小さなお姫さま物語

矢野 零時

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小さなお姫さま物語

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 タオ王国には、お姫さまが四人おられました。
 三番目にうまれたお姫さまはたいへん美しくきれいなお姫さまでした。でも、大人になっても、お姫さまの背は普通の人のひざの高さまでしかなかったのです。動かないでいると、きれいなお人形のようにしか見えません。父である王さまは、そのことをかくしたくて城の北にある部屋にお姫さまを住まわせてしまいました。
 他のお姫さまは、お年頃になると、よその国の王子や王さまの所に嫁いでいってしまい、城に残っているお姫さまは、小さなお姫さまだけになりました。

 お姫さまには、侍女のリーナと護衛の騎士アルトがいつもついていました。
 リーナは、お姫さまの優しい人柄をよく知っていましたから、少しでも早くすてきな王子さまと結ばれることを心から願っていました。でも、王さま夫妻は誰にもお姫さまを会わせないようにしていましたので、そんな望みは叶わないことでした。
 アルトは剣の腕もたち判断力もある若者でした。ですが、農民出の騎士でしたので、兵たちの中においてもらえませんでした。

 やがて、タオ王国はサイク国と戦争になり、王が率いていた兵はまけてしまい、城そばまでサイク国に攻められてしまったのです。このままでは、タオ王国は滅ぼされてしまうと思ったアルトは姫とリーナを幌なしの馬車にのせて、城から逃げ出したのでした。

 逃げた先は、リーナのふるさと。森近くの村でした。
 ここにリーナの家族が住んでいて、畑でできた野菜や花などを町の市場にもっていき、そこで売ってくらしていました。リーナの家族は姫さまを優しく家に迎えいれ、アルトもいっしょに住むようになりました。
 サイク国の兵たちがお姫さまのこと知って、何度もリーナの家にお姫さまを捜しにきました。すぐにお姫さまはクマの置物といっしょに人形のふりをして動かずいましたので、兵の人たちに気づかれることはありませんでした。
 でも、兵たちの話からタオ国王夫妻である父と母が死んでしまったことを知りました。

 やがて、お姫さまは、森に遊びに行くようになりました。お姫さまが森を歩いていると、森にすむリスや野ウサギの方から近づいてきました。優しいお姫さまは、動物たちに声をかけ、拾ったどんぐりや野イチゴをあげたりしていました。
 この森には小人たちが住んでいて、小人の国がありました。初めはかくれてお姫さまの様子を見ていたのですが、優しい人であることを知ると、お姫さまの前にあらわれるようになりました。

 お姫さまのことを小人たちから聞いた小人国の王子さまは、お姫さまに会いにいきました。王子さまは、一目見ただけでお姫さまのことが好きになってしまいました。王子さまは、お姫さまの前にいき、自己紹介をしました。すぐに、お姫さまも、王子さまのことが好きになりました。
 その日から、お姫さまが森にいく散歩は、王子さまとのデートになりました。
 空が晴れて青い空には雲一つない日でした。とうとう王子さまはお姫さまに結婚を申し込み、お姫さまはそれをおうけになりました。

 王子さまには、まだすることがあります。お姫さまの家族であるリーナたちの所に行って、お姫さまとの結婚を承諾していただくことです。いままで、小人の国の人が自分の方から村人の前に出ていくことなどなかったのです。危険をおかす覚悟で、王子さまはリーナの家をたずねました。ドアのノックをすると、すぐにリーナがでてきました。
 王子さまから話を聞いたリーナはすぐに微笑み、心配げにやってきたお姫さまに「おめでとうございます」と言っていました。

 やがて、結婚をした王子さまとお姫さまの間に男の子が生まれました。でも、男の子はどんどんと大きくなって、普通の人と変わらない大きさになりました。

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みんなの感想(2件)

Kabochan
2021.04.03 Kabochan

(個人的なお願い)

お願いなんですが、
私も児童書・童話で「亀太郎」っていうお話を書いたんですけど…、つまんなくて、
どうやったらうまくかけるんですか?
アドバイスお願いします。

執筆活動お忙しいと思うので断ってもらっても全然大丈夫です。



解除
Kabochan
2021.04.03 Kabochan

お姫様可哀想。
最後はほっこりするハッピーエンド!

解除

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