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暗闇に蠢く
16、司書の過去
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「これを見ている皆様。いや、そこのお前。この文字を・・・小説を読んでいる貴様達。引きずり込まれる気分はどうだ・・・?」
何か遠い遠い声が聞こえた。聞き飽きた声。聞きたくもない声が聞こえる。それは気まぐれだったのかもしれない。しかし今となってはどうでも良い。また膝を着く。傷を負う。助けに来た彼女も苦戦している。これは渋っている場合では無い。そう感じたのだろうか。本好は戦いの中少し昔のことを思い出していた、一番自分が恐れている過去を・・・
「透明なる本ッ・・・これがそうなのか・・・。」
世界の記録をご存知だろうか。世界の記録は宇宙だろうが死神だろうが地獄だろうが天国だろうが記録していくものである。そしてその記録は透明なる本に記録され、どこかにあるとされていた。しかし、誰もそんなものを信じては居なかった。当たり前だ。そんなものがあれば世界の情報から全てを知る全知の存在になれるのだ。しかし、野心のあるものは探すに決まっている。だが、探し出したものはただの一人も居なかった。否、一人を除いて見つけられなかった。彼女は、彼女が見つけたのは神の気まぐれだったのだろうか・・・?それとも必然だったのかもしれない。それは神にしか分からない。彼女がある本を読んで、透明なる本の存在を知った。しかし、見つけられるわけないと早々に断念した。その数日後、いつものように本を読みにある図書館に来ていた。そして彼女の目にとてもとても古い本が止まった。それを手に取り、題名を見ると『見えない本』と書かれていた。それを、その本を開いた時、世界が止まった。そして声が聞こえた。とてもそれは低く、されど高いような・・・そんな今まで聞いたことも無い声だった。
「そうか・・・貴様が次の所有者か・・・。まだまだ若いな・・・だがそれで良いそれが良い!さぁ少女よ本を捲れ。
この文字を読んでいる少女。本の中に引きずり込まれるのは初めてだろう・・・!」
本から透明の見えない手のようなもので本の中へと引きずり込まれる少女。
トサッ・・・・・
日が最高に上がった時、この世界から一人本の中へと消えた。そして落ちた本は透明へと戻った。
「あぁ矮小なる人の子よ少女よ。不躾に本の中へと引きずり込んだことを詫びよう。私はアカシックレコードだ。」
「何を・・・言っている?アカシックレコードは概念のはずだろう?お前自体がそんな概念だとでも言うのか・・・?」
呆気に取られていた彼女が初めて言葉を紡ぐ。それは本当に分からないといった様子であった。
「それが私なのだ。いや、正確にはここで流れてくる情報を管理しているからアカシックレコードと言われるだけだな。」
「なるほど・・・。で、なぜ俺をここへ引きずり込んだのか教えてくれないかな・・・」
すぐにでもこの本の世界から外へ出たい彼女はそう目の前にいるであろう文字の塊に話す。返答は以外なものだった。
「別にお前が出たいと思えばここからは出られる。しかし、ここで起こった事、私について、透明の本については忘れてしまうがな。そんな情報をそのまま忘れる事はあんまり得策とは思えんがな。」
それの話が正しければ、自分の意思でここからは出られるようだがこの情報を忘れてしまうようだ。それは彼女にとっては痛手である。
「なるほど・・・じゃあ質問。最初俺が手に取った時、次の所有者と言ったな?だったら俺がお前の所有者になればこの記憶を忘れずここから出られるのか?」
「無論だ。しかし、人の脳には膨大な知識が流れ込む。数日は高熱にうなされるだろう。悪ければ死ぬかもしれない。それでも少女。お前はやるのか?」
「もちろんだ。この知識を手に入れれるのなら!お前なんぞ俺の監視下に置いてやるよ」
「面白い。もしお前が耐え切れば、新たなる能力に目覚めるだろう。」
そう告げるとそれは消えた。そして彼女は本から引きずり出されていた。記憶は定かではないが家まで帰ったところで高熱が出たところは覚えている、彼女は数十日熱が出たが、耐えきりある能力に目覚めていた。それは今、この時の為の能力なのだ・・・!
「澪さん!十秒ください!」
金色の風が渦巻く次元で本好が叫ぶ。澪は遠吠えで返事を返す。澪はできないことは出来ないと言う性格だ。できると言うことだろう。そう信じ、本好は持っていた杖を戻し、
本を取り出す。
「融合できるのはらいさんだけじゃないんですよね・・・!」
本。透明なる本は遺代機器だった。だからこそ本好はそれをずっと研究していた。だからこそこれが使える。
「《call悪魔召喚》『━━』!」
それは人には聞き取れない、されどそいつらには聞こえる言葉である。本好の頭上から現れた魔法陣からは透明な何かが出てくる。それが出てきたことを確認した本好は言葉を紡ぐ。
「《Rock》。」
本好の姿はいつものローブ姿から弓を持った、最凶のされど最強の弓使いへと変身した。
何か遠い遠い声が聞こえた。聞き飽きた声。聞きたくもない声が聞こえる。それは気まぐれだったのかもしれない。しかし今となってはどうでも良い。また膝を着く。傷を負う。助けに来た彼女も苦戦している。これは渋っている場合では無い。そう感じたのだろうか。本好は戦いの中少し昔のことを思い出していた、一番自分が恐れている過去を・・・
「透明なる本ッ・・・これがそうなのか・・・。」
世界の記録をご存知だろうか。世界の記録は宇宙だろうが死神だろうが地獄だろうが天国だろうが記録していくものである。そしてその記録は透明なる本に記録され、どこかにあるとされていた。しかし、誰もそんなものを信じては居なかった。当たり前だ。そんなものがあれば世界の情報から全てを知る全知の存在になれるのだ。しかし、野心のあるものは探すに決まっている。だが、探し出したものはただの一人も居なかった。否、一人を除いて見つけられなかった。彼女は、彼女が見つけたのは神の気まぐれだったのだろうか・・・?それとも必然だったのかもしれない。それは神にしか分からない。彼女がある本を読んで、透明なる本の存在を知った。しかし、見つけられるわけないと早々に断念した。その数日後、いつものように本を読みにある図書館に来ていた。そして彼女の目にとてもとても古い本が止まった。それを手に取り、題名を見ると『見えない本』と書かれていた。それを、その本を開いた時、世界が止まった。そして声が聞こえた。とてもそれは低く、されど高いような・・・そんな今まで聞いたことも無い声だった。
「そうか・・・貴様が次の所有者か・・・。まだまだ若いな・・・だがそれで良いそれが良い!さぁ少女よ本を捲れ。
この文字を読んでいる少女。本の中に引きずり込まれるのは初めてだろう・・・!」
本から透明の見えない手のようなもので本の中へと引きずり込まれる少女。
トサッ・・・・・
日が最高に上がった時、この世界から一人本の中へと消えた。そして落ちた本は透明へと戻った。
「あぁ矮小なる人の子よ少女よ。不躾に本の中へと引きずり込んだことを詫びよう。私はアカシックレコードだ。」
「何を・・・言っている?アカシックレコードは概念のはずだろう?お前自体がそんな概念だとでも言うのか・・・?」
呆気に取られていた彼女が初めて言葉を紡ぐ。それは本当に分からないといった様子であった。
「それが私なのだ。いや、正確にはここで流れてくる情報を管理しているからアカシックレコードと言われるだけだな。」
「なるほど・・・。で、なぜ俺をここへ引きずり込んだのか教えてくれないかな・・・」
すぐにでもこの本の世界から外へ出たい彼女はそう目の前にいるであろう文字の塊に話す。返答は以外なものだった。
「別にお前が出たいと思えばここからは出られる。しかし、ここで起こった事、私について、透明の本については忘れてしまうがな。そんな情報をそのまま忘れる事はあんまり得策とは思えんがな。」
それの話が正しければ、自分の意思でここからは出られるようだがこの情報を忘れてしまうようだ。それは彼女にとっては痛手である。
「なるほど・・・じゃあ質問。最初俺が手に取った時、次の所有者と言ったな?だったら俺がお前の所有者になればこの記憶を忘れずここから出られるのか?」
「無論だ。しかし、人の脳には膨大な知識が流れ込む。数日は高熱にうなされるだろう。悪ければ死ぬかもしれない。それでも少女。お前はやるのか?」
「もちろんだ。この知識を手に入れれるのなら!お前なんぞ俺の監視下に置いてやるよ」
「面白い。もしお前が耐え切れば、新たなる能力に目覚めるだろう。」
そう告げるとそれは消えた。そして彼女は本から引きずり出されていた。記憶は定かではないが家まで帰ったところで高熱が出たところは覚えている、彼女は数十日熱が出たが、耐えきりある能力に目覚めていた。それは今、この時の為の能力なのだ・・・!
「澪さん!十秒ください!」
金色の風が渦巻く次元で本好が叫ぶ。澪は遠吠えで返事を返す。澪はできないことは出来ないと言う性格だ。できると言うことだろう。そう信じ、本好は持っていた杖を戻し、
本を取り出す。
「融合できるのはらいさんだけじゃないんですよね・・・!」
本。透明なる本は遺代機器だった。だからこそ本好はそれをずっと研究していた。だからこそこれが使える。
「《call悪魔召喚》『━━』!」
それは人には聞き取れない、されどそいつらには聞こえる言葉である。本好の頭上から現れた魔法陣からは透明な何かが出てくる。それが出てきたことを確認した本好は言葉を紡ぐ。
「《Rock》。」
本好の姿はいつものローブ姿から弓を持った、最凶のされど最強の弓使いへと変身した。
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