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第二幕
二人に対して安心して接してられるんだな
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舞美さんと里香さんを見ていると、本当に家族の関係が良好なんだなって感じる。だから俺も、二人に対して安心して接してられるんだなって感じるんだ。
それは、芙美に対して感じてる安心感と同じものかも。親に対して、シャレじゃすまないキッついことを言ってる奴って、俺はちょっと苦手なんだ。自分の親をそんな風に言えるってことは、気に入らない相手ってなったらもっとキッついことを言いそうだし。
その点、芙美は、まあキツいことを言ってるように思えても本気じゃないのは伝わってくるし、安心してるからこ言える冗談だってのも分かるんだ。その点、舞美さんと里香さんはそういうのもこれまで聞いたことがないくらいに仲がいい。
しかも、仲がいいふりをしてるだけの友達親子って感じでもないし。舞美さんは里香さんをちゃんと母親として好きなんだなって印象があるんだ。
そんな二人とも、あのラーメン屋が見えるところで別れて、俺は芙美と一緒に家へと向かった。一日がやっと終わるっていう疲労感と、芙美が傍にいるっていう安心感がマジいい感じだ。
「おかえり、お疲れ様」
家に着くと、芙美のオバサンが迎えてくれて、そのまま一緒に夕食になった。
「ネットのニュースで見たよ。涼介くん、イベント大成功だったんだって? ワシも鼻が高いよ! ハッハッハ!」
オヤジさんもやけに芝居がかった様子で言ってくれる。
「まあでも、マジでいい感じじゃね?」
徹もそんな調子で。
ああ、いいなあ。
俺の両親は、今日も帰りが遅いみたいだ。たまに一緒になると俺のことをイジってきたりもするけど、なんだかんだ言っても大事に想ってくれてるのは実感できる。だから、あのノリは苦手だったりしても、嫌いになれない。
自宅に戻って一人で風呂に入ってると、余計にそんなことを思ってしまう。
するとふと、千裕さんのことが頭をよぎった。彼女はまあ、どうなんだろう? なんであそこまでテンパったりするのかな。
だけど、悪意とか不穏な下心みたいなのは感じないし、きっと悪い子じゃないだろうって気はする。しばらく何度か一緒に仕事することにはなるかもだけど、そこは割り切っていこう。
なにしろ仕事なんだから。
そう考えながら俺は風呂から上がって自分の部屋に戻って、スケジュールを確認した。明後日にまた、今日と似たようなイベントが入ってる。時間もほぼ同じ。なら、俺は俺の仕事をこなすだけだ。
うん。高校生とか関係ない。そして、もう<モデルのバイト>じゃない。社長が言ってた。
「あなたは、うちの事務所に所属はしてるけど、社員でも従業員でもない。<個人事業主>なの。形の上では、マネジメントをうちの事務所に委託してるだけ。そのことを肝に銘じてほしい」
って。
それは、芙美に対して感じてる安心感と同じものかも。親に対して、シャレじゃすまないキッついことを言ってる奴って、俺はちょっと苦手なんだ。自分の親をそんな風に言えるってことは、気に入らない相手ってなったらもっとキッついことを言いそうだし。
その点、芙美は、まあキツいことを言ってるように思えても本気じゃないのは伝わってくるし、安心してるからこ言える冗談だってのも分かるんだ。その点、舞美さんと里香さんはそういうのもこれまで聞いたことがないくらいに仲がいい。
しかも、仲がいいふりをしてるだけの友達親子って感じでもないし。舞美さんは里香さんをちゃんと母親として好きなんだなって印象があるんだ。
そんな二人とも、あのラーメン屋が見えるところで別れて、俺は芙美と一緒に家へと向かった。一日がやっと終わるっていう疲労感と、芙美が傍にいるっていう安心感がマジいい感じだ。
「おかえり、お疲れ様」
家に着くと、芙美のオバサンが迎えてくれて、そのまま一緒に夕食になった。
「ネットのニュースで見たよ。涼介くん、イベント大成功だったんだって? ワシも鼻が高いよ! ハッハッハ!」
オヤジさんもやけに芝居がかった様子で言ってくれる。
「まあでも、マジでいい感じじゃね?」
徹もそんな調子で。
ああ、いいなあ。
俺の両親は、今日も帰りが遅いみたいだ。たまに一緒になると俺のことをイジってきたりもするけど、なんだかんだ言っても大事に想ってくれてるのは実感できる。だから、あのノリは苦手だったりしても、嫌いになれない。
自宅に戻って一人で風呂に入ってると、余計にそんなことを思ってしまう。
するとふと、千裕さんのことが頭をよぎった。彼女はまあ、どうなんだろう? なんであそこまでテンパったりするのかな。
だけど、悪意とか不穏な下心みたいなのは感じないし、きっと悪い子じゃないだろうって気はする。しばらく何度か一緒に仕事することにはなるかもだけど、そこは割り切っていこう。
なにしろ仕事なんだから。
そう考えながら俺は風呂から上がって自分の部屋に戻って、スケジュールを確認した。明後日にまた、今日と似たようなイベントが入ってる。時間もほぼ同じ。なら、俺は俺の仕事をこなすだけだ。
うん。高校生とか関係ない。そして、もう<モデルのバイト>じゃない。社長が言ってた。
「あなたは、うちの事務所に所属はしてるけど、社員でも従業員でもない。<個人事業主>なの。形の上では、マネジメントをうちの事務所に委託してるだけ。そのことを肝に銘じてほしい」
って。
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