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3章 逆境は真実へと至る最初の道筋である。
きっと、大変だと思ったものはアッサリ終わって、簡単だと思ったものは想像以上に手間がかかると思う
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覚悟を新たにしたフィアラは、チノと共にリリルナ邸に向かっている。
屋敷が見えたところでフィアラは心を落ち着かせるために深呼吸をしたところ、チノが覗き込んできた。
「緊張、してない?」
その瞳には心配が映っていた。
「大丈夫。ちゃんと、しないとって思ったら、ね」
これからがフィアラにとっての一番勝負。チャンスは一度だけ。失敗すれば二度と近付けなくなる。
だから絶対に失敗できない。そう思っていたら、チノがフィアラの手を握ってきた。
「大丈夫?体がこわばってるけど」
どうやら、無意識に緊張していたようだ。
フィアラは頬を叩いて気合いを入れた。
「ワイルドだね!」
「うん。でも、もう大丈夫だから」
行こっか。そう言って、二人は一緒にリリルナ邸に入った。
「お待ちしておりました」
ドアをノックして入った先に待っていたメイドさんに連れられて二人は応接室にて待機していた。
暫くして、ドアをノックしてから男の人が入ってきた。
「いらっしゃい。よく来てくれたね。チノは、久しぶり、かな?」
「お久しぶりです。父様。こちらが………」
「フィアラ、と申します!」
そう言って、フィアラは綺麗に頭を下げた。
「うむ。よろしく頼む」
そう言って、リリルナ当主は右手を差し伸べてきた。握手、だろう。
「は、はい!」
フィアラはその手を握った。
そうして始まった対談。だが、対談と言っても、なにを目的としているのかがわからない。故に、フィアラは固まってしまった。
「元気だったかな?チノ」
「うん。フィアラのお陰でコンビでもマスタークラスまで行けたし」
「そうか。念願の2冠ができて誇らしいよ」
そんな親子の微笑ましい会話を聞くだけだった。
「フィアラ?」
と、親子の会話が終わったのか、チノが心配そうにフィアラを見てきた。
「ひゃあ!?」
緊張故に昨日はあんまり眠ることが出来なかった弊害か、半分意識が飛んでいたフィアラの目の前に急にチノが現れたように見えて、フィアラは思わず声をあげてしまった。
そして、その衝撃で立ち上がり、そしてふらついたフィアラはそのままソファーの後ろに勢いあまって倒れてしまった。
「ふにゅっ」
そんな情けない声を出しながら倒れたフィアラをチノは心配そうに見てくる。
「だ、大丈夫?」
「う、うん。なんとか………」
そして立ち上がり、再度ソファーに座ったフィアラは、チラリとリリルナ当主を見ると、優しそうな目で微笑んでいた。
「えっ?」
思わずフィアラは疑問の声をだし、リリルナ当主は優しく笑った。
「なに、仲睦まじそうで良かったなって思っただけだよ」
それを聞いてフィアラは羞恥心から顔を下げてしまった。
「もう、父様!」
「本心だよ。チノは昔から友人が少なかったからね」
「それは、曲がりなりにも貴族の娘だから………」
「ならば、なぜその子にはそれほどまで自分を見せるんだい?」
それは当然の疑問だ。リリルナ当主は、これにも可愛らしい反論があると思ったのだろうが、その瞬間、フィアラが固まったのが見せた。
「そ、それは………」
チノも言いづらそうにしている。いや、チノの反応こそがリリルナ当主が求めていたもので、フィアラの反応は予想外だった。
「えっと………」
チノも言いづらそうにしながらも、フィアラのことを見ている。
フィアラは、そんなチノの様子を見て、小さく頷くと、真っ直ぐと見つめてきた。
「リリルナ様。いえ、ヴェルフ・リリルナ様」
フィアラが正式な名前を言いながら話しかけてきたことに、疑問を持ちながらも会話に応じる。
今、チノと話している。そんなことは言わなかった。何故ならば、今それが必要とばかりにフィアラはヴェルフを見てきたのだから。
「なんだい?フィアラ君」
だから、ヴェルフも真剣に応じる。
「まず初めに謝罪を」
謝罪。それは、なにか謝るべきことがあるということ。そして、フィアラはヴェルフと会ってから粗相は一つもしていない。あえて言うとすれば、緊張故にソファーから転げ落ちたことだろう。
ヴェルフが答えを出す前に、フィアラが答える。
「私は、この場に偽名を用いて馳せ参じたことを深く謝罪申し上げます」
偽名。つまりは身分を偽っているということ。
「それを、今言ったということは、必要なことなんだろうね………」
「はい」
短く返事をし、一泊深呼吸を挟んだフィアラは意を決して
「私の本当の名前は、レベッカ・ルーズと申します」
レベッカ・ルーズ。その名前を聞いてわからないものはこの国にはもうほとんどいない。
なにせ、国内最高賞金額を持つ賞金首なのだから。
「そう、か………」
だが、真実を明かされた時のヴェルフの反応は淡白だった。
「驚きました。もう少し、驚くと思っていたのですが」
「十分に、驚いているとも。まさかのルーズ家のご令嬢とは、ね」
身分としては同じ位だ。
故にチノと通じるものがあったのだろうと内心納得すると共に、レベッカの目的もある程度予想をつけた。
「それで、態々偽りの名前を解き放ち、私と会話をしている。つまり、君の目的は」
「はい。私の目的は、指名手配の解除、です」
その言葉にも、ヴェルフは驚かなかった。
まあ、これはレベッカの名前を聞けば、誰もが納得しそうではあるのだが。
「そうか。それにしても意外だね。少し見て話しただけだが、君はそんなものに固執しないと思っていた」
「確かに、そうですね。私は、正直自分の指名手配なんてどうでもいいと思ってました」
「ならば、なぜ?」
そう聞かれて、一泊置いたレベッカは答える。
「真実を、突き止めるためです」
アイトを殺した犯人を。自分が蔑まれ続けた本当の意味を。レベッカは知りたくなったのだ。
「お願いします!」
レベッカは頭を下げて懇願する。
「父様。私からも、お願いできませんか?」
チノもヴェルフにお願いする。
二人のお願いにヴェルフは
「うん。いいよ」
「………え?」
あまりにもアッサリと承諾したヴェルフに、レベッカとチノは目が点になる。
それはそうだろう。ここから壮絶な交渉が始まると思っていたのだから。
「え?あれ?本当に、そんな簡単に………」
「もちろんだ。まあ、既に下地ができているのもある」
「下地?」
そんなもの、あっただろうか。
「フーラ家だ。レベッカ殿は知っているだろうが」
「ナイル………」
ナイルが、あの後も裏で手伝ってくれていたのだろう。
「なにより、娘の友人だ。その友人の頼みを無下にすることは私には出来ないのでな」
屋敷が見えたところでフィアラは心を落ち着かせるために深呼吸をしたところ、チノが覗き込んできた。
「緊張、してない?」
その瞳には心配が映っていた。
「大丈夫。ちゃんと、しないとって思ったら、ね」
これからがフィアラにとっての一番勝負。チャンスは一度だけ。失敗すれば二度と近付けなくなる。
だから絶対に失敗できない。そう思っていたら、チノがフィアラの手を握ってきた。
「大丈夫?体がこわばってるけど」
どうやら、無意識に緊張していたようだ。
フィアラは頬を叩いて気合いを入れた。
「ワイルドだね!」
「うん。でも、もう大丈夫だから」
行こっか。そう言って、二人は一緒にリリルナ邸に入った。
「お待ちしておりました」
ドアをノックして入った先に待っていたメイドさんに連れられて二人は応接室にて待機していた。
暫くして、ドアをノックしてから男の人が入ってきた。
「いらっしゃい。よく来てくれたね。チノは、久しぶり、かな?」
「お久しぶりです。父様。こちらが………」
「フィアラ、と申します!」
そう言って、フィアラは綺麗に頭を下げた。
「うむ。よろしく頼む」
そう言って、リリルナ当主は右手を差し伸べてきた。握手、だろう。
「は、はい!」
フィアラはその手を握った。
そうして始まった対談。だが、対談と言っても、なにを目的としているのかがわからない。故に、フィアラは固まってしまった。
「元気だったかな?チノ」
「うん。フィアラのお陰でコンビでもマスタークラスまで行けたし」
「そうか。念願の2冠ができて誇らしいよ」
そんな親子の微笑ましい会話を聞くだけだった。
「フィアラ?」
と、親子の会話が終わったのか、チノが心配そうにフィアラを見てきた。
「ひゃあ!?」
緊張故に昨日はあんまり眠ることが出来なかった弊害か、半分意識が飛んでいたフィアラの目の前に急にチノが現れたように見えて、フィアラは思わず声をあげてしまった。
そして、その衝撃で立ち上がり、そしてふらついたフィアラはそのままソファーの後ろに勢いあまって倒れてしまった。
「ふにゅっ」
そんな情けない声を出しながら倒れたフィアラをチノは心配そうに見てくる。
「だ、大丈夫?」
「う、うん。なんとか………」
そして立ち上がり、再度ソファーに座ったフィアラは、チラリとリリルナ当主を見ると、優しそうな目で微笑んでいた。
「えっ?」
思わずフィアラは疑問の声をだし、リリルナ当主は優しく笑った。
「なに、仲睦まじそうで良かったなって思っただけだよ」
それを聞いてフィアラは羞恥心から顔を下げてしまった。
「もう、父様!」
「本心だよ。チノは昔から友人が少なかったからね」
「それは、曲がりなりにも貴族の娘だから………」
「ならば、なぜその子にはそれほどまで自分を見せるんだい?」
それは当然の疑問だ。リリルナ当主は、これにも可愛らしい反論があると思ったのだろうが、その瞬間、フィアラが固まったのが見せた。
「そ、それは………」
チノも言いづらそうにしている。いや、チノの反応こそがリリルナ当主が求めていたもので、フィアラの反応は予想外だった。
「えっと………」
チノも言いづらそうにしながらも、フィアラのことを見ている。
フィアラは、そんなチノの様子を見て、小さく頷くと、真っ直ぐと見つめてきた。
「リリルナ様。いえ、ヴェルフ・リリルナ様」
フィアラが正式な名前を言いながら話しかけてきたことに、疑問を持ちながらも会話に応じる。
今、チノと話している。そんなことは言わなかった。何故ならば、今それが必要とばかりにフィアラはヴェルフを見てきたのだから。
「なんだい?フィアラ君」
だから、ヴェルフも真剣に応じる。
「まず初めに謝罪を」
謝罪。それは、なにか謝るべきことがあるということ。そして、フィアラはヴェルフと会ってから粗相は一つもしていない。あえて言うとすれば、緊張故にソファーから転げ落ちたことだろう。
ヴェルフが答えを出す前に、フィアラが答える。
「私は、この場に偽名を用いて馳せ参じたことを深く謝罪申し上げます」
偽名。つまりは身分を偽っているということ。
「それを、今言ったということは、必要なことなんだろうね………」
「はい」
短く返事をし、一泊深呼吸を挟んだフィアラは意を決して
「私の本当の名前は、レベッカ・ルーズと申します」
レベッカ・ルーズ。その名前を聞いてわからないものはこの国にはもうほとんどいない。
なにせ、国内最高賞金額を持つ賞金首なのだから。
「そう、か………」
だが、真実を明かされた時のヴェルフの反応は淡白だった。
「驚きました。もう少し、驚くと思っていたのですが」
「十分に、驚いているとも。まさかのルーズ家のご令嬢とは、ね」
身分としては同じ位だ。
故にチノと通じるものがあったのだろうと内心納得すると共に、レベッカの目的もある程度予想をつけた。
「それで、態々偽りの名前を解き放ち、私と会話をしている。つまり、君の目的は」
「はい。私の目的は、指名手配の解除、です」
その言葉にも、ヴェルフは驚かなかった。
まあ、これはレベッカの名前を聞けば、誰もが納得しそうではあるのだが。
「そうか。それにしても意外だね。少し見て話しただけだが、君はそんなものに固執しないと思っていた」
「確かに、そうですね。私は、正直自分の指名手配なんてどうでもいいと思ってました」
「ならば、なぜ?」
そう聞かれて、一泊置いたレベッカは答える。
「真実を、突き止めるためです」
アイトを殺した犯人を。自分が蔑まれ続けた本当の意味を。レベッカは知りたくなったのだ。
「お願いします!」
レベッカは頭を下げて懇願する。
「父様。私からも、お願いできませんか?」
チノもヴェルフにお願いする。
二人のお願いにヴェルフは
「うん。いいよ」
「………え?」
あまりにもアッサリと承諾したヴェルフに、レベッカとチノは目が点になる。
それはそうだろう。ここから壮絶な交渉が始まると思っていたのだから。
「え?あれ?本当に、そんな簡単に………」
「もちろんだ。まあ、既に下地ができているのもある」
「下地?」
そんなもの、あっただろうか。
「フーラ家だ。レベッカ殿は知っているだろうが」
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