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ミコナ
スーパーヒロインじゃない
しおりを挟むこうして、セイラは、ソリティがマインと話をしている間、アルマのそばにいることになったのでした。
「セイラさん、セイラさんがそこまでしなくても……」
セイラのグループに属する子がそう言いますけど、彼女は、
「なぜですか? なぜ私がアルマさんを気遣ってはいけないのでしょう? 私には、力があります。力を持つ人は、それを正しく使う責務があるんです。私に課せられた責務です。アルマさんと同じクラスになったのは、私にそれを成すようにという天啓だと思います。
ソリティさんについては先生の役目だったのでしょう。けれど、だからといってアルマさんがそのままになっていて良いとは私は思わないのです。
人には、等しく、幸せになる権利があります。私一人がこの世の人をすべて救うことはできませんが、私の手の届くところにいる方については、私が救わなければなりません。それが、私がこの世に生まれてきた意味なのです」
きっぱりとそう言い放ち、アルマのそばから離れようとはしませんでした。
アルマも、戸惑いながらもセイラを受け入れているようでした。
こうして、ミコナの出る幕は全くないままに、ソリティとアルマは、救われることになりました。
当然ですね。だって、ミコナにも、できることとできないことがあるんですから。ミコナは決してすごい力を持ったスーパーヒロインじゃありません。どこにでもいる普通の…とまでは言えないかもしれませんが、ちょっとしっかりしてるだけの女の子なんです。
だから、みんながそれぞれ、自分にできることをするのが大事なんでしょう。誰か一人が頑張ればいいわけじゃないんでしょうね。
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