59 / 77
本編
57
しおりを挟む
その日は朝からワクワクソワソワしてた。だってセレスちゃんとレベッカちゃんがお見舞いに来てくれるって連絡くれたんだもん!嬉しいいい!楽しみだなぁ。
「ご機嫌ですね」
寡黙なロニーさんが珍しく声かけてくるくらい私は浮かれてたみたい。
「はい!大好きなお友達と久々に会えるんです!嬉しくって」
ロニーさんは眩しそうに目を細めて「そうですか」って頷いてくれた。
ロニーさんって30代後半位のいわゆる燻銀系イケオジ。騎士の中でも超精鋭なんだって。そんなすごい人私には勿体ないって思ったんだけど、きっと彼程の人をつけなきゃいけない位危険って事なんだよね。ありがたく側にいてもらっとります。
そんなロニーさんを伴って応接室に入ると、セレスちゃんとレベッカちゃんが笑顔で迎えてくれた。
「アンジェリカ様!お体のほうはもう?」
「来てくれてありがとう!もう体はすっかり良くなったよー!」
「ああ、お元気そうで本当に良かった……」
ちょっと涙目のセレスちゃんにジーンとしちゃう。そんな心配してくれてたなんて……嬉しい!
しかもお見舞いにってセレスちゃんはとっておきのオススメ小説、レベッカちゃんはお手製のケーキまで持ってきてくれた!
「お元気そうで安心しました。アーサーが本当にとんでもないことを……今日も一緒に来たがったのですが、殿下のお許しを頂けなくて……」
「メレディスもまさか操られるなんて……今は無理ですがいつかアンジェリカ様に謝罪したいと申しております」
二人の笑顔が凄く辛そう。操られてただけだとしても、きっとアーサーもメレディスさんも罪悪感で苦しんでるんだろな。
「状況が落ち着くまでは仕方ないよね。二人に今度会えたら喝入れてやらないと!」
セレスちゃんはうんうんって頷いて、レベッカちゃんはまあって笑ってくれた。
「せっかくの休暇なのに外出も出来なくて退屈してたんだ。だから二人が来てくれて本当嬉しい!」
「ふふ、アンジェリカ様ったら。そうだ!殿下のお許しが頂けたら我が邸へいらっしゃいませんか?セレスさんも良かったら!丁度こちらの近くにエヴァンズ家の別邸があって、そこで毎年親しいお友達を招いてティーパーティーを開いてるんです」
「まあ!光栄ですレベッカ様」
「えええ!?すごい行きたい!グレンに聞いてみるね!」
「ええ、是非。きっとお二人にも楽しんで頂けると思いますわ」
行きたい行きたい!私の頭はもうその事でいっぱいだった。
夕方頃まで取り止めもなくおしゃべりして、セレスちゃんとレベッカちゃんは帰っていった。
私早速ウキウキでグレンに手紙書いたんだ。レベッカちゃんのティーパーティー行きたいよー許して!ってね。
返事の代わりに翌日グレン本人が来た。現在私の部屋にはグレン、私、そして何故かアズ。どうしてこうなった!?
「ダメだと言いたいところだが……条件付きで許可する」
「え!?ホント!?」
ダメ元だったし絶対却下されると思ったから私ビックリ!
「アズを連れていけ」
え!?再びビックリしてアズの方見ると、アズは何だか面白くなさそうにグレンを見てた。何だろ、この二人の間で私の知らない間に話通ってる感じ?私の疑問にグレンは気付いたみたいでニヤって笑った。
「アズとは協力関係にある。お前を守るという一点においてな」
いつの間に!?あんなに仲悪かったのになぁ。
「それで茶会はいつなんだ?」
「一週間後だよ」
「一週間……」
グレンはいつになく真剣に顔を引き締めた。
「ご機嫌ですね」
寡黙なロニーさんが珍しく声かけてくるくらい私は浮かれてたみたい。
「はい!大好きなお友達と久々に会えるんです!嬉しくって」
ロニーさんは眩しそうに目を細めて「そうですか」って頷いてくれた。
ロニーさんって30代後半位のいわゆる燻銀系イケオジ。騎士の中でも超精鋭なんだって。そんなすごい人私には勿体ないって思ったんだけど、きっと彼程の人をつけなきゃいけない位危険って事なんだよね。ありがたく側にいてもらっとります。
そんなロニーさんを伴って応接室に入ると、セレスちゃんとレベッカちゃんが笑顔で迎えてくれた。
「アンジェリカ様!お体のほうはもう?」
「来てくれてありがとう!もう体はすっかり良くなったよー!」
「ああ、お元気そうで本当に良かった……」
ちょっと涙目のセレスちゃんにジーンとしちゃう。そんな心配してくれてたなんて……嬉しい!
しかもお見舞いにってセレスちゃんはとっておきのオススメ小説、レベッカちゃんはお手製のケーキまで持ってきてくれた!
「お元気そうで安心しました。アーサーが本当にとんでもないことを……今日も一緒に来たがったのですが、殿下のお許しを頂けなくて……」
「メレディスもまさか操られるなんて……今は無理ですがいつかアンジェリカ様に謝罪したいと申しております」
二人の笑顔が凄く辛そう。操られてただけだとしても、きっとアーサーもメレディスさんも罪悪感で苦しんでるんだろな。
「状況が落ち着くまでは仕方ないよね。二人に今度会えたら喝入れてやらないと!」
セレスちゃんはうんうんって頷いて、レベッカちゃんはまあって笑ってくれた。
「せっかくの休暇なのに外出も出来なくて退屈してたんだ。だから二人が来てくれて本当嬉しい!」
「ふふ、アンジェリカ様ったら。そうだ!殿下のお許しが頂けたら我が邸へいらっしゃいませんか?セレスさんも良かったら!丁度こちらの近くにエヴァンズ家の別邸があって、そこで毎年親しいお友達を招いてティーパーティーを開いてるんです」
「まあ!光栄ですレベッカ様」
「えええ!?すごい行きたい!グレンに聞いてみるね!」
「ええ、是非。きっとお二人にも楽しんで頂けると思いますわ」
行きたい行きたい!私の頭はもうその事でいっぱいだった。
夕方頃まで取り止めもなくおしゃべりして、セレスちゃんとレベッカちゃんは帰っていった。
私早速ウキウキでグレンに手紙書いたんだ。レベッカちゃんのティーパーティー行きたいよー許して!ってね。
返事の代わりに翌日グレン本人が来た。現在私の部屋にはグレン、私、そして何故かアズ。どうしてこうなった!?
「ダメだと言いたいところだが……条件付きで許可する」
「え!?ホント!?」
ダメ元だったし絶対却下されると思ったから私ビックリ!
「アズを連れていけ」
え!?再びビックリしてアズの方見ると、アズは何だか面白くなさそうにグレンを見てた。何だろ、この二人の間で私の知らない間に話通ってる感じ?私の疑問にグレンは気付いたみたいでニヤって笑った。
「アズとは協力関係にある。お前を守るという一点においてな」
いつの間に!?あんなに仲悪かったのになぁ。
「それで茶会はいつなんだ?」
「一週間後だよ」
「一週間……」
グレンはいつになく真剣に顔を引き締めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【ご報告】
2月15日付で、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。
ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。
引き続きよろしくお願いいたします。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる