ノアの『異』世界一周旅行〜元関西人が来たこの世界、白は遅くて黒は長いみたいです〜

コウ

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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

153.セブと合流

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ノアは朝目を覚まし1つ木の上で寝るならロープと布でハンモックを作って寝ればもっと快適なんじゃ無いかと思った。

町へ帰ったら欲しい物がどんどん出てくるが
まだ森の中なのでしっかりと覚えておくと事にした。

今日の朝は魔物の気配が無いな。

ノアは索敵で反応が無いので木の上でそのまま朝飯にする事にする。

パンとファングボアの肉串で朝からガッツリ行く事にし食べていく。

そして食べ終えて少しゆっくりしていると索敵に反応があったので様子を伺っていると姿を現した。

その魔物はゴブリンで3匹で行動していたのでノアはふと手元の肉串の刺さっていた串を見て思い出す。

確か串で敵をやっつけるみたいな事聞いた事あったなぁ。

手元に2本あり一本足りないので取り敢えず手前から2体に向けて魔力を込めて貫通力の引き上げられて強化された串がゴブリンの頭を通過した。

2体のゴブリンが同時に倒れて残りの1体は何が起きたのかとキョロキョロしていた。

ノアがそのゴブリンの足元にファングボアの肉串を投げてやると拾って食べ出した。

ノアはそれを見てやっぱゴブリンは頭悪いんやなとの感想。

3分の2で生き残ったゴブリンにご褒美として食べ物を出してやったのだ。

そしてゴブリンからはノアが見えていない。

ゴブリンは倒れたゴブリンに喰らい付いて食べ始めたのでノアは共食いかー。

まあゴブリンやもんなと思いながら移動を始める事にした。

やはり魔の森でもかなりの端の方に来ている事が出てくる魔物の種類からも見受けられゴブリンやウルフ、コボルトなど魔の森でも最下層の魔物達が勢揃いである。

ウルフ以外は食べれないらしいのでいちいち回収したりするのも面倒だったので放置して先に進んでいく。

そして今再びノアは魔の森から抜ける事に成功しそれは予定通りの昼を少し超えた辺りの時間帯であった。

少し遅れた理由は途中で気になった木があって鑑定してみると変わった物があったのだ。

冷やしの葉の木

葉にメンソール効果のある成分が入っておりすり潰して塗り薬として使われて痛み止めとして使われたり飲み薬として胃薬になったりする万能な葉がなる木で濃い魔力が無い場所しか育たず栽培の成功例は無い。

ノアは鑑定を見て木に直接魔力を込めてれば行けそうやんと思い持って帰り庭に埋める事にした。

根から掘らないといけないので土魔法で盛り上がらせてそこにあった3本の木を全てを無限収納に入れた。

そんな事があり予定より時間が掛かり昼を過ぎたが別に予定は無いので良しとした。

そして森を抜けてから少しした場所で昼飯を食べる事にした。

ノアは準備の前にセブを呼ぼうと声をあげて呼んだ。

聞こえると思うって言ってたからそのうちくるだろと歩いていると人のいた痕跡があり2.3日後って所かと判断してここで準備を始めた。

この辺まで来てる奴もいるんだな。

入ったのか出てきたのかはわからんけど魔の森の周辺まで出てくるなら高ランクなんだろうなと思いながら準備を進めていく。

石を積んでフライパンを置ける様にしてハイのオーク肉を焼き始めたノアはコップに干し肉のスープを作り焼いていた肉にキャベを入れて野菜炒めにした。

食後のデザートにプルーベリーを出して水で洗っておく。

そしてノアが昼飯を食べているとセブがこちらに走ってきているのが見えた。

セブは案外近くにいたようでたいして時間が掛からなかったのだ。

セブただいま、無事で良かった良かった。
怪我もしてないな?ノアはセブに確認をとる。

セブはノアがそろそろ帰ってくると思って魔の森の方へ近付いてきていたそうだ。

魔物からは余裕で逃げれたし全然大丈夫だったらしい。

食事も要らないらしいので水だけ用意してやりノアはまた昼飯の続きを食べ始めた。
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