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はじまり
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ピンポーン───
インターフォンがなった。
その音を聞いて、駆け足で玄関へと向かう。
すこし急ぎめで受け取り、判子やらなんやらをさっさと済まし、残りは開封だけとなった。
少し急がないと。
「わぁ…!」
届いた箱の中にはVR機材とソフト、そして説明書。
VR機材は頭から被る宇宙服の頭の部分みたいな見た目。
だけど、色は全体的に黒色だ。
ソフトが入っているパッケージのデザインはよくあるデザイン。
だけど、ここに描かれているのは妖精さんかな?
薄いピンク色の髪に瞳。
1番重要なのは、とっても可愛いと言うところだ。
いいなぁ。私も、こんな子と一緒に遊びたい。
ちなみに、届いたソフトの名前はオルタリス・オンライン。
略称はORO。
うん、Oが2つあるなぁ。なんだか数字の0と見間違えちゃいそう。
はぁ…今日がリリース日なんだけど、どうして当日に必要なものを届けるのか…
私、設定とか苦手だからせめて1日前に届けて欲しかったなぁ。
一人暮らしだから自分しか頼れないし。
「…あっ!さっさと設定しないと!」
説明書をひとまず読む。
うわ…設定する線が多い…
そういうのはややこしいし嫌なんだよね。
気付いたらここに刺すやつじゃないやつを刺してたりするし。
説明書とにらめっこしながらやってこう。
……え?これはここ?でもさっき刺して……ってあれ?間違えた?これじゃないの…あーもうなにがなんだかわからない!ぶっ飛ばしてー!!!
っといけないいけない、少し人より怒りっぽい性格なんだよね、私。
でも、ぶっ飛ばしてー!!!
あるぇ?あ、やばい壊れかけてる!!
さっき間違えて刺したやつの電気が漏れてる…これって、言われたところに刺さないと電気が漏れるの!?
えっ、どうしよう!!
あーもう説明書に書かれてた"よくわからない方はこちらの電話番号に電話をお掛けください"って書かれてたところに電話しよ!
誰か助けてー!!
────って、色々あったけど、無事に?設定出来た。
一応確認で電源を入れてっと。
うん、ちゃんとついた。
よかったぁ、あの電話越しのサポートお姉さんのお陰だよー。
それでも1時間半はかかったけどね!!
機械音痴過ぎて泣けてくるよ!
うっ、もうリリース開始の時間だ…
早くプレイしなきゃ!
私はベットに寝転ぶ。
うわ…設定で手間取った分の疲労感がやばい…
ぼーっとしてると寝そうなので、できるだけ素早くヘッドギアを被って、OROをプレイするっと。
すると、少しの間を置いて辺りの景色が変わる。
まるで宇宙みたいな綺麗な空間だなぁ。
辺り一帯に星がたくさんある。
あっ!天の川もあるね!
天の川はミルキーウェイとも言うよね!私、こういう別名は結構好きなんだ。
なんか直感にびびびって来るから。
だけれど…
ん?あれ?なんで目の前にうさぎが?
「やぁやぁ、はじめまして!君は天理梨星さんであってるかな?」
「あってるけど…うさぎが喋ってる…?」
うさぎって喋れたっけ。
喋れないよねぇ?…それにしてももふもふ…触りたいなぁ。
「細かいことは気にしなーい!早速だけど、キャラクターメイクを始めるよ!まずはこの世界での君の名前を決めちゃおう!」
細かくないよ!?
名前かぁ…どうしよう。
まぁ、私の名前からとればいいかな?
「うむむ…じゃあ、リリで」
「おっけー!リリね!次は、身体を作っちゃおう!目の前のパネルから好きなのを選んでね!」
急に目の前におびただしい量のパネルが出てきた。うーん…髪を淡い水色にして、瞳は淡いピンク色で。そう、私は淡い系統の色が好きなのだ。
だいたい弄れるんだけど、1つの項目は動かせなかった。
そう。それは身長。
身長が…弄れない…!?
私の身長は145cm。高校生にしては低いから、もうすこし高くしたいのに…
もういい髪型でも決めよ…
とりあえずハーフツインにした。
後からでも変えれると思うし大丈夫だよね。
「終わった…」
「じゃあ、次は職業を決めようか。このパネルの中から1つ選んでね!」
今度は1つのパネルが表示された。
パネルに目を通してみると、戦士や魔法使いなど、戦闘系の物もあれば、鍛冶師など所謂生産職と言うものもあった。
だが、私は1つの項目に惹かれた。
「あの、この職業は何をするの?」
「ん?テイマーはモンスターとか妖精とか、色々なものを使役出来るよ!よくあるサモナーとかはなくて、それらが全部テイマーに集まってるのさ!」
「へぇ…じゃあ、テイマーにしよう!」
誰かと冒険するのが私は好きなのだ。
一人でやっても面白いけれど、誰かと一緒に冒険する方が寂しさはなくなるから。
「了解ー!次は種族を決めよう!またまたお馴染みのパネル!」
「そこは変わらないんだ…」
「うん!種族ごとにステータスの伸びとか得意な武器も変わるからそこも見た方がいいと思うよ!」
パネルをざっと見ていると、エルフやドワーフとか色々あった。
けれど、私が選びたいと思ったのは人間だった。
人間はステータスも全体的に伸びて、得意武器もない種族だ。
テイマーなら使役している子がステータスが尖っているかも知れないから、得意不得意を減らした方がいいと思っての選出をした。
「決めたよ」
「わかった!最後に、最初からテイムする子を決めるよ!パネルから選んでね!」
パネルが出てきた。
ウルフやラビット、リスなどがあった。
何の子にしようかなと悩んでいると、パネルの端の方にある項目が目に入った。
「これも選べるの?」
「うん!選べるよ。どうする?」
「これにする」
「おっけー!ランダムね!1回で決まる仕組みだから、このルーレットを回してね!止まったらキャラクターメイクを終了して、オルタリス・オンラインの世界に君とランダムで決まった子を送るね!」
「わかった」
ぱっと、目の前にルーレットが現れる。
これを回せばいいはず…
私はぐるぐると、ルーレットを回した。
そして止まると、あたりは眩い光に包まれていた。
しばらく時間が経つと、景色が変わっていた
インターフォンがなった。
その音を聞いて、駆け足で玄関へと向かう。
すこし急ぎめで受け取り、判子やらなんやらをさっさと済まし、残りは開封だけとなった。
少し急がないと。
「わぁ…!」
届いた箱の中にはVR機材とソフト、そして説明書。
VR機材は頭から被る宇宙服の頭の部分みたいな見た目。
だけど、色は全体的に黒色だ。
ソフトが入っているパッケージのデザインはよくあるデザイン。
だけど、ここに描かれているのは妖精さんかな?
薄いピンク色の髪に瞳。
1番重要なのは、とっても可愛いと言うところだ。
いいなぁ。私も、こんな子と一緒に遊びたい。
ちなみに、届いたソフトの名前はオルタリス・オンライン。
略称はORO。
うん、Oが2つあるなぁ。なんだか数字の0と見間違えちゃいそう。
はぁ…今日がリリース日なんだけど、どうして当日に必要なものを届けるのか…
私、設定とか苦手だからせめて1日前に届けて欲しかったなぁ。
一人暮らしだから自分しか頼れないし。
「…あっ!さっさと設定しないと!」
説明書をひとまず読む。
うわ…設定する線が多い…
そういうのはややこしいし嫌なんだよね。
気付いたらここに刺すやつじゃないやつを刺してたりするし。
説明書とにらめっこしながらやってこう。
……え?これはここ?でもさっき刺して……ってあれ?間違えた?これじゃないの…あーもうなにがなんだかわからない!ぶっ飛ばしてー!!!
っといけないいけない、少し人より怒りっぽい性格なんだよね、私。
でも、ぶっ飛ばしてー!!!
あるぇ?あ、やばい壊れかけてる!!
さっき間違えて刺したやつの電気が漏れてる…これって、言われたところに刺さないと電気が漏れるの!?
えっ、どうしよう!!
あーもう説明書に書かれてた"よくわからない方はこちらの電話番号に電話をお掛けください"って書かれてたところに電話しよ!
誰か助けてー!!
────って、色々あったけど、無事に?設定出来た。
一応確認で電源を入れてっと。
うん、ちゃんとついた。
よかったぁ、あの電話越しのサポートお姉さんのお陰だよー。
それでも1時間半はかかったけどね!!
機械音痴過ぎて泣けてくるよ!
うっ、もうリリース開始の時間だ…
早くプレイしなきゃ!
私はベットに寝転ぶ。
うわ…設定で手間取った分の疲労感がやばい…
ぼーっとしてると寝そうなので、できるだけ素早くヘッドギアを被って、OROをプレイするっと。
すると、少しの間を置いて辺りの景色が変わる。
まるで宇宙みたいな綺麗な空間だなぁ。
辺り一帯に星がたくさんある。
あっ!天の川もあるね!
天の川はミルキーウェイとも言うよね!私、こういう別名は結構好きなんだ。
なんか直感にびびびって来るから。
だけれど…
ん?あれ?なんで目の前にうさぎが?
「やぁやぁ、はじめまして!君は天理梨星さんであってるかな?」
「あってるけど…うさぎが喋ってる…?」
うさぎって喋れたっけ。
喋れないよねぇ?…それにしてももふもふ…触りたいなぁ。
「細かいことは気にしなーい!早速だけど、キャラクターメイクを始めるよ!まずはこの世界での君の名前を決めちゃおう!」
細かくないよ!?
名前かぁ…どうしよう。
まぁ、私の名前からとればいいかな?
「うむむ…じゃあ、リリで」
「おっけー!リリね!次は、身体を作っちゃおう!目の前のパネルから好きなのを選んでね!」
急に目の前におびただしい量のパネルが出てきた。うーん…髪を淡い水色にして、瞳は淡いピンク色で。そう、私は淡い系統の色が好きなのだ。
だいたい弄れるんだけど、1つの項目は動かせなかった。
そう。それは身長。
身長が…弄れない…!?
私の身長は145cm。高校生にしては低いから、もうすこし高くしたいのに…
もういい髪型でも決めよ…
とりあえずハーフツインにした。
後からでも変えれると思うし大丈夫だよね。
「終わった…」
「じゃあ、次は職業を決めようか。このパネルの中から1つ選んでね!」
今度は1つのパネルが表示された。
パネルに目を通してみると、戦士や魔法使いなど、戦闘系の物もあれば、鍛冶師など所謂生産職と言うものもあった。
だが、私は1つの項目に惹かれた。
「あの、この職業は何をするの?」
「ん?テイマーはモンスターとか妖精とか、色々なものを使役出来るよ!よくあるサモナーとかはなくて、それらが全部テイマーに集まってるのさ!」
「へぇ…じゃあ、テイマーにしよう!」
誰かと冒険するのが私は好きなのだ。
一人でやっても面白いけれど、誰かと一緒に冒険する方が寂しさはなくなるから。
「了解ー!次は種族を決めよう!またまたお馴染みのパネル!」
「そこは変わらないんだ…」
「うん!種族ごとにステータスの伸びとか得意な武器も変わるからそこも見た方がいいと思うよ!」
パネルをざっと見ていると、エルフやドワーフとか色々あった。
けれど、私が選びたいと思ったのは人間だった。
人間はステータスも全体的に伸びて、得意武器もない種族だ。
テイマーなら使役している子がステータスが尖っているかも知れないから、得意不得意を減らした方がいいと思っての選出をした。
「決めたよ」
「わかった!最後に、最初からテイムする子を決めるよ!パネルから選んでね!」
パネルが出てきた。
ウルフやラビット、リスなどがあった。
何の子にしようかなと悩んでいると、パネルの端の方にある項目が目に入った。
「これも選べるの?」
「うん!選べるよ。どうする?」
「これにする」
「おっけー!ランダムね!1回で決まる仕組みだから、このルーレットを回してね!止まったらキャラクターメイクを終了して、オルタリス・オンラインの世界に君とランダムで決まった子を送るね!」
「わかった」
ぱっと、目の前にルーレットが現れる。
これを回せばいいはず…
私はぐるぐると、ルーレットを回した。
そして止まると、あたりは眩い光に包まれていた。
しばらく時間が経つと、景色が変わっていた
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