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一章:冒険の始まり
二話:どうやら俺は無茶苦茶弱いらしい
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『さすが勇者様…これ程とは、語言理解は異世界からきた者全員が乗っている者だが、剣術スキル、魔法スキルもあるとは…』
鑑定士のおっさんが感心していると
「な、なぁ?そのステータスっての俺らも見れねぇの?」
一人の学生が聞いた。
『ステータス、と唱えると自分のステータスを確認できる。しかし他人のステータスを見るには(鑑定)と言うスキルがないと見れん。この(鑑定)と言うスキルはレアスキルで持っている者は少ない』
なるほどねぇ…
じゃあ俺も持ってる(鑑定)は結構レアなのか。
「このユニークスキルってのはなんなんだい?」
俺が考えてると人気者のイケメンが言った。
『なんですと!ユニークスキルをお持ちなのですか!』
そう言って興奮した鑑定士がイケメンを鑑定する。
『…!!これは… 貴方様は伝説の勇者様でしたか…』
『伝説の…勇者?』
『そうでございます…大昔、神獣と互角に戦えるほどの力を持った勇者様と同じスキルを貴方様がお持ちになっているのでございます』
まじかよ…イケメンの上に伝説の勇者かよ…
「なるほど、この(聖剣召喚)と言うスキルはそこまで強いのか」
『聖剣は全ステータスを大きく上げ、さらに聖剣自体の攻撃力も上乗せする強力なスキルでございます』
「さすが結城だぜ!」
「結城くん!私たちは貴方についていくわ!」
「やっぱ結城はすげーな…」
…と次々に学生達が言う。
そして俺の番になった。
『次は貴方ですな…おや?ステータスが全部平均以下!赤子同然のステータスですぞ!』
あ?やっぱり?俺の強さって赤ちゃん並みかよ…
すると王様が俺を睨んだ。
『なんだと!?勇者は全員平均より強いはずであるぞ!そのような無能も勇者なのか!?』
『いえ陛下、この者には巻き込まれた者…という称号がございます』
あ、俺もしかして巻き込まれちゃった?あのバスがいきなり倒れたのも召喚によるものだった?てことは勇者はもともとあのバスの中にいた人たちだったのか…
あれ?でもバス運転手や先生らしき人はいないぞ?
召喚されたのは学生達だけだ…もしかして俺が学生をに運んでたから?
……まじすか。
『貴様が勇者でない以上この国には貴様のような無能いらぬ。この国から出て行け!』
えー酷すぎないすか…
「ちょっと王様よぉ…そのおっさんはバスの中で俺達を助けてくれたんだ。勇者じゃないからってそれはひどくねぇか?」
おぉ…止めてくれた!おっさん感激!
『しかし我々も魔族に対抗するのに必死なのだ。無能者をここに置いている余裕はない。』
「ならせめて生活する為のお金とかあげてやってもいいんじゃねぇのか?」
えー結局追い出されるんかい…
『ふむ…それもそうだな。貴様には銀貨50枚ほど与えてやる』
銀貨50枚…多いのか少ないのかわからん…
「銀貨50枚っていくらくらいなんですか?」
『平民の一週間ほどの生活費だ』
まじかよ…一週間経ったら後は自分でなんとかしろってことか?どうしよ…
『さぁこれで十分だろう!さっさとこの城から出て行け!』
そんなことから俺は今街をぶらぶら歩いている。
うん…これからどうしよう…
とりあえず何か食べ物を買いながら情報を集めるか…
鑑定士のおっさんが感心していると
「な、なぁ?そのステータスっての俺らも見れねぇの?」
一人の学生が聞いた。
『ステータス、と唱えると自分のステータスを確認できる。しかし他人のステータスを見るには(鑑定)と言うスキルがないと見れん。この(鑑定)と言うスキルはレアスキルで持っている者は少ない』
なるほどねぇ…
じゃあ俺も持ってる(鑑定)は結構レアなのか。
「このユニークスキルってのはなんなんだい?」
俺が考えてると人気者のイケメンが言った。
『なんですと!ユニークスキルをお持ちなのですか!』
そう言って興奮した鑑定士がイケメンを鑑定する。
『…!!これは… 貴方様は伝説の勇者様でしたか…』
『伝説の…勇者?』
『そうでございます…大昔、神獣と互角に戦えるほどの力を持った勇者様と同じスキルを貴方様がお持ちになっているのでございます』
まじかよ…イケメンの上に伝説の勇者かよ…
「なるほど、この(聖剣召喚)と言うスキルはそこまで強いのか」
『聖剣は全ステータスを大きく上げ、さらに聖剣自体の攻撃力も上乗せする強力なスキルでございます』
「さすが結城だぜ!」
「結城くん!私たちは貴方についていくわ!」
「やっぱ結城はすげーな…」
…と次々に学生達が言う。
そして俺の番になった。
『次は貴方ですな…おや?ステータスが全部平均以下!赤子同然のステータスですぞ!』
あ?やっぱり?俺の強さって赤ちゃん並みかよ…
すると王様が俺を睨んだ。
『なんだと!?勇者は全員平均より強いはずであるぞ!そのような無能も勇者なのか!?』
『いえ陛下、この者には巻き込まれた者…という称号がございます』
あ、俺もしかして巻き込まれちゃった?あのバスがいきなり倒れたのも召喚によるものだった?てことは勇者はもともとあのバスの中にいた人たちだったのか…
あれ?でもバス運転手や先生らしき人はいないぞ?
召喚されたのは学生達だけだ…もしかして俺が学生をに運んでたから?
……まじすか。
『貴様が勇者でない以上この国には貴様のような無能いらぬ。この国から出て行け!』
えー酷すぎないすか…
「ちょっと王様よぉ…そのおっさんはバスの中で俺達を助けてくれたんだ。勇者じゃないからってそれはひどくねぇか?」
おぉ…止めてくれた!おっさん感激!
『しかし我々も魔族に対抗するのに必死なのだ。無能者をここに置いている余裕はない。』
「ならせめて生活する為のお金とかあげてやってもいいんじゃねぇのか?」
えー結局追い出されるんかい…
『ふむ…それもそうだな。貴様には銀貨50枚ほど与えてやる』
銀貨50枚…多いのか少ないのかわからん…
「銀貨50枚っていくらくらいなんですか?」
『平民の一週間ほどの生活費だ』
まじかよ…一週間経ったら後は自分でなんとかしろってことか?どうしよ…
『さぁこれで十分だろう!さっさとこの城から出て行け!』
そんなことから俺は今街をぶらぶら歩いている。
うん…これからどうしよう…
とりあえず何か食べ物を買いながら情報を集めるか…
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