」
「おはようは、キスからがいいかな」
「ふふっ、覚えてたらしてあげるっ」
「おやすみ、愛子」
「おやすみ、克也さん」
電気を消して、程なくふたりは深い眠りにつくのであった。
「そうだとすると、お姉ちゃん、まだ相当若かったよね」
「そうね。まだ入店したてだったかな。優菜ちゃんと涼くんのお父さんに頼まれてたのよ。おかげで三人とはすごい仲良くなったんだけど」
「そうだったんですね。自分、全然思い出せなくて……」
克也は頭をかきながら綾香に頭を下げる。
「ふふっ、じゃぁ、今度、思い出させてあげよっか。」
「あ、それ、ナイスアイデア!」
綾香の言葉に優菜が乗る。
「来週、ちょうどいいんじゃないかな。みんな集まるし」
「うんうん。それ、わたしも見たいかも」
「わたしも興味あるわー」
愛子と綾女も綾香のアイデアにノリノリだ。克也はそんな女性陣の様子を見て苦笑いしながら拓美を抱きかかえる。
「拓美くんも参戦なの?」
「そのつもりなんだけど、それによってはもしかすると……」
優菜が不安要素を口に出す。
「ほら、あれ系のホテルだから厳しいかも」
「そっか……。しっかり頭から抜けてたよ」
愛子もそれに気がつくと、難しそうな顔になる。
「もし、ダメだった時のこともちょっと考えておこう。せっかくだし」
綾女がそう提案すると、一同がうなずく。
「いいアイデアでたら連絡取り合って、話し合おっか」
「そうだね。その方向でいこう」
そう話しながら、優菜と綾香は立ち上がって、帰宅の準備をする。
「じゃ、遅くならないうちに帰るね。また連絡するよ」
「うん。私もいろいろ考えてみるよ」
そして、優菜と綾香は拓美の準備を整え、三人に手を振りながら帰宅していった。
「ふぅ。さてっと、わたしも片付け終わったら帰るね。昨日今日とありがとうね。すっごい楽しかったよ」
そして、食卓などの片づけが終わった綾女も程なくして帰宅し、ようやくふたりの時間が訪れる。
「昨日今日と、すごいバタバタだったねー」
愛子はちょっと疲れた表情を見せる。
「楽しかった分、なんか一気に気が抜けて、身体の力も抜けちゃう感じだね」
克也もソファーにもたれかかりながら同じように、若干疲労の表情を見せる。
「今日は早めにお風呂入って寝ようか。明日からお仕事だもんね」
「そっか。先週のこともあるし、今日は早めに寝よう」
「うん。じゃ、お風呂沸かしてくるからちょっと待っててね」
「その間に布団用意しておくよ」
それからふたりは早めに入浴を済ませ、寝床に着く。
「さすがに今日はもうできないよぉ……」
布団をかぶりながら愛子は克也に言う。
「僕も、もう無理かな。明日のこと考えると……。ね」
「うん。明日は起こしてあげるよ」
「おはようは、キスからがいいかな」
「ふふっ、覚えてたらしてあげるっ」
「おやすみ、愛子」
「おやすみ、克也さん」
電気を消して、程なくふたりは深い眠りにつくのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる