デュアルバース〜アルファでオメガな俺がクズな番のせいで散々な目にあっています〜

ももっけ

文字の大きさ
10 / 15

体育祭③

しおりを挟む
誰も居ない男子トイレの中、俺は一番奥の個室に入ってズボンを下ろした。
そして後ろの穴に指を突っ込みローターを取り出した。
ローターは電池がなくなったのか、もうぴくりとも動かなかった。
それをゴミ箱に捨てようとして、俺は思い直してティッシュに包んでポケットに入れた。
学校のゴミ箱にローターなんて捨てて問題になったら馬鹿らしすぎる。

俺は再びズボンをあげて個室の鍵を開けて外に出た。
すると、個室の目の前に戸倉先輩が立っていた。
先輩は少し膨らんでいる俺のポケットに手を突っ込み、中からほんのり温かいローターを取り出した。

「まさか体育祭でロータープレイとは……私にも中々できない変態プレイですよ」

慌てて個室の扉を閉じようとするが、先輩はドアに足を挟んで無理やり個室の中に入ってくる。

「なっ、なんの用だよ」
「八千尾がこんなプレイをするとは思えませんね。まさかあなた、八千尾以外にも男がいるのですか」
「俺は八千尾とそんな関係じゃないし、他にも男は居ない!」

一瞬、折人の顔が思い浮かんだが俺は首を横に振った。

「ということは自分でこれを入れたと」
「……そうだよ」

不本意だが俺は頷いた。

「うふふっ、なんだかあなたとは仲良くなれそうな気がします。私と友達になりませんか?」
「俺は仲良くなりたくない」

いったいどう言うつもりなんだ、断固拒否する。
しかし戸倉先輩は笑顔で俺の肩を掴むと個室の壁に押し付けた。

「ローター入れてリレーに出てたこと、新聞部に教えて差し上げましょうか」

さっきまで俺の中に入っていたローターを手にして脅してきた。
この学校の新聞部は非常にゲスな集団で、生徒や教師の噂や醜聞をおもしろおかしく書き立てる奴らだ。
新聞部に目をつけられたら最後、学校中に後ろ指さされる生活に転落してしまう。
俺はごくりと喉を鳴らした。

「……仕方ないから友達になってやるよ」
「あなたならそう言ってくださると思いました。あなたの秘密を一つ知っているのに、私の秘密を明かさないのは友人としてフェアではありませんよね」
「変な性癖でもあるのかよ」

まったく興味はないが、自ら弱みを教えてくれるというのなら聞いておこう。

「実は私、オメガが大嫌いなんです」
「そんなことかよ」

アルファの中にはオメガ嫌いを公言する奴も少なくない。
オメガにとってアルファが厄介な存在であるのと同じように、アルファにとっても、強制的に発情を促してくるオメガは面倒な存在なのだ。

「ついでに実は私、アルファをぐちゃぐちゃに犯すのが大好きなんです」
「はぁ?」

その瞬間、戸倉先輩は俺の両手をまとめて、片手で頭上に持ち上げた。

「あなたはアルファだけど犯されたい、私はアルファを犯したい、利害が一致していると思いませんか」
「俺は犯されたいなんて一言も……」
「こんなもの突っ込んでおいてなにを言っているんですか。とにかく私はあなたを犯したくてたまらないんです」

先輩は片手で俺のズボンとパンツを脱がせた。
なんという早業だ。
手付きが慣れすぎている。
こいつ絶対常習犯だろ。

「やめろ! 俺は合意していない」
「でもここは私が欲しいって言ってますよ」

先輩はわずかに湿っている尻の中に指を突っ込んだ。
毎日折人に犯されている俺の尻はやわらかくほぐれて指をはんでいる。

「これならほぐさなくても入れられそうだ」

いつの間にか先輩は肉棒を取り出し、俺の後ろの穴に押し付けてきた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

俺の指をちゅぱちゅぱする癖が治っていない幼馴染

海野
BL
 唯(ゆい)には幼いころから治らない癖がある。それは寝ている間無意識に幼馴染である相馬の指をくわえるというものだ。相馬(そうま)はいつしかそんな唯に自分から指を差し出し、興奮するようになってしまうようになり、起きる直前に慌ててトイレに向かい欲を吐き出していた。  ある日、いつもの様に指を唯の唇に当てると、彼は何故か狸寝入りをしていて…?

僕の番

結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが―― ※他サイトにも掲載

ヤンキーΩに愛の巣を用意した結果

SF
BL
アルファの高校生・雪政にはかわいいかわいい幼馴染がいる。オメガにして学校一のヤンキー・春太郎だ。雪政は猛アタックするもそっけなく対応される。  そこで雪政がひらめいたのは 「めちゃくちゃ居心地のいい巣を作れば俺のとこに居てくれるんじゃない?!」  アルファである雪政が巣作りの為に奮闘するが果たして……⁈  ちゃらんぽらん風紀委員長アルファ×パワー系ヤンキーオメガのハッピーなラブコメ! ※猫宮乾様主催 ●●バースアンソロジー寄稿作品です。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

処理中です...