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大学祭ライブでの成功は、隼斗を歌手としての道を歩ませだした。
真理子の作戦は、テレビに隼斗をださせないで、全国を回って、ライブ演奏をして歩くことだった。それは、隼斗の生の声を聞かせ、下からファン層をつみあげて、隼斗をスターにしようという計画だった。そして、真理子の作戦はちゃくちゃくと成功をしていった。
弘子はファンクラブの代表者として、それについて回っていた。だが、真理子は隼斗に特別な女性がいることは、隼斗の人気に影響すると考えて、弘子を排除していった。最後には、ファンクラブの会長に男の人に選び直してしまった。
残念ながら、私は全国をまわる隼斗のライブについて行くことができなかった。それは、私の父が倒れてしまっていたからだ。
それも職場で倒れたのだ。脳梗塞。それが父の病気だった。
母からの連絡をうけ、私が病院に駆け付けた時には、すでに緊急手術が行われた後だった。病室に入った私は、体中にいくつもの細い管につながれた父を見ることになった。父のベッドのそばに椅子をおいて、母はすわっていた。
「お父さん、どうなの?」
私の問いに母は、「大丈夫よ」と言って、明るい顔をみせてくれた。
しかし、もう父は働いて生活費を稼ぐことはできない。私は大学を辞める話をした。すると、母はすぐに怒りだした。
「何をバカなことを言っているの。ここまできたのよ。ちゃんと卒業だけは、してちょうだい」
そんな母の願いに私は背くことはできなかった。まずは大学を卒業することに専念をすることにしたのだった。
父は、右半身が麻痺していた。病院での寝たきりの生活がつづく。リハビリをやっても、前のように歩くことは難しいかもしれませんと、母は医者に言われた。だが、父は杖をついてでもいいから歩けるようになりたかったのだ。必死に、父はリハビリを続け、ベッドから車椅子の上に自分でのることができるようになっていった。
だが、悪いことは続くものだ。父の腎臓に別の症状がでた。それは腎不全だった。父が生きて行くためには、今度は人工透析を受けなければならなくなったのだ。それに多額の費用が掛かり出していった。私にかくれて預金通帳を見ている母を見るのは辛かった。私は母に内緒でコンビニでのアルバイトを始め、普段の生活用品は家に買ってかえるようにしていった。
大学を出ると、地元にある商社に就職をした。父母が暮らしている家から離れるわけにはいかなかったからだ。今、生活費をかせいでいるのは、私だった。私は会社の財務の仕事をも引き受け、いつも午後八時前に家に帰ることはなかった。
真理子がたてたマコトプロの作戦は、見事に幸をそうしていた。カラオケで、隼斗の歌が歌われだしラジオのリクエストに隼斗の歌がどんどんとリクエストされだしていった。テレビに出ないことが、隼斗の価値を高めていったといえる。
そして、ラジオの番組の一つを隼斗は受け持つことになった。
その番組は「隼斗と行こう!」。
ラジオならば、どこにいたって聞くことできる。私はスマホやラジオで隼斗の声と歌を聞き続けていた。そして、時間を作ると、隼斗に向かって手紙を書き続けた。私が送った手紙を隼斗は必ず読んでくれ、リクエストの曲をかけてくれた。ラジオで隼斗の声と歌を聞くだけで、次の日に待っている職場での仕事に私は頑張ることができたのだった。
真理子の作戦は、テレビに隼斗をださせないで、全国を回って、ライブ演奏をして歩くことだった。それは、隼斗の生の声を聞かせ、下からファン層をつみあげて、隼斗をスターにしようという計画だった。そして、真理子の作戦はちゃくちゃくと成功をしていった。
弘子はファンクラブの代表者として、それについて回っていた。だが、真理子は隼斗に特別な女性がいることは、隼斗の人気に影響すると考えて、弘子を排除していった。最後には、ファンクラブの会長に男の人に選び直してしまった。
残念ながら、私は全国をまわる隼斗のライブについて行くことができなかった。それは、私の父が倒れてしまっていたからだ。
それも職場で倒れたのだ。脳梗塞。それが父の病気だった。
母からの連絡をうけ、私が病院に駆け付けた時には、すでに緊急手術が行われた後だった。病室に入った私は、体中にいくつもの細い管につながれた父を見ることになった。父のベッドのそばに椅子をおいて、母はすわっていた。
「お父さん、どうなの?」
私の問いに母は、「大丈夫よ」と言って、明るい顔をみせてくれた。
しかし、もう父は働いて生活費を稼ぐことはできない。私は大学を辞める話をした。すると、母はすぐに怒りだした。
「何をバカなことを言っているの。ここまできたのよ。ちゃんと卒業だけは、してちょうだい」
そんな母の願いに私は背くことはできなかった。まずは大学を卒業することに専念をすることにしたのだった。
父は、右半身が麻痺していた。病院での寝たきりの生活がつづく。リハビリをやっても、前のように歩くことは難しいかもしれませんと、母は医者に言われた。だが、父は杖をついてでもいいから歩けるようになりたかったのだ。必死に、父はリハビリを続け、ベッドから車椅子の上に自分でのることができるようになっていった。
だが、悪いことは続くものだ。父の腎臓に別の症状がでた。それは腎不全だった。父が生きて行くためには、今度は人工透析を受けなければならなくなったのだ。それに多額の費用が掛かり出していった。私にかくれて預金通帳を見ている母を見るのは辛かった。私は母に内緒でコンビニでのアルバイトを始め、普段の生活用品は家に買ってかえるようにしていった。
大学を出ると、地元にある商社に就職をした。父母が暮らしている家から離れるわけにはいかなかったからだ。今、生活費をかせいでいるのは、私だった。私は会社の財務の仕事をも引き受け、いつも午後八時前に家に帰ることはなかった。
真理子がたてたマコトプロの作戦は、見事に幸をそうしていた。カラオケで、隼斗の歌が歌われだしラジオのリクエストに隼斗の歌がどんどんとリクエストされだしていった。テレビに出ないことが、隼斗の価値を高めていったといえる。
そして、ラジオの番組の一つを隼斗は受け持つことになった。
その番組は「隼斗と行こう!」。
ラジオならば、どこにいたって聞くことできる。私はスマホやラジオで隼斗の声と歌を聞き続けていた。そして、時間を作ると、隼斗に向かって手紙を書き続けた。私が送った手紙を隼斗は必ず読んでくれ、リクエストの曲をかけてくれた。ラジオで隼斗の声と歌を聞くだけで、次の日に待っている職場での仕事に私は頑張ることができたのだった。
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