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苦悩の章
勇気の結末
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(ひょっとしたら増毛で生まれ変わるかもしれない)
一応は期待に胸を膨らませている俺を、当たり前だけどエレベーターはちゃんと5階へ運んで、
「きゃー、ほんとに梁川涼介だわ!」
「えー、うそー。どーしよ!」
時々自分でも忘れそうになるけど、こういう時には嫌でも自分がモデルやってるんだって思い出させられる。騒がれるんじゃないかとは思ってたけど…うるさい。
受付にいる二人のお姉さんへ名前を言ったら、案の定俺の前できゃあきゃあ叫ばれて、
(「どーしよー」かと思ってるのはこっちの方だ)
なんて考えて思わずムッとしたら、
「…失礼しました、少々取り乱しまして」
お姉さんの片方は、慌てた風に頭を下げた。それはいい。
けど、
(少々…あれが?)
「カウンセリングルームへご案内しますので、どうぞこちらへ」
「はあ…どうも」
言葉少なに返事をして、俺は受付にいた女の一人の後をついて行きながら、『少々』首をかしげていた。
「どうぞ、おかけ下さい」
なんだか分からない機械が並んでる小さな部屋で、俺はそう勧められる。
言われるままに腰を降ろすと、案内してた女がいきなりカウンセリング(?)なのか俺のことを色々聞いてきた。
でも…。
(…増毛なのに、趣味とか血液型とか関係あるのか?)
まあ、適当に答えるのは慣れてるからいいけど、なんて思いながら、でも電話番号や住所は一応事務所のを答えて、いよいよ頭皮スキャンだ。
棒みたいな器具(先っぽにカメラがついてるみたいだ)の先を、頭のてっぺんにくっつけられると、側のモニターに俺の頭皮の状態が映るという仕掛けになっているらしい。
すると、髪の毛の間に点々と白いものがあるのが分かって、
「あ、これね、洗い切れなかったフケとか、頭皮の残りカスですねえ」
…さすがにモニターに映ったそれを見ると、
(我ながら汚ねえな)
丁寧に説明されて、ものすげえ恥ずかしい。だから俺、密かに決めた。
今夜からちゃんと頭を洗うことにしよう。いつもみたいに適当じゃなくて。
「えと、今のところは全く問題無い、健康的な頭皮だと思うんですけど」
一応検査は終わったらしいところで、またお姉さんは尋ねてきた。
「どうなさいますか? お試し増毛、受けられますか?」
これ一応、マニュアルなんで、と断りながら言う。
「……」
考え込んだ俺に、さらに女は言った。
「増毛を受けられるなら、その後のコースも継続して受けられた方が、効果は高いと思うんですけど」
「…それ、どんな感じなんですか」
「はい、それはですね…」
と、そこで色んなパンフレットを見せられる。俺、目がチカチカしてきた。
「で、ご費用の方は、こちらとなっております。あ、学生サンならローンも可能なんですよ~」
そんな目で、女が指し示す金額をぼんやりと眺める。
…10万とんで5千9百円。
これ、妥当な値段なんだろうか。モデルやってるもんでそこそこ収入はある。別に買いたいものなんかが無くてやってた今までの貯金からだって払えない額じゃない。けど…
(ビミョーな額だな)
ホント、どうなんだろう…。
「これ、ほんとお得なんですよ。他の会社もやっておられますけど、ウチが一番…」
と、そこで扉を乱暴に開ける音が仕切りの向こうからして、
「冗談じゃねえぞ、コラァ!」
俺が通された部屋の左隣から、そんな怒鳴り声が聞こえてくる。
「無料増毛キャンペーン、ってーから、来たんだ! あのテこのテで金使わせようとしやがって!」
…なんだかあの声と言い方、覚えがあるんだけど…。
俺、思わず立ち上がって、部屋の扉を開けてこっそり外を覗いてた。カウンセリングのお姉さんも、恐る恐る俺の後ろから覗いてる。
(ううむ)
怒鳴ってるおっさんを見て、失礼だけど、
(ここからじゃ後ろ頭しか見えないけど…光ってるな)
思わず吹き出しそうになったのを辛うじて堪えていると、
「ともかくだな、俺は帰る! せいぜい人を騙してやれよな!」
と、光り物を頭のてっぺんに抱いたそのおっさんは振り返った。
そこで、俺とばっちり目が合って、
「おおー? 確かおめえ、梁川じゃねえのか?」
「は、はあ…」
おっさんは俺のことを知ってるらしい。親しげにでかい声をかけてくる。
「おっと、すまねえな。俺ぁ、鈴木の親父だよ! いつもあの馬鹿が世話になってるみたいで、すまねえな」
「いえ、こちらこそ…初めまして」
…いつも世話はしてないけど。
「まあまあ、堅っ苦しい挨拶は後だ後!」
ほんと、親子ってここまで似るもんなんだろうか。あの阿呆をもう少し老けさせたらこんな感じになるかもしれない。
そしたらアイツも、やっぱりてっぺんハゲになるのか?…遺伝って、怖いな。
「ほれほれ、こんなくだらねえとこにいつまでもいるんじゃねえよ」
オヤジさんは、強引に俺の手を取ってエレベーターへと向かう。
慌てて追いかけてくる従業員達をひと睨みして、
「もう金輪際来ねえからな、あばよ!」
と一声、扉を閉めた。
「まったくよ、あんなとこでおめえに会うなんて、思っても見なかったぜ」
「はあ。いえ、こちらこそありがとうございました」
ビルの入り口で、
(世間って、怖いんだな)
つくづくそう思いながら、俺は素直に鈴木のオヤっさんへ頭を下げた。
あやうくへんな商法に引っかかるとこだったのを助けてもらったんだ。いくら頭を下げたって足りない。
「おう、まあ、あの馬鹿から聞いたんだけどな。とっつぁんのためもいいけどよ、
しっかりしねえと足元すくわれるぜ。じゃ、俺、ここでな!」
去り際まで、息子と全く同じだ。
(ひょっとして頭の中身とか思考回路もか?)
そんなことを考えながら、オヤジさんの後姿を見送っていたら、
「…涼くん…」
俺、今度こそ頭上に音を立てて雷が落ちてきたと思う。
小さな声に振り返ると、今、こういう状況では絶対に会いたくなかったアイツがいた。
「涼くん…」
固まったまま動けない俺に、俺の幼馴染はなんだか泣きそうな顔をして、もう一度俺の名を呼ぶ。
「私といても…つまらないんだね」
「……え?」
いきなり何を言い出すんだお前は…と、口の中まで固まってしまった自分がもどかしい。
「考えてみたらそうだよね。男の人なら誰だって、私みたいなつまらない女の子より、オトナの女の人の方がいいって思うよね」
「だから、一体何言って…お前」
うまく回転しない、乾き切った口をやっとこさ動かして、俺はそう言った。
だって俺ホント、いきなりそんなこと言われても、何のことだかさっぱり分からない。
それでも真っ白になった頭で何とか理解しようと努力している俺に、
「私だって分かってるつもりなの。男の人って、そういう時もあるんだって」
「……なんだ、それ」
「だって、だって…」
こいつは目に涙までためながら、俺の後ろを睨んでいる。
俺もつい一緒に、その視線の先を追ったら、
(………あ…これか…?)
来た時は気付かなかったけど、そこにはやたらと胸を強調した不自然なポーズをとってる、派手な女の看板があった。
何でここからさっきの発言になるんだと思わず考え込みそうになったところで、頭に血が昇って、
「あ、いや、違う…これじゃない。違うって!」
俺は焦って両手をやたら振る。
「ううん、分かってるよ。違うとしか言えないもんね、そんなの」
「いや、だから、違うんだ」
「正直に言ってくれていいのに…」
「だ、だからその、そういうことじゃなくて」
芙美の悲しそうな顔を見ていると、余計に焦って舌がもつれる。
この状況じゃ、何を言っても無駄なのかもしれない。
でも、まだ十七なのに増毛しに来たなんて、好きなこいつには絶対に知られたくないし、俺にも男のプライドってもんが。
「それじゃ私、帰るね。ごめんね…さよなら!」
何か言わなくちゃいけないと焦っているうちに、芙美は俺に背中を見せて走っていってしまった…。
(でも、なんで、あいつはここにいたんだ)
今日はバイトのはずなのに、と、なんて考えて気がついた。
(今日は祝日だってばよ)
芙美は祝日はバイトのシフト、入れてなかったんだよな、確か。
(だから買い物にでも来てたのかもしんねえ)
「……ふぅ」
思わずよろめいて、その立看に手を突いたら、でかいため息が出た。
なんだかどっと疲れてしまった。肩が変に重くなったような気がする。だけど、真っ白に燃え尽きたみたいなアタマん中で、
(明日また、ガッコ行く時に…)
アイツを迎えに行って、登校中にきっと何とか誤解を解こう、辛うじてそう考えながら気合を込めて、
「うお!?」
立て看板から勢い良く手を離したら、それが俺の頭の上へ落ちてきた。
それはいい音を立てて俺の頭のてっぺんを直撃して、
(痛ってえ…)
…二重のダメージを食らって、よろよろと家へ帰った俺に、春の風はやっぱり冷たい…。
to be continued…
一応は期待に胸を膨らませている俺を、当たり前だけどエレベーターはちゃんと5階へ運んで、
「きゃー、ほんとに梁川涼介だわ!」
「えー、うそー。どーしよ!」
時々自分でも忘れそうになるけど、こういう時には嫌でも自分がモデルやってるんだって思い出させられる。騒がれるんじゃないかとは思ってたけど…うるさい。
受付にいる二人のお姉さんへ名前を言ったら、案の定俺の前できゃあきゃあ叫ばれて、
(「どーしよー」かと思ってるのはこっちの方だ)
なんて考えて思わずムッとしたら、
「…失礼しました、少々取り乱しまして」
お姉さんの片方は、慌てた風に頭を下げた。それはいい。
けど、
(少々…あれが?)
「カウンセリングルームへご案内しますので、どうぞこちらへ」
「はあ…どうも」
言葉少なに返事をして、俺は受付にいた女の一人の後をついて行きながら、『少々』首をかしげていた。
「どうぞ、おかけ下さい」
なんだか分からない機械が並んでる小さな部屋で、俺はそう勧められる。
言われるままに腰を降ろすと、案内してた女がいきなりカウンセリング(?)なのか俺のことを色々聞いてきた。
でも…。
(…増毛なのに、趣味とか血液型とか関係あるのか?)
まあ、適当に答えるのは慣れてるからいいけど、なんて思いながら、でも電話番号や住所は一応事務所のを答えて、いよいよ頭皮スキャンだ。
棒みたいな器具(先っぽにカメラがついてるみたいだ)の先を、頭のてっぺんにくっつけられると、側のモニターに俺の頭皮の状態が映るという仕掛けになっているらしい。
すると、髪の毛の間に点々と白いものがあるのが分かって、
「あ、これね、洗い切れなかったフケとか、頭皮の残りカスですねえ」
…さすがにモニターに映ったそれを見ると、
(我ながら汚ねえな)
丁寧に説明されて、ものすげえ恥ずかしい。だから俺、密かに決めた。
今夜からちゃんと頭を洗うことにしよう。いつもみたいに適当じゃなくて。
「えと、今のところは全く問題無い、健康的な頭皮だと思うんですけど」
一応検査は終わったらしいところで、またお姉さんは尋ねてきた。
「どうなさいますか? お試し増毛、受けられますか?」
これ一応、マニュアルなんで、と断りながら言う。
「……」
考え込んだ俺に、さらに女は言った。
「増毛を受けられるなら、その後のコースも継続して受けられた方が、効果は高いと思うんですけど」
「…それ、どんな感じなんですか」
「はい、それはですね…」
と、そこで色んなパンフレットを見せられる。俺、目がチカチカしてきた。
「で、ご費用の方は、こちらとなっております。あ、学生サンならローンも可能なんですよ~」
そんな目で、女が指し示す金額をぼんやりと眺める。
…10万とんで5千9百円。
これ、妥当な値段なんだろうか。モデルやってるもんでそこそこ収入はある。別に買いたいものなんかが無くてやってた今までの貯金からだって払えない額じゃない。けど…
(ビミョーな額だな)
ホント、どうなんだろう…。
「これ、ほんとお得なんですよ。他の会社もやっておられますけど、ウチが一番…」
と、そこで扉を乱暴に開ける音が仕切りの向こうからして、
「冗談じゃねえぞ、コラァ!」
俺が通された部屋の左隣から、そんな怒鳴り声が聞こえてくる。
「無料増毛キャンペーン、ってーから、来たんだ! あのテこのテで金使わせようとしやがって!」
…なんだかあの声と言い方、覚えがあるんだけど…。
俺、思わず立ち上がって、部屋の扉を開けてこっそり外を覗いてた。カウンセリングのお姉さんも、恐る恐る俺の後ろから覗いてる。
(ううむ)
怒鳴ってるおっさんを見て、失礼だけど、
(ここからじゃ後ろ頭しか見えないけど…光ってるな)
思わず吹き出しそうになったのを辛うじて堪えていると、
「ともかくだな、俺は帰る! せいぜい人を騙してやれよな!」
と、光り物を頭のてっぺんに抱いたそのおっさんは振り返った。
そこで、俺とばっちり目が合って、
「おおー? 確かおめえ、梁川じゃねえのか?」
「は、はあ…」
おっさんは俺のことを知ってるらしい。親しげにでかい声をかけてくる。
「おっと、すまねえな。俺ぁ、鈴木の親父だよ! いつもあの馬鹿が世話になってるみたいで、すまねえな」
「いえ、こちらこそ…初めまして」
…いつも世話はしてないけど。
「まあまあ、堅っ苦しい挨拶は後だ後!」
ほんと、親子ってここまで似るもんなんだろうか。あの阿呆をもう少し老けさせたらこんな感じになるかもしれない。
そしたらアイツも、やっぱりてっぺんハゲになるのか?…遺伝って、怖いな。
「ほれほれ、こんなくだらねえとこにいつまでもいるんじゃねえよ」
オヤジさんは、強引に俺の手を取ってエレベーターへと向かう。
慌てて追いかけてくる従業員達をひと睨みして、
「もう金輪際来ねえからな、あばよ!」
と一声、扉を閉めた。
「まったくよ、あんなとこでおめえに会うなんて、思っても見なかったぜ」
「はあ。いえ、こちらこそありがとうございました」
ビルの入り口で、
(世間って、怖いんだな)
つくづくそう思いながら、俺は素直に鈴木のオヤっさんへ頭を下げた。
あやうくへんな商法に引っかかるとこだったのを助けてもらったんだ。いくら頭を下げたって足りない。
「おう、まあ、あの馬鹿から聞いたんだけどな。とっつぁんのためもいいけどよ、
しっかりしねえと足元すくわれるぜ。じゃ、俺、ここでな!」
去り際まで、息子と全く同じだ。
(ひょっとして頭の中身とか思考回路もか?)
そんなことを考えながら、オヤジさんの後姿を見送っていたら、
「…涼くん…」
俺、今度こそ頭上に音を立てて雷が落ちてきたと思う。
小さな声に振り返ると、今、こういう状況では絶対に会いたくなかったアイツがいた。
「涼くん…」
固まったまま動けない俺に、俺の幼馴染はなんだか泣きそうな顔をして、もう一度俺の名を呼ぶ。
「私といても…つまらないんだね」
「……え?」
いきなり何を言い出すんだお前は…と、口の中まで固まってしまった自分がもどかしい。
「考えてみたらそうだよね。男の人なら誰だって、私みたいなつまらない女の子より、オトナの女の人の方がいいって思うよね」
「だから、一体何言って…お前」
うまく回転しない、乾き切った口をやっとこさ動かして、俺はそう言った。
だって俺ホント、いきなりそんなこと言われても、何のことだかさっぱり分からない。
それでも真っ白になった頭で何とか理解しようと努力している俺に、
「私だって分かってるつもりなの。男の人って、そういう時もあるんだって」
「……なんだ、それ」
「だって、だって…」
こいつは目に涙までためながら、俺の後ろを睨んでいる。
俺もつい一緒に、その視線の先を追ったら、
(………あ…これか…?)
来た時は気付かなかったけど、そこにはやたらと胸を強調した不自然なポーズをとってる、派手な女の看板があった。
何でここからさっきの発言になるんだと思わず考え込みそうになったところで、頭に血が昇って、
「あ、いや、違う…これじゃない。違うって!」
俺は焦って両手をやたら振る。
「ううん、分かってるよ。違うとしか言えないもんね、そんなの」
「いや、だから、違うんだ」
「正直に言ってくれていいのに…」
「だ、だからその、そういうことじゃなくて」
芙美の悲しそうな顔を見ていると、余計に焦って舌がもつれる。
この状況じゃ、何を言っても無駄なのかもしれない。
でも、まだ十七なのに増毛しに来たなんて、好きなこいつには絶対に知られたくないし、俺にも男のプライドってもんが。
「それじゃ私、帰るね。ごめんね…さよなら!」
何か言わなくちゃいけないと焦っているうちに、芙美は俺に背中を見せて走っていってしまった…。
(でも、なんで、あいつはここにいたんだ)
今日はバイトのはずなのに、と、なんて考えて気がついた。
(今日は祝日だってばよ)
芙美は祝日はバイトのシフト、入れてなかったんだよな、確か。
(だから買い物にでも来てたのかもしんねえ)
「……ふぅ」
思わずよろめいて、その立看に手を突いたら、でかいため息が出た。
なんだかどっと疲れてしまった。肩が変に重くなったような気がする。だけど、真っ白に燃え尽きたみたいなアタマん中で、
(明日また、ガッコ行く時に…)
アイツを迎えに行って、登校中にきっと何とか誤解を解こう、辛うじてそう考えながら気合を込めて、
「うお!?」
立て看板から勢い良く手を離したら、それが俺の頭の上へ落ちてきた。
それはいい音を立てて俺の頭のてっぺんを直撃して、
(痛ってえ…)
…二重のダメージを食らって、よろよろと家へ帰った俺に、春の風はやっぱり冷たい…。
to be continued…
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