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31、一騎討ち
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「さて、久しぶりだね。ねぐちゃん、冷音さん、らいくん。そしてみんな。」
「森兄・・・・!」
らいにはほとんど面識はない。しかし記憶の中にいることは覚えている。森海の能力は「追尾射撃」見た相手の特定の部位に投げた、または打った物が当たるという能力。しかし、それは相手の身体がしっかり見えないといけない。一部だけ見ても意味が無い。しかも、手に持てるサイズのものしか投げたりはできない。それがとても強かったため、彼は五将星の最強として知らしめていたのである。しかし、彼は後方支援という方が強かった、最も、近接が弱い訳では無かったのだが、強くは無かった。それに引け目を感じていたことに加えてらいに負けたことにより彼は魔王軍を辞めたのである。
「感動の再会かな?俺の目の前でそんなにしんみりするとは妬いてしまうじゃないか!あぁ、らいくん。俺は君と戦いたい・・・・逆に言えばらいくん以外に用はない。手を出す気もない。しかし・・・」
そこまでは普通に話していた。らいに向けてだったから。しかしそれがほかの多数に向いた時、彼はおぞましい覇気を放った。
「お前らが邪魔をするなら俺は容赦はしない。たとえ女であろうとも!」
それは殺す目であった。それにらいと魔王以外の全ての人が後ろへ下がった。彼から出る覇気は覇気というより邪気であった。その邪気に当てられたのからいは一歩前へと進む。
「危ないよらいくん!」
「シスター・・・!」
進もうとした彼を止めたのはシスターだった。彼女は震えながららいを呼ぶ。らいはそれを無下に出来ずに振り返った。そこには止めようとするが足が前に進まないと言った様子のりくを筆頭に、こちらに手を伸ばしていた。
「なに?そんなに死にたいの?俺はらいくんと戦いたいんだよ。引き止めんなよ?殺すぞ。」
「雨天之天雲」
流水が如く流れるようにしなる刀が稚空の肩へと迫る。りく達に目を向けていた彼は咄嗟のことに反応出来ずに左肩から右の脇腹にかけて傷を作ることになった。
「やるじゃないか!あぁ気持ちがいい!あぁこんなにもイイなんて!やはりらいくん!君は俺といるべきだ!俺は欲しいものと、女は俺のものだ。欲しいものは絶対俺のものにする。それがたとえ、人のものであっても!」
それが海賊。海賊癒雨稚空である。彼は勇者になる前に海賊なのだ。
「お前はなんのためにそこまでする。街を取らなくても良かったんじゃない?」
「いや俺はやらなければならない。この街も乗っ取らなければならない。俺は勇者になるんだ・・・」
「お前、本気で言ってんのか?」
「そうだが?何か変なこと言ったかな?」
「信長」
そうらいが言った瞬間、稚空の首が空を舞う。それを確認したあとらいが告げる。
「人を、人の家族を泣かせて、絶望に追いやって、勇者なんぞなれるか。勇者ってのは、みんなを導き、希望を与える。それが勇者だ。お前がしていることは勇者なんぞでは無い。って言っても聞こえてないだろうがな」
「聞こえているさ・・・!」
「なっ・・・」
振り向こうとしたがその前にらいは身体を満身創痍にされ、片目を失い倒れていた。
「いやぁ首を飛ばされた時はどうしようかと思ったがな。一瞬でも遅れたら俺が負けていたよ。」
首はそこに落ちている。しかし喋っている。なぜだ。それは首じゃないのか?
「蜃」
どこからかまた声が聞こえると落ちているはずの首は岩へと変身した。否、戻ったと言う方が正しいだろう。飛ばしたと思っていた首は全然別のものだったのだ。
「爪が甘いなぁ!らいくん。絶対に殺さなきゃなぁ?だから君は強くなっても勝てないんだよ?」
「ぐっ・・・」
刀を杖代わりにらいは立つ。しかしそんならいの前にみんなが立ち塞がった。
「ここからは俺達が相手だ。」
「ゴミが群れて来たところで何も変わらん。俺が負けることなど無いのだ。」
ねぐせ達含む七人と稚空の戦いが始まった。
「ダメだ・・・そいつと戦っては・・・」
「落ち着けらい。今こそ俺の能力を使う時だ。大丈夫。やれば勝てる。」
「りっくん・・・それは・・・でもお前の能力は使えば・・・」
「あぁ。使えば恐らく片目は使い物にならなくなるだろう。しかし俺の片目とこの街。天秤に賭けることもないだろう?」
「やろう。そこまでして貰うんだ。勝たなきゃ・・・」
「じゃあ行くよ。我が力において、我が片目を捧げる!混沌の夜に空を舞うそれを視るものの名は・・・『蒼空の瞳』!」
唱えた時、りくの左目は消えた。そしてらいの失った片目が開く。これはりくの能力『変質変換者』の能力である。
ものとものの場所を入れ替えることが出来る。もちろん自分の身体も交換できる。しかし転移のようなことはできない。それがりくの能力なのである。
片目が開いたあとらいは宇宙を見た。空を見たのだ。そして片目を確認すると居合の構えをとる。身体はボロボロだ。この一撃しか打てないだろう。だからこそ一撃で仕留める。
「紫伝一刀流。二の太刀。《朧霧之居合》」
全ての仲間を一瞬で通り過ぎ、彼の四肢を切り落とした。それが本物であるのかは叫んでいるところを見ると間違いないだろう。そして切り落としたあと、彼は空に叫んだ。
「シスター!」
純白の羽を生やした彼女が降りてくる・・・
「森兄・・・・!」
らいにはほとんど面識はない。しかし記憶の中にいることは覚えている。森海の能力は「追尾射撃」見た相手の特定の部位に投げた、または打った物が当たるという能力。しかし、それは相手の身体がしっかり見えないといけない。一部だけ見ても意味が無い。しかも、手に持てるサイズのものしか投げたりはできない。それがとても強かったため、彼は五将星の最強として知らしめていたのである。しかし、彼は後方支援という方が強かった、最も、近接が弱い訳では無かったのだが、強くは無かった。それに引け目を感じていたことに加えてらいに負けたことにより彼は魔王軍を辞めたのである。
「感動の再会かな?俺の目の前でそんなにしんみりするとは妬いてしまうじゃないか!あぁ、らいくん。俺は君と戦いたい・・・・逆に言えばらいくん以外に用はない。手を出す気もない。しかし・・・」
そこまでは普通に話していた。らいに向けてだったから。しかしそれがほかの多数に向いた時、彼はおぞましい覇気を放った。
「お前らが邪魔をするなら俺は容赦はしない。たとえ女であろうとも!」
それは殺す目であった。それにらいと魔王以外の全ての人が後ろへ下がった。彼から出る覇気は覇気というより邪気であった。その邪気に当てられたのからいは一歩前へと進む。
「危ないよらいくん!」
「シスター・・・!」
進もうとした彼を止めたのはシスターだった。彼女は震えながららいを呼ぶ。らいはそれを無下に出来ずに振り返った。そこには止めようとするが足が前に進まないと言った様子のりくを筆頭に、こちらに手を伸ばしていた。
「なに?そんなに死にたいの?俺はらいくんと戦いたいんだよ。引き止めんなよ?殺すぞ。」
「雨天之天雲」
流水が如く流れるようにしなる刀が稚空の肩へと迫る。りく達に目を向けていた彼は咄嗟のことに反応出来ずに左肩から右の脇腹にかけて傷を作ることになった。
「やるじゃないか!あぁ気持ちがいい!あぁこんなにもイイなんて!やはりらいくん!君は俺といるべきだ!俺は欲しいものと、女は俺のものだ。欲しいものは絶対俺のものにする。それがたとえ、人のものであっても!」
それが海賊。海賊癒雨稚空である。彼は勇者になる前に海賊なのだ。
「お前はなんのためにそこまでする。街を取らなくても良かったんじゃない?」
「いや俺はやらなければならない。この街も乗っ取らなければならない。俺は勇者になるんだ・・・」
「お前、本気で言ってんのか?」
「そうだが?何か変なこと言ったかな?」
「信長」
そうらいが言った瞬間、稚空の首が空を舞う。それを確認したあとらいが告げる。
「人を、人の家族を泣かせて、絶望に追いやって、勇者なんぞなれるか。勇者ってのは、みんなを導き、希望を与える。それが勇者だ。お前がしていることは勇者なんぞでは無い。って言っても聞こえてないだろうがな」
「聞こえているさ・・・!」
「なっ・・・」
振り向こうとしたがその前にらいは身体を満身創痍にされ、片目を失い倒れていた。
「いやぁ首を飛ばされた時はどうしようかと思ったがな。一瞬でも遅れたら俺が負けていたよ。」
首はそこに落ちている。しかし喋っている。なぜだ。それは首じゃないのか?
「蜃」
どこからかまた声が聞こえると落ちているはずの首は岩へと変身した。否、戻ったと言う方が正しいだろう。飛ばしたと思っていた首は全然別のものだったのだ。
「爪が甘いなぁ!らいくん。絶対に殺さなきゃなぁ?だから君は強くなっても勝てないんだよ?」
「ぐっ・・・」
刀を杖代わりにらいは立つ。しかしそんならいの前にみんなが立ち塞がった。
「ここからは俺達が相手だ。」
「ゴミが群れて来たところで何も変わらん。俺が負けることなど無いのだ。」
ねぐせ達含む七人と稚空の戦いが始まった。
「ダメだ・・・そいつと戦っては・・・」
「落ち着けらい。今こそ俺の能力を使う時だ。大丈夫。やれば勝てる。」
「りっくん・・・それは・・・でもお前の能力は使えば・・・」
「あぁ。使えば恐らく片目は使い物にならなくなるだろう。しかし俺の片目とこの街。天秤に賭けることもないだろう?」
「やろう。そこまでして貰うんだ。勝たなきゃ・・・」
「じゃあ行くよ。我が力において、我が片目を捧げる!混沌の夜に空を舞うそれを視るものの名は・・・『蒼空の瞳』!」
唱えた時、りくの左目は消えた。そしてらいの失った片目が開く。これはりくの能力『変質変換者』の能力である。
ものとものの場所を入れ替えることが出来る。もちろん自分の身体も交換できる。しかし転移のようなことはできない。それがりくの能力なのである。
片目が開いたあとらいは宇宙を見た。空を見たのだ。そして片目を確認すると居合の構えをとる。身体はボロボロだ。この一撃しか打てないだろう。だからこそ一撃で仕留める。
「紫伝一刀流。二の太刀。《朧霧之居合》」
全ての仲間を一瞬で通り過ぎ、彼の四肢を切り落とした。それが本物であるのかは叫んでいるところを見ると間違いないだろう。そして切り落としたあと、彼は空に叫んだ。
「シスター!」
純白の羽を生やした彼女が降りてくる・・・
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