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第二幕
アラヤ
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俺達と共演してるその女優さんは、千裕さんが演じるリンネが通ってた学校の教師で、リンネの所為で家族を亡くしたと思い込んでて、最初はリンネと敵対してた<アラヤ>っていうキャラの人だった。
アラヤの能力は、レギオンっていう、学校の生徒をイメージした、制服を着た無数のマネキンで、数の暴力でモンスターを圧倒するってものだそうだ。
誤解からリンネを狙ってた時も、生徒型マネキンで彼女を追い詰めてってしたのを、ディークとヴァールが駆け付けて仲裁、ヴァールが軍人らしく冷静に論理的に状況説明してくれたことでアラヤの誤解も解けて、モンスターを倒すために協力できるようになったんだ。
そんなアラヤを演じてる時のこの女優さんは、ホントに怖くて。リンネを狙ってる時なんか本気で殺そうとしてるんじゃないか?って思うくらいだった。なのに撮影が終わると、すっごく色っぽい感じで千裕さんに迫ってきたり。
それが別の意味で怖かったけど、思い切って相談してみたんだ。
「あ~、千裕ちゃんはすごくよくできてるよ。そりゃ役者としちゃアレな部分はあるけど、モデルじゃん? モデルの子があんまりちゃんとやれたら私達役者は立つ瀬ないよ。たしかにお客は好き勝手言ってくるけどさ。世の中ってそんなもんじゃん」
アラヤの人は、笑顔でそう言ってから。
「私さ、女の子が好きな人だからさ。やっぱいろいろ言われんの。高校の時には好きな人に告白したら、『そういうの気持ち悪いからやめて! もう私に近付かないで!』って、ガチトーンで言われちゃってさ。だけどその人、『そういうのにも理解あります』って感じだったんだ。普段は。だけどそれはただのポーズで、自分が心の広い女の子だってアピールするのに使ってたんだよ。そうやって好きな男の子の気を引こうとしてたんだって、実は私が女の子を好きな人だってのも気付いてて、自分の心の広さアピールに利用するために仲いいフリしてただけなんだよね……
私、それが切っ掛けで拒食症になってさ。一時は体重三十キロ台にまで落ちたんだよ? 何度も死のうと思ってた。だけどそん時、私が所属してた演劇部のOGの藤切さんにお芝居を観に誘われてさ。藤切さんの所属した劇団のお芝居で、だけどそれ、ゲイとノンケの友情物語でさ。そん時は何の嫌がらせか?と思ったんだよね。でも実際に舞台が始まったら、親友から『自分はゲイだ』って告白された藤切さん演じるノンケの青年が、何とか親友のことを理解しようとして頑張る姿に引き込まれちゃって」
と、熱く語ってくれたんだ。
アラヤの能力は、レギオンっていう、学校の生徒をイメージした、制服を着た無数のマネキンで、数の暴力でモンスターを圧倒するってものだそうだ。
誤解からリンネを狙ってた時も、生徒型マネキンで彼女を追い詰めてってしたのを、ディークとヴァールが駆け付けて仲裁、ヴァールが軍人らしく冷静に論理的に状況説明してくれたことでアラヤの誤解も解けて、モンスターを倒すために協力できるようになったんだ。
そんなアラヤを演じてる時のこの女優さんは、ホントに怖くて。リンネを狙ってる時なんか本気で殺そうとしてるんじゃないか?って思うくらいだった。なのに撮影が終わると、すっごく色っぽい感じで千裕さんに迫ってきたり。
それが別の意味で怖かったけど、思い切って相談してみたんだ。
「あ~、千裕ちゃんはすごくよくできてるよ。そりゃ役者としちゃアレな部分はあるけど、モデルじゃん? モデルの子があんまりちゃんとやれたら私達役者は立つ瀬ないよ。たしかにお客は好き勝手言ってくるけどさ。世の中ってそんなもんじゃん」
アラヤの人は、笑顔でそう言ってから。
「私さ、女の子が好きな人だからさ。やっぱいろいろ言われんの。高校の時には好きな人に告白したら、『そういうの気持ち悪いからやめて! もう私に近付かないで!』って、ガチトーンで言われちゃってさ。だけどその人、『そういうのにも理解あります』って感じだったんだ。普段は。だけどそれはただのポーズで、自分が心の広い女の子だってアピールするのに使ってたんだよ。そうやって好きな男の子の気を引こうとしてたんだって、実は私が女の子を好きな人だってのも気付いてて、自分の心の広さアピールに利用するために仲いいフリしてただけなんだよね……
私、それが切っ掛けで拒食症になってさ。一時は体重三十キロ台にまで落ちたんだよ? 何度も死のうと思ってた。だけどそん時、私が所属してた演劇部のOGの藤切さんにお芝居を観に誘われてさ。藤切さんの所属した劇団のお芝居で、だけどそれ、ゲイとノンケの友情物語でさ。そん時は何の嫌がらせか?と思ったんだよね。でも実際に舞台が始まったら、親友から『自分はゲイだ』って告白された藤切さん演じるノンケの青年が、何とか親友のことを理解しようとして頑張る姿に引き込まれちゃって」
と、熱く語ってくれたんだ。
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