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翌日、わたくしはセイラ様から公爵様の元へ行くよう指示されました。
ああ、やはり出ていかなければならないのでしょうか。わたくしは重苦しい気持ちを抱えたまま公爵様のお部屋へ向かいました。
ノックをすると入れ、とお声がかかりました。お部屋へ入ると寝起きなのでしょうか、公爵様はベッドに身を起こしたままこちらをじっと見ておられました。
「服を全部脱いでこっちに来い」
わたくしはすぐに言われた通り全て服を脱ぎ、きっちりと畳んでソファの上に置かせて頂きました。
「なんだそれは」
公爵様に指差されて改めて気付きました。わたくしは仕事中胸にさらしを巻いているのです。
慌てて巻き取って公爵様のお傍に立つと、公爵様は胸を思い切り鷲掴みました。
「なんでこんな立派なもん隠してるんだ?」
「仕事の邪魔になりますので、普段はさらしを巻いております」
公爵様は無遠慮にわたくしの裸身を上から下まで眺めておられます。
「お前体は最高だな」
「お褒め頂き光栄です公爵様」
「そのメガネも取れよ」
「申し訳ございません、これは神父様より硬く禁じられておりますので……どうかお許しください」
公爵様は何か考え込まれると、わたくしの腕を掴んで手を引かれました。
わたくしは気付けばベッドの上に仰向けに寝転がっておりました。何も粗相をした覚えはありませんが、きっとまたご不興を買ってしまったのでしょう。
これからお仕置きをされるのだ、とわたくしは悟ったのでした。
公爵様はわたくしの両胸の具合を確かめていらっしゃるのでしょうか、強弱をつけて揉みはじめました。
公爵様の手によって自在に形を変えるその様を、わたくしは興味深く眺めておりました。
そして乳首をちゅうちゅうと吸われると、なんだか頭を抱えて撫でて差し上げたくなって困るのでした。わたくしごときがご主人様に勝手に触れるなど恐れ多いことなのです。
やがて公爵様はわたくしの眼前でご自身の杭を取り出されました。神父様のものよりもずっと大きくて赤黒く血管が浮かび上がっているのがハッキリと見えました。
「舐めろ」
わたくしは口を大きく開いて公爵様の杭を口一杯に含みました。歯を充てないように気を付けながら、つつと舌を沿わせ上下に扱いてゆきます。
その度ビクビクと生き物のように杭は反応するのです。喉の奥まで口一杯頬張って、懸命にご奉仕させて頂いているうちに、公爵様は慌てて杭をわたくしの口から取り出しました。そして顔面に放たれる衝撃と共に生臭い匂いが鼻をつきました。視界は白いものに覆われて良く見えません。公爵様はわたくしの顔に精を放ったようでした。顔から髪までべっとりと粘ついた精に汚されているようです。
「見えないだろ?眼鏡取れよ」
こうなっては仕方ありません、わたくしは恐る恐る眼鏡を外して手渡されたタオルで顔を拭いました。少しだけさっぱりした心地がいたします。
「ありがとうございます。お見苦しいですので御前を失礼させて頂いても――」
言い終わる前に公爵様に抱き上げられて、気付けば浴室で全身を洗われておりました。
ああ、やはり出ていかなければならないのでしょうか。わたくしは重苦しい気持ちを抱えたまま公爵様のお部屋へ向かいました。
ノックをすると入れ、とお声がかかりました。お部屋へ入ると寝起きなのでしょうか、公爵様はベッドに身を起こしたままこちらをじっと見ておられました。
「服を全部脱いでこっちに来い」
わたくしはすぐに言われた通り全て服を脱ぎ、きっちりと畳んでソファの上に置かせて頂きました。
「なんだそれは」
公爵様に指差されて改めて気付きました。わたくしは仕事中胸にさらしを巻いているのです。
慌てて巻き取って公爵様のお傍に立つと、公爵様は胸を思い切り鷲掴みました。
「なんでこんな立派なもん隠してるんだ?」
「仕事の邪魔になりますので、普段はさらしを巻いております」
公爵様は無遠慮にわたくしの裸身を上から下まで眺めておられます。
「お前体は最高だな」
「お褒め頂き光栄です公爵様」
「そのメガネも取れよ」
「申し訳ございません、これは神父様より硬く禁じられておりますので……どうかお許しください」
公爵様は何か考え込まれると、わたくしの腕を掴んで手を引かれました。
わたくしは気付けばベッドの上に仰向けに寝転がっておりました。何も粗相をした覚えはありませんが、きっとまたご不興を買ってしまったのでしょう。
これからお仕置きをされるのだ、とわたくしは悟ったのでした。
公爵様はわたくしの両胸の具合を確かめていらっしゃるのでしょうか、強弱をつけて揉みはじめました。
公爵様の手によって自在に形を変えるその様を、わたくしは興味深く眺めておりました。
そして乳首をちゅうちゅうと吸われると、なんだか頭を抱えて撫でて差し上げたくなって困るのでした。わたくしごときがご主人様に勝手に触れるなど恐れ多いことなのです。
やがて公爵様はわたくしの眼前でご自身の杭を取り出されました。神父様のものよりもずっと大きくて赤黒く血管が浮かび上がっているのがハッキリと見えました。
「舐めろ」
わたくしは口を大きく開いて公爵様の杭を口一杯に含みました。歯を充てないように気を付けながら、つつと舌を沿わせ上下に扱いてゆきます。
その度ビクビクと生き物のように杭は反応するのです。喉の奥まで口一杯頬張って、懸命にご奉仕させて頂いているうちに、公爵様は慌てて杭をわたくしの口から取り出しました。そして顔面に放たれる衝撃と共に生臭い匂いが鼻をつきました。視界は白いものに覆われて良く見えません。公爵様はわたくしの顔に精を放ったようでした。顔から髪までべっとりと粘ついた精に汚されているようです。
「見えないだろ?眼鏡取れよ」
こうなっては仕方ありません、わたくしは恐る恐る眼鏡を外して手渡されたタオルで顔を拭いました。少しだけさっぱりした心地がいたします。
「ありがとうございます。お見苦しいですので御前を失礼させて頂いても――」
言い終わる前に公爵様に抱き上げられて、気付けば浴室で全身を洗われておりました。
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