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ゆうひ
111.路地裏の密会
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その日は肌寒い夜。暗い路地裏に集まっていた小さな小さな影。それは時間を増すごとに影が増えていく。そこへ大きな影が現れた。
「みんな夜更かしさんだね~。まぁ猫だから夜更かしとは言わないのかもしれないけど。」
小さな街灯から漏れる光が彼女の姿を映し出す。透き通る声をした彼女を。口元を隠した服、暗い路地には似つかない明るい服。少し長めの髪をした彼女が現れる。
彼女は路地裏に集まった数匹の影に手を伸ばす。1匹ずつ撫でて行く彼女を小さな影は心待ちにしている。
時刻は深夜とも言っていい。夜の鐘が0時を教える時、影を撫でていた彼女の手に雪が降り、彼女の体温に負けて溶け水となる。
「雪・・・・」
小さな影も空中を舞う白いそれに気がついたのか必死に白い雪を掴もうと手を伸ばす。
それを見て彼女が口元を抑えながら笑う。
必死に白い雪を掴もうと手を伸ばしているその小さな影達に向かって笑う。
笑って見つめていてどれだけの時間が経っただろう。いつの間にか夜が明けていた。
降り積もった雪を見ながら、朝日に照らされ見えなくなった小さな影を眺めながら彼女は路地裏から消える。
また夜に彼女はここへ帰ってくるだろう。
「みんな夜更かしさんだね~。まぁ猫だから夜更かしとは言わないのかもしれないけど。」
小さな街灯から漏れる光が彼女の姿を映し出す。透き通る声をした彼女を。口元を隠した服、暗い路地には似つかない明るい服。少し長めの髪をした彼女が現れる。
彼女は路地裏に集まった数匹の影に手を伸ばす。1匹ずつ撫でて行く彼女を小さな影は心待ちにしている。
時刻は深夜とも言っていい。夜の鐘が0時を教える時、影を撫でていた彼女の手に雪が降り、彼女の体温に負けて溶け水となる。
「雪・・・・」
小さな影も空中を舞う白いそれに気がついたのか必死に白い雪を掴もうと手を伸ばす。
それを見て彼女が口元を抑えながら笑う。
必死に白い雪を掴もうと手を伸ばしているその小さな影達に向かって笑う。
笑って見つめていてどれだけの時間が経っただろう。いつの間にか夜が明けていた。
降り積もった雪を見ながら、朝日に照らされ見えなくなった小さな影を眺めながら彼女は路地裏から消える。
また夜に彼女はここへ帰ってくるだろう。
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