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本章~恋に落ちるまで~
一ヶ月記念日の夜
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マリグナル国の国王に嫁いで一ヶ月が経った。
「へ、陛下っ、ちょっ…まって…っ。」
僕は陛下によってベッドの上に組み敷かれていた。
「どうしてだい、ルーノ?
今日は君が私のものになって一ヶ月。
記念すべき大切な日じゃないか。
そんな日に、君に愛を注がないで何をすると言うんだ。」
優しげな微笑みに、甘々な台詞。
僕が本当に陛下のお嫁さんであれば、この状況にストップをかけるなんて、野暮なことはしない。
なぜ陛下に『待て』をしているのかというと。
「僕は陛下の本当のお嫁さんじゃないんですけど!?」
そう言うと、陛下は、はぁ、と一つため息をつくと、不満そうに唇を尖らせて、僕の上から退いた。
「もう…ルーノったら。
雰囲気台無しじゃないか。」
「こんなことよりも、僕にはもっと大事なことがあるんです。」
「こんなことよりもって…。」
肩を落とす陛下をよそに、僕はベッドの上で正座に座り直した。
「陛下、今月のお給料を教えて下さい。」
「………ええぇ…。」
「そんな嫌な顔をしないでください。
これは僕にとっては死活問題です。」
陛下はあからさまに渋っていた。
「ルーノ、そんなに早く私と別れたいの?」
「そういうわけではないですけど…。
その、なんというか、モチベーションの維持に関わると言いますか…。」
叱られた子犬のように耳を垂らしてへこんでいる陛下に、僕はつい、まごついてしまった。
結局、陛下は渋々ながらも、しっかりと僕の働きに応じた資金がアマノ国に送られたことを教えてくれた。
「そっか…。良かった。」
安堵した僕は、自然と頬が綻んだ。
その時。
どさっ。
気がつくと僕はベッドに横たわっていた。
陛下が押し倒したのだ。
「……へーか…?」
「記念すべき日だということには変わりないだろう?」
にこり、とそれはそれは清々しい笑顔だった。
こうして、結局今夜も、僕は陛下に抱かれたのだ。
「へ、陛下っ、ちょっ…まって…っ。」
僕は陛下によってベッドの上に組み敷かれていた。
「どうしてだい、ルーノ?
今日は君が私のものになって一ヶ月。
記念すべき大切な日じゃないか。
そんな日に、君に愛を注がないで何をすると言うんだ。」
優しげな微笑みに、甘々な台詞。
僕が本当に陛下のお嫁さんであれば、この状況にストップをかけるなんて、野暮なことはしない。
なぜ陛下に『待て』をしているのかというと。
「僕は陛下の本当のお嫁さんじゃないんですけど!?」
そう言うと、陛下は、はぁ、と一つため息をつくと、不満そうに唇を尖らせて、僕の上から退いた。
「もう…ルーノったら。
雰囲気台無しじゃないか。」
「こんなことよりも、僕にはもっと大事なことがあるんです。」
「こんなことよりもって…。」
肩を落とす陛下をよそに、僕はベッドの上で正座に座り直した。
「陛下、今月のお給料を教えて下さい。」
「………ええぇ…。」
「そんな嫌な顔をしないでください。
これは僕にとっては死活問題です。」
陛下はあからさまに渋っていた。
「ルーノ、そんなに早く私と別れたいの?」
「そういうわけではないですけど…。
その、なんというか、モチベーションの維持に関わると言いますか…。」
叱られた子犬のように耳を垂らしてへこんでいる陛下に、僕はつい、まごついてしまった。
結局、陛下は渋々ながらも、しっかりと僕の働きに応じた資金がアマノ国に送られたことを教えてくれた。
「そっか…。良かった。」
安堵した僕は、自然と頬が綻んだ。
その時。
どさっ。
気がつくと僕はベッドに横たわっていた。
陛下が押し倒したのだ。
「……へーか…?」
「記念すべき日だということには変わりないだろう?」
にこり、とそれはそれは清々しい笑顔だった。
こうして、結局今夜も、僕は陛下に抱かれたのだ。
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