44 / 165
さなのぶ
43.紅い遊園地
しおりを挟む
巷で有名な遊園地に来ている。ここはとてもアトラクションが楽しいと有名らしい。ここのマスコットキャラクターは兎らしい。
私が立っている兎のキャラクターを見た時、なにか不安に駆られたが私にはそれがなんなのか分からなかった。しかし、私はそれをどうしても拭えなくてその遊園地から一人で家へ帰った。その日の夜、その遊園地で大量の殺人事件が起こったことをニュースで知った。
「あとは貴女だけだよ?」
そう聞こえた。気のせいだったらいいのだが私はそれが頭からこびりついて離れなかった。
私はなにかに取り憑かれるようにして事件の起こった遊園地へと足を運んだ。何故なのかは自分にも分からなかったが封鎖された遊園地へと入っていった。
テープで封鎖された入口を潜り抜け、誰も居ないアトラクションの横を通り抜けていく。そして見つけた。ただ一人、今日私がそこに来る事が分かっていたかのように兎のキャラクターが立っていた。
「やぁ、やはり今日だと思ったよ。さて、君が最後の一人だ。私に喰われる覚悟はあるかい?」
私は何も言わない。私には兎の耳が変質していくように見えた。私はそれを『鬼』だと感じた。わタしはソウ感じた。私ワたしワタしワタシワタワタワタ・・・・・・
「あはははははは!あー・・・コレで全て終わり・・・じゃないね。次は君だよ。コレを見ている君。君は彼かな?彼女かな?どちらでもいいか・・・。じゃあ私が来るのを待っててね・・・?」
『鬼』はこちらを見た。この文を読んでいる貴方の元へと、来る日は近いのかもしれない。その『鬼』が現れたら君はもう終わりなのかもしれない。
私が立っている兎のキャラクターを見た時、なにか不安に駆られたが私にはそれがなんなのか分からなかった。しかし、私はそれをどうしても拭えなくてその遊園地から一人で家へ帰った。その日の夜、その遊園地で大量の殺人事件が起こったことをニュースで知った。
「あとは貴女だけだよ?」
そう聞こえた。気のせいだったらいいのだが私はそれが頭からこびりついて離れなかった。
私はなにかに取り憑かれるようにして事件の起こった遊園地へと足を運んだ。何故なのかは自分にも分からなかったが封鎖された遊園地へと入っていった。
テープで封鎖された入口を潜り抜け、誰も居ないアトラクションの横を通り抜けていく。そして見つけた。ただ一人、今日私がそこに来る事が分かっていたかのように兎のキャラクターが立っていた。
「やぁ、やはり今日だと思ったよ。さて、君が最後の一人だ。私に喰われる覚悟はあるかい?」
私は何も言わない。私には兎の耳が変質していくように見えた。私はそれを『鬼』だと感じた。わタしはソウ感じた。私ワたしワタしワタシワタワタワタ・・・・・・
「あはははははは!あー・・・コレで全て終わり・・・じゃないね。次は君だよ。コレを見ている君。君は彼かな?彼女かな?どちらでもいいか・・・。じゃあ私が来るのを待っててね・・・?」
『鬼』はこちらを見た。この文を読んでいる貴方の元へと、来る日は近いのかもしれない。その『鬼』が現れたら君はもう終わりなのかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる