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二章:ハイヒューマンの生活
十八話:剣の行方
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『つまらない…』
この男はデモン達の王、この世界の魔王でありこの世界の邪悪そのものであった。
『ちっ、もう死んだぞ。おい!次の女を持ってこい!』
この丸々太ったオークの魔王は部下に他の種族の女達を攫わせてはその女達を犯す事が趣味であった。
『ハッ…ハッ…ハッ…ふぅ…。うひひっ、やっぱエルフの女は特に最高だ!』
『ひぐ…たずけで……』
『アァ!?僕を誰だと思っている!!魔王様だぞぉ?フガッ、僕に逆らったらどうなるかわかってるんだろうなぁ?』
魔王は毎日、部下達に村を襲わせて男と子供は皆殺し、女は全て攫っていきその中で特に容姿と体型が良い女だけを選び、残りの女達は他のオークに犯させ、それを鑑賞して楽しむ毎日を送っていた。
そして飽きては殺し、次の女を犯させる。
『そろそろ攻められる村も周辺には無くなってきたぞ…いっそのことヒューマンを滅ぼそう!あの種族は人口も多いからしばらく楽しめそうだ!フガッうひひひ…』
魔王はデモン達を集めヒューマンの国に攻める準備をしていた。
デモンはまるで悪魔の様な見た目をした人型のデモンから触手が身体中から生えた見た目が気色悪いデモン、腕が複数生えたデモンなど様々な見た目をしている。
そして普通のモンスターまでを戦力に入れ国を攻め滅ぼす準備をしていた。
普通は1人でこれ程簡単に戦争を開始することなどできるわけがないのだが、魔王の魔力量は他のデモンと比べ物にならないほど持っている為、生まれつき贅沢三昧で自分の思い通りにならないと力ずくで言うことを聞かせる。その為デモン達はすぐに魔王の元へ駆けつけなければいけなかった。それでも最下級デモンですら一体でA級冒険者と同格する程の強さを持っている、戦争になればヒューマン達に勝ち目はない。
それでヒューマン達は勇者を召喚したわけだが、最近勇者が召喚された事が魔王の耳に入ってしまった為、魔王は強くなって面倒なことになる前に消すことにした。
さらに魔王は、勇者の中には女もいると知り、尚更攻めたくなった。
後日、魔王は全戦力を揃え、ヒューマンの住む国へ向かう準備を終えていた。
そして魔王は向かう前に女を犯し、高笑いを上げていた。
これからの勝利を確信して、ヒューマンの男達を滅ぼした後の楽しみに魔王は頬を吊り上げ、気色悪い笑顔を浮かべていた。
これから起こる事も知らずに…
『王女達を攫って国民の前で他のオークに犯させるのとか興奮するなぁ…フガッ。僕の子も孕ませよう。ウヒヒ』
女達は自分達がこれから自分の国が滅ぼされると知って何も出来ずにいる事があまりにも悔しくて、魔王を睨みながら涙を浮かべていた。
『なんだその目はぁ!?僕に逆らうのか!?殺してやるっ!。どうせ女はこれから余る程手に入るんだ。ひひっ』
そう言って魔王は女達を全て殺し、ヒューマンの国へ進み始めようとした。
その瞬間正面からあり得ないほどの魔力を持った何かが物凄い速さで近づいてくるのがわかった。
魔王は自分の力を過信し、結界を張れば大丈夫だろうと結界を張ったがその結界はいとも容易く破壊され、速度を落とさず近づいてくる。
これには魔王も焦り、結界をさらに複数張ったがそれもいとも容易く破壊され、更に近づき続ける。
『なんだ!?勇者でもこれ程の力は持っていないぞ!?まさかドラゴンか!?しかしドラゴンにしては余りにも小さ過ぎるっ!ブヒィィッ!僕の邪魔をする奴は許さない…許さないぃぃぃ!僕は最強なんだぁぁぁ!』
とうとう魔王は狂い、魔法をその何かに向かって撃ち続ける。
冷静さを失った魔王は近づいてくる何かが真上まで来ている事に気付かず、ひたすら魔法を撃ち続けた。
『ふぅっふぅっ…あれ?勝ったのか!?ふひっやっぱり僕は最強なんだ。僕が負けるわけn…』
その瞬間勝利したと錯覚した魔王を一本の剣が貫通し地面に突き刺さった。
ズドドォォォォォォンッッ!!!!!!!
剣は地面に突き刺さると同時に魔王の周囲のデモン達は全て吹き飛ばし、地面に巨大なクレーターを作りあげた。
そして剣はその切れ味だけで大地を切り裂いて地上から遥か下の方まで突き進んでいき、地上には巨大なクレーターとデモンの死体だけが残った。
この日魔王は死んだ。誰にも知られずに圧倒的な力の前になすすべも無く消しとばされた。しかしその魔王を消し飛ばした相手はこの事を知る事もなく、魔王はその者の経験値にすらならずにその一生を終えた。
その頃…
うーん…うーん…
「うーん…今度は木刀に魔力を纏わせて…お!できた!よし、木刀と強さのギャップとか面白そうだからさっき飛んでった剣よりももっと強い剣にしちゃおう」
===========================================================
いや~ファンタジー世界のラスボス死んじゃいましたね(笑)
ここでなんで魔王を倒したのにレベルが上がらないの?と思う人が居ると思うので説明しますと、経験値はその戦闘の経験を得て経験値を得るので事故で飛んでった剣に殺された魔王は経験値にすらなれなかったわけです。
まあラスボスが死んでも元おっさんの物語はまだまだ続くのですが(笑)
この男はデモン達の王、この世界の魔王でありこの世界の邪悪そのものであった。
『ちっ、もう死んだぞ。おい!次の女を持ってこい!』
この丸々太ったオークの魔王は部下に他の種族の女達を攫わせてはその女達を犯す事が趣味であった。
『ハッ…ハッ…ハッ…ふぅ…。うひひっ、やっぱエルフの女は特に最高だ!』
『ひぐ…たずけで……』
『アァ!?僕を誰だと思っている!!魔王様だぞぉ?フガッ、僕に逆らったらどうなるかわかってるんだろうなぁ?』
魔王は毎日、部下達に村を襲わせて男と子供は皆殺し、女は全て攫っていきその中で特に容姿と体型が良い女だけを選び、残りの女達は他のオークに犯させ、それを鑑賞して楽しむ毎日を送っていた。
そして飽きては殺し、次の女を犯させる。
『そろそろ攻められる村も周辺には無くなってきたぞ…いっそのことヒューマンを滅ぼそう!あの種族は人口も多いからしばらく楽しめそうだ!フガッうひひひ…』
魔王はデモン達を集めヒューマンの国に攻める準備をしていた。
デモンはまるで悪魔の様な見た目をした人型のデモンから触手が身体中から生えた見た目が気色悪いデモン、腕が複数生えたデモンなど様々な見た目をしている。
そして普通のモンスターまでを戦力に入れ国を攻め滅ぼす準備をしていた。
普通は1人でこれ程簡単に戦争を開始することなどできるわけがないのだが、魔王の魔力量は他のデモンと比べ物にならないほど持っている為、生まれつき贅沢三昧で自分の思い通りにならないと力ずくで言うことを聞かせる。その為デモン達はすぐに魔王の元へ駆けつけなければいけなかった。それでも最下級デモンですら一体でA級冒険者と同格する程の強さを持っている、戦争になればヒューマン達に勝ち目はない。
それでヒューマン達は勇者を召喚したわけだが、最近勇者が召喚された事が魔王の耳に入ってしまった為、魔王は強くなって面倒なことになる前に消すことにした。
さらに魔王は、勇者の中には女もいると知り、尚更攻めたくなった。
後日、魔王は全戦力を揃え、ヒューマンの住む国へ向かう準備を終えていた。
そして魔王は向かう前に女を犯し、高笑いを上げていた。
これからの勝利を確信して、ヒューマンの男達を滅ぼした後の楽しみに魔王は頬を吊り上げ、気色悪い笑顔を浮かべていた。
これから起こる事も知らずに…
『王女達を攫って国民の前で他のオークに犯させるのとか興奮するなぁ…フガッ。僕の子も孕ませよう。ウヒヒ』
女達は自分達がこれから自分の国が滅ぼされると知って何も出来ずにいる事があまりにも悔しくて、魔王を睨みながら涙を浮かべていた。
『なんだその目はぁ!?僕に逆らうのか!?殺してやるっ!。どうせ女はこれから余る程手に入るんだ。ひひっ』
そう言って魔王は女達を全て殺し、ヒューマンの国へ進み始めようとした。
その瞬間正面からあり得ないほどの魔力を持った何かが物凄い速さで近づいてくるのがわかった。
魔王は自分の力を過信し、結界を張れば大丈夫だろうと結界を張ったがその結界はいとも容易く破壊され、速度を落とさず近づいてくる。
これには魔王も焦り、結界をさらに複数張ったがそれもいとも容易く破壊され、更に近づき続ける。
『なんだ!?勇者でもこれ程の力は持っていないぞ!?まさかドラゴンか!?しかしドラゴンにしては余りにも小さ過ぎるっ!ブヒィィッ!僕の邪魔をする奴は許さない…許さないぃぃぃ!僕は最強なんだぁぁぁ!』
とうとう魔王は狂い、魔法をその何かに向かって撃ち続ける。
冷静さを失った魔王は近づいてくる何かが真上まで来ている事に気付かず、ひたすら魔法を撃ち続けた。
『ふぅっふぅっ…あれ?勝ったのか!?ふひっやっぱり僕は最強なんだ。僕が負けるわけn…』
その瞬間勝利したと錯覚した魔王を一本の剣が貫通し地面に突き刺さった。
ズドドォォォォォォンッッ!!!!!!!
剣は地面に突き刺さると同時に魔王の周囲のデモン達は全て吹き飛ばし、地面に巨大なクレーターを作りあげた。
そして剣はその切れ味だけで大地を切り裂いて地上から遥か下の方まで突き進んでいき、地上には巨大なクレーターとデモンの死体だけが残った。
この日魔王は死んだ。誰にも知られずに圧倒的な力の前になすすべも無く消しとばされた。しかしその魔王を消し飛ばした相手はこの事を知る事もなく、魔王はその者の経験値にすらならずにその一生を終えた。
その頃…
うーん…うーん…
「うーん…今度は木刀に魔力を纏わせて…お!できた!よし、木刀と強さのギャップとか面白そうだからさっき飛んでった剣よりももっと強い剣にしちゃおう」
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いや~ファンタジー世界のラスボス死んじゃいましたね(笑)
ここでなんで魔王を倒したのにレベルが上がらないの?と思う人が居ると思うので説明しますと、経験値はその戦闘の経験を得て経験値を得るので事故で飛んでった剣に殺された魔王は経験値にすらなれなかったわけです。
まあラスボスが死んでも元おっさんの物語はまだまだ続くのですが(笑)
応援ありがとうございます!
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