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分かってるけど…
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何とも言えない湯あみの時間が過ぎて、今度は逆にのぼせそうになって私は風呂から上がらせてもらった。熟れた果実のように真っ赤になった私をさすがにポメリアも呼び止めようとはしなかった。
「ああ…これはあれだ、<湯あたり>ってやつだ……」
頭がくらくらして立っていられなくなったから、肌着だけを纏って私はテントの中で横になってた開け放った出入り口から流れ込んでくる風が心地いい。
湯あたりとは言ったものの、たぶんそれだけじゃないってのも分かってた。ドゥケとみんなのイチャイチャっぷりに当てられたんだ。
「はあ…何してんだろ私……」
正直、ドゥケに対してイライラするのはやめようって思ってた。私一人がいくら反発したって、みんながドゥケを必要としてるのは変わらないしさ。
それに……
それに、ドゥケって確かに優しいし……
一人、自分のことを受け入れてない私に対しても彼は気遣ってくれてた。確かに女の子にはだらしないかもだけど、少なくとも女の子を弄ぼうとか玩具にしようとかそういうのじゃないっていうのは、ここまで見てきてさすがに分かったよ。
彼は、戦で心をすり減らしそうになってる彼女達を支えてくれてるんだ……
彼がいるから、みんなは戦えてるんだ……
他の部隊の様子を見てて分かった。あれが本来の<戦の姿>なんだ。傷付き、心をすり減らし、同じ王国軍の仲間すら妬みの目で睨み付けずにはいられなくなる。
この青菫騎士団がそうならずにいられてるのは彼のおかげなんだって分かった。
「認めるしかないじゃない……」
手で自分の顔を覆いながら私は自らに言い聞かせるようにそう呟いてた。
だけど、だからって私が彼を受け入れるっていうのは話が違うからね…!
彼のことは認めるけど、私がこうして正気を保ってられるのは、みんなが正気を保ってるからなんだからね!
…って、それ自体が彼のおかげだっての…
彼がいるからみんなの正気が保たれてるんだっての。
分かってるよ…
分かってるけど、だからって心も体も彼に対して開くって、私にはできないよ……
ここでは私の方が異端なのかもしれない。でもさ、私は私なんだよ。他の子達じゃないんだ。そこを曲げたら、私が私でなくなっちゃう気がするんだよ。
それに、ドゥケも私に「心を開け」みたいなことを言ってこないしさ。それがまた気遣われてるんだって分かるけど、それに甘えてるだけなんだって思うけど……
そんなことを思ってる間に、私はいつの間にか眠ってしまってたみたいだった。だけど次の瞬間、
「―――――っっ!?」
私は、自分がテントごと地面を転がってることに気が付いたのだった。
「ああ…これはあれだ、<湯あたり>ってやつだ……」
頭がくらくらして立っていられなくなったから、肌着だけを纏って私はテントの中で横になってた開け放った出入り口から流れ込んでくる風が心地いい。
湯あたりとは言ったものの、たぶんそれだけじゃないってのも分かってた。ドゥケとみんなのイチャイチャっぷりに当てられたんだ。
「はあ…何してんだろ私……」
正直、ドゥケに対してイライラするのはやめようって思ってた。私一人がいくら反発したって、みんながドゥケを必要としてるのは変わらないしさ。
それに……
それに、ドゥケって確かに優しいし……
一人、自分のことを受け入れてない私に対しても彼は気遣ってくれてた。確かに女の子にはだらしないかもだけど、少なくとも女の子を弄ぼうとか玩具にしようとかそういうのじゃないっていうのは、ここまで見てきてさすがに分かったよ。
彼は、戦で心をすり減らしそうになってる彼女達を支えてくれてるんだ……
彼がいるから、みんなは戦えてるんだ……
他の部隊の様子を見てて分かった。あれが本来の<戦の姿>なんだ。傷付き、心をすり減らし、同じ王国軍の仲間すら妬みの目で睨み付けずにはいられなくなる。
この青菫騎士団がそうならずにいられてるのは彼のおかげなんだって分かった。
「認めるしかないじゃない……」
手で自分の顔を覆いながら私は自らに言い聞かせるようにそう呟いてた。
だけど、だからって私が彼を受け入れるっていうのは話が違うからね…!
彼のことは認めるけど、私がこうして正気を保ってられるのは、みんなが正気を保ってるからなんだからね!
…って、それ自体が彼のおかげだっての…
彼がいるからみんなの正気が保たれてるんだっての。
分かってるよ…
分かってるけど、だからって心も体も彼に対して開くって、私にはできないよ……
ここでは私の方が異端なのかもしれない。でもさ、私は私なんだよ。他の子達じゃないんだ。そこを曲げたら、私が私でなくなっちゃう気がするんだよ。
それに、ドゥケも私に「心を開け」みたいなことを言ってこないしさ。それがまた気遣われてるんだって分かるけど、それに甘えてるだけなんだって思うけど……
そんなことを思ってる間に、私はいつの間にか眠ってしまってたみたいだった。だけど次の瞬間、
「―――――っっ!?」
私は、自分がテントごと地面を転がってることに気が付いたのだった。
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