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「いっ、いよいよこの本を、熟読する時が来たわ…」
リネットはごくんと息を飲んで、セドリックの部屋から持って来た小説を目の前に掲げた。
明日はセドリックとの結婚式だ。
セドリックと気持ちが通じて四年、仕事が忙しくなったセドリックとなかなか会えない時期もあり、結婚式が決まっても、口付けがたまに深くなる程度でほぼ進展はなかった。
でも、明日は結婚式だもの。しょっ初夜だもの。
今までそういう場面は流し読んでいたが、今日は一字一句漏らさず読む!とリネットは本を開いた。
「リネット」
ベッドに座ったセドリックが寝室に入って来たリネットに手を差し出す。
「セディ…あの」
リネットがセドリックの手に自身の手を乗せると、セドリックはキュッと握って引き寄せる。
「きゃ」
リネットは手を引かれた勢いでセドリックの胸へ倒れ込む。
そのまま抱きしめられる。
「リネット…」
愛おしげに頭を撫でられる。
「セディ」
「ん?」
セドリックはリネットの頬を両手で挟んで顔を覗き込む。甘い眼差しに頬が熱くなる。
「…セディは、その…経験あるの?」
窺うように言うと、セドリックは「何?」とキョトンとしてから思い付いたように言う。
「ああ、セックス?」
「ひゃあ。ハッキリ言わないで」
セドリックは赤くなるリネットを見て微笑む。
「ぼかした方が良かった?」
笑いながらチュっと音を立ててキスをする。
「…あるの?」
セドリックは26歳、健康な男性としていくらシスコンでも経験があっても不思議ではない。
でも嫌だな…とリネットは思った。
「仕事をし始めた頃、娼館に連れて行かれた事はある」
「ええ!?」
リネットは愕然とした表情となり、セドリックは破顔しリネットを抱きしめた。
「でもしてない」
「え?」
「リネットと婚約する前、チャールズ兄さんにあの本を渡されて…リリアにそういう気持ちはないのは分かってたけど、リネットに対する気持ちがどういう物なのか、他の女性とすれば分かるかな、と思って、いつもは断る上司の誘いに乗ってみた」
「それ『連れて行かれた』って言わないんじゃ…」
抱きしめられたまま言う。
「そう、だな。でも扇情的な姿の女性が目の前で誘って来ても…勃たなかった」
「…は?」
「リネットで想像したらいつでも勃つのに」
「ええ!?」
いつでも?え?想像?私で?
「今も、ホラ」
腿にぐりっと硬いものを押しつけられる。
「ずっとリネットを抱きたかった…」
切なげに言われ、またキスをされる。後頭部と背中を支えられ、キスをしたままベッドへ押し倒された。
セディが小さい頃、セディを泣きながら追いかける私に対して欲情してたって言ってたの、誇張してた訳ではないのね…。
キスをされなから冷静に考えていたら、ぬるりと舌が入ってくる。途端に思考が乱れ、止まった。
「はあ…リネット…好きだ…」
キスの合間の吐息混じりの声に胸がきゅんとした。
「セディ…」
歯列を舐められ、上顎をくすぐられ、舌を絡め取られる。
「は…あ…」
吐息が漏れて、セドリックが嬉しそうに笑う。
また口付けられ、セドリックの手がリネットの胸の膨らみを掬う。ゆっくり揉まれながら片手で夜着の前を開かれる。
「セディ…恥ずかしい…」
「…綺麗だ」
両手で膨らみを寄せるように揉み込まれる。唇が首筋から鎖骨へ降りて強く吸われる。チリッとした痛みが走る。
「う…ん」
「…俺の…印」
セドリックは満足気に笑うと膨らみに唇を寄せる。膨らみの上にも印をつける。
親指が先端を掠めるとリネットの身体がピクンと反応する。
「はあ…かわいい…大きいし、柔らかい…」
「や…恥ずかしい…」
セドリックの想像より実際のリネットの胸は大きいらしい。
恥ずかしいから口に出さないで…リネットが身を捩ると、セドリックは許さないとばかりに二の腕を押さえ、胸の先端を口に含む。
「あっあっあっ」
コロコロと舌で転がされて声が漏れる。
足の間が熱くなっておへその辺りがむず痒い…ああ、昨日読んだ本にも書いてあった…私…感じてるんだ。
「リネット…ここ硬くなってかわいい」
セドリックが先端を舌で大きく舐めてから吸い付く。もう一方を指で扱く。
「あっ」
セドリックの手が太腿をさする。ゾクゾクと鳥肌が立つ感覚に息が乱れる。膝から内腿を撫でながら上がって来てリネットは思わず膝を揃えて力を入れる。
「リネット…怖い?」
胸の先端に吸い付いたまま、セドリックが上目遣いにリネットを見る。いやらしい光景に頭がクラクラした。
「…恥ずかしい」
両手で顔を覆うと、セドリックがそっと両手を掴み顔を覗き込む。
「真っ赤。かわいい」
セドリックはチュッとキスをすると、下着の上から秘所を撫でた。
「あ、は…」
リネットの足の間に膝を入れ、少し開かせてから身体を入れる。足を閉じられなくなったリネットはますます赤くなる。
下着の上から花芯をゆっくりと押さえる。そのまま押さえながら左右に小さく指を動かす。
「あ…あああ」
セドリックは下着を横にずらすと、蜜が滲んだ秘部を直に撫であげ、蜜を纏わせた指で花芯を下から押し上げる。
「うあっ」
ビクンとリネットの身体が跳ねる。
「は…かわいい…リネット…」
セドリックも息を乱しながら身を起こす。服を素早く脱ぐとリネットの下着も脱がせてしまう。
そっと身体を倒し、片手をリネットの首の後ろに回す。裸の胸と胸が合わさった。
隔てる物のなくなった少し汗ばんだ素肌。リネットはほっとため息を吐く。
「…何か落ち着く」
「そのまま力抜いてて」
セドリックは片手でリネットを抱きしめたまま、秘所に指を差し込む。
「ひゃっ」
リネットが咄嗟に力を入れると、
「力抜いてて」
セドリックはもう一度言いながらリネットの頬にキスをする。
クチクチと音を立てて指を抜き差しされ、リネットはセドリックにしがみついた。
「う…はあ、はあ」
「痛くない?」
指を増やされ、圧迫感で息苦しくなりながらリネットは首を横に振る。
自分の中に異物がある不思議な感覚。セドリックの指だと思えば嫌ではなかった。
「いっ、いよいよこの本を、熟読する時が来たわ…」
リネットはごくんと息を飲んで、セドリックの部屋から持って来た小説を目の前に掲げた。
明日はセドリックとの結婚式だ。
セドリックと気持ちが通じて四年、仕事が忙しくなったセドリックとなかなか会えない時期もあり、結婚式が決まっても、口付けがたまに深くなる程度でほぼ進展はなかった。
でも、明日は結婚式だもの。しょっ初夜だもの。
今までそういう場面は流し読んでいたが、今日は一字一句漏らさず読む!とリネットは本を開いた。
「リネット」
ベッドに座ったセドリックが寝室に入って来たリネットに手を差し出す。
「セディ…あの」
リネットがセドリックの手に自身の手を乗せると、セドリックはキュッと握って引き寄せる。
「きゃ」
リネットは手を引かれた勢いでセドリックの胸へ倒れ込む。
そのまま抱きしめられる。
「リネット…」
愛おしげに頭を撫でられる。
「セディ」
「ん?」
セドリックはリネットの頬を両手で挟んで顔を覗き込む。甘い眼差しに頬が熱くなる。
「…セディは、その…経験あるの?」
窺うように言うと、セドリックは「何?」とキョトンとしてから思い付いたように言う。
「ああ、セックス?」
「ひゃあ。ハッキリ言わないで」
セドリックは赤くなるリネットを見て微笑む。
「ぼかした方が良かった?」
笑いながらチュっと音を立ててキスをする。
「…あるの?」
セドリックは26歳、健康な男性としていくらシスコンでも経験があっても不思議ではない。
でも嫌だな…とリネットは思った。
「仕事をし始めた頃、娼館に連れて行かれた事はある」
「ええ!?」
リネットは愕然とした表情となり、セドリックは破顔しリネットを抱きしめた。
「でもしてない」
「え?」
「リネットと婚約する前、チャールズ兄さんにあの本を渡されて…リリアにそういう気持ちはないのは分かってたけど、リネットに対する気持ちがどういう物なのか、他の女性とすれば分かるかな、と思って、いつもは断る上司の誘いに乗ってみた」
「それ『連れて行かれた』って言わないんじゃ…」
抱きしめられたまま言う。
「そう、だな。でも扇情的な姿の女性が目の前で誘って来ても…勃たなかった」
「…は?」
「リネットで想像したらいつでも勃つのに」
「ええ!?」
いつでも?え?想像?私で?
「今も、ホラ」
腿にぐりっと硬いものを押しつけられる。
「ずっとリネットを抱きたかった…」
切なげに言われ、またキスをされる。後頭部と背中を支えられ、キスをしたままベッドへ押し倒された。
セディが小さい頃、セディを泣きながら追いかける私に対して欲情してたって言ってたの、誇張してた訳ではないのね…。
キスをされなから冷静に考えていたら、ぬるりと舌が入ってくる。途端に思考が乱れ、止まった。
「はあ…リネット…好きだ…」
キスの合間の吐息混じりの声に胸がきゅんとした。
「セディ…」
歯列を舐められ、上顎をくすぐられ、舌を絡め取られる。
「は…あ…」
吐息が漏れて、セドリックが嬉しそうに笑う。
また口付けられ、セドリックの手がリネットの胸の膨らみを掬う。ゆっくり揉まれながら片手で夜着の前を開かれる。
「セディ…恥ずかしい…」
「…綺麗だ」
両手で膨らみを寄せるように揉み込まれる。唇が首筋から鎖骨へ降りて強く吸われる。チリッとした痛みが走る。
「う…ん」
「…俺の…印」
セドリックは満足気に笑うと膨らみに唇を寄せる。膨らみの上にも印をつける。
親指が先端を掠めるとリネットの身体がピクンと反応する。
「はあ…かわいい…大きいし、柔らかい…」
「や…恥ずかしい…」
セドリックの想像より実際のリネットの胸は大きいらしい。
恥ずかしいから口に出さないで…リネットが身を捩ると、セドリックは許さないとばかりに二の腕を押さえ、胸の先端を口に含む。
「あっあっあっ」
コロコロと舌で転がされて声が漏れる。
足の間が熱くなっておへその辺りがむず痒い…ああ、昨日読んだ本にも書いてあった…私…感じてるんだ。
「リネット…ここ硬くなってかわいい」
セドリックが先端を舌で大きく舐めてから吸い付く。もう一方を指で扱く。
「あっ」
セドリックの手が太腿をさする。ゾクゾクと鳥肌が立つ感覚に息が乱れる。膝から内腿を撫でながら上がって来てリネットは思わず膝を揃えて力を入れる。
「リネット…怖い?」
胸の先端に吸い付いたまま、セドリックが上目遣いにリネットを見る。いやらしい光景に頭がクラクラした。
「…恥ずかしい」
両手で顔を覆うと、セドリックがそっと両手を掴み顔を覗き込む。
「真っ赤。かわいい」
セドリックはチュッとキスをすると、下着の上から秘所を撫でた。
「あ、は…」
リネットの足の間に膝を入れ、少し開かせてから身体を入れる。足を閉じられなくなったリネットはますます赤くなる。
下着の上から花芯をゆっくりと押さえる。そのまま押さえながら左右に小さく指を動かす。
「あ…あああ」
セドリックは下着を横にずらすと、蜜が滲んだ秘部を直に撫であげ、蜜を纏わせた指で花芯を下から押し上げる。
「うあっ」
ビクンとリネットの身体が跳ねる。
「は…かわいい…リネット…」
セドリックも息を乱しながら身を起こす。服を素早く脱ぐとリネットの下着も脱がせてしまう。
そっと身体を倒し、片手をリネットの首の後ろに回す。裸の胸と胸が合わさった。
隔てる物のなくなった少し汗ばんだ素肌。リネットはほっとため息を吐く。
「…何か落ち着く」
「そのまま力抜いてて」
セドリックは片手でリネットを抱きしめたまま、秘所に指を差し込む。
「ひゃっ」
リネットが咄嗟に力を入れると、
「力抜いてて」
セドリックはもう一度言いながらリネットの頬にキスをする。
クチクチと音を立てて指を抜き差しされ、リネットはセドリックにしがみついた。
「う…はあ、はあ」
「痛くない?」
指を増やされ、圧迫感で息苦しくなりながらリネットは首を横に振る。
自分の中に異物がある不思議な感覚。セドリックの指だと思えば嫌ではなかった。
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