11 / 41
第一部 王国編 第一章 迷宮都市インゼル
束の間の一時
しおりを挟む
薬屋から屋敷に帰ると、門の前で立ち往生している幼女が1人いた。
「何やってるんだ。ロリババア」
「ようやく来たか!!妾を待たせるとは、いい度胸じゃな!!」
門の前でウロウロしていた魔王陛下は、いかにも怒ってますといった顔をしながら、俺に文句を言う。
「知らねぇよ。待ちたくなきゃ、一緒に来ればよかったじゃねぇか」
「妾、仮にも魔王でこの国で一番偉いからのぉ。出かけるには一言言ってから、出ていかねばならんのじゃ」
最もらしい事を言っているが、この魔王陛下は何も言わずに出てくと、後で宰相辺りに小言を言われるのが嫌なだけだ。
「なら護衛は?」
「んなもん要らん。妾より弱いやつ等に、護衛されたくないわ」
多分、護衛を付けられる前に飛び出してきたな?俺の屋敷に来る時はいつも護衛をつけていない所を見ると、常習犯だ。
魔王陛下の世話する奴らも大変だな。俺は、この魔王陛下に振り回されている人達に心から合掌しておいた。
「ほれ、さっさと妾を屋敷に上げんか。甘いものと紅茶が待っておる」
俺はため息を吐きつつ、屋敷の門を開けるのだった。
屋敷に入り、ニーナに魔王陛下の案内は任せ、俺は買ってきた菓子と傷薬を置くべき場所へと置いていく。
ついでに、明後日の任務に持っていく物を分けておく。こう言うのは早め早めにやらないと、忘れ物をしてしまうからな。
荷物整理が終わり、俺たちが食べる分の菓子を持って客間に行くと、紅茶のいい匂いが漂ってくる。
「いい匂いがするのぉ。流石はグレイが好むと言っただけの紅茶じゃ。飲まずとも、その美味しさを感じられるわ」
「匂いだけで美味いと感じるなら、飲まなくてもいいな?菓子だけ食って帰れ」
紅茶の匂いに頬を緩ませた情けない顔をした魔王陛下の前に、アルザードから買った菓子も置く。
「馬鹿を言うな。紅茶は飲むものであって、匂いだけを楽しむものでは無いのじゃ。飲むに決まっとるだろう?後、菓子だけは食って良いとか、お主は優しいのぉ。妾は涙が出てきそうじゃぞ」
「お姉ちゃん。マスターは優しいよ。憎まれ口を叩いても、ちゃんと優しさが滲んでいるからね」
紅茶を入れ終わったニーナが、机に紅茶を並べる。
俺はニーナが加勢した魔王陛下には、口で勝てないことを知っているので、何も言わずに紅茶の置かれた席に着く。
普段は座らないソファの柔らかい感触が、今日一日の疲れを癒す。
「やはり、ニーナの入れた紅茶は美味いのぉ。ニーナや、やはり妾のところに来ないか?ニーナの望むものをなんでも買ってやるし、なんなら魔王の座をくれてやるぞ?」
紅茶を入れてもらうだけの為に、とんでもないものを持ち出してきたよこの人。
確かにニーナの紅茶は美味いけど、それに魔王の席を賭けちゃダメでしょ。もう少しお前は、魔王の自覚持とう?
「それじゃ、マスターの元で働かせてお姉ちゃん」
「え、その~それではニーナを引き抜けないではないか.....」
屈託ない笑顔で即答するニーナにら大分困惑する魔王陛下。
俺の元で働いたら、今まで通りだもんな。
「どうすれば良いのだ.....グレイ助けろ」
ほんの少し涙目でこちらを見てくる魔王陛下。
「いや、俺に助けを求めるなよ。大体ウチの唯一の部下を、引き抜こうとするな」
「そんな釣れない事を言うでは無い!!妾とお主の仲ではないか」
「お生憎様、どんな仲なのか俺は分からないのでな。諦めろ」
「むぅ..........」
物凄く悔しそうな(涙目)顔をしている。
どんだけニーナを引き抜きたいんだよ、こいつは。
「ごめんね、お姉ちゃん。私、マスター以外に従う気ないから.....」
心の底から申し訳なさそうな顔をしながら、ニーナは魔王陛下の心にトドメを刺す。
サラッとトドメを刺すニーナには、少し感心する。
「ふぇぇぇん!!グレイ!!お主、ニーナに一体どういう教育をしたのだ?!あの状況でトドメを刺しに行けというのが、お主の教育か?!」
いつものゆったりとした威厳ある魔王陛下から、見た目相応の幼女になって泣く魔王陛下は、俺の胸ぐらを掴み、揺すりながらニーナへの教育はどうなっているのかと問いただしてくる。
「自業自得だ、馬鹿者。ニーナを引き抜こうとしたバチが当たったんだよ。あと揺するのやめて。酔うから」
揺するのをやめた魔王陛下は、菓子を口にも放り込む。
「大体.....モグモグ......のだ.......モグモグ。確かに.......モグモグ........どさ......モグモグ」
あのー魔王陛下。ブツブツ言いながら、菓子食べるのやめてもらっていいですかね?紅茶楽しめないんですけど....
「ところでグレイ」
しばらくすると、ショックから立ち直った魔王陛下が質問をなげかける。
「ん?」
「このお菓子は美味いのぉ。どこで買ったのじゃ?」
珍しい。ニーナが作った菓子以外は褒めない魔王陛下が、アルザードの作った菓子を気に入ったようだ。
1度ニーナが作った菓子の次に美味いって言っていたが、店の場所は聞かなかったしな。
「『甘い誘惑』って所の菓子屋だ。大通りのから2本外れたミトノ通りの小さな個人経営店だ。アルザードって奴が菓子を作って売っている」
「ほぅ、今度行ってみるかのぉ」
「出来れば、お前の部下に行かせてやれ。じゃないとアイツが倒れちまう」
魔王陛下の顔は、魔王国国民によく知られている。当然アルザードも、その顔を知っているわけだ。
小心者のだ奴は、魔王陛下が恐怖の化身に見えている。そんな中、魔王陛下がアイツの店行ったら気絶するのは必然だろう。
「嫌じゃ。職人の顔を見てみたいのでのぉ。妾が直々に行くとしよう」
俺は未来のアルザードにそっと手を合わせた。
「何やってるんだ。ロリババア」
「ようやく来たか!!妾を待たせるとは、いい度胸じゃな!!」
門の前でウロウロしていた魔王陛下は、いかにも怒ってますといった顔をしながら、俺に文句を言う。
「知らねぇよ。待ちたくなきゃ、一緒に来ればよかったじゃねぇか」
「妾、仮にも魔王でこの国で一番偉いからのぉ。出かけるには一言言ってから、出ていかねばならんのじゃ」
最もらしい事を言っているが、この魔王陛下は何も言わずに出てくと、後で宰相辺りに小言を言われるのが嫌なだけだ。
「なら護衛は?」
「んなもん要らん。妾より弱いやつ等に、護衛されたくないわ」
多分、護衛を付けられる前に飛び出してきたな?俺の屋敷に来る時はいつも護衛をつけていない所を見ると、常習犯だ。
魔王陛下の世話する奴らも大変だな。俺は、この魔王陛下に振り回されている人達に心から合掌しておいた。
「ほれ、さっさと妾を屋敷に上げんか。甘いものと紅茶が待っておる」
俺はため息を吐きつつ、屋敷の門を開けるのだった。
屋敷に入り、ニーナに魔王陛下の案内は任せ、俺は買ってきた菓子と傷薬を置くべき場所へと置いていく。
ついでに、明後日の任務に持っていく物を分けておく。こう言うのは早め早めにやらないと、忘れ物をしてしまうからな。
荷物整理が終わり、俺たちが食べる分の菓子を持って客間に行くと、紅茶のいい匂いが漂ってくる。
「いい匂いがするのぉ。流石はグレイが好むと言っただけの紅茶じゃ。飲まずとも、その美味しさを感じられるわ」
「匂いだけで美味いと感じるなら、飲まなくてもいいな?菓子だけ食って帰れ」
紅茶の匂いに頬を緩ませた情けない顔をした魔王陛下の前に、アルザードから買った菓子も置く。
「馬鹿を言うな。紅茶は飲むものであって、匂いだけを楽しむものでは無いのじゃ。飲むに決まっとるだろう?後、菓子だけは食って良いとか、お主は優しいのぉ。妾は涙が出てきそうじゃぞ」
「お姉ちゃん。マスターは優しいよ。憎まれ口を叩いても、ちゃんと優しさが滲んでいるからね」
紅茶を入れ終わったニーナが、机に紅茶を並べる。
俺はニーナが加勢した魔王陛下には、口で勝てないことを知っているので、何も言わずに紅茶の置かれた席に着く。
普段は座らないソファの柔らかい感触が、今日一日の疲れを癒す。
「やはり、ニーナの入れた紅茶は美味いのぉ。ニーナや、やはり妾のところに来ないか?ニーナの望むものをなんでも買ってやるし、なんなら魔王の座をくれてやるぞ?」
紅茶を入れてもらうだけの為に、とんでもないものを持ち出してきたよこの人。
確かにニーナの紅茶は美味いけど、それに魔王の席を賭けちゃダメでしょ。もう少しお前は、魔王の自覚持とう?
「それじゃ、マスターの元で働かせてお姉ちゃん」
「え、その~それではニーナを引き抜けないではないか.....」
屈託ない笑顔で即答するニーナにら大分困惑する魔王陛下。
俺の元で働いたら、今まで通りだもんな。
「どうすれば良いのだ.....グレイ助けろ」
ほんの少し涙目でこちらを見てくる魔王陛下。
「いや、俺に助けを求めるなよ。大体ウチの唯一の部下を、引き抜こうとするな」
「そんな釣れない事を言うでは無い!!妾とお主の仲ではないか」
「お生憎様、どんな仲なのか俺は分からないのでな。諦めろ」
「むぅ..........」
物凄く悔しそうな(涙目)顔をしている。
どんだけニーナを引き抜きたいんだよ、こいつは。
「ごめんね、お姉ちゃん。私、マスター以外に従う気ないから.....」
心の底から申し訳なさそうな顔をしながら、ニーナは魔王陛下の心にトドメを刺す。
サラッとトドメを刺すニーナには、少し感心する。
「ふぇぇぇん!!グレイ!!お主、ニーナに一体どういう教育をしたのだ?!あの状況でトドメを刺しに行けというのが、お主の教育か?!」
いつものゆったりとした威厳ある魔王陛下から、見た目相応の幼女になって泣く魔王陛下は、俺の胸ぐらを掴み、揺すりながらニーナへの教育はどうなっているのかと問いただしてくる。
「自業自得だ、馬鹿者。ニーナを引き抜こうとしたバチが当たったんだよ。あと揺するのやめて。酔うから」
揺するのをやめた魔王陛下は、菓子を口にも放り込む。
「大体.....モグモグ......のだ.......モグモグ。確かに.......モグモグ........どさ......モグモグ」
あのー魔王陛下。ブツブツ言いながら、菓子食べるのやめてもらっていいですかね?紅茶楽しめないんですけど....
「ところでグレイ」
しばらくすると、ショックから立ち直った魔王陛下が質問をなげかける。
「ん?」
「このお菓子は美味いのぉ。どこで買ったのじゃ?」
珍しい。ニーナが作った菓子以外は褒めない魔王陛下が、アルザードの作った菓子を気に入ったようだ。
1度ニーナが作った菓子の次に美味いって言っていたが、店の場所は聞かなかったしな。
「『甘い誘惑』って所の菓子屋だ。大通りのから2本外れたミトノ通りの小さな個人経営店だ。アルザードって奴が菓子を作って売っている」
「ほぅ、今度行ってみるかのぉ」
「出来れば、お前の部下に行かせてやれ。じゃないとアイツが倒れちまう」
魔王陛下の顔は、魔王国国民によく知られている。当然アルザードも、その顔を知っているわけだ。
小心者のだ奴は、魔王陛下が恐怖の化身に見えている。そんな中、魔王陛下がアイツの店行ったら気絶するのは必然だろう。
「嫌じゃ。職人の顔を見てみたいのでのぉ。妾が直々に行くとしよう」
俺は未来のアルザードにそっと手を合わせた。
0
あなたにおすすめの小説
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる