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第3章 帝国編
書籍化決定SSS
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お久しぶりです。更新が遅くなってしまい本当に申し訳ございません、受験勉強で忙しくしておりました。
今回はタイトルから察している方も多いかもしれませんが……S(スペシャル)S(ショート)S(ストーリー)です!
後書きに重要なお知らせを載せておりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ちなみにアルラインたちは二章終了時の年齢です。
~~~~~~~~~~~~~
「アルくん、聞いた?」
「うん? なんのことー?」
ある日の放課後。
俺は婚約者であるシルティスクとともに、街で今話題のパンケーキのお店に来ていた。
「今月の新刊! 今すごく話題になってるのよ」
「そうなんだ! なんてタイトルの本?」
「えーっとね……あれ、なんだっけ?」
対面に座るシルが首を傾げている。
本当に可愛いなぁ……綺麗な銀髪がさらさらと揺れている様子に目を奪われる。
「うん? なぁに?」
「あ、ごめん! なんでもないよ」
見つめすぎていたようで、シルがこちらに目を向ける。
言えるわけない、可愛すぎて見惚れてた、だなんて。
だが、シルはラベンダー色の瞳を輝かせて笑みを浮かべると、おどけるような口調で言う。
「ふふっ、アルくんたら見惚れてたの?」
「っ!?」
図星すぎて黙るしかない。じわじわと顔に熱が集まってくるのを感じる。
だが、その様子に慌てたのはシルだった。
「あ、ご、ごめん! えと、えっと……」
「……プハッ、シルは本当に可愛いなぁ」
「あ、あうぅ……」
からかおうとしただけなのに、俺の反応で図星だったことに気づいてどうしたらいいかわからなくなってしまったらしい。
可愛すぎて困るよね、うん。
手を伸ばしてそっと撫でる。髪がサラサラで撫で心地がいい……
「あ、あの、アルくん? そろそろ……」
「わっ、ごめん!」
気持ちよすぎて思わず撫ですぎてしまった……シルが顔を赤らめてる。
沈黙が俺たちの間を流れる。気まずいような……でもシルとの沈黙は嫌じゃないかもしれない。
「おっまたせしました~!」
その時、パンケーキが二つ載ったお盆を片手にメイド服を着た少女が元気よく現れた。
「「え!?」」
「あっ」
見覚えのあるその子の顔に俺とシルの声が重なる。同時にその子もこちらのことに気づき声を上げた。
「……」
無言の空間。いや、こんな無言の空間は嫌いなんですが!?
しょうがない、ここは俺から話し出すしかないだろう。
腹をくくると恐る恐る言葉を発す。
「ミリア……なんでここにいるの? しかもその格好……」
「わわわわっ、いや、これは、その……!」
ピンク色の一房のアホ毛が跳ねる。
クラスメイトのミリアがメイド服姿でそこにいた。
「ってあぶない!」
「あわわっ」
ミリアがパンケーキを落としかける。俺はとっさに立って支えるとそのままパンケーキをテーブルに置いた。ってめっちゃ美味しそう。フルーツたくさんのってる……!
「あ、ありがとう……」
「気をつけてね」
「はい……」
「バイト、ですか?」
シルが恐る恐る聞く。ミリアがこくこく頷いた。
「ここがスタッフ募集してたので……制服も可愛かったし……」
モゴモゴと言う様子に俺はひらめく。
「ミリア、もしかしてメイド服好き?」
俺の言葉にミリアが慌てた様子を見せる。
「そ、そそそんなことはっ……!」
「あるんだね」
「あるんですね」
図星だったようだ。
ミリアのメイド服は、白いレースがあしらわれた黒のワンピースに真っ白なエプロン、カチューシャ、そして胸元の赤いリボンがワンポイントとなり確かにとても可愛い。
でも、やっぱりクラスメイトにその格好を見られるのは恥ずかしいのか頬を真っ赤にして目を潤ませている。
その様子に気づいたのか、シルが微笑んで言う。
「ミリアさん、とっても似合っていますね。 可愛いです」
「ほ、ほんとですか……?」
「えぇ、すごく可愛いです」
ミリアがガシッとシルの両手を掴む。
「ありがとうございます!」
「は、はい……ミリアさん? この手は……」
「ミリア、はしゃぎすぎ。確かにとっても可愛いけど」
目を輝かせて言うミリアに、シルが戸惑いの様子を見せる。俺は苦笑するしかない。
「あ、ごめんなさい! 王女様になんてこと……。アルラインくんもありがとう」
ミリアがパッと手を離す。シルが笑みを浮かべた。
「気にしてないので大丈夫ですよ、ミリアさん本当にメイド服好きなのね」
「そ、そうなのです」
シルの様子に気づき、ミリアはパッと手を離す。シルが綺麗に笑った。
あ、とそこで俺は思い出す。
「ところでさ、ミリアって小説好き?」
「え、は、はい。メイド服も小説で読んで知って……」
「じゃあさ、今月の新刊について知らない? シルが今話題になってるって言うんだけどタイトル忘れちゃったみたいで」
シルもあっという表情を浮かべる。
「もしかして……」
ミリアがちょっと待ってくださいと言って奥に引っ込む。そういえばパンケーキのこと忘れてた。冷める前に食べたい……!
そんな全然違うことを考えているとミリアが戻ってくる。
「えーっと、『貴族家三男の成り上がりライフ』って小説のことですかね?」
「そう! この本のことを言いたかったの!」
ミリアが差し出した一冊の本を見て俺は驚愕する。
こ、これはっ……!!
「僕!?」
「そうなの! 私たちが本になったのよ!」
シルが満面の笑みを浮かべている。待って待って、どういうこと……?
「これとっても面白かったです! お二人の出会いも感激でした~~!!!」
「え? ちょっと、え?」
「アルラインくんが生まれた時の様子も鮮明に描かれていて……」
「なんでそこまで書かれてるの!?」
おかしくない!? え、なんでもありなの?
「うーん、魔法かな?」
「そうそう、魔法の力よきっと!」
「魔法なんでもありかよ!?」
思わず叫んでしまったのだった。
~~~~~~~~~~~~~
読んでくださりありがとうございます!
さて、すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、この度「貴族家三男の成り上がりライフ~生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する~」がアルファポリス様より書籍化いたします!
応援してくださった皆さんのおかげで夢を叶えることができました。本当にありがとうございます!
書籍では大量改稿を行い、レベルアップした貴族家三男をお楽しみいただけます。ぜひ読んでいただけたら幸いです。
発売日は12月17日を予定しております。すでにAmazon、楽天ブックスなどのオンラインストアでは予約が開始されております(セブンネット、ヤフーショッピングでは表紙も公開されておりますよ……! 本当にすごいのでぜひ見ていただけると嬉しいです)。ぜひご予約ください!
また、書籍化に際しまして、来週17日(金)0時に二章までを取り下げさせていただきます。更新はこれまで通り続けていきます。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
それでは、今後とも貴族家三男、ひいては美原風香をどうぞよろしくお願いいたします!
今回はタイトルから察している方も多いかもしれませんが……S(スペシャル)S(ショート)S(ストーリー)です!
後書きに重要なお知らせを載せておりますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ちなみにアルラインたちは二章終了時の年齢です。
~~~~~~~~~~~~~
「アルくん、聞いた?」
「うん? なんのことー?」
ある日の放課後。
俺は婚約者であるシルティスクとともに、街で今話題のパンケーキのお店に来ていた。
「今月の新刊! 今すごく話題になってるのよ」
「そうなんだ! なんてタイトルの本?」
「えーっとね……あれ、なんだっけ?」
対面に座るシルが首を傾げている。
本当に可愛いなぁ……綺麗な銀髪がさらさらと揺れている様子に目を奪われる。
「うん? なぁに?」
「あ、ごめん! なんでもないよ」
見つめすぎていたようで、シルがこちらに目を向ける。
言えるわけない、可愛すぎて見惚れてた、だなんて。
だが、シルはラベンダー色の瞳を輝かせて笑みを浮かべると、おどけるような口調で言う。
「ふふっ、アルくんたら見惚れてたの?」
「っ!?」
図星すぎて黙るしかない。じわじわと顔に熱が集まってくるのを感じる。
だが、その様子に慌てたのはシルだった。
「あ、ご、ごめん! えと、えっと……」
「……プハッ、シルは本当に可愛いなぁ」
「あ、あうぅ……」
からかおうとしただけなのに、俺の反応で図星だったことに気づいてどうしたらいいかわからなくなってしまったらしい。
可愛すぎて困るよね、うん。
手を伸ばしてそっと撫でる。髪がサラサラで撫で心地がいい……
「あ、あの、アルくん? そろそろ……」
「わっ、ごめん!」
気持ちよすぎて思わず撫ですぎてしまった……シルが顔を赤らめてる。
沈黙が俺たちの間を流れる。気まずいような……でもシルとの沈黙は嫌じゃないかもしれない。
「おっまたせしました~!」
その時、パンケーキが二つ載ったお盆を片手にメイド服を着た少女が元気よく現れた。
「「え!?」」
「あっ」
見覚えのあるその子の顔に俺とシルの声が重なる。同時にその子もこちらのことに気づき声を上げた。
「……」
無言の空間。いや、こんな無言の空間は嫌いなんですが!?
しょうがない、ここは俺から話し出すしかないだろう。
腹をくくると恐る恐る言葉を発す。
「ミリア……なんでここにいるの? しかもその格好……」
「わわわわっ、いや、これは、その……!」
ピンク色の一房のアホ毛が跳ねる。
クラスメイトのミリアがメイド服姿でそこにいた。
「ってあぶない!」
「あわわっ」
ミリアがパンケーキを落としかける。俺はとっさに立って支えるとそのままパンケーキをテーブルに置いた。ってめっちゃ美味しそう。フルーツたくさんのってる……!
「あ、ありがとう……」
「気をつけてね」
「はい……」
「バイト、ですか?」
シルが恐る恐る聞く。ミリアがこくこく頷いた。
「ここがスタッフ募集してたので……制服も可愛かったし……」
モゴモゴと言う様子に俺はひらめく。
「ミリア、もしかしてメイド服好き?」
俺の言葉にミリアが慌てた様子を見せる。
「そ、そそそんなことはっ……!」
「あるんだね」
「あるんですね」
図星だったようだ。
ミリアのメイド服は、白いレースがあしらわれた黒のワンピースに真っ白なエプロン、カチューシャ、そして胸元の赤いリボンがワンポイントとなり確かにとても可愛い。
でも、やっぱりクラスメイトにその格好を見られるのは恥ずかしいのか頬を真っ赤にして目を潤ませている。
その様子に気づいたのか、シルが微笑んで言う。
「ミリアさん、とっても似合っていますね。 可愛いです」
「ほ、ほんとですか……?」
「えぇ、すごく可愛いです」
ミリアがガシッとシルの両手を掴む。
「ありがとうございます!」
「は、はい……ミリアさん? この手は……」
「ミリア、はしゃぎすぎ。確かにとっても可愛いけど」
目を輝かせて言うミリアに、シルが戸惑いの様子を見せる。俺は苦笑するしかない。
「あ、ごめんなさい! 王女様になんてこと……。アルラインくんもありがとう」
ミリアがパッと手を離す。シルが笑みを浮かべた。
「気にしてないので大丈夫ですよ、ミリアさん本当にメイド服好きなのね」
「そ、そうなのです」
シルの様子に気づき、ミリアはパッと手を離す。シルが綺麗に笑った。
あ、とそこで俺は思い出す。
「ところでさ、ミリアって小説好き?」
「え、は、はい。メイド服も小説で読んで知って……」
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シルもあっという表情を浮かべる。
「もしかして……」
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ミリアが差し出した一冊の本を見て俺は驚愕する。
こ、これはっ……!!
「僕!?」
「そうなの! 私たちが本になったのよ!」
シルが満面の笑みを浮かべている。待って待って、どういうこと……?
「これとっても面白かったです! お二人の出会いも感激でした~~!!!」
「え? ちょっと、え?」
「アルラインくんが生まれた時の様子も鮮明に描かれていて……」
「なんでそこまで書かれてるの!?」
おかしくない!? え、なんでもありなの?
「うーん、魔法かな?」
「そうそう、魔法の力よきっと!」
「魔法なんでもありかよ!?」
思わず叫んでしまったのだった。
~~~~~~~~~~~~~
読んでくださりありがとうございます!
さて、すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、この度「貴族家三男の成り上がりライフ~生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する~」がアルファポリス様より書籍化いたします!
応援してくださった皆さんのおかげで夢を叶えることができました。本当にありがとうございます!
書籍では大量改稿を行い、レベルアップした貴族家三男をお楽しみいただけます。ぜひ読んでいただけたら幸いです。
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それでは、今後とも貴族家三男、ひいては美原風香をどうぞよろしくお願いいたします!
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