182 / 292
第4章
2話-1 大久保愛実と私の会食
しおりを挟む
数日後、ソムリエの滝川が「久留実野、明日は大丈夫か?」と訊いた。
「あぁ」
「この間の居酒屋に二十時でヨロシク!」と滝川。
「滝川、お前も来るんだろ?」と私。
「俺は行かないよ。若い子だけど久留実野、抱いてやってくれよ」
「そういう事だったら断る!」
「嘘だよ。向こうがそうしたいって言ってきたら断れば良いだろ?」
「そういう事ね、了解!」
※
当日。
すでに愛美は居酒屋に着いていた。
私はかなり遅れて行った。
「すみません。仕事が終わらなくて、待たれましたよね?」と申し訳なさそうに言った私。
「いいえ、そんなに待ってないですから、お気になさらないで下さい。それよりも本日はお忙しい中、お時間を頂戴致しましてありがとうございました」と愛美が神妙に言った。
店員が注文に来たので、私は「何にします?」と訊くと彼女は「久留実野さんと同じ物で」と言った。
「私はお酒を飲まないので、お好きなものをどうぞ!」と私。
愛美は接待をする立場だったので迷っていた。
「生ビールは飲めますか?」と私が訊いた。
「はい」と愛美が答えると「生一つと、温かいウーロン茶一つをお願いします」と。
その後、ドリンクが運ばれてきて、私は「嫌いな食材はありますか?」と訊いた。
愛美は「何でも食べます」と答えた。
「では私がご馳走しますから」と前置きをして、「唐揚を二人前、刺身盛り合わせを二人前、揚げ出し豆腐を二人前、揚げとろを二人前、サラダ盛り合わせを二人前、サイコロステーキを一人前、とりあえず、これでお願いします」
愛美は豪快な注文をした私に対し、「プッ!」と親しみを込めて笑い吹き出した。
「私、お酒が飲めなくなってから大食い、いや飲めている時からですね。大食いでした」と言い舌をペロッと出して照れ笑いを浮かべた。
職場の男性陣全員が彼女のファンだと言っている事に対し、今更だが彼女の美しさを理解するようになった。
日頃は若い女性に対しては興味も無かった事からあまり饒舌ではなかったが、彼女にだけはどういう訳か口数が多くなっていき、私も個人的な話しをもするようにもなっていた。
つづく
「あぁ」
「この間の居酒屋に二十時でヨロシク!」と滝川。
「滝川、お前も来るんだろ?」と私。
「俺は行かないよ。若い子だけど久留実野、抱いてやってくれよ」
「そういう事だったら断る!」
「嘘だよ。向こうがそうしたいって言ってきたら断れば良いだろ?」
「そういう事ね、了解!」
※
当日。
すでに愛美は居酒屋に着いていた。
私はかなり遅れて行った。
「すみません。仕事が終わらなくて、待たれましたよね?」と申し訳なさそうに言った私。
「いいえ、そんなに待ってないですから、お気になさらないで下さい。それよりも本日はお忙しい中、お時間を頂戴致しましてありがとうございました」と愛美が神妙に言った。
店員が注文に来たので、私は「何にします?」と訊くと彼女は「久留実野さんと同じ物で」と言った。
「私はお酒を飲まないので、お好きなものをどうぞ!」と私。
愛美は接待をする立場だったので迷っていた。
「生ビールは飲めますか?」と私が訊いた。
「はい」と愛美が答えると「生一つと、温かいウーロン茶一つをお願いします」と。
その後、ドリンクが運ばれてきて、私は「嫌いな食材はありますか?」と訊いた。
愛美は「何でも食べます」と答えた。
「では私がご馳走しますから」と前置きをして、「唐揚を二人前、刺身盛り合わせを二人前、揚げ出し豆腐を二人前、揚げとろを二人前、サラダ盛り合わせを二人前、サイコロステーキを一人前、とりあえず、これでお願いします」
愛美は豪快な注文をした私に対し、「プッ!」と親しみを込めて笑い吹き出した。
「私、お酒が飲めなくなってから大食い、いや飲めている時からですね。大食いでした」と言い舌をペロッと出して照れ笑いを浮かべた。
職場の男性陣全員が彼女のファンだと言っている事に対し、今更だが彼女の美しさを理解するようになった。
日頃は若い女性に対しては興味も無かった事からあまり饒舌ではなかったが、彼女にだけはどういう訳か口数が多くなっていき、私も個人的な話しをもするようにもなっていた。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる