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2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』
162.ゴルドVSノアの決闘
しおりを挟むその言葉で決闘が行われる事が決定したので
訓練所内は大騒ぎになりどっちに掛けるかみんなで騒ぎながら掛けて様子を見守った。
オッズはノアが勝てば1.3倍、ゴルドが勝てば1.7倍となったが人数的には8対2の割合で圧倒的にAランクのゴルドが人気だったがノアが1000万掛けたので倍率が逆転した。
少ししてじゃあ始めるぞとギルマスが宣言して訓練所の真ん中に2人は対面した。
ではAランク冒険者ゴルドとCランク冒険者ノアの決闘を行う。
これは今後この件に関しての異論は認められないので両者分かったなと聞くと2人ともが頷いて返事した。
決着はどちらの死か降参で決する。
この決闘の証人として冒険者ギルドラムダ支部のギルドマスターであるドンバンが仕切らせて貰う。
では決闘を開始する、、、初め!
ゴルドは大剣を抜いて構えた。
一方ノアは刀を抜かずに魔法を展開しまずはウォーターランスを3発ゴルドに向かって放ち更にウインドカッターを3発、更にファイヤーボールを3発連続で9発の魔法をゴルドに向かって放った。
ゴルドはいきなりの魔法展開に驚くも対応しようとし1つ目のウォーターランスを避けて2つ目を大剣で弾き3発目をギリギリ体を掠めた。
更にノアの魔法は続きウインドカッターは範囲が広く1つは避けるが2発目は被弾してしまい傷を負ってしまうが3発目もすぐ来ているので大剣を盾にして受けた。
ゴルドは弾き飛ばされながらもなんとかウインドカッターの3発を受け切ったが時間差攻撃はまだ続き転がったゴルドに向かってファイヤーボールが向かい着弾した。
3発全てがゴルドに命中しボロボロになりながらもゴルドは立ち上がった。
ノアはそれを見てあれで終わらんかったか。
次でラストかなと魔法を展開する。
展開したのはファイヤーボールでノアはそのファイヤーボールに魔力を更に込めていき色が変化して青くメラメラと燃え上がっていた。
周りで見ていた連中からは何て魔力だなどと声が上がり今日ノアに興味が出て見にきた Sランク冒険者のガイルはノアの魔法を見て攻撃の凄まじさと今展開されている魔法を見てあれはやばいなと声を漏らした。
魔の森に一緒に入ったグループのメンバーにあれ受けれるかと聞くと全員が首を横に振ったのを見て俺もあれは逃げるしか無いなと感想を述べた。
ノアはゴルドが立ち上がったのを見て次の魔法を展開して発射するとそれは命中してゴルドは黒焦げの状態で倒れて動かなくなった。
ギルマスがゴルドに駆け寄り状態を確かめると死んでいる事が判明しそしてギルマスはこの決闘はノアの勝ちだと大きな声で宣言し決着が付いた。
ノアは賭けで買った金を受け取りギルマスにそこで睨んでるルディにもう次何か絡んできたら殺すからちゃんと言っておけよと言ってから2次試験をしてくれる副ギルマスのカミラの元へ向かった。
ノアが去ってからギルマスはルディに今は諦めろと告げて相手が悪すぎるな、もしやり返したいならもっとお前が強くなってからじゃないとやるだけ無駄だと告げてギルマスは戻っていった。
ルディは両親を殺されて腹は煮えくり返っていたが頭の中は凄く冷静で今挑んでも無理だと言われなくても分かるくらいの力の差が2人にはあった事を自覚していつか決闘を挑む事を決意しルディは2人の遺体を収納にしまい今日の試験は辞退してギルドを去った。
ギルドの熱は冷めずにここからはBランク試験を開始するとギルマスが宣言して訓練所には緊張感が張り詰めた。
順番に呼ばれていき中には緑の冒険者の3人も入っていて着々と試験は進んでいった。
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