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第二幕
この家は本当にあったかい
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「お疲れ様。反応は上々だよ。正式発表の前フリとしては完璧だったと思う」
配信が終わると、社長からの着信。ビデオ通話だった。スマホの画面には、満面の笑顔の社長が。聖護院センセイとは同じ大学に通っててその頃からの付き合いらしいからそれなりの歳だと思うんだけど、なんか子供みたいな表情をする人なんだよな。
それに騙されるヤツも多いらしい。実は結構、裏で暗躍するタイプみたいで。
今回のリーク劇も、今はなんだかんだとネットを通じて情報がリークされることが多いからそれを逆手に取って自分達でコントロールできるようにっていう、ゲーム会社との協議の上での狙いらしい。
実際、もういろいろ噂が出始めてたから、それを俺自身の口から言わせることでデマについてはデマであることを確定させることもできたみたいだ。
それでも、『どんなに根拠がなくても自分の信じたいことを信じる』奴って少なくないからな。これからもいろいろ大変な気もする。
だけどそれを考えるのは社長やクライアントの仕事だし、俺は俺の仕事をすればいいだけだと割り切る。
「お疲れさま。涼くん。徹」
配信を終えて徹の部屋から出ると、エプロン姿の芙美が迎えてくれた。
「晩ゴハンできてるよ。今日はローストビーフだから♡ 手間かけたんだよぉ」
笑顔で言う彼女に、
「はいはい。末永く爆発してろ」
徹が呆れたように言いながら先にダイニングに向かった。
「涼くん、自分の進む道を決めたことで男の顔になったな!」
俺もダイニングに入ると、芙美のオヤジさんがいきなりそんなことを言ってきた。
「え…あ、そうっスか? 自分じゃよく分かんないんですけど」
頭を掻きながら応える俺に、今度は芙美のオフクロさんが、
「お父さんの言う通りよ。なんか、凛々しくなった。前はもっとこう、ふわふわした感じだったけど、引き締まったって感じ」
ゴハンをよそいながら言ってくる。それがまた照れくさくて。
「えへへ~♡ やっぱ私の見る目に間違いはなかったでしょ?」
芙美がニヤけきった顔で言う。すると、芙美のオヤジさんとオフクロさんも顔を見合わせて、
「そりゃあ」
「私とお父さんの娘だからね~♡」
二人してデレデレの様子に、さすがにいたたまれない。
「あ~もう! ノロケはいいからメシにしよ、メシに! いただきます」
徹が先に食べ始めながら言った。正直、今は徹の言いたいことに共感しかない。
でも、俺と芙美も、将来、こんな感じになれたらなって思うんだ。
この家は本当にあったかい。
配信が終わると、社長からの着信。ビデオ通話だった。スマホの画面には、満面の笑顔の社長が。聖護院センセイとは同じ大学に通っててその頃からの付き合いらしいからそれなりの歳だと思うんだけど、なんか子供みたいな表情をする人なんだよな。
それに騙されるヤツも多いらしい。実は結構、裏で暗躍するタイプみたいで。
今回のリーク劇も、今はなんだかんだとネットを通じて情報がリークされることが多いからそれを逆手に取って自分達でコントロールできるようにっていう、ゲーム会社との協議の上での狙いらしい。
実際、もういろいろ噂が出始めてたから、それを俺自身の口から言わせることでデマについてはデマであることを確定させることもできたみたいだ。
それでも、『どんなに根拠がなくても自分の信じたいことを信じる』奴って少なくないからな。これからもいろいろ大変な気もする。
だけどそれを考えるのは社長やクライアントの仕事だし、俺は俺の仕事をすればいいだけだと割り切る。
「お疲れさま。涼くん。徹」
配信を終えて徹の部屋から出ると、エプロン姿の芙美が迎えてくれた。
「晩ゴハンできてるよ。今日はローストビーフだから♡ 手間かけたんだよぉ」
笑顔で言う彼女に、
「はいはい。末永く爆発してろ」
徹が呆れたように言いながら先にダイニングに向かった。
「涼くん、自分の進む道を決めたことで男の顔になったな!」
俺もダイニングに入ると、芙美のオヤジさんがいきなりそんなことを言ってきた。
「え…あ、そうっスか? 自分じゃよく分かんないんですけど」
頭を掻きながら応える俺に、今度は芙美のオフクロさんが、
「お父さんの言う通りよ。なんか、凛々しくなった。前はもっとこう、ふわふわした感じだったけど、引き締まったって感じ」
ゴハンをよそいながら言ってくる。それがまた照れくさくて。
「えへへ~♡ やっぱ私の見る目に間違いはなかったでしょ?」
芙美がニヤけきった顔で言う。すると、芙美のオヤジさんとオフクロさんも顔を見合わせて、
「そりゃあ」
「私とお父さんの娘だからね~♡」
二人してデレデレの様子に、さすがにいたたまれない。
「あ~もう! ノロケはいいからメシにしよ、メシに! いただきます」
徹が先に食べ始めながら言った。正直、今は徹の言いたいことに共感しかない。
でも、俺と芙美も、将来、こんな感じになれたらなって思うんだ。
この家は本当にあったかい。
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