二次創作小説

らい

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らむ

見つけて貰えるように。美しく

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夢があった。色んな世界を見に行きたかった。
でも私はこの場所から動いちゃいけない。
この場所に居なきゃ行けないんだ。
私が。私は。私が。私は。私が。私は。私が。

「なんで私だけ・・・」

膝をついて空を仰いだ。
そこには青空が見える訳でもなく、そこにあったのは煙が空を覆い尽くしていた。

空さえ自分を見放した。
私残されているのはこの踏みしめる地面だけ。私に残されたこの地面を。
私は地面に転がる石と同じだけど。
それでも、それでもあの明るい空を。

「いいかな・・・見てみたいんだ・・・」

煙がずっと私を掴んでいようと纏わりつく。
この場所から私より先に逃げ出せたあの友達に会うために。明るい空へ走るために。

私は走ってあの青空へ手を伸ばす。
その足が進む方にきっと明るい空がある筈だ。

「わぁ・・・綺麗・・・」

煙を抜けた先にあった明るい青い空。
それでも。それでも。私はあの空のようにはなれなくて。私にあの空は似合わないから。

あの空は友達の目指す場所。
なら私は共にあった大地を目指す。

「私は原石。誰かに見つけられて磨いて美しく光ろう。誰よりも美しく光る石になろう」

たとえ道端に落ちている石かもしれないけれど。
それでも拾って見つけてもらった人にとって価値のある石になれるように。


笑おう。


美しくなくていい。
でも見つけた人にとって最高の笑顔になるように。


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