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第二十一話 対決
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「ここまできたんだ。進むしかない」
ライタルは、その部屋をでると階段をふたたび登りだした。五階の踊り場まであがるとレースのカーテンがつけられた入り口が見えた。
ライタルたちは入っていく。そこは広い部屋だった。真ん中に玉座があって、そこにロズエルがすわっていた。ロズエルの後ろには、火のついた百本のろうそくが燭台にのせて並べられ、さらにその奥にサタンの黒い神像が飾られていた。神像からは、黒い煙のようなものが立ち昇り、部屋じゅうに広がっている。邪気だ。
ロズエルは、赤い服をきて胸にルーン文字が書かれた記章をつけていた。そして彼の背に黒いマントをはおっていた。
「やはり、やって来たな。もっと前に殺しておくべきだったのだが、生き伸ばさせてしまった。いつも捜し回っていたのだが、今度は、お前の方から殺されに来てくれた。決着をつけるには、最高の舞台だぞ」
そう言ったロズエルは玉座から立ちあがり、両手に二剣をたらすようにさげていた。
「父と母の仇をとらさせてもらうぞ」と言って、ライタルは剣先をロズエルに向けた。
すると、ロズエルは大声で笑った。
「お前に何ができる。返り討ちにあうだけだぞ!」
ライタルが怒りの一撃を打ち込むと、ロズエルは左の剣で受け流し、右の剣を振り下ろしてくる。何度か、剣でうち合うと、ロズエルの剣がライタルの左肩に一筋の傷をつけていた。
すぐに「王子、お手伝いいたしますぞ」と言ったメリカとシアロが、ロズエルとライタルの剣のうち合いに加わった。メリカが左側から切り込むと、ロズエルは左の剣を振って、それを受け止めた。ライタルは右を襲うがロズエルは右の剣で、それを受けてしまう。その間に、シアロはロズエルの背後に回って背中に一撃を与えた。ロズエルの黒いマントはさけ、切れた背中の赤い服からは血のついた肉が見えた。だが、背中についた傷はすぐに消えてしまっていた。
ライタルは剣を上段にかまえてロズエルの額の上に振り下ろし傷をつけた。だがその傷もすぐに跡を残すことなく消えていった。
「馬鹿な。ロズエルは人ではない!」と言ったメリカは体を沈みこませながら、左の太股の肉を切った。やはり、その傷もすぐになくなっていた。
「わしを倒せると思っているのか。サタン様のお力をえて人を越えているのだぞ。わしは王たちをも支配する皇帝になる男だ」
そう言ったロズエルは左手にもつ剣を振ってメリカの腕に傷をつけた。同時に右手に持った剣でシアロの肩を切り裂くと、ロズエルはライタルの方に顔を向け、にやりと笑った。
「お前の仲間は怪我人ばかりになったようだな」
憎悪に燃えたライタルが突きだした剣をロズエルは右の剣で弾き飛ばしたのだ。さらに、ロズエルの左剣でライタルの胸は突き刺されてしまい、ライタルは床に向かって倒れていった。
もし殺されることがあったとしても、その時は相打ちに持ち込まなければならない。
ライタルは床を転がり自分の剣を拾うと、その剣をロズエルに向かって投げつけたのだった。
剣は、ロズエルの胸深く突き刺さっていた。するとロズエルの顔が歪んだ。
刺さった剣を抜くために、ロズエルはそれを掴みながら「ああー」と声をあげていた。剣を握ったロズエルの手から白煙が上がったのだ。
「おまえ、剣に聖水をかけていたな!」
ロズエルの声を聞いて、メリカは、自分が聖水を持っていることに気が付いた。
すぐに、メリカは肩からさげていたバッグから聖水の入った瓶を取り出すと、それをロズエルに向かって投げつけた。割れた瓶から流れた聖水はロズエルの頭や胸にかかった。すると、体から白煙をたてながらロズエルは倒れていったのだ。メリカはバッグから別の瓶を取り出し、その中に入っていた聖水だけをロズエルの上にかけていた。聖水をかけられるたびにロズエルの体は溶け、泡の塊になり、やがて消えていった。
「人のままであれば、聖水で溶けることなど、ありえないことですな」と、シアロはロズエルが消えていった床の染み跡をみつめていた。
ライタルはメリカからもらった聖水を自分の胸の傷にかけながら、気力をふりしぼって立ち上がった。ライタルは剣を掴み直すとサタンの祭壇に向かって剣を振ってロウソクの火をけし、サタンの神像にむかって剣を突き出したのだ。
すると、サタンの神像は「けけけ」と叫び声をあげてライタルの剣を避け、コウモリのような羽を出して飛びあがっていた。すぐに部屋から飛びでると、天井についている窓から外へ逃げ出していった。
「ライタル様、このまま戻るには、われわれは体を壊し過ぎてしまったようですな」と、メリカは笑って見せた。
「そうだな。だが、ロズエルを倒して、父と母の仇を討つことができた。それだけでもよしとしよう。それに束の間ではあるがインガ国を取り戻すことができたのだからな」
ライタルは涙ぐんでいた。
そんな時に、たくさんの人の声がした。
階段を登って来た彼らはダラス国の制服をきた兵士だった。
「特別パーティの方々ですか?」と、一番先に階段をあがってきた兵士が声をかけてきた。
「あ~、そうだが」と、ライタルが声をだした。
「もしかして、ライタル様ですか?」
「そうだよ」
「失礼をいたしました。私はダラス国のモント。将軍を拝命いたしております」
モントは将軍にふさわしくカイゼル髭をはやしていた。
「ライタル様、すごいお怪我ではありませんか!」
「そうだな」と、ライタルは笑った。
するとモントは、後をついてきた兵士たちに向かって「怪我人を運ぶことができる担架をすぐに持ってこい。それも五つは必要だぞ」と叫んでいた。
やがて担架を持って十人の兵士たちがやってきた。彼らは担架にライタルたちのせると、塔から運び出していった。
やがて、ダラス国の兵士たちが待機している場所にライタルたちは運ばれた。
そこには五つの幌付き荷馬車がすでに用意されていた。荷馬車にはベッドがのせられていて、その上に、ライタルたちは寝かされたのだった。
すぐに兵士たちとともにライタルたちがのった荷馬車は動き出した。
しばらくして馬にのったミブライ王がライタルがいる幌馬車に近づいてきたのだ。
「ライタル様、お見事でございましたな。インガ国のロズエルを倒すことができたのはライタル様のお力があったらばこそ。それもこのように命を投げ出して戦っていただいたおかげでございます」
ミブライは目に涙を浮かべていた。
「今回はサタンとの戦い。勝つことができたのはトロ神の加護のおかげです。魔兵士もいた戦いでは、ミブライ王の兵の方々も多数お亡くなりなられたのでは?」
ライタルは同じく戦ったダラス国の兵への気遣いを言葉で述べていた。
「いやいや、私たちの兵で死んだ者は数えるほどしかおりませんぞ」
「なぜでございますか?」
「そもそも私たちはフタ―ク国の軍隊と一緒に戦おうとは考えていなかった」
「えっ、そんなことができたのですか?」
「私どもは、ライタル様がひきいる特別パーティの後について行っただけですよ。ですから、魔兵士の心配をすることなく兵を進めることができた。もちろん、その前にカント王に、特別パーティの方々をお守りするための兵団も必要でございますぞと言って了解をえておりましたのでな」
そう言ったミブライは声高に笑っていた。
「私どものすべきことは分かっておりますぞ。あなた方を、アンナ様がおられるガンダ国に一刻も早くお届けすることでございますな」と言って、ミブライは御者に向かって大声をあげて、馬の足をはやめさせた。
「だが、今度ばかりは、アンナに会うまで私が生きているかどうか、わからないな」と、幌の中のライタルは小声をだしていた。そんなライタルの胸にまいた絹布は、赤い血でにじみ濡れていた。
ライタルは、その部屋をでると階段をふたたび登りだした。五階の踊り場まであがるとレースのカーテンがつけられた入り口が見えた。
ライタルたちは入っていく。そこは広い部屋だった。真ん中に玉座があって、そこにロズエルがすわっていた。ロズエルの後ろには、火のついた百本のろうそくが燭台にのせて並べられ、さらにその奥にサタンの黒い神像が飾られていた。神像からは、黒い煙のようなものが立ち昇り、部屋じゅうに広がっている。邪気だ。
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「やはり、やって来たな。もっと前に殺しておくべきだったのだが、生き伸ばさせてしまった。いつも捜し回っていたのだが、今度は、お前の方から殺されに来てくれた。決着をつけるには、最高の舞台だぞ」
そう言ったロズエルは玉座から立ちあがり、両手に二剣をたらすようにさげていた。
「父と母の仇をとらさせてもらうぞ」と言って、ライタルは剣先をロズエルに向けた。
すると、ロズエルは大声で笑った。
「お前に何ができる。返り討ちにあうだけだぞ!」
ライタルが怒りの一撃を打ち込むと、ロズエルは左の剣で受け流し、右の剣を振り下ろしてくる。何度か、剣でうち合うと、ロズエルの剣がライタルの左肩に一筋の傷をつけていた。
すぐに「王子、お手伝いいたしますぞ」と言ったメリカとシアロが、ロズエルとライタルの剣のうち合いに加わった。メリカが左側から切り込むと、ロズエルは左の剣を振って、それを受け止めた。ライタルは右を襲うがロズエルは右の剣で、それを受けてしまう。その間に、シアロはロズエルの背後に回って背中に一撃を与えた。ロズエルの黒いマントはさけ、切れた背中の赤い服からは血のついた肉が見えた。だが、背中についた傷はすぐに消えてしまっていた。
ライタルは剣を上段にかまえてロズエルの額の上に振り下ろし傷をつけた。だがその傷もすぐに跡を残すことなく消えていった。
「馬鹿な。ロズエルは人ではない!」と言ったメリカは体を沈みこませながら、左の太股の肉を切った。やはり、その傷もすぐになくなっていた。
「わしを倒せると思っているのか。サタン様のお力をえて人を越えているのだぞ。わしは王たちをも支配する皇帝になる男だ」
そう言ったロズエルは左手にもつ剣を振ってメリカの腕に傷をつけた。同時に右手に持った剣でシアロの肩を切り裂くと、ロズエルはライタルの方に顔を向け、にやりと笑った。
「お前の仲間は怪我人ばかりになったようだな」
憎悪に燃えたライタルが突きだした剣をロズエルは右の剣で弾き飛ばしたのだ。さらに、ロズエルの左剣でライタルの胸は突き刺されてしまい、ライタルは床に向かって倒れていった。
もし殺されることがあったとしても、その時は相打ちに持ち込まなければならない。
ライタルは床を転がり自分の剣を拾うと、その剣をロズエルに向かって投げつけたのだった。
剣は、ロズエルの胸深く突き刺さっていた。するとロズエルの顔が歪んだ。
刺さった剣を抜くために、ロズエルはそれを掴みながら「ああー」と声をあげていた。剣を握ったロズエルの手から白煙が上がったのだ。
「おまえ、剣に聖水をかけていたな!」
ロズエルの声を聞いて、メリカは、自分が聖水を持っていることに気が付いた。
すぐに、メリカは肩からさげていたバッグから聖水の入った瓶を取り出すと、それをロズエルに向かって投げつけた。割れた瓶から流れた聖水はロズエルの頭や胸にかかった。すると、体から白煙をたてながらロズエルは倒れていったのだ。メリカはバッグから別の瓶を取り出し、その中に入っていた聖水だけをロズエルの上にかけていた。聖水をかけられるたびにロズエルの体は溶け、泡の塊になり、やがて消えていった。
「人のままであれば、聖水で溶けることなど、ありえないことですな」と、シアロはロズエルが消えていった床の染み跡をみつめていた。
ライタルはメリカからもらった聖水を自分の胸の傷にかけながら、気力をふりしぼって立ち上がった。ライタルは剣を掴み直すとサタンの祭壇に向かって剣を振ってロウソクの火をけし、サタンの神像にむかって剣を突き出したのだ。
すると、サタンの神像は「けけけ」と叫び声をあげてライタルの剣を避け、コウモリのような羽を出して飛びあがっていた。すぐに部屋から飛びでると、天井についている窓から外へ逃げ出していった。
「ライタル様、このまま戻るには、われわれは体を壊し過ぎてしまったようですな」と、メリカは笑って見せた。
「そうだな。だが、ロズエルを倒して、父と母の仇を討つことができた。それだけでもよしとしよう。それに束の間ではあるがインガ国を取り戻すことができたのだからな」
ライタルは涙ぐんでいた。
そんな時に、たくさんの人の声がした。
階段を登って来た彼らはダラス国の制服をきた兵士だった。
「特別パーティの方々ですか?」と、一番先に階段をあがってきた兵士が声をかけてきた。
「あ~、そうだが」と、ライタルが声をだした。
「もしかして、ライタル様ですか?」
「そうだよ」
「失礼をいたしました。私はダラス国のモント。将軍を拝命いたしております」
モントは将軍にふさわしくカイゼル髭をはやしていた。
「ライタル様、すごいお怪我ではありませんか!」
「そうだな」と、ライタルは笑った。
するとモントは、後をついてきた兵士たちに向かって「怪我人を運ぶことができる担架をすぐに持ってこい。それも五つは必要だぞ」と叫んでいた。
やがて担架を持って十人の兵士たちがやってきた。彼らは担架にライタルたちのせると、塔から運び出していった。
やがて、ダラス国の兵士たちが待機している場所にライタルたちは運ばれた。
そこには五つの幌付き荷馬車がすでに用意されていた。荷馬車にはベッドがのせられていて、その上に、ライタルたちは寝かされたのだった。
すぐに兵士たちとともにライタルたちがのった荷馬車は動き出した。
しばらくして馬にのったミブライ王がライタルがいる幌馬車に近づいてきたのだ。
「ライタル様、お見事でございましたな。インガ国のロズエルを倒すことができたのはライタル様のお力があったらばこそ。それもこのように命を投げ出して戦っていただいたおかげでございます」
ミブライは目に涙を浮かべていた。
「今回はサタンとの戦い。勝つことができたのはトロ神の加護のおかげです。魔兵士もいた戦いでは、ミブライ王の兵の方々も多数お亡くなりなられたのでは?」
ライタルは同じく戦ったダラス国の兵への気遣いを言葉で述べていた。
「いやいや、私たちの兵で死んだ者は数えるほどしかおりませんぞ」
「なぜでございますか?」
「そもそも私たちはフタ―ク国の軍隊と一緒に戦おうとは考えていなかった」
「えっ、そんなことができたのですか?」
「私どもは、ライタル様がひきいる特別パーティの後について行っただけですよ。ですから、魔兵士の心配をすることなく兵を進めることができた。もちろん、その前にカント王に、特別パーティの方々をお守りするための兵団も必要でございますぞと言って了解をえておりましたのでな」
そう言ったミブライは声高に笑っていた。
「私どものすべきことは分かっておりますぞ。あなた方を、アンナ様がおられるガンダ国に一刻も早くお届けすることでございますな」と言って、ミブライは御者に向かって大声をあげて、馬の足をはやめさせた。
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