22 / 48
第2章 学院の中でも準備です
まがい物
しおりを挟む
図書館で良さそうな本を借りて、イメージの手助けとする。
できるだけ、見た目で圧倒できる怪物のようなものがいい。
相手を萎縮させることが出来れば、それだけ優位に立てる。
逃げるのにだって役に立つ。
とは言っても、ハリボテでは意味が無い。
脅威と思わせるだけの威力も必要だ。
わたくしにとって、1番の悩みはそこだ。
細かい調整や操作は得意だけれど、威力を上げるのは苦手なのだ。
見当がつかない、例えば人を攻撃するとする。
もし殺してしまうつもりなら、首を落とすなりすれば簡単だ。
わざわざ、木っ端微塵になるように吹き飛ばす必要なんてない。
わたくしにとっては、どういうふうになれば威力が上がるという状態なのか分からないのだ。
仮に木っ端微塵に人を吹き飛ばすなら、風船のように膨らませていけばいいと思う。
でも、それは威力が高いのだろうか?
見た目が派手なだけである。
自分で作りあげた障壁を壊すのだって、貫通させればいいし、なんなら割ってしまえば壊れる。
でも怖いと思わせる威力というのは、目に見えて分かる、派手さが必要である。
ただ派手に見えれば怖いかと言うと、違うだろう。
それこそ、見た目だけのハリボテになりかねない。
どうしようと悩みながら、ふと横を見る。
アリアは、あっという間に成功させていた。
ずるい……
「ティアラ様、まだですか?」
「形だけならできそうだけど、まだハリボテになりそうね」
アリアは、スザクという火の鳥を生み出していた。
見た感じ綺麗というのが感想だけれど、たぶん触れるだけで大変なことになるだろうなと思わせる熱量がある。
これが向かってくるだけで充分相手にとっては脅威となるだろう。
「できれば、お互いに出して戦わせてみたいのですが」
「ハリボテを出しても意味無いものね、もう少し待ってちょうだい。でも、その大きさでやったら、確実に人が来るからもっと小さくしないとだめよ?」
忘れてはいけないのが、学院内での魔法は原則使用禁止であるということだ。
バレるわけにはいかない。
とりあえず、アリアがスザクを小さくする練習してる間に、考えをまとめる。
必要なのはインパクト、そしてそれに付随するだけの威力。
インパクトはある、問題は威力。
でも、少し思いついた。
見た目が怖ければいいのだ。
「水よ、その身を龍となせ、火よ、その身を龍となせ、風よ、その身を龍となせ、雷よ、その身を龍となせ、大地よ、その身を龍となせ、闇よ、その身を龍となせ、光よ、その身を龍となせ、全てはひとつの龍となせ、不死なる首持つ怪物よ、ヒュドラ」
首の一つ一つが各属性になっている怪物を作りあげた。 もちろん小さくする。
「これで、アリアのスザクと戦えるわよ!」
「それでは、早速参ります」
突撃してきたスザクを6つの首で喰いちぎる。
各属性の首をひとつずつ増やして、もっとえげつないことにしてもいいかもしれない。
夢が広がる魔法だわ。
「トラウマになりそうなんですが……」
「怪物はやっぱり、怖いのが1番ですわね!」
恐怖を駆り立てる攻撃というのは、充分なインパクトと威力ですわね。
これで、固有魔法 ースピリットー のまがい物完成ですわね!
どんどん真似して、他の固有魔法のまがい物にも挑戦しましょう。
できるだけ、見た目で圧倒できる怪物のようなものがいい。
相手を萎縮させることが出来れば、それだけ優位に立てる。
逃げるのにだって役に立つ。
とは言っても、ハリボテでは意味が無い。
脅威と思わせるだけの威力も必要だ。
わたくしにとって、1番の悩みはそこだ。
細かい調整や操作は得意だけれど、威力を上げるのは苦手なのだ。
見当がつかない、例えば人を攻撃するとする。
もし殺してしまうつもりなら、首を落とすなりすれば簡単だ。
わざわざ、木っ端微塵になるように吹き飛ばす必要なんてない。
わたくしにとっては、どういうふうになれば威力が上がるという状態なのか分からないのだ。
仮に木っ端微塵に人を吹き飛ばすなら、風船のように膨らませていけばいいと思う。
でも、それは威力が高いのだろうか?
見た目が派手なだけである。
自分で作りあげた障壁を壊すのだって、貫通させればいいし、なんなら割ってしまえば壊れる。
でも怖いと思わせる威力というのは、目に見えて分かる、派手さが必要である。
ただ派手に見えれば怖いかと言うと、違うだろう。
それこそ、見た目だけのハリボテになりかねない。
どうしようと悩みながら、ふと横を見る。
アリアは、あっという間に成功させていた。
ずるい……
「ティアラ様、まだですか?」
「形だけならできそうだけど、まだハリボテになりそうね」
アリアは、スザクという火の鳥を生み出していた。
見た感じ綺麗というのが感想だけれど、たぶん触れるだけで大変なことになるだろうなと思わせる熱量がある。
これが向かってくるだけで充分相手にとっては脅威となるだろう。
「できれば、お互いに出して戦わせてみたいのですが」
「ハリボテを出しても意味無いものね、もう少し待ってちょうだい。でも、その大きさでやったら、確実に人が来るからもっと小さくしないとだめよ?」
忘れてはいけないのが、学院内での魔法は原則使用禁止であるということだ。
バレるわけにはいかない。
とりあえず、アリアがスザクを小さくする練習してる間に、考えをまとめる。
必要なのはインパクト、そしてそれに付随するだけの威力。
インパクトはある、問題は威力。
でも、少し思いついた。
見た目が怖ければいいのだ。
「水よ、その身を龍となせ、火よ、その身を龍となせ、風よ、その身を龍となせ、雷よ、その身を龍となせ、大地よ、その身を龍となせ、闇よ、その身を龍となせ、光よ、その身を龍となせ、全てはひとつの龍となせ、不死なる首持つ怪物よ、ヒュドラ」
首の一つ一つが各属性になっている怪物を作りあげた。 もちろん小さくする。
「これで、アリアのスザクと戦えるわよ!」
「それでは、早速参ります」
突撃してきたスザクを6つの首で喰いちぎる。
各属性の首をひとつずつ増やして、もっとえげつないことにしてもいいかもしれない。
夢が広がる魔法だわ。
「トラウマになりそうなんですが……」
「怪物はやっぱり、怖いのが1番ですわね!」
恐怖を駆り立てる攻撃というのは、充分なインパクトと威力ですわね。
これで、固有魔法 ースピリットー のまがい物完成ですわね!
どんどん真似して、他の固有魔法のまがい物にも挑戦しましょう。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
ざまぁされるための努力とかしたくない
こうやさい
ファンタジー
ある日あたしは自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生している事に気付いた。
けどなんか環境違いすぎるんだけど?
例のごとく深く考えないで下さい。ゲーム転生系で前世の記憶が戻った理由自体が強制力とかってあんまなくね? って思いつきから書いただけなので。けど知らないだけであるんだろうな。
作中で「身近な物で代用できますよってその身近がすでにないじゃん的な~」とありますが『俺の知識チートが始まらない』の方が書いたのは後です。これから連想して書きました。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
恐らく後で消す私信。電話機は通販なのでまだ来てないけどAndroidのBlackBerry買いました、中古の。
中古でもノーパソ買えるだけの値段するやんと思っただろうけど、ノーパソの場合は妥協しての機種だけど、BlackBerryは使ってみたかった機種なので(後で「こんなの使えない」とぶん投げる可能性はあるにしろ)。それに電話機は壊れなくても後二年も経たないうちに強制的に買い換え決まってたので、最低限の覚悟はしてたわけで……もうちょっと壊れるのが遅かったらそれに手をつけてた可能性はあるけど。それにタブレットの調子も最近悪いのでガラケー買ってそっちも別に買い換える可能性を考えると、妥協ノーパソより有意義かなと。妥協して惰性で使い続けるの苦痛だからね。
……ちなみにパソの調子ですが……なんか無意識に「もう嫌だ」とエンドレスでつぶやいてたらしいくらいの速度です。これだって10動くっていわれてるの買ってハードディスクとか取り替えてもらったりしたんだけどなぁ。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる