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第二十九話︰彗月の瞳
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まだ日が沈んだばかりの刻だ。紬は、彗月が当然起きているものだと思って、月の間を訪ねた。
しかし、呼びかけても返事がなかった。日頃遅くまで仕事をしているはずの彼が、もう床に就いていた。
珍しいこともあるのね。首を傾げつつ、起こすのも悪いと思って、自室に引き返そうとした。話をするのはまた明日にしようと。
そこで、異変に気がついた。あの彗月の妖気が、乱れているのを感じ取ったのだ。
彼の身に一体何が?紬はたまらず月の間の襖を開いて、横たわる彗月に駆け寄った。
酷くうなされていた彗月の様子は、只事ではなかった。起こさなければ。呼び戻さなければ。そう思い何度も声をかけ、名前を呼んだ。
彗月はようやく夢から醒めた。
目を覚ました彼を見て──安堵すると同時に、驚いた。
出会った時からずっと閉じられていた瞼が、開いている。その瞳が初めてあらわになっている。
「……あ……」
彗月は力無く呟いて、茫然とこちらを向いていた。
「……」
紬は、彼の瞳に魅入られた。
仄明るい夕色が、深まる藍色にほどけている。宵の空が、彼の瞳の中にある。
なんて綺麗なんだろう。
こんなにも美しい目は、他に知らない。
(……いつも隠しているのが、勿体ないくらい……)
『この目はよく視えすぎる、それを制限する為に瞼を閉じている』──里に向かう御車の中で、彼がそう教えてくれたのを覚えている。
「彗月さん」
「っ!」
「貴方の目って、一体……」
息を飲む音がした。
その時、彗月の瞳孔が、ぐわ、と開いた。
「!?」
それを見た紬の心臓が、ドクンと脈打つ。
突然、身体を動かせなくなった。手の先から足の先まで、固まったように動かない。
心臓を、いや、それとは違う何かを捕らえられている感覚がある。持っていかれる、奪われる──
「っあ……え……?」
それも、一瞬の出来事だった。
まだ理解が追いつかないうちに、その硬直はふっと解けた。紬は崩れ落ちるのを堪えるために、布団に手をつく。
──なに。今のは。
得体の知れない感覚に、紬は言葉も無く混乱した。
身動きが取れなかった。蛇に睨まれた蛙とはこのことだ。そう、自分は今、睨まれていた。
「ち、違っ、すみませ」
「!」
見上げると、彗月は片手で目元を隠した。
「待って、痛くしたらだめ」
強く、痛みつけるように覆うので、紬は慌ててその手を止める。彼がこんな風に取り乱すのは、初めてのことだ。
「今のは、妖術ですよね?彗月さんの」
「……っ……す、すみません」
「大丈夫、すぐに解けましたから。私には一瞬しか効きませんから……大丈夫」
自身にかけられた妖術を無意識に解く。郷守の巫女には、それが出来る。彗月もよく知っていることだろうに。
「彗月さん、自分の力が怖いんですか」
「……いいえ」
「じゃあ、どうして……」
「……」
紬が問うと、彗月はゆっくりと手を下ろした。額に汗が滲んで、瞼はいつものように閉じられている。
少しの沈黙の後に、ぽつり、ぽつりと語り出す。
「影縛り。……今のは、そう呼ばれている影族の術です。目で見た相手の“核”を睨んで、身動きを奪う……」
「核を、睨む?」
そんなことが出来るのかと驚く紬だが、ふと、数日前のことが頭によぎる。
瘴気が核に迫っている──彗月は、床に伏す日和を前に、そう言っていた。
「彗月さんには……影族の目には、視えているんですね。魂の核が。」
「はい」
彼が常に瞳を隠しているのは、影縛りの事故を防ぐ為だったらしい。
視えすぎる、というのはそういうことだったのか。
「深くかかれば核を乗っ取ってしまう……危険な術です。今のような事故、あってはいけない」
「深くかかればって、そんな。私が相手ならすぐに解けるんですから、思い詰めなくても──」
「駄目なんです」
被せて強く言う彗月。紬はさっと口を閉じる。
「この術は、先代を……五代目の郷守の巫女を、死に追いやった術だから。」
五代目は一度だけ、事故で影縛りを受けた。
それからというもの彼女は、妖術を、あやかしを恐れるようになった。影族の目を酷く恐れるようになった。
思い出しながら語る彗月の吐息は、震えている。
「あの人は、この里での日々に耐えかねて……それで……自ら──」
(……!)
紬は大きく目を見開いた。
五代目の死因は、自死。
「あの人のことは、影族が……我々が、殺したも同然なんです」
もう二度と、あんなことは。彗月は掠れた声で、力無く呟いた。
五代目が早くに亡くなったというのは、聞いていた。思い返してみれば、彗月が初めて暗い表情を見せたのは、時紀が先代の巫女の話をした時だ。
(──だから、って)
「私には、同じようになってほしくないと。……そういうことですか。」
「……」
彼は俯いたままでいる。
「私はさっき、影縛りの術をかけられました。それで、貴方に怯えているように見えますか」
「……」
「先代の巫女がそうだったから……私も、貴方に殺されるというんですか。」
黙ったまま、何も返ってこない。
──何、それ。冗談じゃないわ。
紬は手を強く握りしめて、彗月を見上げた。
「見くびらないで」
「!」
彼の袖を掴み、顔を寄せる。
「私のどこを見ていたら、そんなこと思うの。言ったでしょう?貴方を怖いと思ったことは、一度も無いって。」
それなのに。貴方は、その言葉を信じていなかった。
目頭が熱くなるのを感じて、袖を掴む手に力が入る。ぐしゃりと深い皺がついた。
「貴方はずっと──私の影に五代目を見てる。その人と私を重ねているのね。」
「……!」
だから、“いずれ自分が恐怖の対象になるんじゃないか”と思うんでしょう。
また同じようになるんじゃないかと、怯えているんでしょう。
「貴方が抱える苦しみは、私なんかには計り知れない。でも……私は私よ。五代目じゃない。」
辛い過去ばかりに囚われないで。
ちゃんと、貴方の前にいる私に目を向けて。
──私の言葉を信じてよ。
「……紬さ……」
「それとも、なんですか。……私は貴方にとって、五代目の後釜に過ぎませんか。」
「!」
それを聞いた途端、彗月は大きく目を見開いた。
「私を失いたくないというのも……私が、六代目の巫女だから──」
「違う!」
遮られ、手を掴まれた。
「巫女かどうかなんて関係ない!」
「……」
口を閉ざして、彼を真っ直ぐに見返す。
「明日、貴女が巫女でなくなったとしても、隣に居るのは貴女がいい。幸せにするのは貴女がいい。僕は……!……」
眉ひとつ動かさない紬を見て、彗月は歯を食いしばり、目線を落とした。
紬はしばらく黙っていた。それから、おもむろに手を伸ばす。
「……ごめんなさい。少し、言い過ぎた」
「!」
「貴方が、紬を大切に思ってくれていることは、分かってるの。」
彗月の頬に手を当てて、自分の方を向かせる。
彼と真っ直ぐに目が合った。金色と宵色が交わった。
「でも──貴方にも知ってほしかった。心からの言葉を受け取ってもらえないのは、悲しいことなのよって。」
「あ……」
彗月は、ハッとしたように声を零した。
彼は瞼を閉じなかった。目を逸らすこともせず、紬の手の甲にそっと触れた。
障子からさしこむ柔らかな光が、二人を静かに照らしている。
「本当に……綺麗な目」
「……」
「私、貴方の目が好きよ。睨まれたって平気。術なんて、見惚れているうちに解けるもの」
「……君は」
彗月は眉を下げて、紬につられたように頬をゆるめた。
「君は……強いね。」
「ええ、そうでしょう。貴方が思っていたほど、弱くはないわ」
でも、と額を寄せる。
「貴方が知る人間の弱さは、私にも少しくらいある。……だから隣にいてほしい。貴方がいれば、何があっても大丈夫だから」
「うん」
「どうか、私を見て。私を信じていてください。」
「……うん。」
彗月は、紬の背に腕を回す。そして優しく抱き寄せた。
「すみません。悲しい思いをさせてしまった……情けないところを見せた。」
「それは、お互い様です。」
紬がぎゅっと抱きしめ返すと、彼の腕の力も強まる。手のひらと同じように、ひんやりしているものだと思っていたけれど、彼の身体はあたたかかった。
「貴方のその傷が癒えるには、まだ遠いかもしれない。……一緒に乗り越えましょう。」
「──ありがとう。」
静かに夜が更けていく。
心臓の音を感じていたくて、離れがたくて、二人はしばらく何も言わなかった。
愛しい人の腕の中にいるのは、心地が良かった。
しかし、呼びかけても返事がなかった。日頃遅くまで仕事をしているはずの彼が、もう床に就いていた。
珍しいこともあるのね。首を傾げつつ、起こすのも悪いと思って、自室に引き返そうとした。話をするのはまた明日にしようと。
そこで、異変に気がついた。あの彗月の妖気が、乱れているのを感じ取ったのだ。
彼の身に一体何が?紬はたまらず月の間の襖を開いて、横たわる彗月に駆け寄った。
酷くうなされていた彗月の様子は、只事ではなかった。起こさなければ。呼び戻さなければ。そう思い何度も声をかけ、名前を呼んだ。
彗月はようやく夢から醒めた。
目を覚ました彼を見て──安堵すると同時に、驚いた。
出会った時からずっと閉じられていた瞼が、開いている。その瞳が初めてあらわになっている。
「……あ……」
彗月は力無く呟いて、茫然とこちらを向いていた。
「……」
紬は、彼の瞳に魅入られた。
仄明るい夕色が、深まる藍色にほどけている。宵の空が、彼の瞳の中にある。
なんて綺麗なんだろう。
こんなにも美しい目は、他に知らない。
(……いつも隠しているのが、勿体ないくらい……)
『この目はよく視えすぎる、それを制限する為に瞼を閉じている』──里に向かう御車の中で、彼がそう教えてくれたのを覚えている。
「彗月さん」
「っ!」
「貴方の目って、一体……」
息を飲む音がした。
その時、彗月の瞳孔が、ぐわ、と開いた。
「!?」
それを見た紬の心臓が、ドクンと脈打つ。
突然、身体を動かせなくなった。手の先から足の先まで、固まったように動かない。
心臓を、いや、それとは違う何かを捕らえられている感覚がある。持っていかれる、奪われる──
「っあ……え……?」
それも、一瞬の出来事だった。
まだ理解が追いつかないうちに、その硬直はふっと解けた。紬は崩れ落ちるのを堪えるために、布団に手をつく。
──なに。今のは。
得体の知れない感覚に、紬は言葉も無く混乱した。
身動きが取れなかった。蛇に睨まれた蛙とはこのことだ。そう、自分は今、睨まれていた。
「ち、違っ、すみませ」
「!」
見上げると、彗月は片手で目元を隠した。
「待って、痛くしたらだめ」
強く、痛みつけるように覆うので、紬は慌ててその手を止める。彼がこんな風に取り乱すのは、初めてのことだ。
「今のは、妖術ですよね?彗月さんの」
「……っ……す、すみません」
「大丈夫、すぐに解けましたから。私には一瞬しか効きませんから……大丈夫」
自身にかけられた妖術を無意識に解く。郷守の巫女には、それが出来る。彗月もよく知っていることだろうに。
「彗月さん、自分の力が怖いんですか」
「……いいえ」
「じゃあ、どうして……」
「……」
紬が問うと、彗月はゆっくりと手を下ろした。額に汗が滲んで、瞼はいつものように閉じられている。
少しの沈黙の後に、ぽつり、ぽつりと語り出す。
「影縛り。……今のは、そう呼ばれている影族の術です。目で見た相手の“核”を睨んで、身動きを奪う……」
「核を、睨む?」
そんなことが出来るのかと驚く紬だが、ふと、数日前のことが頭によぎる。
瘴気が核に迫っている──彗月は、床に伏す日和を前に、そう言っていた。
「彗月さんには……影族の目には、視えているんですね。魂の核が。」
「はい」
彼が常に瞳を隠しているのは、影縛りの事故を防ぐ為だったらしい。
視えすぎる、というのはそういうことだったのか。
「深くかかれば核を乗っ取ってしまう……危険な術です。今のような事故、あってはいけない」
「深くかかればって、そんな。私が相手ならすぐに解けるんですから、思い詰めなくても──」
「駄目なんです」
被せて強く言う彗月。紬はさっと口を閉じる。
「この術は、先代を……五代目の郷守の巫女を、死に追いやった術だから。」
五代目は一度だけ、事故で影縛りを受けた。
それからというもの彼女は、妖術を、あやかしを恐れるようになった。影族の目を酷く恐れるようになった。
思い出しながら語る彗月の吐息は、震えている。
「あの人は、この里での日々に耐えかねて……それで……自ら──」
(……!)
紬は大きく目を見開いた。
五代目の死因は、自死。
「あの人のことは、影族が……我々が、殺したも同然なんです」
もう二度と、あんなことは。彗月は掠れた声で、力無く呟いた。
五代目が早くに亡くなったというのは、聞いていた。思い返してみれば、彗月が初めて暗い表情を見せたのは、時紀が先代の巫女の話をした時だ。
(──だから、って)
「私には、同じようになってほしくないと。……そういうことですか。」
「……」
彼は俯いたままでいる。
「私はさっき、影縛りの術をかけられました。それで、貴方に怯えているように見えますか」
「……」
「先代の巫女がそうだったから……私も、貴方に殺されるというんですか。」
黙ったまま、何も返ってこない。
──何、それ。冗談じゃないわ。
紬は手を強く握りしめて、彗月を見上げた。
「見くびらないで」
「!」
彼の袖を掴み、顔を寄せる。
「私のどこを見ていたら、そんなこと思うの。言ったでしょう?貴方を怖いと思ったことは、一度も無いって。」
それなのに。貴方は、その言葉を信じていなかった。
目頭が熱くなるのを感じて、袖を掴む手に力が入る。ぐしゃりと深い皺がついた。
「貴方はずっと──私の影に五代目を見てる。その人と私を重ねているのね。」
「……!」
だから、“いずれ自分が恐怖の対象になるんじゃないか”と思うんでしょう。
また同じようになるんじゃないかと、怯えているんでしょう。
「貴方が抱える苦しみは、私なんかには計り知れない。でも……私は私よ。五代目じゃない。」
辛い過去ばかりに囚われないで。
ちゃんと、貴方の前にいる私に目を向けて。
──私の言葉を信じてよ。
「……紬さ……」
「それとも、なんですか。……私は貴方にとって、五代目の後釜に過ぎませんか。」
「!」
それを聞いた途端、彗月は大きく目を見開いた。
「私を失いたくないというのも……私が、六代目の巫女だから──」
「違う!」
遮られ、手を掴まれた。
「巫女かどうかなんて関係ない!」
「……」
口を閉ざして、彼を真っ直ぐに見返す。
「明日、貴女が巫女でなくなったとしても、隣に居るのは貴女がいい。幸せにするのは貴女がいい。僕は……!……」
眉ひとつ動かさない紬を見て、彗月は歯を食いしばり、目線を落とした。
紬はしばらく黙っていた。それから、おもむろに手を伸ばす。
「……ごめんなさい。少し、言い過ぎた」
「!」
「貴方が、紬を大切に思ってくれていることは、分かってるの。」
彗月の頬に手を当てて、自分の方を向かせる。
彼と真っ直ぐに目が合った。金色と宵色が交わった。
「でも──貴方にも知ってほしかった。心からの言葉を受け取ってもらえないのは、悲しいことなのよって。」
「あ……」
彗月は、ハッとしたように声を零した。
彼は瞼を閉じなかった。目を逸らすこともせず、紬の手の甲にそっと触れた。
障子からさしこむ柔らかな光が、二人を静かに照らしている。
「本当に……綺麗な目」
「……」
「私、貴方の目が好きよ。睨まれたって平気。術なんて、見惚れているうちに解けるもの」
「……君は」
彗月は眉を下げて、紬につられたように頬をゆるめた。
「君は……強いね。」
「ええ、そうでしょう。貴方が思っていたほど、弱くはないわ」
でも、と額を寄せる。
「貴方が知る人間の弱さは、私にも少しくらいある。……だから隣にいてほしい。貴方がいれば、何があっても大丈夫だから」
「うん」
「どうか、私を見て。私を信じていてください。」
「……うん。」
彗月は、紬の背に腕を回す。そして優しく抱き寄せた。
「すみません。悲しい思いをさせてしまった……情けないところを見せた。」
「それは、お互い様です。」
紬がぎゅっと抱きしめ返すと、彼の腕の力も強まる。手のひらと同じように、ひんやりしているものだと思っていたけれど、彼の身体はあたたかかった。
「貴方のその傷が癒えるには、まだ遠いかもしれない。……一緒に乗り越えましょう。」
「──ありがとう。」
静かに夜が更けていく。
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