乙女ゲーに転生!?ある日公爵令嬢になった私の物語

ゆーかり

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本編

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その日は朝からワクワクソワソワしてた。だってセレスちゃんとレベッカちゃんがお見舞いに来てくれるって連絡くれたんだもん!嬉しいいい!楽しみだなぁ。

「ご機嫌ですね」

寡黙なロニーさんが珍しく声かけてくるくらい私は浮かれてたみたい。

「はい!大好きなお友達と久々に会えるんです!嬉しくって」

ロニーさんは眩しそうに目を細めて「そうですか」って頷いてくれた。
ロニーさんって30代後半位のいわゆる燻銀系イケオジ。騎士の中でも超精鋭なんだって。そんなすごい人私には勿体ないって思ったんだけど、きっと彼程の人をつけなきゃいけない位危険って事なんだよね。ありがたく側にいてもらっとります。

そんなロニーさんを伴って応接室に入ると、セレスちゃんとレベッカちゃんが笑顔で迎えてくれた。

「アンジェリカ様!お体のほうはもう?」

「来てくれてありがとう!もう体はすっかり良くなったよー!」

「ああ、お元気そうで本当に良かった……」

ちょっと涙目のセレスちゃんにジーンとしちゃう。そんな心配してくれてたなんて……嬉しい!
しかもお見舞いにってセレスちゃんはとっておきのオススメ小説、レベッカちゃんはお手製のケーキまで持ってきてくれた!

「お元気そうで安心しました。アーサーが本当にとんでもないことを……今日も一緒に来たがったのですが、殿下のお許しを頂けなくて……」

「メレディスもまさか操られるなんて……今は無理ですがいつかアンジェリカ様に謝罪したいと申しております」

二人の笑顔が凄く辛そう。操られてただけだとしても、きっとアーサーもメレディスさんも罪悪感で苦しんでるんだろな。

「状況が落ち着くまでは仕方ないよね。二人に今度会えたら喝入れてやらないと!」

セレスちゃんはうんうんって頷いて、レベッカちゃんはまあって笑ってくれた。

「せっかくの休暇なのに外出も出来なくて退屈してたんだ。だから二人が来てくれて本当嬉しい!」

「ふふ、アンジェリカ様ったら。そうだ!殿下のお許しが頂けたら我が邸へいらっしゃいませんか?セレスさんも良かったら!丁度こちらの近くにエヴァンズ家の別邸があって、そこで毎年親しいお友達を招いてティーパーティーを開いてるんです」

「まあ!光栄ですレベッカ様」

「えええ!?すごい行きたい!グレンに聞いてみるね!」

「ええ、是非。きっとお二人にも楽しんで頂けると思いますわ」

行きたい行きたい!私の頭はもうその事でいっぱいだった。







夕方頃まで取り止めもなくおしゃべりして、セレスちゃんとレベッカちゃんは帰っていった。
私早速ウキウキでグレンに手紙書いたんだ。レベッカちゃんのティーパーティー行きたいよー許して!ってね。

返事の代わりに翌日グレン本人が来た。現在私の部屋にはグレン、私、そして何故かアズ。どうしてこうなった!?

「ダメだと言いたいところだが……条件付きで許可する」

「え!?ホント!?」

ダメ元だったし絶対却下されると思ったから私ビックリ!

「アズを連れていけ」

え!?再びビックリしてアズの方見ると、アズは何だか面白くなさそうにグレンを見てた。何だろ、この二人の間で私の知らない間に話通ってる感じ?私の疑問にグレンは気付いたみたいでニヤって笑った。

「アズとは協力関係にある。お前を守るという一点においてな」

いつの間に!?あんなに仲悪かったのになぁ。

「それで茶会はいつなんだ?」

「一週間後だよ」

「一週間……」

グレンはいつになく真剣に顔を引き締めた。
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