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第二十三話 嫉妬
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ニーナさんがいなくなると、シンと部屋が静まり返る。
初対面では華奢でふわふわした子だと思っていたけど、見た目よりずっとパワフルだ。こんなアウェイな空気の中で、怯むことなく、卑屈にもならず、ずっと毅然と自分を貫いている。そこは見習うべきところだと思う。
けど駄目だ。これだけは言わないとおさまらない。
「どうしてあんなこと言ったんですか!?」
「あんなこととは?」
食って掛かる私に、ミハイルさんが淡々と返す。
「私が……、貴方の」
「昨夜お前がそう言ったからだ」
昨夜、とレイラが上ずった声を上げる。そのレイラに何事か耳打ちし、リエーフさんが「ニーナ様の食事を用意してきます」と彼女と共にそそくさと出て行った。
いかん、墓穴を掘った。まぁもういい、あとで訂正すれば。それより目の前の人を問いただすのが先である。
「それは、契――」
「契約だからだろう。なら問題ないな」
タイを直しながら、先にそう返される。いつも通りの気のない声に、落ち着こうと努める。私は単に、誤解させるようなことを言ってほしくないだけで。
「問題ない? ニーナさんに誤解されていいんですか」
「あいつに何を思われようが関係ないだろう」
「本当に?」
くどい、と呟いて、ふとミハイルさんはまじまじと私を見下ろした。そしてふと、揶揄するような声を上げる。
「妬いてるのか?」
「な、何言ってるんですか!? 違います!」
「冗談だ。……そんなに怒るな」
怒っていないと言いかけて、やめる。怒ってはいないけど、そう思われても仕方ないほどに苛立ってはいる。
それに……あんな言い方されたから咄嗟に否定したけど、ニーナさんに嫉妬していないと言えば嘘になる。彼女が現れてから自分がおかしいのはわかっている。
サラサラの長い髪。大きな目に、滑らかな肌。
レイラみたいな美しさとはまた違うけど、親しみやすい可愛らしさ、初対面の私にも臆面なく話しかけてくる懐っこさ。
笑顔や涙という女の武器を、武器とも知らずフル活用できる小悪魔のような一面。
どれを取っても私にはないものだから。
「いえ……違いません。私、嫉妬していました」
そこは認めよう。違うとムキになっても惨めなだけだ。
「……は?」
変な声が降ってきて、彼を見上げる。
ま、またやってしまった。これではまるで、私が……、私が。
私は……、もうこれ、認めるべきなのかな。
惹かれているのは否定しない。でもどうしてなのかがわからないから違和感が拭えない。
私に命をくれたから?
いつも助けてくれるから?
……違う、気がする。
何かこう……油汚れを落とすにはアルカリ性洗剤、理由は油汚れは酸性なのでアルカリ性で中和できるからとか、そういう答えがほしい。
そういう答えがわからないから、必死に言葉を手繰り寄せる。
「ほら、彼女、私と違って可愛いから、羨ましいというか、そう言う意味では確かに嫉妬しちゃうなという……」
「そうか?」
「そうか、って……人のこと散々可愛げがないとか言う癖に……」
「それは……すまん。本気ではない」
「とってつけたように言わなくていいですよ。自覚ありますし」
溜息を吐きながら、いつもミハイルさんが言うようなことを返すと、彼の眉間に皺が寄った。
いつもより険しい。怒ってないのだとしても怖い。
彼が息を吸い込んで、怒鳴られる、と首を竦める。
「……っ、か、可愛……くないと思う女のために誰が、寿命半分も削るか!」
「はい! ごめんな……」
反射的に謝ってから。
「さい…………」
「…………」
何と答えていいかわからず、謝罪の先が流れていく。静寂がいたたまれず、私はしゃがんで、レイラが割ったお皿に手を伸ばした。
「ここ、片付けますね」
「やめろ、怪我をする。後でリエーフにやらせればいい」
手が破片に触れる前に、ミハイルさんに掴んで止められる。
「でも、リエーフさん、忙しそうだし」
「なら俺がする」
「そんな。大丈夫ですよ、気をつけてやりますし、それに破片で切れたとしても知れてます」
「駄目だ。俺がやった血だ。一滴も無駄にするな」
掴まれた手が握りしめられる。
割れ物の処理くらいで大袈裟だと思うけれど、真剣な顔に「はい」としか言えなかった。
「……ミオ」
不意に名を呼ばれる。よくわからない緊張感と共に返事をする。
少しだけ沈黙を挟んでから、彼がその先を口にする――
「俺は」
「ミオ、見つけた」
のんびりした声がそれに被り、ミハイルさんが手を離して言葉を止める。扉を通り抜けて現れたエドアルトが、私の前まで来て私を見下ろした。
「中庭の水やり、今朝来てくれなかった……」
「あ、そうね。ごめん、今からする」
今朝は寝坊したせいでその暇がなかった。朝食を終えてからと思ってたのに時間を食ってしまったし。
「……なんか伯爵が怖いから、先に中庭で待ってる」
「あ、うん……」
見れば、ミハイルさんがいつにも増して険しい顔でエドアルトを睨んでいた。エドアルトの姿が窓の向こうに消えてしまってからもそれは収まらず、私は場を濁すように声を上げる。
「ええと……、エドアルトが待ってるので、水やりしてきますね」
「俺の話はまだ終わってないが!?」
「そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないですか……、妬いてるんですか?」
「誰がっ」
ここぞとばかりに同じ冗談を返してみると、即答が飛んでくる。
なんか、エドアルトのおかげでいつもの調子に戻れた気がするな。すっかり毒気を抜かれて笑っていると、ミハイルさんは腕組みして私を見下ろした。
「何を笑っている。……水やりが済んだら出かける支度をしろ。お前も俺と一緒に来い」
「え……、あ、はい。わかりました。良かった、来るなと言われるかと」
「まぁ、何があるかわからんからな。だが屋敷に置いておく方が不安になった」
「お皿片付けるくらいで?」
「それだけじゃない。……いいのか、エドアルトを待たせてるんだろう」
「そうでした。急いで行ってきます」
扉に手を掛けると、背中に呟きが聞こえてくる。
「一応言っておくが、エドアルトは妻帯者だからな」
「知ってますけど。それが何か?」
「いや、なんでもない」
急な話題に首を傾げながら、私は部屋を出ると中庭へと向かったのだった。
初対面では華奢でふわふわした子だと思っていたけど、見た目よりずっとパワフルだ。こんなアウェイな空気の中で、怯むことなく、卑屈にもならず、ずっと毅然と自分を貫いている。そこは見習うべきところだと思う。
けど駄目だ。これだけは言わないとおさまらない。
「どうしてあんなこと言ったんですか!?」
「あんなこととは?」
食って掛かる私に、ミハイルさんが淡々と返す。
「私が……、貴方の」
「昨夜お前がそう言ったからだ」
昨夜、とレイラが上ずった声を上げる。そのレイラに何事か耳打ちし、リエーフさんが「ニーナ様の食事を用意してきます」と彼女と共にそそくさと出て行った。
いかん、墓穴を掘った。まぁもういい、あとで訂正すれば。それより目の前の人を問いただすのが先である。
「それは、契――」
「契約だからだろう。なら問題ないな」
タイを直しながら、先にそう返される。いつも通りの気のない声に、落ち着こうと努める。私は単に、誤解させるようなことを言ってほしくないだけで。
「問題ない? ニーナさんに誤解されていいんですか」
「あいつに何を思われようが関係ないだろう」
「本当に?」
くどい、と呟いて、ふとミハイルさんはまじまじと私を見下ろした。そしてふと、揶揄するような声を上げる。
「妬いてるのか?」
「な、何言ってるんですか!? 違います!」
「冗談だ。……そんなに怒るな」
怒っていないと言いかけて、やめる。怒ってはいないけど、そう思われても仕方ないほどに苛立ってはいる。
それに……あんな言い方されたから咄嗟に否定したけど、ニーナさんに嫉妬していないと言えば嘘になる。彼女が現れてから自分がおかしいのはわかっている。
サラサラの長い髪。大きな目に、滑らかな肌。
レイラみたいな美しさとはまた違うけど、親しみやすい可愛らしさ、初対面の私にも臆面なく話しかけてくる懐っこさ。
笑顔や涙という女の武器を、武器とも知らずフル活用できる小悪魔のような一面。
どれを取っても私にはないものだから。
「いえ……違いません。私、嫉妬していました」
そこは認めよう。違うとムキになっても惨めなだけだ。
「……は?」
変な声が降ってきて、彼を見上げる。
ま、またやってしまった。これではまるで、私が……、私が。
私は……、もうこれ、認めるべきなのかな。
惹かれているのは否定しない。でもどうしてなのかがわからないから違和感が拭えない。
私に命をくれたから?
いつも助けてくれるから?
……違う、気がする。
何かこう……油汚れを落とすにはアルカリ性洗剤、理由は油汚れは酸性なのでアルカリ性で中和できるからとか、そういう答えがほしい。
そういう答えがわからないから、必死に言葉を手繰り寄せる。
「ほら、彼女、私と違って可愛いから、羨ましいというか、そう言う意味では確かに嫉妬しちゃうなという……」
「そうか?」
「そうか、って……人のこと散々可愛げがないとか言う癖に……」
「それは……すまん。本気ではない」
「とってつけたように言わなくていいですよ。自覚ありますし」
溜息を吐きながら、いつもミハイルさんが言うようなことを返すと、彼の眉間に皺が寄った。
いつもより険しい。怒ってないのだとしても怖い。
彼が息を吸い込んで、怒鳴られる、と首を竦める。
「……っ、か、可愛……くないと思う女のために誰が、寿命半分も削るか!」
「はい! ごめんな……」
反射的に謝ってから。
「さい…………」
「…………」
何と答えていいかわからず、謝罪の先が流れていく。静寂がいたたまれず、私はしゃがんで、レイラが割ったお皿に手を伸ばした。
「ここ、片付けますね」
「やめろ、怪我をする。後でリエーフにやらせればいい」
手が破片に触れる前に、ミハイルさんに掴んで止められる。
「でも、リエーフさん、忙しそうだし」
「なら俺がする」
「そんな。大丈夫ですよ、気をつけてやりますし、それに破片で切れたとしても知れてます」
「駄目だ。俺がやった血だ。一滴も無駄にするな」
掴まれた手が握りしめられる。
割れ物の処理くらいで大袈裟だと思うけれど、真剣な顔に「はい」としか言えなかった。
「……ミオ」
不意に名を呼ばれる。よくわからない緊張感と共に返事をする。
少しだけ沈黙を挟んでから、彼がその先を口にする――
「俺は」
「ミオ、見つけた」
のんびりした声がそれに被り、ミハイルさんが手を離して言葉を止める。扉を通り抜けて現れたエドアルトが、私の前まで来て私を見下ろした。
「中庭の水やり、今朝来てくれなかった……」
「あ、そうね。ごめん、今からする」
今朝は寝坊したせいでその暇がなかった。朝食を終えてからと思ってたのに時間を食ってしまったし。
「……なんか伯爵が怖いから、先に中庭で待ってる」
「あ、うん……」
見れば、ミハイルさんがいつにも増して険しい顔でエドアルトを睨んでいた。エドアルトの姿が窓の向こうに消えてしまってからもそれは収まらず、私は場を濁すように声を上げる。
「ええと……、エドアルトが待ってるので、水やりしてきますね」
「俺の話はまだ終わってないが!?」
「そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないですか……、妬いてるんですか?」
「誰がっ」
ここぞとばかりに同じ冗談を返してみると、即答が飛んでくる。
なんか、エドアルトのおかげでいつもの調子に戻れた気がするな。すっかり毒気を抜かれて笑っていると、ミハイルさんは腕組みして私を見下ろした。
「何を笑っている。……水やりが済んだら出かける支度をしろ。お前も俺と一緒に来い」
「え……、あ、はい。わかりました。良かった、来るなと言われるかと」
「まぁ、何があるかわからんからな。だが屋敷に置いておく方が不安になった」
「お皿片付けるくらいで?」
「それだけじゃない。……いいのか、エドアルトを待たせてるんだろう」
「そうでした。急いで行ってきます」
扉に手を掛けると、背中に呟きが聞こえてくる。
「一応言っておくが、エドアルトは妻帯者だからな」
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急な話題に首を傾げながら、私は部屋を出ると中庭へと向かったのだった。
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