161 / 219
2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』
161.絡まれたノアは
しおりを挟むノアは声を掛けられた相手がルディだったので面倒くさい相手だと思いそのまま無視した。
何も無かったかの様にノアは壁にもたれたまま反応が無いのでルディは無視されている事に気が付いた。
ルディはおい、お前だ!
そう言ってノアを指差して叫んだ。
周辺の奴らの注目はこちらに集まる。
ノアは若干呆れながらそれも無視してこいつもこいつやけど親も親やなと考えていた。
早く止めろよ腹立ってきたわとノアは思っていたがそれ以上に面倒くさいと思い無視していた。
ルディは反応が無いノアに腹を立て感情が爆発しノアに殴りかかった。
一瞬の事でルーシェは反応出来なかったがゴルドは反応して止めようと動き出した。
ノアは殴りかかってきたルディに対してもう容赦は全く無かった。
すっと前に壁から離れて背中に背負う黒飴ちゃんに手を掛けてルディに向かって振り下ろして殺しにかかった。
そして振り下ろした刀は人の体を見事に両断した。
両断されたのはルディでは無くルディを止めようと動いたゴルドがノアの動きを見てルディを横から左手で押してそして押した左手が刀の軌道に入り腕が両断された。
そして返す刀で押されたルディに向かい刀を振るうノア。
ゴルドは残る右手で大剣を掴み刀の軌道の先にいるルディとの間に挟んだ。
キィーーーンと大きな音が訓練所に響き渡り訓練所中のの注目がこちらに集まった。
そしてゴルドがすまないとノアに必死で訴えてきてノアは刀を振るのをやめた。
そしてギルマスが近づいて来て事情を説明し言われたのは此処で騒ぎを起こすなら他所でやってくれと話をノアにしている時ゴルドは上級ポーションで腕を繋げていた。
大地の足跡のパーティーからみてノアは後ろを向いていてギルマスと話をしている時動きがあった。
動いたのはルーシェ、夫と息子を殺されかけたルーシェはブチ切れてノアに向かい自身の最大火力を誇る風の刃を作り出してノアの背中に向けて発射した。
ウインドスラッシュ!
その声を聞いてギルマスはルーシェと声を上げ、大きな風の刃がノアの背中に向けて迫って来た時ギルマスはそれを見てノアに逃げろと声を上げて回避する為に後ろに下がった。
ノアはその行動を見て魔法がこっちに向かって来ていると分かりすぐに反応した。
土魔法で壁を作り身体強化を掛けて移動し周りの者は全く見えずノアが消えた様に見えていた。
そしてノアは魔法を打ってきたルーシェの後ろに回り込みウォーターランスを後ろから発射した。
ルーシェの体には大きな穴が空き腹の部分にはまだウォーターランスが刺さったままでありそしてノアがウォーターランスを消すと血が噴き出してルーシェはそのまま前のめりに倒れた。
ルーシェ!母さん!
ゴルドとルディは声を上げてルーシェに駆け寄り上級ポーションをウォーターランスが刺さった部分にかけるがルーシェは即死で手遅れであった。
ギルマスが大きな声を上げてゴルドとノア!
訓練所で暴れてくれやがってどう落とし前つけてくれんだとそう言って近づいて来た。
ノアは絡んできたのもルディやし黙って殴られろってか?
そんなんごめんやし前にも剣で俺に向かって振ろうとして来た相手やしなんも言われる筋合い無いけどな。
それに魔法を打って殺そうとして来た相手を殺っただけだと説明。
ゴルドはそれを聞いて確かに悪いのは全部こちら側だが妻を殺されてはいそうですかでは納得がいかずゴルドはノアに決闘しろと言った。
ノアはギルマスに決闘とはどういう物か聞き終われば勝った方の言い分を通す物らしい。
今回の場合は敵討ちだなと説明しノアは今回の事でお前に非は無いとギルドから説明するが決闘が行われれば取り調べなども無いし全て決闘で決着が付くと教えてくれた。
警察みたいな物で町の中での殺しは警備隊が出てきて面倒だがそれを全て省けるらしい。
もちろん命の危険があるし断ればどうせ敵討ちでどこかでお前を殺しに来るだろうなと言った。
勝てば全てが正しく負ければ全てを失うのが決闘だと教えてくれた。
ノアはため息を付いて分かった受ければ良いんやろ、悪いけど少し時間貰うけどええか?
ギルマスに聞くとああ、此処で全て終わらせてくれた方がギルドとしても楽で良いしな。
それにお前は決闘が終わって勝てばカミラの所へ行って良いぞ、勝てばだがなと言った。
もうAランクのルーシェに勝ってるところをみんな見てるし文句も出ないからなとそう言って許可してくれた。
ノアは無限収納から金を1枚出して大きな声でこう言った。
俺に白金貨1枚!
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる