ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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ママもパパもあなたの味方だよ

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赤ん坊はこの世界のことを何も知りません。自分の力で自分の身を守ることもできません。本当に何も分からないままに、突然、この世界に送り出されるんです。

それって大人でもすごく怖いことだと思いませんか? 事前に何も知らされないで、何の用意もさせてもらえなくて、言葉も通じない、知ってる人が誰もいない、それどころか自分よりものすごく大きくて力が強くて、何を考えているのかまったく分からない得体の知れない何かが支配している世界にいきなり放り出されるんですよ? 怖いと思いませんか?

ルリアもハカセも『そんなのきっとすごく恐いだろうな』と思いました。だからミコナに恐い思いをさせたくなくて、

『ママもパパもあなたの味方だよ』

と伝えることで安心してもらおうと考えて、その気持ちが伝わるように努力をしてきたんです。

思ってるだけじゃ伝わらないことも分かっていましたし。

<愛情>も、思ってるだけでは伝わりません。

考えてもみてください。言葉も通じない、考え方も全く違う、怪物のように体が大きくて、力も強くて、乱暴で、大きな声を出したり、それこそ叩いたりしてくることもある、そんな相手が頭の中だけで思ってることなんて察することができますか?

ちゃんと言葉や態度にして示してくれないと分からないとは思いませんか?

ルリアもハカセもミコナにとって自分達が怪物のように感じられたら悲しかったんです。だからそんな風に見えないようにしなくちゃと思ったんです。

大きな声で言うことを聞かせようとしたり叩いたりなんてしなくてもミコナにとって自分達が味方だというのが伝われば言ってることに耳を傾けるくらいはしてくれるようになると分かっていたんです。

だって自分達がそうだから。ちゃんと言葉に耳を傾けてくれる相手ならこちらも相手の言葉に耳を傾けてもいいと思えますから。

大事なのはなによりママやパパの下が安心できる安全なところだっていうのをまず分かってもらうこと。それ以外のことは安心できる安全なところだって分かってもらえてからでもぜんぜん遅くありません。

それどころか安心できる安全なところだって思えなくちゃそれ以外のことになんて頭を回せるほど余裕もないんじゃないでしょうか?

赤ん坊にとって大人は<ものすごく大きくて力が強くて恐ろしい怪物>なんです。それが本当は怪物なんかじゃなくて自分を守ってくれる力強い存在だって分かったら信頼もしてもらえるし尊敬だってしてもらえるんじゃないですか?

事実ミコナはルリアのこともハカセのことも信頼してるし尊敬もしています。

信頼できる尊敬できる<自分をとっても大切にしてくれる人達>だからです。

ミコナにとってそう思えるように接してくれたんです。

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