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Ⅸ.交わす気持ち、交わす言葉
37.どうあがいてもストップ安。
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天城征路は基本的にハイスペックだ。定期試験があれば、必ずといっていいほど上位に食い込んでくるし、運動神経だってまずくはない。毒舌なので人を選ぶという難点はあるものの基本的に最初から無礼な性格ではないし、見た目だってイケメンと言って良い部類に入っている。眼鏡をかけたりかけなかったりしているのは気分によるもので、視力の方は全く問題が無いし、持病だってない。
そんな男が今、期末試験の答案を前にして、深く深く考え込んでいる。
試験の問題について、ではない。
久遠寺文音について、である。ちなみに答案そのものは既に、全ての設問に解答済みだ。
(本当にこれでいいのか……?)
悩む。
久遠寺は既に天城に対しての門戸を閉ざしている。
もし連絡をしても反応が返ってくるとは限らないし、呼び出しなどにはまず応じてくれないだろう。ただ、それに関しては一応、天城に考えがないわけではない。久遠寺という人間は基本的に外面がいい。そして、送られたラブレターの類には全部目を通し、告白を聞いてほしいと言われれば必ず出向いていき、相手の言葉に耳を傾けたうえで、断るということをしている。
そんな彼女であれば、天城以外の、久遠寺に告白などしたこともない相手からの呼び出しであれば、きっと無視することは無いはずである。その後に出てきたのが天城となれば、好感度がダダ下がりするのは目に見えているが、別に好感度などダダ下がっても構わない。何せ天城が考えているのは、これから久遠寺相手に取ろうとしている行動は、好感度をいったん極限まで下げるようなものなのだから。
更に悩む。
本当にこれで良いのだろうか。
もちろん、真っ先に浮かぶのは、天城が久遠寺に謝りを入れ、正直に事の経緯を話すことである。そうすれば久遠寺だって、天城がきちんと久遠寺の為に動いていたことを理解できるはずだ。少し前まではそう思っていた。
違うのだ。
理解するだけでは駄目だ。
久遠寺は頭が良い。だからこそ天城が一体何を考えて、どう立ち回ったのか位は分かっているはずであるし、そこに後ろ暗いものが無かったことくらい分かっているはずなのだ。
問題はそこではない。
彼女にとっての問題は「自分自身が信頼されないこと」なのだ。
自分自身はさらけ出しているのに。
性格だって全く偽っていないのに。
素を見せているのに。
それなのに何故。
では、どうしたらいいのか。
一番簡単なのは、信頼の証を見せることだ。
しかし、今の天城はそんなものを持ってはいないし、何より、心から信頼していると言えるかと問われればそれも怪しい。
だから、
「はい、時間です。答案を後ろから回してくださーい」
教師が時間を告げる、それまで秒針が時を刻む音と、答案に答えを書き込む音くらいしかなかった空間に、悲喜こもごもの声が溢れかえる。天城は後ろから回ってきた答案に、自分の答案を重ねて回す。その後、ふと、久遠寺が居る方へと視線を向ける。久遠寺は視線を向けられていることには全く気が付かず、後ろの席に座っている友人と談笑している。あれは、誰だったかな……ちょっと覚えていない。苗字が長かった記憶だけはあるのだが。
今日の試験がこれで終わり、ということで、教室内には一気に解放感があふれ出す。もちろん、期末試験そのものはまだ終わっていないし、これから明日に向けた試験勉強だってしなければいけないはずである。
それでも一日を乗り切ったという達成感と、試験という山が、明日といういわば遠い未来へと一旦遠ざかったことによる安堵感で、多少気持ちを緩められるというのも事実である。友人と答え合わせをするもの、明日の試験範囲を確認するもの、もう山は終わったからと気分転換にどこかいこうと言い出すもの、相も変わらず友人に囲まれて、笑顔を見せているもの、
「……よう」
振り返る。そこには柳の顔がある。
「おう。どうした。試験の答え合わせでもするか?」
「……そんなことしても、同じ回答を見比べるだけにならないか?」
天城は苦笑し、
「まあ、そうか」
柳は淡々と、
「……お姫様とはどうした?」
「お姫様?」
「……久遠寺のことだ」
「あー……」
考える。
久遠寺を呼び出すということは、当然天城以外の誰かを名乗る必要がある。もちろん名乗るだけで、実際には天城が居る訳だし、株が下がるのもまた天城一人なのだから、適当な名前を名乗ってしまってもいいのだが、もし仮に名前を借りたやつが以前にラブレターでも出しているとちょっとまずい。流石に受け取ったラブレターの内容を全て記憶しているとは思い難いが、印象に残っているものが存在する可能性はあるし、それと内容に齟齬が出てしまえば怪しまれるのは間違いない。更に言えば、その矛先は十中八九天城に向かうだろう。
と、いう訳で、
「それなんだけどさ、ちょっと頼まれてくれないか?」
「……俺にか?」
「そう。えっと、」
天城は一度久遠寺の方を確認し、
「あいつ、ラブレターとかで呼び出されたら、必ず出向くようにしてるだろ?」
柳は「ああ」と納得し、
「……俺に、それを書けと?」
「良く分かったな」
柳は涼しい顔で、
「……簡単な事だ。天城が直接連絡を取っても反応が無い。もう一回ラブレターなんか書いたって読んでも貰えないだろう。だったらどうするか。答えは一つ、違う人間の名前を語って呼び出す。これだけだ。と、なれば俺に頼みたいことは見えてくる」
天城はぽりぽりと後頭部を掻きながら、
「なんていうか、流石だな」
柳は殆ど動じずに、
「……大したことじゃない。少なくとも他人のことならな」
「ん?」
「……何でもない。それより、久遠寺を呼び出すんだろ?」
「ああ、それで名前を、」
柳が遮るように、
「いい。俺が書こう」
「え?何、ラブレター?」
「……ラブレター、ではないが。まあ、呼び出すための手紙、だな。要は久遠寺が呼び出せればいいんだろう?」
「まあ、そうだけど」
何故、そこまでしてくれるんだ。
その言葉は口に出せなかった。
思えばずっとそうだ。
柳という人間は不思議な男なのだ。
友人の数は天城と大差ない一方で、意外な所と繋がっているということはしょっちゅうだ。各部活動の部長とは大体コンタクトが取れるというし、教師にも便宜を図らせられるという話を聞いたことも有る。しかし、天城と接するときの柳は、そんな側面を一切見せず、ただただ、一人の友人に徹して、こうして時折力を貸してくれる。天城はその原動力がなんなのかを未だに掴み切れてはいない。
柳は天城の言いたいことを大体察したのか、
「……俺はな、見てたいんだよ」
「見てたい……って、俺と久遠寺をか?」
首肯。
天城は失笑して、
「何で。そんな面白いもんでもないだろ」
柳は少しだけ口角を上げて、
「……そうか?それなりに見てたら面白いけどな」
言葉を切って、久遠寺に視線を向け、
「……それに、期待してるんだよ。俺は。お前とか、久遠寺とかにさ」
「期待って、あいつの短編のことか?」
暫くの沈黙。その間柳はずっと久遠寺の事を見つめ続ける。天城も視線を向ける。そこには相変わらずクラスメートと談笑するいつもの姿が、
「……色々だな。取り敢えずお前らが手を組んで色々やってるのを見てれば飽きないだろうなっては、まあ、大きいな」
天城は振り返り、
「見世物かい、俺らは」
柳は肩をすくめて、
「……さあな」
「まあ、それでもいいけどな。取り敢えず、頼んでいいんだな?」
「……ああ、内容は俺が考えていいのか?」
「任せる。俺が書くよりも良いだろう。要はあいつと話す機会が作れれば良いわけだからな」
「……了解」
天城は再び視線を久遠寺に戻す。依然として変わらない、見慣れているけど見慣れない姿がそこにはあった。
そんな男が今、期末試験の答案を前にして、深く深く考え込んでいる。
試験の問題について、ではない。
久遠寺文音について、である。ちなみに答案そのものは既に、全ての設問に解答済みだ。
(本当にこれでいいのか……?)
悩む。
久遠寺は既に天城に対しての門戸を閉ざしている。
もし連絡をしても反応が返ってくるとは限らないし、呼び出しなどにはまず応じてくれないだろう。ただ、それに関しては一応、天城に考えがないわけではない。久遠寺という人間は基本的に外面がいい。そして、送られたラブレターの類には全部目を通し、告白を聞いてほしいと言われれば必ず出向いていき、相手の言葉に耳を傾けたうえで、断るということをしている。
そんな彼女であれば、天城以外の、久遠寺に告白などしたこともない相手からの呼び出しであれば、きっと無視することは無いはずである。その後に出てきたのが天城となれば、好感度がダダ下がりするのは目に見えているが、別に好感度などダダ下がっても構わない。何せ天城が考えているのは、これから久遠寺相手に取ろうとしている行動は、好感度をいったん極限まで下げるようなものなのだから。
更に悩む。
本当にこれで良いのだろうか。
もちろん、真っ先に浮かぶのは、天城が久遠寺に謝りを入れ、正直に事の経緯を話すことである。そうすれば久遠寺だって、天城がきちんと久遠寺の為に動いていたことを理解できるはずだ。少し前まではそう思っていた。
違うのだ。
理解するだけでは駄目だ。
久遠寺は頭が良い。だからこそ天城が一体何を考えて、どう立ち回ったのか位は分かっているはずであるし、そこに後ろ暗いものが無かったことくらい分かっているはずなのだ。
問題はそこではない。
彼女にとっての問題は「自分自身が信頼されないこと」なのだ。
自分自身はさらけ出しているのに。
性格だって全く偽っていないのに。
素を見せているのに。
それなのに何故。
では、どうしたらいいのか。
一番簡単なのは、信頼の証を見せることだ。
しかし、今の天城はそんなものを持ってはいないし、何より、心から信頼していると言えるかと問われればそれも怪しい。
だから、
「はい、時間です。答案を後ろから回してくださーい」
教師が時間を告げる、それまで秒針が時を刻む音と、答案に答えを書き込む音くらいしかなかった空間に、悲喜こもごもの声が溢れかえる。天城は後ろから回ってきた答案に、自分の答案を重ねて回す。その後、ふと、久遠寺が居る方へと視線を向ける。久遠寺は視線を向けられていることには全く気が付かず、後ろの席に座っている友人と談笑している。あれは、誰だったかな……ちょっと覚えていない。苗字が長かった記憶だけはあるのだが。
今日の試験がこれで終わり、ということで、教室内には一気に解放感があふれ出す。もちろん、期末試験そのものはまだ終わっていないし、これから明日に向けた試験勉強だってしなければいけないはずである。
それでも一日を乗り切ったという達成感と、試験という山が、明日といういわば遠い未来へと一旦遠ざかったことによる安堵感で、多少気持ちを緩められるというのも事実である。友人と答え合わせをするもの、明日の試験範囲を確認するもの、もう山は終わったからと気分転換にどこかいこうと言い出すもの、相も変わらず友人に囲まれて、笑顔を見せているもの、
「……よう」
振り返る。そこには柳の顔がある。
「おう。どうした。試験の答え合わせでもするか?」
「……そんなことしても、同じ回答を見比べるだけにならないか?」
天城は苦笑し、
「まあ、そうか」
柳は淡々と、
「……お姫様とはどうした?」
「お姫様?」
「……久遠寺のことだ」
「あー……」
考える。
久遠寺を呼び出すということは、当然天城以外の誰かを名乗る必要がある。もちろん名乗るだけで、実際には天城が居る訳だし、株が下がるのもまた天城一人なのだから、適当な名前を名乗ってしまってもいいのだが、もし仮に名前を借りたやつが以前にラブレターでも出しているとちょっとまずい。流石に受け取ったラブレターの内容を全て記憶しているとは思い難いが、印象に残っているものが存在する可能性はあるし、それと内容に齟齬が出てしまえば怪しまれるのは間違いない。更に言えば、その矛先は十中八九天城に向かうだろう。
と、いう訳で、
「それなんだけどさ、ちょっと頼まれてくれないか?」
「……俺にか?」
「そう。えっと、」
天城は一度久遠寺の方を確認し、
「あいつ、ラブレターとかで呼び出されたら、必ず出向くようにしてるだろ?」
柳は「ああ」と納得し、
「……俺に、それを書けと?」
「良く分かったな」
柳は涼しい顔で、
「……簡単な事だ。天城が直接連絡を取っても反応が無い。もう一回ラブレターなんか書いたって読んでも貰えないだろう。だったらどうするか。答えは一つ、違う人間の名前を語って呼び出す。これだけだ。と、なれば俺に頼みたいことは見えてくる」
天城はぽりぽりと後頭部を掻きながら、
「なんていうか、流石だな」
柳は殆ど動じずに、
「……大したことじゃない。少なくとも他人のことならな」
「ん?」
「……何でもない。それより、久遠寺を呼び出すんだろ?」
「ああ、それで名前を、」
柳が遮るように、
「いい。俺が書こう」
「え?何、ラブレター?」
「……ラブレター、ではないが。まあ、呼び出すための手紙、だな。要は久遠寺が呼び出せればいいんだろう?」
「まあ、そうだけど」
何故、そこまでしてくれるんだ。
その言葉は口に出せなかった。
思えばずっとそうだ。
柳という人間は不思議な男なのだ。
友人の数は天城と大差ない一方で、意外な所と繋がっているということはしょっちゅうだ。各部活動の部長とは大体コンタクトが取れるというし、教師にも便宜を図らせられるという話を聞いたことも有る。しかし、天城と接するときの柳は、そんな側面を一切見せず、ただただ、一人の友人に徹して、こうして時折力を貸してくれる。天城はその原動力がなんなのかを未だに掴み切れてはいない。
柳は天城の言いたいことを大体察したのか、
「……俺はな、見てたいんだよ」
「見てたい……って、俺と久遠寺をか?」
首肯。
天城は失笑して、
「何で。そんな面白いもんでもないだろ」
柳は少しだけ口角を上げて、
「……そうか?それなりに見てたら面白いけどな」
言葉を切って、久遠寺に視線を向け、
「……それに、期待してるんだよ。俺は。お前とか、久遠寺とかにさ」
「期待って、あいつの短編のことか?」
暫くの沈黙。その間柳はずっと久遠寺の事を見つめ続ける。天城も視線を向ける。そこには相変わらずクラスメートと談笑するいつもの姿が、
「……色々だな。取り敢えずお前らが手を組んで色々やってるのを見てれば飽きないだろうなっては、まあ、大きいな」
天城は振り返り、
「見世物かい、俺らは」
柳は肩をすくめて、
「……さあな」
「まあ、それでもいいけどな。取り敢えず、頼んでいいんだな?」
「……ああ、内容は俺が考えていいのか?」
「任せる。俺が書くよりも良いだろう。要はあいつと話す機会が作れれば良いわけだからな」
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