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七章
緊急事態
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続いてのニュースです
ミラクルの岡 静さんの娘で、女優の、岡 姫乃さんが何者かの手により、本棚の下敷きにされ意識不明の重体です…。
と言い終わらない内に静は、病室のテレビを切る。
あの後、娘はすぐ近所の方によって助け出され、運ばれたのにも関わらず、一向に意識を戻さなかった。
このことがあり、優美は元気がなく、常に責め続けていた。
誰が悪いとかじゃないのに
強いていうならば、亮平なのに
俺は、責める気になれずただその場で留まっているだけだ。
何をしても目を覚さない。
娘は以前こちょばしに弱かった。
ちょっとでもこちょばすと、愛らしい顔でキャハハ と笑う。
俺が言うのもなんだが、凄く可愛い。
きっと男子にモテモテだろう。
自分でも自覚がある。
俺は親バカだ。
誰がなんと言おうと、自分の子は可愛い1番だろうと思う。
それが、当たり前では無いだろうか。
目覚めなくなって、今日で20日か
結構経つな。
悔しいが、姫乃は抵抗力がそんななかった。
強いと思ったが、意外とか弱いみたいだ。
まぁ病気持ちだから、そこまで強いというわけでもなかったが
いつ目覚めるのだろうか不安な日々が続いている。
自分の娘は大切だ。
だが、残りの子どもらを養うためには、働かなければならない。
不規則な職業なため、娘が入院したと言ったら、休みが取れたけど、今後も取り続けるわけにはいくまい。
しかも、ファンが待っている。
それに、姫も望まないだろう。
こういう形を…。
仕事が終わり、俺は直で娘に会いに、足繁く通った病院に向かう。
そこにはいつものように娘が、青白い顔で目蓋を閉じて横たわっていた。
ただ、一つだけその日は違うことがあった。
娘をこのような姿にした、亮平が何食わぬ顔でお見舞いに来ていたのだ。
俺は思わず拳を振りかざす。
それを、横にいた陽太に止められた。
陽太、頼む!止めるな
今しかないんだ
パパやめてよ!姫は、そんなこと望まねーよ
お願いだから、姫の前でやめろよ
なぁパパ落ち着け
陽太のお陰で幾分かマシになった気がした。
何とか息子のお陰で冷静になれたのだ。
亮平は、意外にも特段何もせず、お花だけを添え、少し謝罪し、帰っていった。
今更謝っても気持ちが晴れるわけないのにふざけんなよと、心の奥で罵るのであった。
そして、相変わらず、ゆうみのことは責めれないでいた。
まぁ、きっと悪意が全くないからだろう。
そう思いながら、俺はまた目を覚まさない姫にそっと語りかけた。
今日のお話何が良い?
そうか~ じゃあこのお話にするか~
今は昔竹取の翁というもの…
パパ渋い、何でそれにすんだよ~
ん?姫らしいだろ古風好きだからこの子
まぁそうだけど
でもこれで目覚めたら面白いよねとみんなで久々に大笑いしたのだった。
ミラクルの岡 静さんの娘で、女優の、岡 姫乃さんが何者かの手により、本棚の下敷きにされ意識不明の重体です…。
と言い終わらない内に静は、病室のテレビを切る。
あの後、娘はすぐ近所の方によって助け出され、運ばれたのにも関わらず、一向に意識を戻さなかった。
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誰が悪いとかじゃないのに
強いていうならば、亮平なのに
俺は、責める気になれずただその場で留まっているだけだ。
何をしても目を覚さない。
娘は以前こちょばしに弱かった。
ちょっとでもこちょばすと、愛らしい顔でキャハハ と笑う。
俺が言うのもなんだが、凄く可愛い。
きっと男子にモテモテだろう。
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俺は親バカだ。
誰がなんと言おうと、自分の子は可愛い1番だろうと思う。
それが、当たり前では無いだろうか。
目覚めなくなって、今日で20日か
結構経つな。
悔しいが、姫乃は抵抗力がそんななかった。
強いと思ったが、意外とか弱いみたいだ。
まぁ病気持ちだから、そこまで強いというわけでもなかったが
いつ目覚めるのだろうか不安な日々が続いている。
自分の娘は大切だ。
だが、残りの子どもらを養うためには、働かなければならない。
不規則な職業なため、娘が入院したと言ったら、休みが取れたけど、今後も取り続けるわけにはいくまい。
しかも、ファンが待っている。
それに、姫も望まないだろう。
こういう形を…。
仕事が終わり、俺は直で娘に会いに、足繁く通った病院に向かう。
そこにはいつものように娘が、青白い顔で目蓋を閉じて横たわっていた。
ただ、一つだけその日は違うことがあった。
娘をこのような姿にした、亮平が何食わぬ顔でお見舞いに来ていたのだ。
俺は思わず拳を振りかざす。
それを、横にいた陽太に止められた。
陽太、頼む!止めるな
今しかないんだ
パパやめてよ!姫は、そんなこと望まねーよ
お願いだから、姫の前でやめろよ
なぁパパ落ち着け
陽太のお陰で幾分かマシになった気がした。
何とか息子のお陰で冷静になれたのだ。
亮平は、意外にも特段何もせず、お花だけを添え、少し謝罪し、帰っていった。
今更謝っても気持ちが晴れるわけないのにふざけんなよと、心の奥で罵るのであった。
そして、相変わらず、ゆうみのことは責めれないでいた。
まぁ、きっと悪意が全くないからだろう。
そう思いながら、俺はまた目を覚まさない姫にそっと語りかけた。
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そうか~ じゃあこのお話にするか~
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