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第十話「司隊、新生」
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極寒の鍛錬、ユキノヒメとの戦いを通して、ナオトとタケルはようやく仲良くなった。そして、ナオトとタケルは二人で塾へ登校するようになった。
タケル「ほらっ!どっちが早く塾につくか勝負だっ!」
ナオト「ああ!僕は負けないぞ!」
二人でかけっこをしながら塾につく。そして、カノンに挨拶する。
カノン「あら。仏くん。稲荷くん。おはよう。」
ナオト「おはよう。カノン。」
タケル「カノン。実に美しいねぇ。今日も一日頑張ろう。」
塾に入るナオト達。そして、ナオトとタケルは、いつものレンとコウのグループで、4人で話し合っていた。その様子を見て、ほっこりするカノンとサキ。
サキ「すっかり馴染んでいるわね。稲荷くんも。」
カノン「そうね。仲良くなってくれて良かったわ。これから、仏界を守り抜く仲間として。」
サキ「それに、月泉さんも、稲荷くんとはどうなの?」
カノン「私は、まああっちが少し私に優しい感じで。まあまあって感じだわ。」
サキ「そう。でも、これからは仏くんや稲荷くんとともにアミーダで戦うんでしょ?私、応援してるわ。」
カノン「ありがとう。愛染さん。私、稲荷くんとも頑張るわ。」
ーーーそれから数日して。カノンがサヤのマンションを尋ねてくる。
ピンポーン(呼び鈴)
サヤ「は~い。あら。カノンじゃないの。どうした?」
カノン「サヤ。今、仏くんと稲荷くんいるかしら?」
サヤ「いるわよ~。上がってちょうだい。」
カノン「お邪魔します。」
ニーハイブーツを脱ぎ、サヤの部屋に上がるカノン。
サヤ「ナオト~。タケル~。来客よ。」
ナオト、タケル「はいは~い。」
タケル「おっ、カノン~。よく来たな~。デレデレ」
ナオト「ところで、カノン。僕たちに用があるんだよね。どんな用?」
カノン「あのね。私たち、いいことが思いついたの。私も、仏くんも、稲荷くんも、仏界を救う戦いを共にしていく仲間でしょ?だから、私たちはこれから、その友情を深めていこうと思うの。」
ナオト「それはいいかも。僕ら3人の絆が試される時なんだ。せっかくタケルとも仲良くなれたんだし。これからは、3人でやっていきたい。」
タケル「ああ。俺もそれは大いに満足だ。それに、俺は、この神仏郷の文化というものを学びたい。だから、神仏郷に詳しいナオトとカノン。お前らにこの神仏郷を案内してほしいんだ。」
カノン「大歓迎よ。私たちなら。」
カノンはどうやら、ナオトとタケルとともに、仏界を守り抜く仲間として、友情を深めたい模様だ。その様子を、サヤは別室で聞いていた。
サヤ「あら。カノンもすっかり仲良くなりたい模様ね。いいわ。」
ナオト「そうだな!僕たちは仲間だ!」
タケル「俺たちの神の絆、大切にせんとな!」
カノン「よしっ!決まり!これからは3人一緒ね!頑張っていきましょう!」
ーーーそして、ナオト、カノン、タケルは、3人で仲良く行動するようになった。3人で、神仏郷の名物料理を堪能し、タケルはその料理を美味しそうに食べるのであった。
3人の日常は続き、彼らは神仏郷の大仏や、寺院、そして観光名所などといった美しく、幻想的な神仏郷の景色を堪能した。
ナオト、カノン、タケルは常に一緒に行動し、塾ではレンやコウ、そしてサキと、司隊本部においてはゴウをはじめ、サヤやハクシ、シンイチやユイ、アキトなどといった隊員たちとも交流を通しながらも、蟠りを深めていった。
こうして、3人は一緒になり、共に闘う仲間になっていきーーー。
ーーー司隊本部。サヤとゴウにある提案をしていた。
サヤ「タケルはどうやら、ナオトとカノンと仲良くなったみたいです。」
ゴウ「そうか。それは良かった。確かに、アミーダで闘う仲間だからな。」
サヤ「では、これからは、彼らの協調性というものを見定めるのはどうでしょう?」
ゴウ「問題ない。」
ーーーそして、ゴウは、隊員たちを招集し、司隊の新生に伴う会議をすることに。
ゴウ「諸君。聞いてくれたまえ。これからは、ナオト、カノン、タケルの3人で出撃してもらうことにした。」
サヤ「そうよ。これからは、新たに生まれ変わった司隊で、羅刹団の巨大妖怪群に立ち向かうのよ。」
ゴウ「ハクシ。ダーキニーの方はどうなんだ?」
ハクシ「特に異常はありません。実戦投入には、問題はないでしょう。」
ユイ「そうですね。あの3人なら、問題はないでしょう。」
シンイチ「初めは仲悪かったけど、今はもう大丈夫でしょう。」
アキト「やってみるしか無さそうですね。」
ゴウ「では、新生司隊に関する会議は終わりだ。諸君は仕事に戻ってくれたまえ。」
一同「はい。」
ーーーナオト、カノン、タケルが3人で団欒としているその頃のことであった。新たなる巨大妖怪群が出現する。それは、赤、緑、黄色の3体のだるまのような姿をした巨大妖怪群、さんだるまだった。さんだるまはズシズシと走り、そしてぴょんぴょん跳ねたりしながら、神仏郷の街を進んでいく。
ーーー司隊本部。巨大妖怪群出現に伴い、隊員たちが、アミーダの出撃準備を急いだ。
シンイチ「神仏郷第四地区に、巨大妖怪群出現!」
ユイ「目標は、巨大妖怪群第7号、さんだるまと確認!」
アキト「目標は、進行中!これより、アミーダの発射準備を開始いたします!」
ーーーナオト、カノン、タケルの3人が、司隊本部に招集される。ゴウとサヤは、今後は司隊の新生に伴い、3人で出撃してもらうと告げる。
ゴウ「よし。君たちの出番だ。これからは司隊の新生に伴い、君たち3人で巨大妖怪群を駆逐してもらう。お互いのチームワークを大切にし、仏界を守り抜くのだ。」
サヤ「そうよ。これからは新しく生まれ変わった司隊の力を、見せるときなのよ。仏界の運命は、あなた達3人にかかっているわ。頑張って。」
ナオト、カノン、タケル「御意。」
ゴウ「では、これより、アミーダ3機の配備を開始する。君たちはパイロットスーツに着替え、待機していてくれたまえ。」
ーーーゴウの指示を受けたナオトたちは、パイロットスーツに着替える。そして。
ナオト「いい?これからは僕たちの番だ。」
カノン「チームワークを合わせ、巨大妖怪群を倒しましょう。」
タケル「ああ。俺たちが、仏界を救う存在なんだ。だから、必ずやり遂げねば。」
スッ
3人は、意思を団結させ、手を重ねた。
ナオト「さあ、行くんだ。」
カノン「私たちの、」
タケル「新生司隊の出撃の時だ。」
ーーーそして、3人はアミーダ各機に搭乗した。ユイら隊員たちは、アミーダ各機の発射準備を開始した。
ユイ「阿弥陀ノ座、挿入!」
シンイチ「これより、アミーダ3機の発射準備開始!」
アキト「了解!アミーダ3機とも問題なし!行けます!」
ユイ「発射準備、開始!!」
ウィーーーーーーン
ナオトのブッダリア、カノンのカンゼノン、タケルのダーキニーがそれぞれ射出される。そんな中、ハクシは言う。
ハクシ「いよいよ来たようだな。あいつらの戦いが。」
サヤ「そうよ。新生司隊の戦いがね。」
ハクシ「ナオト、カノン、タケル。調子はいいか。発射準備の中申し訳ないが、今回の巨大妖怪群のヒントをやろう。奴らは確かにおどけているが、組み付きや突進などといった厄介な攻撃も繰り出してくる事がある。さっきも言われたように、3人で状況を考え、協力しながら立ち向かうんだ。」
ナオト、カノン、タケル「はい。」
アキト「アミーダ3機の発射準備完了!」
ユイ「システム再チェック!機体、3機ともシステムに問題なし!行けます!」
ゴウ「ああ。アミーダ、出陣っ!!」
ナオト、カノン、タケル「阿弥陀仏っ!!!」
ゴオオーーーーーッ!!
ゴウの掛け声とともに、アミーダ3機が司隊本部を飛び立った。
ーーー巨大妖怪群さんだるまと会敵するアミーダ3機。ナオト、カノン、タケルは、必ずさんだるまを倒すという意思を固めた。
ナオト「よし。やるぞ。」
カノン「やってやりましょう。」
タケル「ああ。新生司隊の力を、見せてやるんだ!」
シュッ!
手を構えるアミーダ3機。そして、さんだるまとぶつかり合う。ブッダリアは赤の個体、カンゼノンは黄色の個体、ダーキニーは緑の個体とそれぞれぶつかり合うのだった。
ナオト「はあっ!でやあっ!やあっ!」
カノン「やあっ!はあっ!はあっ!」
タケル「でやあああーーーっ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
さんだるまとひたすらに渡り合うアミーダ3機。一度は窮地に陥りながらも、互いに助け合いながら、闘っていく。
ーーーその様子を、司隊本部から、ゴウやサヤたちが、見守っている。
ユイ「アミーダ3機とさんだるまが交戦中!」
シンイチ「現時点での戦闘は順調です」
サヤ「意外といいペースね。これならば。」
ゴウ「ああ。問題はなさそうだな。彼らの力ならば。」
ハクシ「あいつらもよくやっているな。凄いぞ。」
ーーーシュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
タケル「でやああああーーーっ!!」
さんだるまの緑色個体を投げ飛ばすダーキニー。そして、カンゼノンもさんだるまの黄色個体を勢いよく蹴り飛ばす。更にブッダリアも赤個体に対し、飛び蹴りを交わした。
そして、アミーダ3機はそれぞれ、さんだるまを持ち上げては、投げ飛ばし、山へと叩きつけた。
アミーダ3機の連携攻撃で抵抗出来なくなったさんだるま。そして、3機はさんだるまに向け、合体交戦を放った。
ダーキニーは後列から、ブッダリアは中列から、カンゼノンは前列からそれぞれ光線を放った。
ナオト、カノン、タケル「でやあああーーーーーーーーっ!!!」
バアアアーーーーーーーーッ!!!
アミーダ3機の連携攻撃により、さんだるまは形状を維持できずに、そのまま崩壊していった。
司隊本部。新生司隊の初勝利に、歓声を上げた。
ユイ「さんだるま、消失!新生司隊の勝利です!!」
シンイチ、アキト「よっしゃあああーーーーっ!!」
ゴウ「ふっ。」
アミーダの中でも、ナオト達は勝利に喜び合った。
カノン「勝った!」
ナオト「やったな!みんな!」
タケル「やったぞ!」
ナオト「…こちらブッダリア。これよりカンゼノン、並びにダーキニーとともに司隊本部へ帰還します!」
任務を終えたアミーダ3機は、そのまま司隊本部へ帰っていった。
ーーー司隊本部へ帰還したナオト達。新生司隊の勝利に、ゴウは彼らを称えるのであった。
ゴウ「君たち。よくやってくれた。新生司隊として、これからも大いに頑張ってくれたまえ。」
ナオト、カノン、タケル「はい!漣隊長!」
ゴウ「ああ。では、帰ってゆっくり体を休めてくれ。」
ーーーさんだるまを倒し、新生司隊として勝利を飾り、任務を終えたナオト達は、帰路についた。そこで、3人は、花の咲く裏山から街を眺めながら、今回の戦いについてを振り返るのであった。
ナオト「本当に頑張ったな。本当に御苦労さま。」
タケル「ああ。本当に嬉しい1日だった。ナオト。カノン。お前たちのおかげだよ。改めて言うけれど、俺に神仏郷を案内してくれて、ありがとう。本当に美しくて幻想的だった。」
ナオト「いいんだ。これからは僕ら3人一緒だ。3人で力を合わせて、仏界を救おうぜ。なっ。」
カノン「そうね。私たち3人で、ふ、ふわぁ~~~~~。」
ナオト、タケル「(じぃ~~~~っ。)」
カノン「や、やだ!見ないで!」
ナオト、タケル「ははははははは。」
タケル「すごいあくびをしてやんの。」
ナオト「本当に疲れているんだな。じゃあ、帰ろう。帰って身体を休めよう。」
カノン「うん!じゃあね!」
新生司隊としての思い出を刻みながら、それぞれの家に帰っていく3人。彼ら3人の友情は、果てしなく続いていくのであった。
ーーーつづく
次回予告
タケルの加入で生まれ変わった司隊。3人の友情が育まれる中、ゴウのもとである事を学ぶ。その授業の内容とは。
次回、「戦場の絆と友情」
タケル「ほらっ!どっちが早く塾につくか勝負だっ!」
ナオト「ああ!僕は負けないぞ!」
二人でかけっこをしながら塾につく。そして、カノンに挨拶する。
カノン「あら。仏くん。稲荷くん。おはよう。」
ナオト「おはよう。カノン。」
タケル「カノン。実に美しいねぇ。今日も一日頑張ろう。」
塾に入るナオト達。そして、ナオトとタケルは、いつものレンとコウのグループで、4人で話し合っていた。その様子を見て、ほっこりするカノンとサキ。
サキ「すっかり馴染んでいるわね。稲荷くんも。」
カノン「そうね。仲良くなってくれて良かったわ。これから、仏界を守り抜く仲間として。」
サキ「それに、月泉さんも、稲荷くんとはどうなの?」
カノン「私は、まああっちが少し私に優しい感じで。まあまあって感じだわ。」
サキ「そう。でも、これからは仏くんや稲荷くんとともにアミーダで戦うんでしょ?私、応援してるわ。」
カノン「ありがとう。愛染さん。私、稲荷くんとも頑張るわ。」
ーーーそれから数日して。カノンがサヤのマンションを尋ねてくる。
ピンポーン(呼び鈴)
サヤ「は~い。あら。カノンじゃないの。どうした?」
カノン「サヤ。今、仏くんと稲荷くんいるかしら?」
サヤ「いるわよ~。上がってちょうだい。」
カノン「お邪魔します。」
ニーハイブーツを脱ぎ、サヤの部屋に上がるカノン。
サヤ「ナオト~。タケル~。来客よ。」
ナオト、タケル「はいは~い。」
タケル「おっ、カノン~。よく来たな~。デレデレ」
ナオト「ところで、カノン。僕たちに用があるんだよね。どんな用?」
カノン「あのね。私たち、いいことが思いついたの。私も、仏くんも、稲荷くんも、仏界を救う戦いを共にしていく仲間でしょ?だから、私たちはこれから、その友情を深めていこうと思うの。」
ナオト「それはいいかも。僕ら3人の絆が試される時なんだ。せっかくタケルとも仲良くなれたんだし。これからは、3人でやっていきたい。」
タケル「ああ。俺もそれは大いに満足だ。それに、俺は、この神仏郷の文化というものを学びたい。だから、神仏郷に詳しいナオトとカノン。お前らにこの神仏郷を案内してほしいんだ。」
カノン「大歓迎よ。私たちなら。」
カノンはどうやら、ナオトとタケルとともに、仏界を守り抜く仲間として、友情を深めたい模様だ。その様子を、サヤは別室で聞いていた。
サヤ「あら。カノンもすっかり仲良くなりたい模様ね。いいわ。」
ナオト「そうだな!僕たちは仲間だ!」
タケル「俺たちの神の絆、大切にせんとな!」
カノン「よしっ!決まり!これからは3人一緒ね!頑張っていきましょう!」
ーーーそして、ナオト、カノン、タケルは、3人で仲良く行動するようになった。3人で、神仏郷の名物料理を堪能し、タケルはその料理を美味しそうに食べるのであった。
3人の日常は続き、彼らは神仏郷の大仏や、寺院、そして観光名所などといった美しく、幻想的な神仏郷の景色を堪能した。
ナオト、カノン、タケルは常に一緒に行動し、塾ではレンやコウ、そしてサキと、司隊本部においてはゴウをはじめ、サヤやハクシ、シンイチやユイ、アキトなどといった隊員たちとも交流を通しながらも、蟠りを深めていった。
こうして、3人は一緒になり、共に闘う仲間になっていきーーー。
ーーー司隊本部。サヤとゴウにある提案をしていた。
サヤ「タケルはどうやら、ナオトとカノンと仲良くなったみたいです。」
ゴウ「そうか。それは良かった。確かに、アミーダで闘う仲間だからな。」
サヤ「では、これからは、彼らの協調性というものを見定めるのはどうでしょう?」
ゴウ「問題ない。」
ーーーそして、ゴウは、隊員たちを招集し、司隊の新生に伴う会議をすることに。
ゴウ「諸君。聞いてくれたまえ。これからは、ナオト、カノン、タケルの3人で出撃してもらうことにした。」
サヤ「そうよ。これからは、新たに生まれ変わった司隊で、羅刹団の巨大妖怪群に立ち向かうのよ。」
ゴウ「ハクシ。ダーキニーの方はどうなんだ?」
ハクシ「特に異常はありません。実戦投入には、問題はないでしょう。」
ユイ「そうですね。あの3人なら、問題はないでしょう。」
シンイチ「初めは仲悪かったけど、今はもう大丈夫でしょう。」
アキト「やってみるしか無さそうですね。」
ゴウ「では、新生司隊に関する会議は終わりだ。諸君は仕事に戻ってくれたまえ。」
一同「はい。」
ーーーナオト、カノン、タケルが3人で団欒としているその頃のことであった。新たなる巨大妖怪群が出現する。それは、赤、緑、黄色の3体のだるまのような姿をした巨大妖怪群、さんだるまだった。さんだるまはズシズシと走り、そしてぴょんぴょん跳ねたりしながら、神仏郷の街を進んでいく。
ーーー司隊本部。巨大妖怪群出現に伴い、隊員たちが、アミーダの出撃準備を急いだ。
シンイチ「神仏郷第四地区に、巨大妖怪群出現!」
ユイ「目標は、巨大妖怪群第7号、さんだるまと確認!」
アキト「目標は、進行中!これより、アミーダの発射準備を開始いたします!」
ーーーナオト、カノン、タケルの3人が、司隊本部に招集される。ゴウとサヤは、今後は司隊の新生に伴い、3人で出撃してもらうと告げる。
ゴウ「よし。君たちの出番だ。これからは司隊の新生に伴い、君たち3人で巨大妖怪群を駆逐してもらう。お互いのチームワークを大切にし、仏界を守り抜くのだ。」
サヤ「そうよ。これからは新しく生まれ変わった司隊の力を、見せるときなのよ。仏界の運命は、あなた達3人にかかっているわ。頑張って。」
ナオト、カノン、タケル「御意。」
ゴウ「では、これより、アミーダ3機の配備を開始する。君たちはパイロットスーツに着替え、待機していてくれたまえ。」
ーーーゴウの指示を受けたナオトたちは、パイロットスーツに着替える。そして。
ナオト「いい?これからは僕たちの番だ。」
カノン「チームワークを合わせ、巨大妖怪群を倒しましょう。」
タケル「ああ。俺たちが、仏界を救う存在なんだ。だから、必ずやり遂げねば。」
スッ
3人は、意思を団結させ、手を重ねた。
ナオト「さあ、行くんだ。」
カノン「私たちの、」
タケル「新生司隊の出撃の時だ。」
ーーーそして、3人はアミーダ各機に搭乗した。ユイら隊員たちは、アミーダ各機の発射準備を開始した。
ユイ「阿弥陀ノ座、挿入!」
シンイチ「これより、アミーダ3機の発射準備開始!」
アキト「了解!アミーダ3機とも問題なし!行けます!」
ユイ「発射準備、開始!!」
ウィーーーーーーン
ナオトのブッダリア、カノンのカンゼノン、タケルのダーキニーがそれぞれ射出される。そんな中、ハクシは言う。
ハクシ「いよいよ来たようだな。あいつらの戦いが。」
サヤ「そうよ。新生司隊の戦いがね。」
ハクシ「ナオト、カノン、タケル。調子はいいか。発射準備の中申し訳ないが、今回の巨大妖怪群のヒントをやろう。奴らは確かにおどけているが、組み付きや突進などといった厄介な攻撃も繰り出してくる事がある。さっきも言われたように、3人で状況を考え、協力しながら立ち向かうんだ。」
ナオト、カノン、タケル「はい。」
アキト「アミーダ3機の発射準備完了!」
ユイ「システム再チェック!機体、3機ともシステムに問題なし!行けます!」
ゴウ「ああ。アミーダ、出陣っ!!」
ナオト、カノン、タケル「阿弥陀仏っ!!!」
ゴオオーーーーーッ!!
ゴウの掛け声とともに、アミーダ3機が司隊本部を飛び立った。
ーーー巨大妖怪群さんだるまと会敵するアミーダ3機。ナオト、カノン、タケルは、必ずさんだるまを倒すという意思を固めた。
ナオト「よし。やるぞ。」
カノン「やってやりましょう。」
タケル「ああ。新生司隊の力を、見せてやるんだ!」
シュッ!
手を構えるアミーダ3機。そして、さんだるまとぶつかり合う。ブッダリアは赤の個体、カンゼノンは黄色の個体、ダーキニーは緑の個体とそれぞれぶつかり合うのだった。
ナオト「はあっ!でやあっ!やあっ!」
カノン「やあっ!はあっ!はあっ!」
タケル「でやあああーーーっ!」
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
さんだるまとひたすらに渡り合うアミーダ3機。一度は窮地に陥りながらも、互いに助け合いながら、闘っていく。
ーーーその様子を、司隊本部から、ゴウやサヤたちが、見守っている。
ユイ「アミーダ3機とさんだるまが交戦中!」
シンイチ「現時点での戦闘は順調です」
サヤ「意外といいペースね。これならば。」
ゴウ「ああ。問題はなさそうだな。彼らの力ならば。」
ハクシ「あいつらもよくやっているな。凄いぞ。」
ーーーシュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
タケル「でやああああーーーっ!!」
さんだるまの緑色個体を投げ飛ばすダーキニー。そして、カンゼノンもさんだるまの黄色個体を勢いよく蹴り飛ばす。更にブッダリアも赤個体に対し、飛び蹴りを交わした。
そして、アミーダ3機はそれぞれ、さんだるまを持ち上げては、投げ飛ばし、山へと叩きつけた。
アミーダ3機の連携攻撃で抵抗出来なくなったさんだるま。そして、3機はさんだるまに向け、合体交戦を放った。
ダーキニーは後列から、ブッダリアは中列から、カンゼノンは前列からそれぞれ光線を放った。
ナオト、カノン、タケル「でやあああーーーーーーーーっ!!!」
バアアアーーーーーーーーッ!!!
アミーダ3機の連携攻撃により、さんだるまは形状を維持できずに、そのまま崩壊していった。
司隊本部。新生司隊の初勝利に、歓声を上げた。
ユイ「さんだるま、消失!新生司隊の勝利です!!」
シンイチ、アキト「よっしゃあああーーーーっ!!」
ゴウ「ふっ。」
アミーダの中でも、ナオト達は勝利に喜び合った。
カノン「勝った!」
ナオト「やったな!みんな!」
タケル「やったぞ!」
ナオト「…こちらブッダリア。これよりカンゼノン、並びにダーキニーとともに司隊本部へ帰還します!」
任務を終えたアミーダ3機は、そのまま司隊本部へ帰っていった。
ーーー司隊本部へ帰還したナオト達。新生司隊の勝利に、ゴウは彼らを称えるのであった。
ゴウ「君たち。よくやってくれた。新生司隊として、これからも大いに頑張ってくれたまえ。」
ナオト、カノン、タケル「はい!漣隊長!」
ゴウ「ああ。では、帰ってゆっくり体を休めてくれ。」
ーーーさんだるまを倒し、新生司隊として勝利を飾り、任務を終えたナオト達は、帰路についた。そこで、3人は、花の咲く裏山から街を眺めながら、今回の戦いについてを振り返るのであった。
ナオト「本当に頑張ったな。本当に御苦労さま。」
タケル「ああ。本当に嬉しい1日だった。ナオト。カノン。お前たちのおかげだよ。改めて言うけれど、俺に神仏郷を案内してくれて、ありがとう。本当に美しくて幻想的だった。」
ナオト「いいんだ。これからは僕ら3人一緒だ。3人で力を合わせて、仏界を救おうぜ。なっ。」
カノン「そうね。私たち3人で、ふ、ふわぁ~~~~~。」
ナオト、タケル「(じぃ~~~~っ。)」
カノン「や、やだ!見ないで!」
ナオト、タケル「ははははははは。」
タケル「すごいあくびをしてやんの。」
ナオト「本当に疲れているんだな。じゃあ、帰ろう。帰って身体を休めよう。」
カノン「うん!じゃあね!」
新生司隊としての思い出を刻みながら、それぞれの家に帰っていく3人。彼ら3人の友情は、果てしなく続いていくのであった。
ーーーつづく
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タケルの加入で生まれ変わった司隊。3人の友情が育まれる中、ゴウのもとである事を学ぶ。その授業の内容とは。
次回、「戦場の絆と友情」
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