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第1章 真夜中の秘め事
第1話 熱き夜の散歩
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ある土曜日の午前2時。昼間の喧騒が嘘のように、街はすっかり静まり返っていた。普段ならば人で溢れる繁華街も、深夜になるとまるで別の世界のように静寂に包まれる。遠くで猫の鳴き声が聞こえ、風がビルの隙間を通り抜ける音が響いている。
そんな夜の街に、ひとりの若者がそっと息を潜めていた。
「はぁ……また、こんなところまで来ちゃった」
つかさは、そっと壁にもたれかかり、荒くなった息を整える。黒髪のミディアムショートが夜風に揺れ、その柔らかい髪の先が額にかかる。普段の自分とは違う、もう一人の自分に酔いしれるような感覚。胸の奥から、じんわりとした高揚感が込み上げてくる。
でも、何より目を引くのは、その服装だった。
黒のX字マイクロワンピース水着。
まるで夜の闇をまとったような、漆黒の生地。ラメが散りばめられており、街灯のわずかな明かりに照らされると、きらめく星屑のように妖しく輝く。
その水着は、布地が極端に少なく、肌を大胆に露出していた。体の側面で交差する紐が、しなやかな体つきを強調し、必要最低限の部分しか覆われていない。細い肩紐は華奢な肩を引き立たせ、胸元はぺたんこと言っていいほどフラットだった。
一応、グレーのシアーシャツを羽織っていたが、それは隠すためではなく、むしろこの格好をさらに際立たせるためのものだった。シャツの前を軽く結び、風が吹くたびにふわりと揺れる。そのたびに、透ける生地越しに肌がチラリと覗く。
普段は意識することもない自分の体つきが、今夜だけは違って見える。女装というより、中性的な魅力がそこにあった。
実は、つかさにはちょっとした秘密がある。
“露出癖”
これがつかさにとって、何よりも刺激的でスリリングな遊びだった。
「……今日は、このあたりを歩いてみようかな」
誰もいない夜の風俗街。
いつもより大胆になれる気がする。
周りを気にしながら、そっと立ち上がる。
アスファルトの冷たさが、裸足に近い感覚を通してじんわりと伝わってくる。ほんの少しだけ震えながら、一歩踏み出した。
(バニーガール専門のお店……逆バニー、着てみたいな)
ふと、目に留まった店のガラス。
そこに映るのは、自分の姿。
つかさは自分の姿を意識し、ガラスに映った自分を見つめる。
――ぺたんこな胸、ほっそりした腰、すらっと伸びた足、きらめく水着、夜の街に映える雰囲気。
思わずポーズをとって、じっくり眺める。
でも、その時だった。
「……っ!」
遠くから聞こえてくる足音。
すぐさま反応し、ブロック塀の影に身をひそめる。
ドキドキと高鳴る鼓動。
こっそりと覗くと、ソープ店舗の前で台車を押している男の人がいた。
(ただの店員さんか……)
ほっとしたけれど、同時に胸が高鳴る。
(……この姿、見られたら、どうなるんだろう?)
驚いたり、目を奪われたりするかもしれない。
そんなことを考えると、全身が熱くなってきた。
(……試してみようかな)
つかさは意を決し、ゆっくりと歩き出す。
シャツの裾を少し持ち上げ、お尻がしっかり見えるようにし、腰をゆるやかに振る。
わざと靴音を響かせながら、店員さんの視界をかすめるように通り過ぎる。
(……見られてる? 気づいてる?)
振り向きたくなる気持ちをぐっとこらえ、そのまま進んでいく。
だけど――
(……なんだ、つまらない)
思ったよりも反応がなかった。
もっと、大胆に。
もう一度。
つかさは戻って、今度は堂々と店員さんの前を横切る。
じっくり見られるかもしれない。
なにか言われるかもしれない。
そんな期待を胸に、一歩ずつ近づいていく。
だが、思わぬ方向から事態は急展開する。
「……っ!?」
突然、別の方向から勢いよく走ってくる足音。
驚いて視線を向けると、誰かがまっすぐこっちに向かってくる。
(やばい……!)
一気に心臓が跳ね上がる。
捕まる? 何か言われる?
そんな考えが一瞬で頭を駆け巡る。
(逃げなきゃ!)
無我夢中で駆け出す。
息が苦しくなるけど、止まれない。
路地を曲がり、建物の隙間に滑り込んだ。
暗がりの奥、エアコンの室外機の裏に身を潜める。
「……ハァ、ハァ……」
耳を澄ませる。
30秒、1分と時間が経った。
足音は遠ざかり、やがて静けさが戻った。
そっと顔を出して、あたりを確認。
誰もいない。
「……もう、帰ろう」
小さく息を吐き、シャツを直して歩き出す。
冷たい夜風が、ほてった肌を撫でる。
こうして、つかさの小さな冒険は終わりを迎えた。
(もうしない……いや……たぶん)
抑えきれない衝動と、ほんの少しの後悔。
それを抱えながら、つかさは夜の街へと消えていった。
――しかし、それがつかさの最後の冒険ではなかった。
その後、つかさの心には新たな好奇心が芽生え始める。
次はもっと大胆に、もっと刺激的に……。
そんな思いが頭をよぎる。
つかさの足は、無意識のうちに再び夜の街へと向かっていた……。
つかさのX字マイクロワンピース水着のイメージ元:
【BikinisTokyoオリジナル】X字マイクロワンピース水着2・ミストラメブラック
そんな夜の街に、ひとりの若者がそっと息を潜めていた。
「はぁ……また、こんなところまで来ちゃった」
つかさは、そっと壁にもたれかかり、荒くなった息を整える。黒髪のミディアムショートが夜風に揺れ、その柔らかい髪の先が額にかかる。普段の自分とは違う、もう一人の自分に酔いしれるような感覚。胸の奥から、じんわりとした高揚感が込み上げてくる。
でも、何より目を引くのは、その服装だった。
黒のX字マイクロワンピース水着。
まるで夜の闇をまとったような、漆黒の生地。ラメが散りばめられており、街灯のわずかな明かりに照らされると、きらめく星屑のように妖しく輝く。
その水着は、布地が極端に少なく、肌を大胆に露出していた。体の側面で交差する紐が、しなやかな体つきを強調し、必要最低限の部分しか覆われていない。細い肩紐は華奢な肩を引き立たせ、胸元はぺたんこと言っていいほどフラットだった。
一応、グレーのシアーシャツを羽織っていたが、それは隠すためではなく、むしろこの格好をさらに際立たせるためのものだった。シャツの前を軽く結び、風が吹くたびにふわりと揺れる。そのたびに、透ける生地越しに肌がチラリと覗く。
普段は意識することもない自分の体つきが、今夜だけは違って見える。女装というより、中性的な魅力がそこにあった。
実は、つかさにはちょっとした秘密がある。
“露出癖”
これがつかさにとって、何よりも刺激的でスリリングな遊びだった。
「……今日は、このあたりを歩いてみようかな」
誰もいない夜の風俗街。
いつもより大胆になれる気がする。
周りを気にしながら、そっと立ち上がる。
アスファルトの冷たさが、裸足に近い感覚を通してじんわりと伝わってくる。ほんの少しだけ震えながら、一歩踏み出した。
(バニーガール専門のお店……逆バニー、着てみたいな)
ふと、目に留まった店のガラス。
そこに映るのは、自分の姿。
つかさは自分の姿を意識し、ガラスに映った自分を見つめる。
――ぺたんこな胸、ほっそりした腰、すらっと伸びた足、きらめく水着、夜の街に映える雰囲気。
思わずポーズをとって、じっくり眺める。
でも、その時だった。
「……っ!」
遠くから聞こえてくる足音。
すぐさま反応し、ブロック塀の影に身をひそめる。
ドキドキと高鳴る鼓動。
こっそりと覗くと、ソープ店舗の前で台車を押している男の人がいた。
(ただの店員さんか……)
ほっとしたけれど、同時に胸が高鳴る。
(……この姿、見られたら、どうなるんだろう?)
驚いたり、目を奪われたりするかもしれない。
そんなことを考えると、全身が熱くなってきた。
(……試してみようかな)
つかさは意を決し、ゆっくりと歩き出す。
シャツの裾を少し持ち上げ、お尻がしっかり見えるようにし、腰をゆるやかに振る。
わざと靴音を響かせながら、店員さんの視界をかすめるように通り過ぎる。
(……見られてる? 気づいてる?)
振り向きたくなる気持ちをぐっとこらえ、そのまま進んでいく。
だけど――
(……なんだ、つまらない)
思ったよりも反応がなかった。
もっと、大胆に。
もう一度。
つかさは戻って、今度は堂々と店員さんの前を横切る。
じっくり見られるかもしれない。
なにか言われるかもしれない。
そんな期待を胸に、一歩ずつ近づいていく。
だが、思わぬ方向から事態は急展開する。
「……っ!?」
突然、別の方向から勢いよく走ってくる足音。
驚いて視線を向けると、誰かがまっすぐこっちに向かってくる。
(やばい……!)
一気に心臓が跳ね上がる。
捕まる? 何か言われる?
そんな考えが一瞬で頭を駆け巡る。
(逃げなきゃ!)
無我夢中で駆け出す。
息が苦しくなるけど、止まれない。
路地を曲がり、建物の隙間に滑り込んだ。
暗がりの奥、エアコンの室外機の裏に身を潜める。
「……ハァ、ハァ……」
耳を澄ませる。
30秒、1分と時間が経った。
足音は遠ざかり、やがて静けさが戻った。
そっと顔を出して、あたりを確認。
誰もいない。
「……もう、帰ろう」
小さく息を吐き、シャツを直して歩き出す。
冷たい夜風が、ほてった肌を撫でる。
こうして、つかさの小さな冒険は終わりを迎えた。
(もうしない……いや……たぶん)
抑えきれない衝動と、ほんの少しの後悔。
それを抱えながら、つかさは夜の街へと消えていった。
――しかし、それがつかさの最後の冒険ではなかった。
その後、つかさの心には新たな好奇心が芽生え始める。
次はもっと大胆に、もっと刺激的に……。
そんな思いが頭をよぎる。
つかさの足は、無意識のうちに再び夜の街へと向かっていた……。
つかさのX字マイクロワンピース水着のイメージ元:
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