5 / 17
有能なドロップアイテム
しおりを挟む
新たなスライムの大群が押し寄せて来てから、俺はまた戦いに没頭していた。前回よりも少し楽に感じたのはステータスが上がったからだろう。さらについてる事に戦い初めてそんなに経たない間に、立て続けに硬い木の棒が2本もドロップされた事だ。俺はすぐさまダンジョンに入る前に拾った棒を捨て、硬い木の棒の二刀流、さらに予備の硬い木の棒を1本と言うスタイルでスライムを狩りまくった。
「満たされる……」
キングスライムを倒した後、恍惚とした顔で独り言を言っていた。控えめに言って最高の気分です……。2回目ともなると前回よりも幾分早い。そして全てのスライムを狩り倒すと、前回と同じく上へと続く階段が現れた。
「やっぱり。モンスター部屋は全部の魔物を倒して、さらにボスを倒すと出れる様になってるんだな」
そしてもう1つ検証したい事がある。
「その前に一眠りするか」
今度は寝すぎない注意しないとな。
どれぐらい寝たかな?硬い石の床で寝たけど疲れはちゃんと取れてる。さすが無限元気。辺りを見回してみるが魔物の姿は無い。そしてまだ階段はそこにある。
「どうなるかなぁー?」
俺は両足を前に投げ出し、両手を後ろについてリラックスして階段を見つめる。それから結構な時間が経ったと思う。たぶん1時間ぐらいかな?突然目の前の階段が消えて無くなった。
「お!やっぱり!てことは……」
やっぱりだ!向こうからスライムが這って来る音が聞こえる!
「やっぱりそうだな!一定時間が過ぎるとまた魔物が湧いて、ボスを倒すまで階段は現れないんだ!」
そうと分かれば!また狩り倒すのみ!
「でぇやぁあああー!!!」
俺は嬉々として硬い木の棒を振り回した。
「出たな!キングスライム!」
また数日戦い続けた後に現れたキングスライム。もう攻略法も分かってるし余裕だ。先の2回と同じ要領でキングスライムを撃破する。だが倒した後に前と違う事がひとつ。
「ありゃ?なんか変な物がドロップしたぞ?」
キングスライムが消えた後の床に転がっていたのは小さな丸いペンダントだった。そのペンダントを拾い上げるとまた透明な枠が広がりこう記していた。
『罠師の隻眼』
言われてみれば確かにその装飾は瞳に見えなくは無いな。てか罠師ってぐらいだから、罠に関する魔道具なのかな?
『罠師の隻眼は罠の設置場所、そして罠の種類を見抜く事が出来る』
説明文にはそう書かれていた。
「罠の種類……」
まてよ?て事はだ。
「これ……もしかして別のモンスター部屋につながる罠も見つけられるのでは……?」
こうしちゃいられない!俺は新たなモンスター部屋を目指し、現れた階段を駆け上った。
「ありゃ?やっぱり元の1階に戻ってるのかな?」
モンスター部屋の階段を登ると、そこはなんとなく見覚えのある石造りのダンジョン。実際ここが何階なのかは分からないけど、いきなりダンジョンの奥深くまで落とされたら、それはまた別の罠なんじゃないかと思ってしまう。さすがにそこまで凶悪じゃないだろ。
しばらくウロウロしてみたが魔物には遭遇しなかった。そうこうしているうちに、下へと続く階段を見つけた。
「とりあえず降りてみるか」
俺は階段を降りる。降りた先は上の階とは少し違っていた。何が違うって、大きく違うのは壁やら床やらの色だろう。石造りなのは変わらないが、上の階の灰色では無く、ここは土の様な茶色をしている。
「確かおとぎ話に出てくる様なダンジョンって、下層へ進むほど様々な世界が広がっているって話だったよな?もしかしたら本当にダンジョンの中に森や山があったりするのかなぁ?」
まぁ今の所は石の色が違ってるだけなんだけどね。そんな事を考えながらてくてく歩いて行くと、なんだか向こうからカタカタという音が聞こえてくる。
「なんだ……?」
俺は硬い木の棒を構えて音の方をじっと見つめる。ここは広く真っ直ぐな通路。その暗闇から徐々に姿を現したのは骨にボロボロの装備を纏った魔物、そうスケルトンだった。
「スケルトンだな……、数は……2体か?」
2体ぐらいなら……何とかなるかな?でもあいつらボロボロとは言え剣を持ってるんだよなぁ……。でも俺だってステータスが上がってるんだ!筋力と体力はどっちも30まで上がってる。やれない事は無いはずだ!
俺は意を決してスケルトンに向かって飛びかかった。骨しかないコイツらは果たして驚いたかどうかは見た目では分からない。でも奇襲攻撃は上手く行った様だ。1体目のスケルトンの頭を硬い木の棒で思いっきり横殴りにすると、見事に頭だけ吹っ飛んで行った。それで1体目は動きを止めた。次いでまだ体制が整わない2体目のスケルトンの顔面目掛けて突きを放つ。するとスケルトンは驚いたのか顎を引き、下がった額の兜部分に突きが当たりよろめかせる事しか出来なかった。
「まだまだぁ!」
俺は続けざまにめちゃくちゃに硬い木の棒を振り下ろす。技術も何もあったもんじゃ無い攻撃だが、スケルトンもスライムに並んで弱い魔物だ。当たった場所の骨が少しずつ欠けて行き、剣を持つ右手が肘の辺りから砕け攻撃手段を失った。だがスケルトンは逃げる事もなく左の拳を繰り出してくる。人間を襲うって事以外は意志を持たないんだろう。剣も無い、片腕のスケルトンなら今の俺でも楽勝だ。仰向けになって倒れたスケルトンの胸の辺りにある赤い石みたいな物目掛けて硬い木の棒を突き刺す。スライム同様、この石を壊すとスケルトンは動かなくなった。同じように頭を吹っ飛ばしたスケルトンの石も壊す。
「あ、そうだ」
思いついて俺は動かなくなったスケルトンと手からボロボロの剣を取ってみる。これならまあ使えなくも無いか。そう思っていたらスケルトンの体が砂の様にボロボロと崩れ去っていく。
「あ……」
それに合わせて手にしたボロボロの剣も崩れ去ってしまった。
「ドロップアイテム扱いじゃ無いんだなぁ。そんなに都合のいい事は無いか」
まあ仕方ない。そんな事より、スケルトンぐらいなら何とか倒せそうな事が分かっただけでも良しとしよう。
その後数回、少数のスケルトンとの戦闘があった後、罠師の隻眼がやっと活躍した。
「ん?なんか罠師の隻眼が震えてる?」
胸の辺りで罠師の隻眼が僅かに震えているのを感じる。何かあるのかと思いキョロキョロしてみると、少し先の床に半透明な枠が出ている事に気が付いた。そこに近づくに連れ、罠師の隻眼の振動は少しずつ強くなって行く。そして半透明の枠に書かれている文字が読めるほど近くまで来た。
「あぁ!これは……!『罠:モンスター部屋』って書いてある!」
俺は駆け寄り、迷わずその床を踏んだ。
ガコン
鈍い音と共に踏んだ床の周辺がへこむ。そしてそのまま斜め下へ向かう坂となり、俺はその坂を勢い良く滑り落ちた。
「おおおー!きたきたきたー!」
これは間違いない!このままモンスター部屋まで一直線だ!
そのままややしばらく滑り落ち、遂に床に到達するとその勢いのまま床をゴロゴロと転がってやっと止まった。
「いてて……やっと着いた……?」
思いっきりぶつけたお尻をさすりながら立ち上がる。辺りを見回すとスライムの出たモンスター部屋と作りは同じ様に見える。ただここの床や壁の色は茶色、つまりスライムのモンスター部屋とは違う所に落ちて来たって事だな。
「モンスター部屋……なんだよな?」
今のところ何も出てこない。とは言ってもだだっ広い部屋だし、別の部屋につながる扉も無ければ階段も無い。すると向こうの暗闇から何やら音がする。
このカタカタという音は……。
「なるほど、ここはスケルトンのモンスター部屋なのか」
音と共に現れたのはスケルトンの大軍だった。
「満たされる……」
キングスライムを倒した後、恍惚とした顔で独り言を言っていた。控えめに言って最高の気分です……。2回目ともなると前回よりも幾分早い。そして全てのスライムを狩り倒すと、前回と同じく上へと続く階段が現れた。
「やっぱり。モンスター部屋は全部の魔物を倒して、さらにボスを倒すと出れる様になってるんだな」
そしてもう1つ検証したい事がある。
「その前に一眠りするか」
今度は寝すぎない注意しないとな。
どれぐらい寝たかな?硬い石の床で寝たけど疲れはちゃんと取れてる。さすが無限元気。辺りを見回してみるが魔物の姿は無い。そしてまだ階段はそこにある。
「どうなるかなぁー?」
俺は両足を前に投げ出し、両手を後ろについてリラックスして階段を見つめる。それから結構な時間が経ったと思う。たぶん1時間ぐらいかな?突然目の前の階段が消えて無くなった。
「お!やっぱり!てことは……」
やっぱりだ!向こうからスライムが這って来る音が聞こえる!
「やっぱりそうだな!一定時間が過ぎるとまた魔物が湧いて、ボスを倒すまで階段は現れないんだ!」
そうと分かれば!また狩り倒すのみ!
「でぇやぁあああー!!!」
俺は嬉々として硬い木の棒を振り回した。
「出たな!キングスライム!」
また数日戦い続けた後に現れたキングスライム。もう攻略法も分かってるし余裕だ。先の2回と同じ要領でキングスライムを撃破する。だが倒した後に前と違う事がひとつ。
「ありゃ?なんか変な物がドロップしたぞ?」
キングスライムが消えた後の床に転がっていたのは小さな丸いペンダントだった。そのペンダントを拾い上げるとまた透明な枠が広がりこう記していた。
『罠師の隻眼』
言われてみれば確かにその装飾は瞳に見えなくは無いな。てか罠師ってぐらいだから、罠に関する魔道具なのかな?
『罠師の隻眼は罠の設置場所、そして罠の種類を見抜く事が出来る』
説明文にはそう書かれていた。
「罠の種類……」
まてよ?て事はだ。
「これ……もしかして別のモンスター部屋につながる罠も見つけられるのでは……?」
こうしちゃいられない!俺は新たなモンスター部屋を目指し、現れた階段を駆け上った。
「ありゃ?やっぱり元の1階に戻ってるのかな?」
モンスター部屋の階段を登ると、そこはなんとなく見覚えのある石造りのダンジョン。実際ここが何階なのかは分からないけど、いきなりダンジョンの奥深くまで落とされたら、それはまた別の罠なんじゃないかと思ってしまう。さすがにそこまで凶悪じゃないだろ。
しばらくウロウロしてみたが魔物には遭遇しなかった。そうこうしているうちに、下へと続く階段を見つけた。
「とりあえず降りてみるか」
俺は階段を降りる。降りた先は上の階とは少し違っていた。何が違うって、大きく違うのは壁やら床やらの色だろう。石造りなのは変わらないが、上の階の灰色では無く、ここは土の様な茶色をしている。
「確かおとぎ話に出てくる様なダンジョンって、下層へ進むほど様々な世界が広がっているって話だったよな?もしかしたら本当にダンジョンの中に森や山があったりするのかなぁ?」
まぁ今の所は石の色が違ってるだけなんだけどね。そんな事を考えながらてくてく歩いて行くと、なんだか向こうからカタカタという音が聞こえてくる。
「なんだ……?」
俺は硬い木の棒を構えて音の方をじっと見つめる。ここは広く真っ直ぐな通路。その暗闇から徐々に姿を現したのは骨にボロボロの装備を纏った魔物、そうスケルトンだった。
「スケルトンだな……、数は……2体か?」
2体ぐらいなら……何とかなるかな?でもあいつらボロボロとは言え剣を持ってるんだよなぁ……。でも俺だってステータスが上がってるんだ!筋力と体力はどっちも30まで上がってる。やれない事は無いはずだ!
俺は意を決してスケルトンに向かって飛びかかった。骨しかないコイツらは果たして驚いたかどうかは見た目では分からない。でも奇襲攻撃は上手く行った様だ。1体目のスケルトンの頭を硬い木の棒で思いっきり横殴りにすると、見事に頭だけ吹っ飛んで行った。それで1体目は動きを止めた。次いでまだ体制が整わない2体目のスケルトンの顔面目掛けて突きを放つ。するとスケルトンは驚いたのか顎を引き、下がった額の兜部分に突きが当たりよろめかせる事しか出来なかった。
「まだまだぁ!」
俺は続けざまにめちゃくちゃに硬い木の棒を振り下ろす。技術も何もあったもんじゃ無い攻撃だが、スケルトンもスライムに並んで弱い魔物だ。当たった場所の骨が少しずつ欠けて行き、剣を持つ右手が肘の辺りから砕け攻撃手段を失った。だがスケルトンは逃げる事もなく左の拳を繰り出してくる。人間を襲うって事以外は意志を持たないんだろう。剣も無い、片腕のスケルトンなら今の俺でも楽勝だ。仰向けになって倒れたスケルトンの胸の辺りにある赤い石みたいな物目掛けて硬い木の棒を突き刺す。スライム同様、この石を壊すとスケルトンは動かなくなった。同じように頭を吹っ飛ばしたスケルトンの石も壊す。
「あ、そうだ」
思いついて俺は動かなくなったスケルトンと手からボロボロの剣を取ってみる。これならまあ使えなくも無いか。そう思っていたらスケルトンの体が砂の様にボロボロと崩れ去っていく。
「あ……」
それに合わせて手にしたボロボロの剣も崩れ去ってしまった。
「ドロップアイテム扱いじゃ無いんだなぁ。そんなに都合のいい事は無いか」
まあ仕方ない。そんな事より、スケルトンぐらいなら何とか倒せそうな事が分かっただけでも良しとしよう。
その後数回、少数のスケルトンとの戦闘があった後、罠師の隻眼がやっと活躍した。
「ん?なんか罠師の隻眼が震えてる?」
胸の辺りで罠師の隻眼が僅かに震えているのを感じる。何かあるのかと思いキョロキョロしてみると、少し先の床に半透明な枠が出ている事に気が付いた。そこに近づくに連れ、罠師の隻眼の振動は少しずつ強くなって行く。そして半透明の枠に書かれている文字が読めるほど近くまで来た。
「あぁ!これは……!『罠:モンスター部屋』って書いてある!」
俺は駆け寄り、迷わずその床を踏んだ。
ガコン
鈍い音と共に踏んだ床の周辺がへこむ。そしてそのまま斜め下へ向かう坂となり、俺はその坂を勢い良く滑り落ちた。
「おおおー!きたきたきたー!」
これは間違いない!このままモンスター部屋まで一直線だ!
そのままややしばらく滑り落ち、遂に床に到達するとその勢いのまま床をゴロゴロと転がってやっと止まった。
「いてて……やっと着いた……?」
思いっきりぶつけたお尻をさすりながら立ち上がる。辺りを見回すとスライムの出たモンスター部屋と作りは同じ様に見える。ただここの床や壁の色は茶色、つまりスライムのモンスター部屋とは違う所に落ちて来たって事だな。
「モンスター部屋……なんだよな?」
今のところ何も出てこない。とは言ってもだだっ広い部屋だし、別の部屋につながる扉も無ければ階段も無い。すると向こうの暗闇から何やら音がする。
このカタカタという音は……。
「なるほど、ここはスケルトンのモンスター部屋なのか」
音と共に現れたのはスケルトンの大軍だった。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる