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第一部 王国編 第一章 迷宮都市インゼル
『最強』の軍勢グレイ②
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「うわ、凄いね」
ダンジョン迷宮から溢れかえったスケルトン達を見て、アザンは驚く。それもそのはず。召喚された魔物の量が多すぎるのだ。
一般的に召喚できる魔物の数はスケルトンなら、5~10体と言われている。理由は簡単で、魔力が足りなくなるのだ。スケルトンの持つ魔力は、普通の人間の約半分。召喚時は、平均的な人間1人分の魔力を消費することになる。
一般的な魔導師の魔力量は、大体一般人の5~10倍と言われている。俺の召喚しているスケルトンの数が、異常すぎるのだ。
現時点で召喚されているスケルトンの数は15万程度、スライムは20万程。今はダンジョン迷宮内と言う立地的制限があるので、この位しか召喚できないが、その気になれば、1秒でスライム20万、スケルトン13万程は召喚できる。
まぁ、スライムはともかく、スケルトンは場所を取りすぎるから、すごい広い平原とかじゃないと厳しそうだがな。
「俺は、魔力が無限にあるからな。召喚速度だけ極めれば、こんぐらいの事は可能だ」
「魔力が無限にあるの?」
「昔ちょっとあってな.........ところでアザン。お前の目に当てているそれ何?」
あまり触れられたくない話なので、強引に話を変える。
アザンは街を見るのに、繋がった2つの筒状の物を目に当てている。魔道具に、筒状の遠視鏡と言う遠くを見渡せる魔道具があるのだが、あれは筒が1つで片目だけで見るものだったはずだ。
「ふふん、よくぞ聞いてくれた!!コレは私が遠視鏡を改造して作った。名付けて!!超遠視鏡!!従来の遠視鏡ならば、倍率3~4倍だったのを、中のレンズと魔道回路をいじくって5~6倍まで倍率をあげた1品!!更に両目を使って見れるようにしたので、距離感を掴みやすくなっています!!」
凄い胸を張って解説してくれた。3つまだカバンの中に入っているそうなので、貸してもらったが確かにコレは凄い。
従来の遠視鏡よりも倍率の調整や、遠視鏡越しでの鮮明度が段違いだった。
少し抜けているところはあるが、かなり優秀な魔道具師をスカウトしたものだ。
ラオルフさんに至っては、この超遠視鏡の買取を既に終えていた。行動が早すぎる。魔王軍の技術部に入らないかと言われたが、アザンは丁寧に断っていた。もちろん影狼の事は伏せて。
「お?ダンジョン迷宮の入口を防ぐ様に、土壁を張ったな?」
そんな事をしていると、戦局が動いた。
なるほど、確かに土壁を使って入口を塞ぐのはいい判断だ。スケルトン程度ではあの壁は破壊できないし、乗り越えるとしても数が制限されてしまう。
「仕方ない。ニーナ、集中するから周りを頼む」
「わかってます。マスター」
俺はニーナの返事を聞くと、直ぐに五感共有を発動させる。
そして、五感共有しながらもう一体の魔物を召喚する。
「頼むぞ。ベイビーワーム」
召喚されたのは、全長50cm程のミミズのような魔物だ。ベイビーワームと言われるこの魔物は、土を食い荒らし鉱石を食い荒らす、害虫と言われる魔物である。
このベイビーワームの上位種にワームと言う魔物がいるが、ある時山の中を全部くり抜いて山を陥没させた、と言う伝説があるちょっとやばい魔物だ。
ベイビーワームはもちろん最弱で、戦闘能力は殆どないに等しく踏み潰されることが多い。
更に土の中で成長するが、土の中で生活する魔物はベイビーワームだけではない。直ぐに餌にされるのでワームになれるのはほんのひと握りだ。
俺は召喚したベイビーワーム達を、一斉に土壁の中に潜り込ませる。
スケルトン達は、階段を作り土壁の上を登って冒険者達と戦っているので、こちらの動きがバレることはまず無い。
俺は次々にベイビーワームを召喚し、土を食い荒らさせる。
そして、30秒後。殆どの土壁が、軽く殴れば崩落させれるほどの強度まで落ちた。
俺はスケルトン達との五感共有を解き、スケルトン達に前進を命じる。
壁はいとも容易く崩れ去り、その後ろからスケルトン達がぞろぞろと前進を始めた。
土壁を張ったであろう女の冒険者は、まだ魔力を回復する為に魔力回復液を飲んでおり、土壁を張れる状態では無い。
また張り直されると厄介なので、スケルトンをその女冒険者に向ける。
陽動としてスケルトン達を冒険者に処理させている間に、後ろから出てきたスケルトン達は冒険者を囲むよう命令を飛ばす。
スケルトン達は俺の命令通り動き、前で冒険者達との戦っているスケルトンは勢いを増して注意を引き付け、後ろにいるスケルトン達はこっそりと背後へ回る。
冒険者達は、スケルトンの動きに気づいたようだが、もう遅い。既に包囲は完成しており、後は強引に物量で押しつぶすだけだ。
と、その時、包囲していた一部のスケルトン達が吹き飛ばされる。しかも、とんでもない勢いで吹き飛ばしたのか、露店も吹き飛んでいた。
こんなめちゃくちゃなことをする奴は、一人しか知らない。
「来たか........『剛剣』ザリウス」
ダンジョン迷宮から溢れかえったスケルトン達を見て、アザンは驚く。それもそのはず。召喚された魔物の量が多すぎるのだ。
一般的に召喚できる魔物の数はスケルトンなら、5~10体と言われている。理由は簡単で、魔力が足りなくなるのだ。スケルトンの持つ魔力は、普通の人間の約半分。召喚時は、平均的な人間1人分の魔力を消費することになる。
一般的な魔導師の魔力量は、大体一般人の5~10倍と言われている。俺の召喚しているスケルトンの数が、異常すぎるのだ。
現時点で召喚されているスケルトンの数は15万程度、スライムは20万程。今はダンジョン迷宮内と言う立地的制限があるので、この位しか召喚できないが、その気になれば、1秒でスライム20万、スケルトン13万程は召喚できる。
まぁ、スライムはともかく、スケルトンは場所を取りすぎるから、すごい広い平原とかじゃないと厳しそうだがな。
「俺は、魔力が無限にあるからな。召喚速度だけ極めれば、こんぐらいの事は可能だ」
「魔力が無限にあるの?」
「昔ちょっとあってな.........ところでアザン。お前の目に当てているそれ何?」
あまり触れられたくない話なので、強引に話を変える。
アザンは街を見るのに、繋がった2つの筒状の物を目に当てている。魔道具に、筒状の遠視鏡と言う遠くを見渡せる魔道具があるのだが、あれは筒が1つで片目だけで見るものだったはずだ。
「ふふん、よくぞ聞いてくれた!!コレは私が遠視鏡を改造して作った。名付けて!!超遠視鏡!!従来の遠視鏡ならば、倍率3~4倍だったのを、中のレンズと魔道回路をいじくって5~6倍まで倍率をあげた1品!!更に両目を使って見れるようにしたので、距離感を掴みやすくなっています!!」
凄い胸を張って解説してくれた。3つまだカバンの中に入っているそうなので、貸してもらったが確かにコレは凄い。
従来の遠視鏡よりも倍率の調整や、遠視鏡越しでの鮮明度が段違いだった。
少し抜けているところはあるが、かなり優秀な魔道具師をスカウトしたものだ。
ラオルフさんに至っては、この超遠視鏡の買取を既に終えていた。行動が早すぎる。魔王軍の技術部に入らないかと言われたが、アザンは丁寧に断っていた。もちろん影狼の事は伏せて。
「お?ダンジョン迷宮の入口を防ぐ様に、土壁を張ったな?」
そんな事をしていると、戦局が動いた。
なるほど、確かに土壁を使って入口を塞ぐのはいい判断だ。スケルトン程度ではあの壁は破壊できないし、乗り越えるとしても数が制限されてしまう。
「仕方ない。ニーナ、集中するから周りを頼む」
「わかってます。マスター」
俺はニーナの返事を聞くと、直ぐに五感共有を発動させる。
そして、五感共有しながらもう一体の魔物を召喚する。
「頼むぞ。ベイビーワーム」
召喚されたのは、全長50cm程のミミズのような魔物だ。ベイビーワームと言われるこの魔物は、土を食い荒らし鉱石を食い荒らす、害虫と言われる魔物である。
このベイビーワームの上位種にワームと言う魔物がいるが、ある時山の中を全部くり抜いて山を陥没させた、と言う伝説があるちょっとやばい魔物だ。
ベイビーワームはもちろん最弱で、戦闘能力は殆どないに等しく踏み潰されることが多い。
更に土の中で成長するが、土の中で生活する魔物はベイビーワームだけではない。直ぐに餌にされるのでワームになれるのはほんのひと握りだ。
俺は召喚したベイビーワーム達を、一斉に土壁の中に潜り込ませる。
スケルトン達は、階段を作り土壁の上を登って冒険者達と戦っているので、こちらの動きがバレることはまず無い。
俺は次々にベイビーワームを召喚し、土を食い荒らさせる。
そして、30秒後。殆どの土壁が、軽く殴れば崩落させれるほどの強度まで落ちた。
俺はスケルトン達との五感共有を解き、スケルトン達に前進を命じる。
壁はいとも容易く崩れ去り、その後ろからスケルトン達がぞろぞろと前進を始めた。
土壁を張ったであろう女の冒険者は、まだ魔力を回復する為に魔力回復液を飲んでおり、土壁を張れる状態では無い。
また張り直されると厄介なので、スケルトンをその女冒険者に向ける。
陽動としてスケルトン達を冒険者に処理させている間に、後ろから出てきたスケルトン達は冒険者を囲むよう命令を飛ばす。
スケルトン達は俺の命令通り動き、前で冒険者達との戦っているスケルトンは勢いを増して注意を引き付け、後ろにいるスケルトン達はこっそりと背後へ回る。
冒険者達は、スケルトンの動きに気づいたようだが、もう遅い。既に包囲は完成しており、後は強引に物量で押しつぶすだけだ。
と、その時、包囲していた一部のスケルトン達が吹き飛ばされる。しかも、とんでもない勢いで吹き飛ばしたのか、露店も吹き飛んでいた。
こんなめちゃくちゃなことをする奴は、一人しか知らない。
「来たか........『剛剣』ザリウス」
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