サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

文字の大きさ
113 / 291
第2章

48話-1 妻の悪い性格

しおりを挟む
義父の入院で気が滅入っていた義母との同居を真凛から一方的に言われた。

義父は持病の糖尿病の悪化が酷く、掛かり付けのクリニックの院長から紹介状をもらい総合病院に診察に行った際に直ぐに入院してほしいと言われていたほどの重病だった。

しかし真凛の結婚式にはどうしても参列したかったとの事で、主治医に無理を言って入院を伸ばしていた。

そして真凛が家を出てマンションで同居するようになってから、義父の認知症になっていた母親(真凛の祖母)と同居していて、義母は二人の面倒で気苦労も重なり、体力的にも大変になっていたとの事だった。

真凛の結婚式が終わるまでは義母自身も頑張ってきた節がある。

真凛が「結婚式をして早々だけど今、ママが大変な事になっているから、お祖母ちゃまの入浴だけ週に二回で良いから先生がやってくれると助かるってママが言っているんだけど」

私「平日の仕事の遅番の時、朝、早くに実家に行って、お祖母ちゃんに食事を食べさせて、入浴介助をしてあげればいいんだろ?でも早番の日はできないよ」

「そうしてくれるとママも助かると思うんだ」

「それは俺が責任を持ってやって上げるから」

「ありがとう」

その日の内に真凛は義母に電話して、その件を報告していた。

その際に真凛は勝手に義母に「どうしても辛かったら私たちが同居してもいいから、気にしないで言って。先生はそういう人だから」と言った。

正直、言うと私はそれだけは嫌だった。

何故なら気が休まる所がないからだ。

義祖母の性格をまだ把握していなかったからで、将来的に同居するのはお互いの気心も知れてからなので良いと思っていたが、今は本当に嫌だった。

真凛が勝手に、「ママが辛かったらいつでも言って同居しよう」と伝えた事に彼女の性格の悪い部分が出て来たと私は思っていた。

(夫婦二人の人生に関わる事なのに勝手に真凛が決めてしまうということはどうなの?) と思っていた。

ましてやその事を事後報告で、「こういう事になったから後は先生、宜しくね!」と言われても、私にも事情があるし、真凛の「宜しくね!」をすんなり受け入れられないこともあるからだ。

つづく
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...