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背面駅弁ところてん
しおりを挟む折人は鼻で笑い、「手コキしてやれよ」と言った。
西浦はシャッターを切りながら目を泳がせた。
彼のこんなに戸惑った姿は今まで見たことがない。
「はぁ……西浦の、触っていいっ……?」
「先輩っ……!」
彼のズボンに手を這わせる。
そこは固く勃起しており、狭い空間に閉じ込められて窮屈(きゅうくつ)そうにしていた。
「あぁっ!」
いきなり折人が後ろからの突き上げを深くした。
反射的に背中が反り、両手で西浦の肩につかまる。
「ズボンくらい自分で脱げよ、西浦」
「はい……」
西浦はカメラを首に下げると、ベルトを緩めて中からカリ高の立派なものを取り出した。
「あっ……西浦のちんこ、すごい……」
思わず彼の逸物に見入ってしまう。
年下なのに俺より立派なものを持ってることに、若干複雑な気持ちにもなったが。
「しーちゃんよりでかくね? まじウケる!」
相変わらず容赦ないピストンをしながら折人は言ってくる。
俺はごくりと唾を飲み込み、彼のバキバキに育っているものに手を伸ばした。
だが、彼の透明な液をこぼす肉棒に指先で触れた瞬間、それがビクビクと跳ねて先っぽから白濁液を吐き出した。
あまりのことにびっくりして手が止まる。
折人はピストンの早さを緩めながら言った。
「早漏かよ。よかったな、しーちゃん。早いのが好きなんだろ?」
「違う……西浦、気にすんなっ……」
西浦は顔を真っ赤にして、カメラを持って震えていた。
「情けねぇな。やっぱりしーちゃんの相手はこいつには務まらないよ」
折人はそう言うと、俺を西浦から剥がして自分にもたれかからせると両足に手をかけた。
「俺に犯されるしーちゃんのエロ顔、ちゃんとカメラに収めとけよ」
突然、折人に両足を持ち上げられて抱っこされた。
俺の体を支えるものが、折人以外なくなった。
慌てて彼の胸元に縋り付く。
「うっ……んぅ……やめて折人……この体勢怖い……」
「大丈夫、落としたりしないよ」
折人は俺の顔にキスを落とすと、背面駅弁の状態で俺の中を突き上げ始めた。
筋肉質なアルファの体を軽々と持ち上げるなんて、どういう馬鹿力だよ。
思ったより力強く育っていた幼馴染に、胸の奥がきゅんとうずいた。
ぐちゅぐちゅと下品な音を立てて男をしゃぶる穴を、下半身を出したままカメラを構える西浦が撮り続ける。
規則正しく鳴り響くシャッター音に、犯される無様な俺の姿を切り取られる。
俺のこの姿は折人以外に見られたくないのに。
「あぁっ……折人っ……」
折人の胸元に縋りついたまま、後ろにある彼の唇に吸い付いた。
彼は一瞬だけ目を丸くすると、すぐに俺の舌に絡みついてきた。
腹の中のものがぐんと大きくなる。
深い口付けを交わしながら、抽挿は激しさを増していく。
「んっ……んぅっ……!」
上も下も折人に塞がれたまま、俺は快楽の海に引きずり込まれていった。
彼に舌を吸われる度に、俺の腰はじんじんと熱を持って溶けていく。
いじられてもいないのに、俺のものは先走り汁を垂らしていた。
「折人っ……おれイッちゃうっ……後ろだけでイくからっ……!」
「僕もイきそう」
さらに突き上げが激しさを増して、奥深くを折人のでかいちんこで叩かれる。
彼が一際深く腹の奥を犯した瞬間、俺は全身に快楽物質が流れて腰を痙攣させた。
下を見ると、俺の萎えたものからタラタラと白濁液がこぼれていた。
オスとは思えない勢いのない射精だった。
「しーちゃんの締め付けすごっ……!」
何度も痙攣し続ける俺の中で、折人も震えて精子を注ぎ込んだ。
腹の中にぬるい体液の感触が広がる。
あっ、こいつまたゴム忘れてる!?
「折人ぉ……ゴム付けろって言ってんだろ……」
「ごめんね。しーちゃんがエロすぎて飛んじゃった」
「嘘つくな確信犯っ……!」
全てを吐き出して柔らかくなった折人のものが、ずるずると外に出ていく。
栓を失った俺の穴からは、トロリとした白濁液があふれ出てきた。
そのシーンまで西浦はちゃっかりカメラに収める。
睨みあげる俺に、折人は眉を上げてにっこり笑うと口付けた。
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