15 / 48
第2章 学院の中でも準備です
優先すべきは
しおりを挟む
入学式やら、様々な手続きが終わった後、わたくしとアリアは自分達の部屋へと案内された。
学院に通う6年間、ここがわたくし達の帰る場所となる
夏休みなど長期の休みは、実家に戻ることになるだろうが。
「アリア、寝室だけは別だったわよね?」
「ええ、隣の部屋になります」
資料を読み直したかったから、寝る前に確認することにしましょう。
こればっかりは、アリアに見られるわけにはいかないもの。
「魔法の練習は部屋でやるとして、剣はどこで振ろうかしら」
「学院は広いですから、どこかにうってつけの所があるはずです。後で探しに行くのは、どうでしょうか」
確かに、この学院は広い。
湖もある。
というかこの学院自体が、小さな国と言っても信じられるレベルの広さである。
「そうね、では後と言わず、今から行きましょう。特にこの後予定もないことだし」
「社交ダンスのお誘いがあるかもしれませんよ?」
入学式後、社交の場として社交ダンスがあるらしい。
と言っても行われるのは一週間後。
それまでは授業もなく、それぞれで交流するだけである。
各教室は開放されており、当然上級生もいるのでお近づきになりたい人がいれば、積極的にアピールする期間ということである。
ちなみにこの期間は、全学院生が授業から解放される。
「王族とは言え、価値の低いわたくしに声はかからないわよ。大体、わがまま姫になんて誰が声をかけるのよ」
ちなみにこの社交ダンス、女性から声をかけるのは、マナー違反であり、外聞も悪いため、よほど気にしない者でもない限り、女性は誘われるのを待つことになる。
でも誘われるためにアピールして回る方がよほど外聞が悪いとも思うのよね。
「剣を持って、うろうろしている女性には確かに声をかけないでしょうね」
「日課をこなす方が大切なのよ、気にしないわ」
人目につかず、広く、そしてフラフラと来るようなとこでない最適な場所を見つけたのだけど、先客がいたわ。
「お説教をまた受けたいのね、どんな内容がいいかしら?」
近づこうとした矢先、なにか飛んできたわ。
飛んできたのは、石ころだとは思うけれど、スリングショットなんて初めて見たわね。
「ティアラ様、無事ですか?」
「当たるようなら防いでるわよ、そんなことより、わたくしの練習場所にするためにも排除するわ」
魔法でズルをしたのは言うまでもない。
現行犯以外バレないものね。
「さあ、お説教といきますわよ、覚悟してもらいましょうか」
二度とやらないと誓ってもらいましたわ。
仮にも姫との約束事ですもの、今後見つけたら退学処分ぐらい可能ですわ。
決定権はわたくしではありませんけれど。
「あの、ありがとうございます」
「気になさらないで、わたくしのためですわ」
さあ、邪魔者もいなくなったことですし、思う存分練習できますわ。
「ティアラ様、差し支えなければどうして私を助けてくださったのか、教えていただけませんか」
「貴女だから助けたのではなくてよ? わたくしああいう手合いの方は嫌いですの。目の前で不愉快のことをされたから、対処したにすぎませんわ」
しつこいですわね、早く練習したいのですけれど。
「私にも、もっと力があればティアラ様のように」
「ソフィアさん、必要なのはそんな力ではありませんわよ」
この子をどうにかしないと、練習が出来ませんわね!
「まず、下を向くのをやめて、前をちゃんと見て堂々とすることですわ、下を向いていては、相手を見据えることすらできませんわよ」
どうしてこんな子が、反乱軍を率いることが出来たのか分かりませんわね?
「前を向く勇気もない者が力をつけても、結局何も変わりませんわ、それに、ソフィアさんは可愛い顔をしているのだから下を向いていては、もったいないわ」
それともここでのいじめが原因で強い正義感に芽生えて、帝国の現状が許せなくなってと言った具合に成長したとかかしら?
などと、別のことを考えながらだったのが良くなかったのかしらね。
後でアリアに聞いたところ、途中からソフィアがうっとりとしていたそうだわ。
「ちゃんと前を向くことができたら、その時立ち向かうための力を見につければいいのですわ。お望みなら、剣の振り方ぐらいなら教えてあげれますわよ?」
ただ、この時のわたくしは気づかずにどんどん喋り続けてしまっていたわ。
「魔法もいいですわね、学院内での使用は原則禁止ですけれど、学ぶためや自衛のためなら文句はないでしょう。自衛のための魔法は、わたくし得意ですのよ?」
「ティアラ様のように、私も剣技と魔法を合わせるなんてこともできるようになるんでしょうか」
確かに、普通に考えれば難しそうに思える。
「あら、剣技と言うけれど、ただ振ってただけよ。相手を見据えてどのように振るかを考えるというのは、魔法におけるイメージを明確にすることと変わらないのよ。だから、むしろ剣に限らず武術の類は魔法と相性がいいのよ。必要なのはイメージを強固にすることと、魔力をちゃんと感覚で掴むこと。つまりは、本気でやっていれば誰にでもできることなのよ」
イメージを明確にできる分、武術と合わせると、無詠唱で強力な魔法を使いやすいという大きな利点もある。
「さあ、やる気があるのなら教えてあげますわ、前を向けるかしら? それと、前髪で顔を隠すようなのは良くないわ、まずはその可愛い顔をちゃんと出しなさいな」
正面からちゃんと見るとこっちが少し恥ずかしくなるぐらい、可愛い顔をしてるわね。
羨ましい。
「あの、その、恥ずかしいです」
「可愛いのだから自信持ちなさい。もったいないわ」
わたくしもこれくらい可愛ければ、ドレスを選ぶ楽しみができますのに。
少し怖いイメージを持たれるらしいのよね、わたくし。
アリアが言うには、可愛らしい服より、大人びたイメージを見せた方が映えるそうだわ。
幸いわたくしの服の趣味はそういう意味で合っているそうだからまだいいのだけど。
でも、たまにはそういう服も着たいわよね。
「お姉様……」
「お姉様? わたくし?」
突然どうしたのかしら?
「ティアラ様! お姉様とお呼びしてもよろしいでしょうか!」
「別に構わないけれど、わたくし同じ歳よ?」
何がどうなったら、こうなったのか分からない。
「ありがとうございます、ティアラお姉様。私、強くなります。いろんなことを教えてください!」
なんにせよ、前を向くのはいいことだわ。
「ええ、何でもは教えてあげられないけど、わたくしにできることなら協力するわ」
途中からガラッと変わってついていけないまま、風のようにというか、嵐かなにかのようにソフィアは去っていたわ。
「ティアラ様、今後が大変ですよ?」
「ソフィアのこと? 何がどう大変なの?」
あの変貌ぶりは驚いたけれど、それだけよね?
「まあ、ティアラ様なら問題ないでしょう」
「気になるわね。でも、やっと練習できるわ!」
予想外な進展もあったけれど、まずは日課をこなすのが先なのよ!
やるべき事は、社交じゃないわ!
社交のための1週間なのは、分かってるけれどね……
学院に通う6年間、ここがわたくし達の帰る場所となる
夏休みなど長期の休みは、実家に戻ることになるだろうが。
「アリア、寝室だけは別だったわよね?」
「ええ、隣の部屋になります」
資料を読み直したかったから、寝る前に確認することにしましょう。
こればっかりは、アリアに見られるわけにはいかないもの。
「魔法の練習は部屋でやるとして、剣はどこで振ろうかしら」
「学院は広いですから、どこかにうってつけの所があるはずです。後で探しに行くのは、どうでしょうか」
確かに、この学院は広い。
湖もある。
というかこの学院自体が、小さな国と言っても信じられるレベルの広さである。
「そうね、では後と言わず、今から行きましょう。特にこの後予定もないことだし」
「社交ダンスのお誘いがあるかもしれませんよ?」
入学式後、社交の場として社交ダンスがあるらしい。
と言っても行われるのは一週間後。
それまでは授業もなく、それぞれで交流するだけである。
各教室は開放されており、当然上級生もいるのでお近づきになりたい人がいれば、積極的にアピールする期間ということである。
ちなみにこの期間は、全学院生が授業から解放される。
「王族とは言え、価値の低いわたくしに声はかからないわよ。大体、わがまま姫になんて誰が声をかけるのよ」
ちなみにこの社交ダンス、女性から声をかけるのは、マナー違反であり、外聞も悪いため、よほど気にしない者でもない限り、女性は誘われるのを待つことになる。
でも誘われるためにアピールして回る方がよほど外聞が悪いとも思うのよね。
「剣を持って、うろうろしている女性には確かに声をかけないでしょうね」
「日課をこなす方が大切なのよ、気にしないわ」
人目につかず、広く、そしてフラフラと来るようなとこでない最適な場所を見つけたのだけど、先客がいたわ。
「お説教をまた受けたいのね、どんな内容がいいかしら?」
近づこうとした矢先、なにか飛んできたわ。
飛んできたのは、石ころだとは思うけれど、スリングショットなんて初めて見たわね。
「ティアラ様、無事ですか?」
「当たるようなら防いでるわよ、そんなことより、わたくしの練習場所にするためにも排除するわ」
魔法でズルをしたのは言うまでもない。
現行犯以外バレないものね。
「さあ、お説教といきますわよ、覚悟してもらいましょうか」
二度とやらないと誓ってもらいましたわ。
仮にも姫との約束事ですもの、今後見つけたら退学処分ぐらい可能ですわ。
決定権はわたくしではありませんけれど。
「あの、ありがとうございます」
「気になさらないで、わたくしのためですわ」
さあ、邪魔者もいなくなったことですし、思う存分練習できますわ。
「ティアラ様、差し支えなければどうして私を助けてくださったのか、教えていただけませんか」
「貴女だから助けたのではなくてよ? わたくしああいう手合いの方は嫌いですの。目の前で不愉快のことをされたから、対処したにすぎませんわ」
しつこいですわね、早く練習したいのですけれど。
「私にも、もっと力があればティアラ様のように」
「ソフィアさん、必要なのはそんな力ではありませんわよ」
この子をどうにかしないと、練習が出来ませんわね!
「まず、下を向くのをやめて、前をちゃんと見て堂々とすることですわ、下を向いていては、相手を見据えることすらできませんわよ」
どうしてこんな子が、反乱軍を率いることが出来たのか分かりませんわね?
「前を向く勇気もない者が力をつけても、結局何も変わりませんわ、それに、ソフィアさんは可愛い顔をしているのだから下を向いていては、もったいないわ」
それともここでのいじめが原因で強い正義感に芽生えて、帝国の現状が許せなくなってと言った具合に成長したとかかしら?
などと、別のことを考えながらだったのが良くなかったのかしらね。
後でアリアに聞いたところ、途中からソフィアがうっとりとしていたそうだわ。
「ちゃんと前を向くことができたら、その時立ち向かうための力を見につければいいのですわ。お望みなら、剣の振り方ぐらいなら教えてあげれますわよ?」
ただ、この時のわたくしは気づかずにどんどん喋り続けてしまっていたわ。
「魔法もいいですわね、学院内での使用は原則禁止ですけれど、学ぶためや自衛のためなら文句はないでしょう。自衛のための魔法は、わたくし得意ですのよ?」
「ティアラ様のように、私も剣技と魔法を合わせるなんてこともできるようになるんでしょうか」
確かに、普通に考えれば難しそうに思える。
「あら、剣技と言うけれど、ただ振ってただけよ。相手を見据えてどのように振るかを考えるというのは、魔法におけるイメージを明確にすることと変わらないのよ。だから、むしろ剣に限らず武術の類は魔法と相性がいいのよ。必要なのはイメージを強固にすることと、魔力をちゃんと感覚で掴むこと。つまりは、本気でやっていれば誰にでもできることなのよ」
イメージを明確にできる分、武術と合わせると、無詠唱で強力な魔法を使いやすいという大きな利点もある。
「さあ、やる気があるのなら教えてあげますわ、前を向けるかしら? それと、前髪で顔を隠すようなのは良くないわ、まずはその可愛い顔をちゃんと出しなさいな」
正面からちゃんと見るとこっちが少し恥ずかしくなるぐらい、可愛い顔をしてるわね。
羨ましい。
「あの、その、恥ずかしいです」
「可愛いのだから自信持ちなさい。もったいないわ」
わたくしもこれくらい可愛ければ、ドレスを選ぶ楽しみができますのに。
少し怖いイメージを持たれるらしいのよね、わたくし。
アリアが言うには、可愛らしい服より、大人びたイメージを見せた方が映えるそうだわ。
幸いわたくしの服の趣味はそういう意味で合っているそうだからまだいいのだけど。
でも、たまにはそういう服も着たいわよね。
「お姉様……」
「お姉様? わたくし?」
突然どうしたのかしら?
「ティアラ様! お姉様とお呼びしてもよろしいでしょうか!」
「別に構わないけれど、わたくし同じ歳よ?」
何がどうなったら、こうなったのか分からない。
「ありがとうございます、ティアラお姉様。私、強くなります。いろんなことを教えてください!」
なんにせよ、前を向くのはいいことだわ。
「ええ、何でもは教えてあげられないけど、わたくしにできることなら協力するわ」
途中からガラッと変わってついていけないまま、風のようにというか、嵐かなにかのようにソフィアは去っていたわ。
「ティアラ様、今後が大変ですよ?」
「ソフィアのこと? 何がどう大変なの?」
あの変貌ぶりは驚いたけれど、それだけよね?
「まあ、ティアラ様なら問題ないでしょう」
「気になるわね。でも、やっと練習できるわ!」
予想外な進展もあったけれど、まずは日課をこなすのが先なのよ!
やるべき事は、社交じゃないわ!
社交のための1週間なのは、分かってるけれどね……
0
あなたにおすすめの小説
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
公爵夫人は命がけ!
保谷なのめ
ファンタジー
そこそこの家柄に生まれた平凡な貴族令嬢リディア。
そこへ突然、両親が持ってきた縁談相手は「冷酷無比」「人を喰らう」などと恐れられる、〝帝国の剣〟公爵キースだった。
領地へ嫁いだその翌朝。リディアは突如として思い出す——ここは自分が前世で書いた恋愛小説の世界。そして、リディアは本来のヒロインの相手役であるキースの〝死別した元妻〟キャラだったのだ!
このままだと『物語』が開始する2年後までに死んでしまう!その運命を変えるため、リディアは作者としての知識と、彼女自身の生きる意志を武器に抗い始める。
冷酷と噂の夫との距離も、少しずつ近づいて――?
死ぬ運命の〝元妻〟令嬢が、物語をぶっ壊して生き残る!運命改変ファンタジー!
小説家になろう、カクヨムでも更新中です。https://ncode.syosetu.com/n1631ku/
1日1話、毎日更新です!
強い祝福が原因だった
棗
恋愛
大魔法使いと呼ばれる父と前公爵夫人である母の不貞により生まれた令嬢エイレーネー。
父を憎む義父や義父に同調する使用人達から冷遇されながらも、エイレーネーにしか姿が見えないうさぎのイヴのお陰で孤独にはならずに済んでいた。
大魔法使いを王国に留めておきたい王家の思惑により、王弟を父に持つソレイユ公爵家の公子ラウルと婚約関係にある。しかし、彼が愛情に満ち、優しく笑い合うのは義父の娘ガブリエルで。
愛される未来がないのなら、全てを捨てて実父の許へ行くと決意した。
※「殿下が好きなのは私だった」と同じ世界観となりますが此方の話を読まなくても大丈夫です。
※なろうさんにも公開しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる