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本編
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さてお楽しみのランチだよー!ワクワクしながら食堂でキョロキョロしてたらさ、いきなり腕掴まれた。さすがの私もビクッてなるよ。
「ここは初めてなのか?」
「何だグレンか。もうビックリさせないで!レベッカちゃん探してるんだから」
「もう席は用意してある。行くぞ」
「え?用意って……」
食堂は普段使いしてたし、庶民感覚で席もメニューも早い者勝ちって思ってたんだ。予め用意するもんって感覚はなかったわ……
連れてかれた先はちょっと豪華な個室みたいになってた。こんな所があったなんて知らなかったな。既にレベッカちゃんとアーサーが並んで座って待ってた。
「アンジェリカ様」
レベッカちゃんが笑顔で手振ってくれる。ああ、良いなこういうの懐かしい。この世界に来てから女の子に嫌われ過ぎてて温もりに飢えてます私。
「レベッカちゃん!ついでにアーサー」
「なんだ俺はついでかよー」
アーサーはがっはっはって豪快に笑う。ホント陽キャだなあ。こんなチャランポランが浮気?何も考えてないだけじゃないんかな?
レベッカちゃんの真前の席に座ろうとしたらさ、あのグレンが椅子引いて座らせてくれたんだよ。ちょっと紳士みたいじゃない?何か裏があるんじゃないかと胡散臭そうに見てたらいつもみたいに鼻で笑われた。何なんだよもー!
「本当に仲がよろしいのですね」
「え!?どこをどう見たらそう見えるの!?」
クスクス笑うレベッカちゃんに私驚きの白目になりそうだよ!
「いや、俺も仲良さそうに見えるな。こんな楽しそうなグレン初めて見るし」
アーサーお前は余計なこと言うな。
「ああ、そうだな。見てて飽きないなお前は」
そう言いながらグレンが私の髪の毛指にクルクル巻きつけて遊び出した。
「気安く触んなっ!」
「ボロが出てるぞ。良いのか、淑女の鏡?」
ぐぬぬぬ。私が元アンジェリカの良い評判を落としたくなくて密かに努力してること、何でかこいつは知ってる。悪い噂も頑張って払拭したいんだけど、一朝一夕には中々、ね。
外面用の淑女の顔もさ、段々板についてきたんだよ。でもグレンを前にするとあっという間に素になっちゃう。ホント私のためにもどっか行ってくれ。
「それにしてもアンジェリカちゃんって雰囲気変わったよね?何か上手く言えないけど肩の力抜けて自然体って感じ?」
「そ、そうかな!?おほほほほ!」
グレンを横目にフォロー要請。くっそー!わざと無視してやがるっ!
「アンジェリカは病気なんだ。肩の力がグニャグニャに抜ける、な」
「へーそんな病気があるのか。大変なんだなアンジェリカちゃん」
んな病気あるかー!?
「そうなの……お陰で口もお行儀もすっかり悪くなっちゃって……大目に見てね?」
でも茶番に乗っかる私。そんでもってちょっと上目遣いにおねだりポーズ。分かってるよ似合わないことくらい。でもアーサーには効いた。君チョロ過ぎか。
「そっかぁ、俺は細かいこと全然気にしないから。自然体でいいよアンジェリカちゃん」
ニカって笑うアーサー。爽やかイケメンだな、確かにこれはモテそうだ。現に私アーサーのこと好きになってるもん、人間としてね。天然人誑しってやつ?これはレベッカちゃん苦労しそうだな……
「ありがとうアーサー。そう言ってもらえると助かる」
ほんわか良い雰囲気が漂ってる中、チョイチョイっと横から髪引っ張られた。
「ここは初めてなのか?」
「何だグレンか。もうビックリさせないで!レベッカちゃん探してるんだから」
「もう席は用意してある。行くぞ」
「え?用意って……」
食堂は普段使いしてたし、庶民感覚で席もメニューも早い者勝ちって思ってたんだ。予め用意するもんって感覚はなかったわ……
連れてかれた先はちょっと豪華な個室みたいになってた。こんな所があったなんて知らなかったな。既にレベッカちゃんとアーサーが並んで座って待ってた。
「アンジェリカ様」
レベッカちゃんが笑顔で手振ってくれる。ああ、良いなこういうの懐かしい。この世界に来てから女の子に嫌われ過ぎてて温もりに飢えてます私。
「レベッカちゃん!ついでにアーサー」
「なんだ俺はついでかよー」
アーサーはがっはっはって豪快に笑う。ホント陽キャだなあ。こんなチャランポランが浮気?何も考えてないだけじゃないんかな?
レベッカちゃんの真前の席に座ろうとしたらさ、あのグレンが椅子引いて座らせてくれたんだよ。ちょっと紳士みたいじゃない?何か裏があるんじゃないかと胡散臭そうに見てたらいつもみたいに鼻で笑われた。何なんだよもー!
「本当に仲がよろしいのですね」
「え!?どこをどう見たらそう見えるの!?」
クスクス笑うレベッカちゃんに私驚きの白目になりそうだよ!
「いや、俺も仲良さそうに見えるな。こんな楽しそうなグレン初めて見るし」
アーサーお前は余計なこと言うな。
「ああ、そうだな。見てて飽きないなお前は」
そう言いながらグレンが私の髪の毛指にクルクル巻きつけて遊び出した。
「気安く触んなっ!」
「ボロが出てるぞ。良いのか、淑女の鏡?」
ぐぬぬぬ。私が元アンジェリカの良い評判を落としたくなくて密かに努力してること、何でかこいつは知ってる。悪い噂も頑張って払拭したいんだけど、一朝一夕には中々、ね。
外面用の淑女の顔もさ、段々板についてきたんだよ。でもグレンを前にするとあっという間に素になっちゃう。ホント私のためにもどっか行ってくれ。
「それにしてもアンジェリカちゃんって雰囲気変わったよね?何か上手く言えないけど肩の力抜けて自然体って感じ?」
「そ、そうかな!?おほほほほ!」
グレンを横目にフォロー要請。くっそー!わざと無視してやがるっ!
「アンジェリカは病気なんだ。肩の力がグニャグニャに抜ける、な」
「へーそんな病気があるのか。大変なんだなアンジェリカちゃん」
んな病気あるかー!?
「そうなの……お陰で口もお行儀もすっかり悪くなっちゃって……大目に見てね?」
でも茶番に乗っかる私。そんでもってちょっと上目遣いにおねだりポーズ。分かってるよ似合わないことくらい。でもアーサーには効いた。君チョロ過ぎか。
「そっかぁ、俺は細かいこと全然気にしないから。自然体でいいよアンジェリカちゃん」
ニカって笑うアーサー。爽やかイケメンだな、確かにこれはモテそうだ。現に私アーサーのこと好きになってるもん、人間としてね。天然人誑しってやつ?これはレベッカちゃん苦労しそうだな……
「ありがとうアーサー。そう言ってもらえると助かる」
ほんわか良い雰囲気が漂ってる中、チョイチョイっと横から髪引っ張られた。
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