41 / 47
学園祭編
5
しおりを挟む
私の動きを見てイーライが私の代わりに龍のマークに入ってくれた。
ボールを視線で追いながらも周りを見るアレクがシュートを打つ可能性は十分にある。点数にはならないがこの状況を崩すためだ。
『フィー!!お前は様子見という言葉を知らないのか?!』
リアがそんなことを言っているが正直あまり耳に入ってこない。
今の獲物はアレクの持っているボールだ。
アレクが動き出すのを見て手を伸ばす。バチっと音が鳴ればbーるはアレクのてから離れた。
弾かれたボールの先にはリアがいて、私はすぐさまフリーのポジションに動く。
パスでボールを貰うより、貰いに行く方が確実だ。
この6人の中で私が一番小さいから小回りも聞くし、彼らの歯科医にもギリ入りにくいし、リアからボールをもらうとそのままゴールへ向かう。
『簡単に行けると思っていないよな?フィー。』
すばしっこく動いたはずなのに、ルークにはお見通しですぐに見つかってしまう。
龍には有効な技でもルーク相手に通用するかはわからない。適用としたとしても、次はないだろう。
気がつけば、アイソレーションに近い状態で他の4人は私達から少し離れた場所にいる。
ルークに真っ向勝負を仕掛けても負けるのは分かりきっている。
では、どうするか。
正攻法じゃない方法でゴールを決めればいいだけの事だ。
ボールをつきながら頭の中で、動きをイメージする。
そしてフェイクをかけルークを抜く。
うまく抜けれたとしても気をつけて抜けば一瞬で捕まるし、抜け切れるとも限らない。
何度かすばしっこく切り替えを史、ゴールへボールを投げ飛ばす。
転校初日に龍相手にやったアレだ。
勢いよく投げられたボールはバックボードにあたり、そのままゴールリングをくぐった。
大分成功率は上がってきたなと、私は確信する。
『さすが、リア達の妹。やることが予想外すぎる。』
ピューと口笛を吹き、おどけた態度を取りつつ頭を撫でてくれたのは、私の勝手な行動にすぐさま対応してくれたイーライだった。
予想外なことをしないと、お兄ちゃん達の相手は務まらないので、褒め言葉としてとっておく。
『フォローありがとう!』
お礼をイーライに伝えると、すぐに試合は再開された。
その後何度かの攻防が続き、残り時間が1分をきた現在両チーム同点。
龍1人なら勝てる自信はあるのだが、ルークとアレクがいる為いつも以上動けないし、邪魔をされる。
悔しいと思う自分もいれば、この状況を楽しんでいる自分もいる。
結局はバスケが好きだということだ。
試合か指示のマーク相手を基本とするが、リアもイーライも私の動きに合わせてくれるのが非常うにありがたい。
あの後、アレクとも、龍もちろんルークともで何度か直接対決をした。
そして残り時間が少ない今、私の前に立ちはだかるのは兄のルークだ。
『ルーク、少しは手を抜くいてくれてもいいと思うの。』
『フィー相手に手なんか抜いたら、あとで怒るだろう?安心しろ、一応フィーがいうように全力ではやっていない。』
『・・・・・うん、それはありがとう?でも、そいうのは言わなくていい一言で当て、ムカつくしそういうところが大っ嫌い!』
『え゛っ?!』
私の“大嫌い”発言で一瞬動きを止めた隙を見てルークを抜くとゴール目掛けて一直線に走る。
すぐにヘルプについたのはアレクと龍。
シュートフォームに入りかけた私だがボールを胸の位置まで落とし2人の間にできた隙間をすり抜けると、そのまま崩れるような体制でボールを放った。
華香勢いをつけて放ったボールだが、ギリギリのところでゴールのネットをくぐった。
体制を崩しながらのシュートだったので、ゴロンと地面に転がったがまぁ点数は獲得できたのでよしとしよう。
ゲーム終了の笛がなり、挨拶をした時会場が以上に盛り上がっている事に気がついた。
試合中は全く気づいてなかったが、私にクレームを出していたお姉様方も驚いた表情をしている。
とりあえず、目的は達成したのかな?
グッと伸びをすれば、観客席に見知った顔を見つけて彼に近づいていく。
「香山さん、来られてたんですね。」
「皇帝が試合してるって聞いたからね。そしたらソフィもいたから驚いたよ。」
「幼い頃から、兄達と手加減なしでバスケした結果が今です。」
香山さんと話していると、リアがやってきた。
『フィー、ルークをどうにかしてくれ、鬱陶しい。』
『すておけばいいのよ。』
にっこり笑みを浮かべ項垂れるルークに言い放つ。
その様子を見ていた、香山さんは笑い出した。
そこに客席からディが降りてきた。
『フィー、そろそろ戻らないと。』
『あぁ、そうか。』
『ダンもいいところに。これ、明日講演会があるなのだが、犯罪心理学の授業とっている生徒限定であるんだ。クラスの中で仲がいいのが俺だけだから、教授に頼まれてたんだ。今渡しておく。」
チラシとチケットを鞄から取り出して私とディに渡してくれた香山さんは友達に呼ばれて、その場で別れた。
リアとルークは放置をして、アレクとイーライに試合をしてくれたお礼を伝えると、龍も合流して高騰部へ戻る事にした。
ボールを視線で追いながらも周りを見るアレクがシュートを打つ可能性は十分にある。点数にはならないがこの状況を崩すためだ。
『フィー!!お前は様子見という言葉を知らないのか?!』
リアがそんなことを言っているが正直あまり耳に入ってこない。
今の獲物はアレクの持っているボールだ。
アレクが動き出すのを見て手を伸ばす。バチっと音が鳴ればbーるはアレクのてから離れた。
弾かれたボールの先にはリアがいて、私はすぐさまフリーのポジションに動く。
パスでボールを貰うより、貰いに行く方が確実だ。
この6人の中で私が一番小さいから小回りも聞くし、彼らの歯科医にもギリ入りにくいし、リアからボールをもらうとそのままゴールへ向かう。
『簡単に行けると思っていないよな?フィー。』
すばしっこく動いたはずなのに、ルークにはお見通しですぐに見つかってしまう。
龍には有効な技でもルーク相手に通用するかはわからない。適用としたとしても、次はないだろう。
気がつけば、アイソレーションに近い状態で他の4人は私達から少し離れた場所にいる。
ルークに真っ向勝負を仕掛けても負けるのは分かりきっている。
では、どうするか。
正攻法じゃない方法でゴールを決めればいいだけの事だ。
ボールをつきながら頭の中で、動きをイメージする。
そしてフェイクをかけルークを抜く。
うまく抜けれたとしても気をつけて抜けば一瞬で捕まるし、抜け切れるとも限らない。
何度かすばしっこく切り替えを史、ゴールへボールを投げ飛ばす。
転校初日に龍相手にやったアレだ。
勢いよく投げられたボールはバックボードにあたり、そのままゴールリングをくぐった。
大分成功率は上がってきたなと、私は確信する。
『さすが、リア達の妹。やることが予想外すぎる。』
ピューと口笛を吹き、おどけた態度を取りつつ頭を撫でてくれたのは、私の勝手な行動にすぐさま対応してくれたイーライだった。
予想外なことをしないと、お兄ちゃん達の相手は務まらないので、褒め言葉としてとっておく。
『フォローありがとう!』
お礼をイーライに伝えると、すぐに試合は再開された。
その後何度かの攻防が続き、残り時間が1分をきた現在両チーム同点。
龍1人なら勝てる自信はあるのだが、ルークとアレクがいる為いつも以上動けないし、邪魔をされる。
悔しいと思う自分もいれば、この状況を楽しんでいる自分もいる。
結局はバスケが好きだということだ。
試合か指示のマーク相手を基本とするが、リアもイーライも私の動きに合わせてくれるのが非常うにありがたい。
あの後、アレクとも、龍もちろんルークともで何度か直接対決をした。
そして残り時間が少ない今、私の前に立ちはだかるのは兄のルークだ。
『ルーク、少しは手を抜くいてくれてもいいと思うの。』
『フィー相手に手なんか抜いたら、あとで怒るだろう?安心しろ、一応フィーがいうように全力ではやっていない。』
『・・・・・うん、それはありがとう?でも、そいうのは言わなくていい一言で当て、ムカつくしそういうところが大っ嫌い!』
『え゛っ?!』
私の“大嫌い”発言で一瞬動きを止めた隙を見てルークを抜くとゴール目掛けて一直線に走る。
すぐにヘルプについたのはアレクと龍。
シュートフォームに入りかけた私だがボールを胸の位置まで落とし2人の間にできた隙間をすり抜けると、そのまま崩れるような体制でボールを放った。
華香勢いをつけて放ったボールだが、ギリギリのところでゴールのネットをくぐった。
体制を崩しながらのシュートだったので、ゴロンと地面に転がったがまぁ点数は獲得できたのでよしとしよう。
ゲーム終了の笛がなり、挨拶をした時会場が以上に盛り上がっている事に気がついた。
試合中は全く気づいてなかったが、私にクレームを出していたお姉様方も驚いた表情をしている。
とりあえず、目的は達成したのかな?
グッと伸びをすれば、観客席に見知った顔を見つけて彼に近づいていく。
「香山さん、来られてたんですね。」
「皇帝が試合してるって聞いたからね。そしたらソフィもいたから驚いたよ。」
「幼い頃から、兄達と手加減なしでバスケした結果が今です。」
香山さんと話していると、リアがやってきた。
『フィー、ルークをどうにかしてくれ、鬱陶しい。』
『すておけばいいのよ。』
にっこり笑みを浮かべ項垂れるルークに言い放つ。
その様子を見ていた、香山さんは笑い出した。
そこに客席からディが降りてきた。
『フィー、そろそろ戻らないと。』
『あぁ、そうか。』
『ダンもいいところに。これ、明日講演会があるなのだが、犯罪心理学の授業とっている生徒限定であるんだ。クラスの中で仲がいいのが俺だけだから、教授に頼まれてたんだ。今渡しておく。」
チラシとチケットを鞄から取り出して私とディに渡してくれた香山さんは友達に呼ばれて、その場で別れた。
リアとルークは放置をして、アレクとイーライに試合をしてくれたお礼を伝えると、龍も合流して高騰部へ戻る事にした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】小麦姫は熊隊長に毎日プロポーズする[スピラリニ王国3]
宇水涼麻
恋愛
ビアータに毎朝プロポーズされるアルフレードは、プロポーズされることに違和感があり戸惑っている。
しかし、そんなことも三月も続けば、戸惑いはなくとも、疑問は残る。
ビアータは本気でプロポーズしているのか?
アルフレードは悩みながらも強くは拒否できないでいた。
そして、夏休みを迎える。
中世ヨーロッパ風学園ラブストーリーです。
『虐げられたご令嬢はお隣さんと幸せになる』と同時代同学園でのお話になります。
でも、ほぼ被りませんので、そちらを読んでいないことは問題ありません。
毎日午前中に更新予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
俺様御曹司に飼われました
馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!?
「俺に飼われてみる?」
自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。
しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる