72 / 77
真夜と孝介
72 魔王の尖兵に制裁を!
しおりを挟む
禍々しい闇が真夜の全身を包み込む。数秒後、そこに現れたのはハイレグ魔操服に身を包んだ闇の魔操師ヒルダだった。
怒りと妖気、そして久々に枷を外した魔力をジリジリと放出させながら、両手を目前に突き出して詠唱を始める。
「……シャドウウインド!」
その瞬間、闇の疾風がヒルダの周囲を走った。彼女を囲んでいた4人は、成す術なく後方へ突き飛ばされる。ヒルダは間髪入れずに、
「ブラックバースト!」
と、ヒューに向けて攻撃魔術を繰り出す。漆黒の衝撃波に呑み込まれたヒューは、そのまま何もできずに砂浜の上で転がされた。
大ダメージを受け、その場でうつ伏せになるヒュー。そんな彼にヒルダは歩み寄りながら、
「お前に……お前に何が分かるんだ! お前がコウを語る資格なんかあるのか!? コウに嘘をついたお前が、気安く昔の名を口になど……!」
ヒルダは肩をプルプルと震わせ、
「お前ごときが、私のコウの名を口にするな!」
と、言葉をぶつけた。
それに対し、
「……すみません」
ヒューはうつ伏せから徐々に起き上がりながら、そう返した。大ダメージを負っているにもかかわらず、である。
「そう……ですよね。俺は大松樹さんに嘘をついたし、本当なら大松樹さんにも奥さんにも謝らなきゃいけないと思います。……ただ、今はそれよりもやらなきゃいけないことがあるんです。それが終わったら、ちゃんとした形で謝りたいと考えてます」
ヒューはここまで話しながら、まるで何事もなかったかのように立ち上がった。
馬鹿な!? シャドウウインドとブラックバーストの直撃でも倒れないだと……?
「Sランクの超回復のスキルを身につけておいてよかったな……。戦闘1回きりの使い捨てスキルだけど、どうせ俺はこれが終わったら魔操師辞めるんだ」
「くっ……!」
「とにかく奥さん、一生のお願いです。これから先、奥さんがこの世界で安心して暮らすために奥さんの魔力を俺に——」
ヒューがそう言いかけた時だった。
「サンダーストリーム!」
玲人が雷属性の攻撃魔術を詠唱し、それがヒルダを襲った。直撃したら大ダメージ必至の太く強烈な電撃である。ヒルダは咄嗟に円殻防御の魔術を繰り出したが、タイミングが僅かに遅れて玲人の魔術を食らってしまった。
「ああっ!」
幸いにも直撃ではないが、だからといって小さいダメージでもない。ヒルダの身体がぐらついた。それを目の当たりにしたヒューが、
「レイト、攻撃しちゃダメだ!」
と、玲人を制止する。しかし、
「ヒュー、やっぱりヒルダを説得するなんて無理だ! 魔王の尖兵は討伐する以外にない!」
玲人はそう返し、同時に魔力を充填した右手をヒルダに向けた。
「ライトニングシュート!」
高電圧の塊が、容赦なくヒルダに襲いかかる。彼女は再び円殻防御を使うが、ライトニングシュートとの衝突の瞬間に魔力の殻が割れてしまった。
Sランクの魔攻増幅スキルか!?
ヒルダがそう察した直後、ライトニングシュートが彼女の全身を刺激した。皮膚という皮膚が張り裂けるような痛み、そして内臓にも達するほどの重い衝撃。ヒルダは背中から砂浜に崩れた。
私はこんなところでは死なない!
そのような思いを超音速で巡らせたヒルダは、自身の超回復スキルを発動させた。が、これはDランク。急場を凌ぐだけの回復量は見込めるが、複数人で追撃されたらさすがに対応できない。
どうにか立ち上がったヒルダに、今度はセシリアとグレゴリーが襲いかかった。
レイピアとファルシオンの猛攻。ヒルダはそれを何とか回避しつつ、
「フレイムウォール!」
と、叫んだ。ヒルダの目前の火炎の壁が立ち上る。これで時間を稼ぎ、もう一度ブラックバーストを唱えてセシリアとグレゴリーを吹き飛ばそうと考えたのだ。
が、それで足を止められたのはグレゴリーだけだった。
フレイムウォールをまったく苦にせず突っ込んできたセシリアは、Aランク以上の魔防増幅スキルを用意しているらしかった。魔術を使わない騎士にとっての定番スキルだが、AランクないしSランクとなるとそれを手に入れるためのカネがいる。……いや、よくよく考えればこのパーティーはカネの心配とはあまり縁がないだろう。何しろ、今までに何度もキシロヌ王国からの依頼を達成してそれ相応の報酬をもらっているはずだから。
ヒルダのフレイムウォールを無効にするだけの魔防増幅スキルは、彼らにとってはあまり深刻ではない買い物だった可能性すらある。
それはともかく、レイピアの刃を右肩に受けたヒルダは再び砂浜に転げ落ちた。切り傷自体はDランク超回復ですぐにリカバリーできたが、セシリアの一撃で負ったダメージはまた別の問題。たかだかDランクでは、傷はすぐに治っても体力は戻り切らない。
「やめろ、セシリア! やめるんだ!」
ヒューのその呼びかけに、セシリアはこう返す。
「うるさい! やはりこいつは魔王軍の手先だ! 説得など、最初からできない話だったんだ。ここでヒルダを討つしかない!」
セシリアは倒れたヒルダに再びレイピアを向け、
「ヒューがやらなければ、私がやるのみ……!」
と、ヒルダの左胸めがけて刃を突き刺そうとした。
*****
コウ、ごめんなさい。
私はコウが嫌いになったわけじゃないの。ただ、いきなり知ってしまったことを上手く飲み込めなかっただけなのよ?
もしも時間を巻き戻せるなら、あの時家出なんかせずにコウとじっくり話し合うべきだったわ。そうしなかったせいで、品山さんや女将さんにも迷惑をかけてしまって……。
コウ、次はどこへ取材に行くの?
世界地図で見たらあまり分からないけれど、日本って結構広い国なのよね。文化も風習も気候も全然違う地域がいくつもあって、そこにはいろいろな建物や言い伝えもあって、私の知らない魔物や妖怪もいて……。私ね、日本の妖怪のことをもっと調べて、いずれは妖怪の絵本を描いてみたいって思ってるの。せっかく出版社が私の絵を気に入ってくれたんだから、このまま本格的に絵本作家を始めてみようかなって。
ねぇコウ、あのロードスターは絶対に乗り換えちゃダメよ?
私、あのロードスターが大好きなの。今度どこかへ旅行に行く時も、私はロードスターの助手席に乗って出かけるつもりなのよ。あ、そういえばこの前行ってた河童のミイラ、私それ見てみたいな。クルマで行ったら何日かかかるって話だけど、それはそれで面白そうじゃない? だから、行ってみましょう!
コウ、私の愛するコウ。
お願い、助けて。私は死にたくない! まだまだ日本で生きていたい! コウと一緒に旅行したい! 死にたくない!
助けて——。
「真夜!」
怒りと妖気、そして久々に枷を外した魔力をジリジリと放出させながら、両手を目前に突き出して詠唱を始める。
「……シャドウウインド!」
その瞬間、闇の疾風がヒルダの周囲を走った。彼女を囲んでいた4人は、成す術なく後方へ突き飛ばされる。ヒルダは間髪入れずに、
「ブラックバースト!」
と、ヒューに向けて攻撃魔術を繰り出す。漆黒の衝撃波に呑み込まれたヒューは、そのまま何もできずに砂浜の上で転がされた。
大ダメージを受け、その場でうつ伏せになるヒュー。そんな彼にヒルダは歩み寄りながら、
「お前に……お前に何が分かるんだ! お前がコウを語る資格なんかあるのか!? コウに嘘をついたお前が、気安く昔の名を口になど……!」
ヒルダは肩をプルプルと震わせ、
「お前ごときが、私のコウの名を口にするな!」
と、言葉をぶつけた。
それに対し、
「……すみません」
ヒューはうつ伏せから徐々に起き上がりながら、そう返した。大ダメージを負っているにもかかわらず、である。
「そう……ですよね。俺は大松樹さんに嘘をついたし、本当なら大松樹さんにも奥さんにも謝らなきゃいけないと思います。……ただ、今はそれよりもやらなきゃいけないことがあるんです。それが終わったら、ちゃんとした形で謝りたいと考えてます」
ヒューはここまで話しながら、まるで何事もなかったかのように立ち上がった。
馬鹿な!? シャドウウインドとブラックバーストの直撃でも倒れないだと……?
「Sランクの超回復のスキルを身につけておいてよかったな……。戦闘1回きりの使い捨てスキルだけど、どうせ俺はこれが終わったら魔操師辞めるんだ」
「くっ……!」
「とにかく奥さん、一生のお願いです。これから先、奥さんがこの世界で安心して暮らすために奥さんの魔力を俺に——」
ヒューがそう言いかけた時だった。
「サンダーストリーム!」
玲人が雷属性の攻撃魔術を詠唱し、それがヒルダを襲った。直撃したら大ダメージ必至の太く強烈な電撃である。ヒルダは咄嗟に円殻防御の魔術を繰り出したが、タイミングが僅かに遅れて玲人の魔術を食らってしまった。
「ああっ!」
幸いにも直撃ではないが、だからといって小さいダメージでもない。ヒルダの身体がぐらついた。それを目の当たりにしたヒューが、
「レイト、攻撃しちゃダメだ!」
と、玲人を制止する。しかし、
「ヒュー、やっぱりヒルダを説得するなんて無理だ! 魔王の尖兵は討伐する以外にない!」
玲人はそう返し、同時に魔力を充填した右手をヒルダに向けた。
「ライトニングシュート!」
高電圧の塊が、容赦なくヒルダに襲いかかる。彼女は再び円殻防御を使うが、ライトニングシュートとの衝突の瞬間に魔力の殻が割れてしまった。
Sランクの魔攻増幅スキルか!?
ヒルダがそう察した直後、ライトニングシュートが彼女の全身を刺激した。皮膚という皮膚が張り裂けるような痛み、そして内臓にも達するほどの重い衝撃。ヒルダは背中から砂浜に崩れた。
私はこんなところでは死なない!
そのような思いを超音速で巡らせたヒルダは、自身の超回復スキルを発動させた。が、これはDランク。急場を凌ぐだけの回復量は見込めるが、複数人で追撃されたらさすがに対応できない。
どうにか立ち上がったヒルダに、今度はセシリアとグレゴリーが襲いかかった。
レイピアとファルシオンの猛攻。ヒルダはそれを何とか回避しつつ、
「フレイムウォール!」
と、叫んだ。ヒルダの目前の火炎の壁が立ち上る。これで時間を稼ぎ、もう一度ブラックバーストを唱えてセシリアとグレゴリーを吹き飛ばそうと考えたのだ。
が、それで足を止められたのはグレゴリーだけだった。
フレイムウォールをまったく苦にせず突っ込んできたセシリアは、Aランク以上の魔防増幅スキルを用意しているらしかった。魔術を使わない騎士にとっての定番スキルだが、AランクないしSランクとなるとそれを手に入れるためのカネがいる。……いや、よくよく考えればこのパーティーはカネの心配とはあまり縁がないだろう。何しろ、今までに何度もキシロヌ王国からの依頼を達成してそれ相応の報酬をもらっているはずだから。
ヒルダのフレイムウォールを無効にするだけの魔防増幅スキルは、彼らにとってはあまり深刻ではない買い物だった可能性すらある。
それはともかく、レイピアの刃を右肩に受けたヒルダは再び砂浜に転げ落ちた。切り傷自体はDランク超回復ですぐにリカバリーできたが、セシリアの一撃で負ったダメージはまた別の問題。たかだかDランクでは、傷はすぐに治っても体力は戻り切らない。
「やめろ、セシリア! やめるんだ!」
ヒューのその呼びかけに、セシリアはこう返す。
「うるさい! やはりこいつは魔王軍の手先だ! 説得など、最初からできない話だったんだ。ここでヒルダを討つしかない!」
セシリアは倒れたヒルダに再びレイピアを向け、
「ヒューがやらなければ、私がやるのみ……!」
と、ヒルダの左胸めがけて刃を突き刺そうとした。
*****
コウ、ごめんなさい。
私はコウが嫌いになったわけじゃないの。ただ、いきなり知ってしまったことを上手く飲み込めなかっただけなのよ?
もしも時間を巻き戻せるなら、あの時家出なんかせずにコウとじっくり話し合うべきだったわ。そうしなかったせいで、品山さんや女将さんにも迷惑をかけてしまって……。
コウ、次はどこへ取材に行くの?
世界地図で見たらあまり分からないけれど、日本って結構広い国なのよね。文化も風習も気候も全然違う地域がいくつもあって、そこにはいろいろな建物や言い伝えもあって、私の知らない魔物や妖怪もいて……。私ね、日本の妖怪のことをもっと調べて、いずれは妖怪の絵本を描いてみたいって思ってるの。せっかく出版社が私の絵を気に入ってくれたんだから、このまま本格的に絵本作家を始めてみようかなって。
ねぇコウ、あのロードスターは絶対に乗り換えちゃダメよ?
私、あのロードスターが大好きなの。今度どこかへ旅行に行く時も、私はロードスターの助手席に乗って出かけるつもりなのよ。あ、そういえばこの前行ってた河童のミイラ、私それ見てみたいな。クルマで行ったら何日かかかるって話だけど、それはそれで面白そうじゃない? だから、行ってみましょう!
コウ、私の愛するコウ。
お願い、助けて。私は死にたくない! まだまだ日本で生きていたい! コウと一緒に旅行したい! 死にたくない!
助けて——。
「真夜!」
0
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
誰でもイイけど、お前は無いわw
猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。
同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。
見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、
「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」
と言われてしまう。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる