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ミコナ
ちゃんと話を聞きますよ
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「先生、話したいことがあるんです」
ミコナが、自分でそう言いながらマインに歩み寄っていきました。
「ちょっと、ミコナ……っ!」
ルイネが慌てて制しようとしますけど、ミコナはかまわず、マインの前に立ち、見上げます。
すると、マインは、顔を輝かせて、
「何でしょう? なんでも話してください! 先生は、ちゃんと話を聞きますよ!」
嬉しそうにそう言いました。いえ、きっと本当に嬉しかったんでしょう。ミコナがようやく自分を当てにしてくれたと思ったから。
母親を亡くして辛い思いをしてるはずの彼女の力になれると。そう思ったんでしょうね。
ミコナ自身は別に必要としていなかったのに、マインはそう思い込んでしまった。辛い思いをしているはずの生徒の力になれることで、自分が本当に一人前の教師になれると思っていたようです。
だけどそれを必要としていたのは、ミコナじゃなかった。
やっぱりそれには思い至らず、マインは、
「じゃあ、二時間目と三時間目の間の休憩時間に、相談室でお話ししましょう」
早々に決めてしまいました。二時間目と三時間目の間の休憩は、昼休憩に次いで長いものですけど、それでも二十分しかないのに、何が話せると言うのでしょうか?
ともあれ、マインと話をする約束を取り付けて、ミコナは教室へと向かいました。
「ちょっと、ちょっと、いいの? ミコナ。めんどくさいことになんない?」
ルイネが声を掛けます。マインはいい先生なんですけど、あまり深く関わるとしつこいのが分かるから、心配なんですね。
でも、当のミコナは、
「大丈夫、大丈夫。心配ないと思うよ」
笑顔で応えたのでした。
ミコナが、自分でそう言いながらマインに歩み寄っていきました。
「ちょっと、ミコナ……っ!」
ルイネが慌てて制しようとしますけど、ミコナはかまわず、マインの前に立ち、見上げます。
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「何でしょう? なんでも話してください! 先生は、ちゃんと話を聞きますよ!」
嬉しそうにそう言いました。いえ、きっと本当に嬉しかったんでしょう。ミコナがようやく自分を当てにしてくれたと思ったから。
母親を亡くして辛い思いをしてるはずの彼女の力になれると。そう思ったんでしょうね。
ミコナ自身は別に必要としていなかったのに、マインはそう思い込んでしまった。辛い思いをしているはずの生徒の力になれることで、自分が本当に一人前の教師になれると思っていたようです。
だけどそれを必要としていたのは、ミコナじゃなかった。
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