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第4章
16話-3 夕食の片付けを終え、名刺の相手に電話
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ホテルの裏口から出て、見覚えのあった名が記載された名刺の持ち主の飯島のり子に電話した。
彼女は山下湖近辺でプチホテルの女将だった。
以前、私が帝王ホテルの上司からヘルプ要員として手伝いに行くよう指示されて行ったプチホテルで年の離れた社長の夫との仲が悪かった事で私と女将は個人的な付き合いをしていた仲だった。
「先程、お名刺を頂きましたステーションホテルの久留実野です。今、お電話大丈夫でしょうか?」
「はい、それよりも貴方、何であそこにいるのよ、帝王ホテルじゃなかったの?」
「それが帝王ホテルの村下総料理長からの命令で、あの会社に就職させられて今度最高級ホテルを建設してそこの総料理長に就任する事になって転職させられたんだよ」
「だったら家の会社に来て欲しかったのに、二号館も開業したし、今度は三号館も建設するのよ」
「あぁ、先日懐かしくなって山下湖に行って、ネットで調べたら二号館がホームページに載っていたから繁盛しているんだなって思ったんだよ」
「息子が結婚してお嫁さんが頑張ってくれているからなの」
「そうなんだ、あの可愛いハーフみたいな顔をしていた坊やが結婚したとは」
「時が経つのは早いものよね」
「そうだね」
「折角、こっちに来たんだから、これから付き合ってくれるの?」
「もういるんでしょ?若い燕ちゃんが?」
「貴方と別れてから忙しくてそんなの作っていられなかったわよ」
「そうだったんだ。今は時間が無いから無理だけど、その内ね」と、私は言ったがそんな時間が取れる筈も無かった。
「じゃぁ、また電話してよ」
「うん」
つづく
彼女は山下湖近辺でプチホテルの女将だった。
以前、私が帝王ホテルの上司からヘルプ要員として手伝いに行くよう指示されて行ったプチホテルで年の離れた社長の夫との仲が悪かった事で私と女将は個人的な付き合いをしていた仲だった。
「先程、お名刺を頂きましたステーションホテルの久留実野です。今、お電話大丈夫でしょうか?」
「はい、それよりも貴方、何であそこにいるのよ、帝王ホテルじゃなかったの?」
「それが帝王ホテルの村下総料理長からの命令で、あの会社に就職させられて今度最高級ホテルを建設してそこの総料理長に就任する事になって転職させられたんだよ」
「だったら家の会社に来て欲しかったのに、二号館も開業したし、今度は三号館も建設するのよ」
「あぁ、先日懐かしくなって山下湖に行って、ネットで調べたら二号館がホームページに載っていたから繁盛しているんだなって思ったんだよ」
「息子が結婚してお嫁さんが頑張ってくれているからなの」
「そうなんだ、あの可愛いハーフみたいな顔をしていた坊やが結婚したとは」
「時が経つのは早いものよね」
「そうだね」
「折角、こっちに来たんだから、これから付き合ってくれるの?」
「もういるんでしょ?若い燕ちゃんが?」
「貴方と別れてから忙しくてそんなの作っていられなかったわよ」
「そうだったんだ。今は時間が無いから無理だけど、その内ね」と、私は言ったがそんな時間が取れる筈も無かった。
「じゃぁ、また電話してよ」
「うん」
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